ナルトの世界で色々してくる   作:マックス

30 / 31


 黄薇くぁいいよきらあああああああああああああああああ!!なんかしらないけど黄薇さん関連の小説が五つくらいたまってるぜえええええええええ……コウキ君、その後ろに展開しているプライドさんを引っ込めてください、すいませんでした。


初心な気がしなくもない

 

 

 

 

 

「黄薇、もう少し落ち着いて食べろ……」

 

 

 …俺が注意しているのは人間なのか?それとも丼なのか?

 

 気付かれたら殴られても何も言えない事を思いながら、幸せそうに白米と一緒に肉などの朝からヘビーな物を食べている黄薇を眺める。

 

「だって、モグモグ…お腹へったし……プハァ!! なによりおいしいんだもん!」

 

「それはよかったなぁ…」

 

 朝飯の時間になり、俺達はみんなで外で一緒にご飯を食べることになっていた。黄薇は相も変わらず自重せずに食べ続け、追加を貰ったときには持ってきてくれた店員の顔が引きつっていた。やめたげて。

 

「しかし…」

 

 横で食べている再不斬と白の二人を、顔を動かさず目だけで見る。

 

 

 

「…再不斬さん、ちゃんとお魚も食べましょうよ」

 

「い、いや。嫌いでは無いんだが…骨を取るのが面倒なんだ」

 

「そうですか。でもバランス良く食べる為にちゃんとですね……」

 

「すまない…」

 

 なんとなく焼き魚を後回しにしていた再不斬は、その事を白に注意されていた。まるで再不斬がこd…いや、なんでもない。

 再不斬に睨まれたがスルーして箸を進める。それにしても、この味噌汁、美味いなぁ…。

 

 

「再不斬さん、よそ見しないでください。

 …全く、再不斬さんは本当に食べるのが面倒な物が嫌いですね」

 

 自分の話を聞いてないのに気が付いて、不機嫌そうな顔で再び注意する。

 

「ち、違う。嫌いな訳ではないんだ…」

 

「じゃあ、なんで毎回嫌そうに食べるんですか?」

 

「……」

 

 駄目だ此奴。完璧に尻挽かれてるやがる。だが実際に再不斬が食べている物はほとんど野菜だ。しばらく付き合って分かったが、こいつ手間が掛かる物は食べようとしやがらん。魚が嫌いな訳ではないんだろうけどなぁ…。

 

 

 白が不機嫌そうにしばらく睨んでいると、仕方ないと思ったのか顔を緩めて箸を動かし始めた。

 再不斬は白の様子を見て、苛立ちが収まった事に安堵している。言われた通りに焼き魚に手を付けるが、骨がうまく取れていない。…普段は器用なのにこんな時はなぜ不器用なんだろうか。

 

 

 その様子を白はしばらく眺めていた。すると突然何か思いついたような顔をして、再不斬の焼き魚に箸を付け始めた。

 

 何をしているか気になり、箸を止めて見る。

 

「しょうがないですねぇ、僕が取ってあげますよ」

 

 さっきとは違い、微笑を浮かべながら一生懸命魚の身を取っていた。

 

「…あぁ、ありがとな」

 

 白はその言葉には何も言わず、箸を動かしながら再不斬に笑顔を向けていた

 

「はい、どうz……」

 

 すると、白が骨を除くのが終わったと思うと、少し顔を赤らめ始めた。

 

 しばらくして、決意した表情で箸を再不斬の口の前に持っていく。

 

 

 

 

 

「…再不斬さん――あ~ん」

 

「!?」

 

 

 これは、カップルなどの恋仲同士でやる所謂“あ~ん”を白はしようとしているのか!?

 

 

 案の定、再不斬は白の積極的な行動に驚いている。というか硬直してる。

 

「再不斬さん?」

 

「っは!?」

 

 白が声を掛けると、再不斬に意識が戻り目線は目の前の魚に集まっている。

 

「…あの、やっぱりこういうのは駄目、ですか?」

 

 箸を持ったまま白は顔を赤らめて不安そうに上目遣いでそう言った。そう、上目遣いで。

 

 

 その様子を見た再不斬はまた硬直しそうになるが、そんな馬鹿に俺は思いっ切り殺気をぶつけてやった。

 

 

「(うおおおおぉぉぉ!? なんだ、一体何なんだこの状況は! 目の前は極楽と言っても過言では無いが横から感じる物が禍々しすぎるぞ!?)」

 

 目の前の馬鹿だけに向かって殺気を向けているので、他の二人は一切気づく気配はない。今ちょっと後ろの方で「…寒くね?」という会話が聞こえたが無視する事にした。

 冷や汗を大量に流している再不斬の事をまったく知らず、先程とは変わらない状態で箸を持ちながら待機する白。ついでこれは殺気をぶつけてから2,5秒の間に起こった事だ。

 

「……………。

 あ、アーン…」

 

 ジト目で見つめていると、漸く覚悟を決めて魚を口に入れていった。似合わない効果音擬きで吹きそうになったが何とか堪えた。

 何秒か口を動かしていると、再不斬は「うまい」と呟いた。それを聞いた白は花咲いたような笑顔に変わりものすごい嬉しそうにしている。白が作った訳ではないのだが、本人が良いならそれで良しとしよう。まぁ、白はもの凄い丁寧に骨を取ってたからな。

 

 

「え、エヘヘ…。再不斬さん、いつになるか分かりませんけど、僕が料理を作れるようになったら是非食べてください!」

 

「…ああ」

 

 

 

「中々微笑ましい光景だな。青春…ってやつか?」

 

 あの太い眉毛をした熱血忍者を思いだしたが、無理矢理記憶から消去する事にした。

 ご飯を食べようとすると、横から服を軽く引っ張られる。横を向く前に黄薇に呼ばれていると気付いて、一旦箸を置いて振り向く。

 

「ん? 何だ、黄、ら……」

 

 顔を横に動かして黄薇を見ると、一瞬だけ身体が硬直してしまった。

 

 

 

 

「…えへへぇ、はい、あ~ん!」

 

 黄薇先は先程の白と同じように、魚を掴んだ箸を口の近くに持ってきていた。顔を緩みきっていて、恥ずかしいのか照れているのか分からないが少し赤くなっている。

 

「あーん」

 

 俺が硬直したのも一瞬だけで、黄薇がしていることを理解すると何も迷わずに食べた。

 自然な動作で食べたのに驚いていたが、俺の口から箸が離れると魚から骨を取り始めた。どうやら今のと同じ事をしようとしているようだ。

 

 

「えへへ…」

 

 また口の前に持ってくると、黄薇は小さくはにかんだ。

 

 

 

 

 …嗚呼、もう黄薇は可愛いなぁ。

 

 

 

 

 

 朝飯も食い終わり、現在は俺と再不斬、白と黄薇で別行動をしている。といってもただ単に買い物をしているだけだ。二人にはお小遣いも渡して適当にお菓子でも買えばいいと言っておいた。白が最初「本当にお金を貰ってしまっても良いんですか?」なんてしつこく聞いて来たので、子供は大人を頼れと言うと大人しくなった。二人とも大変に聞き分けの良い子達で助かる。

 

「…おお! 何だよ、煙草もちゃんと売ってるじゃねぇか」

 

 俺達も適当にぶらぶらと回りながら何か使いそうな物は売ってないか見ている。まあ金は大丈夫だろう。しかし、結構な種類の煙草があるなぁ。元の世界のやつは無いが、俺は結構濃い奴を吸ってる。

 

 …いや、前の世界では吸ってなかったですよ?ちゃんと二十歳になってからですよ。

 

「おい、あんま吸うなよ? というかお前は煙草を吸ってる様子が無かったが、好きなのか?」

「どっちかというと微妙だな」

 

 再不斬と会話しながら三箱ほど買う。ついでに調味料も欲しいし回るか?

 

「嫌いってお前、じゃあ何で買うんだよ」

 

 まあ、一日一本吸うか吸わないかくらいだし、ここに来るまでは切れてたから吸わなかっただけだ。

 俺はたまに吸いたい時があるんだよ。

 

「…まぁ、アレだ。基本的には吸わないんだけどな、たまに吸いたくなるんだよ。まずくはないし、うまいとも思わない味だが嫌な事を忘れられるんだ」

 

「そんなもんか。

 しかし、よく考えればコウキは二十一歳で俺は十五か…。酒はこの前飲んでいたが飲み慣れていたな。こういう事を考えると、お前は本当に大人なんだなって分かるな」

 

「おいテメェそれはどういうことだゴラァ!」

 

 馬鹿な事を言うな!俺だってちゃんと計画性を立てて金とか使ってるし、こっちの世界でも勉強だってしたんだぞ!

 

「貶している訳じゃない、ただお前の俺達への接し方がそうなるんだ。距離が近いから気にならないし………何より、お前の見た目がなぁ…」

 

「見た目? …あぁ!!」

 

 そういえば、俺の格好って基本的にそこらへんの通行人だな。普段動くときはシャツだしな。

 

「というか、俺だってまだ二十過ぎたばっかりなんだからよぉ。そんなおっさん臭いだなんて言われたらショックだわ」

 

「お前が言っていた賢者の石、アレは関係ないのか?」

 

 …あぁー

 

「…いや、一応関係あると思う」

 

 こっちの世界に来たのが高二、なんだかんだで五年くらい居るのか。原作入る頃には完璧におっさんだがそこら辺は大分先だし気にしないで…。

 

「そういえば見た目が…というか年を取るのが遅いんだよ。だいたい成長する速度がお前が一年だと四年…つまり遅いんだよ、見た目の変化が」

 

「…それはすごいな」

 

「むしろ俺は身体が年を取ることに不思議だ。ストックを貯めれば基本は不死なんだからな。…詳しくは分からないが、大体そんな感覚だ」

 

 まだ五年しか経ってないので分からないが、成長が遅いのは確かだ。それに関して考えるとなぜか四年周期だと答えが導き出されるのだ。たぶんこれは知識の内に入ってるんだな。

 

「だが、俺の感覚だと三十過ぎ…つまり俺の身体が二十前後になると止まる気がする」

 

「何故分かる?」

 

「…なんとなく、だ」

 

 これに関してはそうとしか言えないな。自分でなんだけど、前の世界と比べると勉強もしたし頭は良くなったと思うし、来た時はそうでもなかったが未元物質の演算能力もあるので頭が回るのが早くなった。精神的にも成長しただろう。

 

 そんな会話をしていると、調味料、煙草、紙や筆記用具などの小道具も色々買い終わったので旅館に戻る事にする。

 店を出て店員の声を聞きながら道を進む。

 

「そういえば、ここは木の葉の里の近くか。どこで修行をしようか?」

 

「そうだな。見つからない様に山が良いんじゃないか? 思い当たりはあったりするのか?」

 

 再不斬にそう聞かれ、記憶から情報を掘り出しながら辺りを見回す。

 すると、ふと目に入った西の方にある山を指さす。

 

「あれだ、あの山は昔言ったことあるが猛獣などがいて人はいないし大事な様が無い限り誰も入らない。修行には最適だ」

 

 ついでに、猛獣達は俺がボコッたので手は出してきません。むしろ大人しすぎる。本能に従ったのか俺の言うことを聞いてくれるので近寄るなと言ったら来ないと思う。

 その事を伝えると再不斬に何をしたか聞かれたが無視した。まぁ動物でも素手で殴られて10m飛ばしたら学習するだろう。

 

 適当に話した後、旅館に着くと二人で黄薇達が着くまで出る支度をしながら待つ事にした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。