よぉ、どうもどうも…コウキだ。
少し前霧隠れの里で俺の存在を知れ渡させる為に色々して来たが…。
「なぜ俺は、今、忍に追われているのでしょうか」
「貴様!。多罪コウキだな!?」
お、どうやら俺の名前を知ってるみてぇだなぁ。
「…へぇ、じゃぁ俺をどんな奴だとも知ってると…?」
「知ってるも何も、貴様は手配書に載っているS級犯罪者だ!」
…は?事件を起こしてまだ一週間くらいしか経ってないぞ?
俺がした事っつったら、精々霧隠れの里を奴等を殺して、雷影に重症を負わせたくらいしか…あれ、他から見れば十分脅威じゃね?五影級の奴を倒すレベルの奴とか。
まぁ、他のS級犯罪者の奴等を倒せる自信はあるがな。俺くらいの実力なら、もっと上にしなきゃ駄目だぜ?
こうゆう場合は奴等に俺の能力で戦いながら、対策を立てられない用に能力の使用には気をつけるか…。普段は雷影に見せた強欲、怠惰、色欲、奥の手として憤怒の最強の眼を使うとするか……いや、もう適当でいいか?
「犯罪者…ねぇ。結構良い響きだなぁ、おい。
手配書にも載っているか。けど、お前だけで俺をたおs「増援だ!!」……早くね?」
そういえば、ここっ木の葉隠れの里の近くだったか…。道理で早い訳だ。
増援は…三人か、舐められたもんだな。
「舐められたもんだな。合計でもたった四人で俺と相対しようなんてなぁ!」
「…」
俺は忍の一人へそれなりの速さで攻撃をする……が、全て避けられるか受け止められている。
「こちらを忘れて貰っては困るぞ!」
「んぁ?」
俺は声の聞こえた方に振り返る…。そして眼に映って来たものは大きな拳だった。数メートルはある。
「!?倍加の術か!?」
「ほぉ、秋道一族の術を知っているのか」
なんとなく見た事があると思ったら、秋道一族だったか。という事は…!!
「っち、すまねぇチョウザ、避けられちまった…」
「大丈夫だ、次行くぞ」
危なかった。もう少しで影真似の術に捕まる所だった。
っち!他にも山中一族のもいる!チームワークのある猪鹿蝶で来たか!
「くそ、厄介な…」
まだ能力を使っていないし、どうにかなると思うが、油断はできないな。一人ひとりが強い為だけではなく、かなりうまいコンビネーションを使ってくる、なので反撃しにくい。
「はぁっ!」「おらっ!」
シカクといのいちの二人には、二刀で応戦している。だがそれでも反撃はしにくく、かなり面倒だ。
前の二人に気を取られていたら、隙を衝いて来て後ろからチョウザが殴りかかってきた。
「うおおぉ!!」
「なっ!?」
俺は前の二人に完全に気を取られて気付かなかった。慌てて後ろを見たらチョウザ忍び込み、手にチャクラを集めて、そのまま俺に向かって振りかぶっていた…
「惜しかったな?
しかし、今のは危なかった…」
「っ!?。」
俺は強欲、最強の盾を使い、チョウザが当ててきた腹の部分だけを硬化させた。
「あいつ…まったくダメージを受けてる様子がないぞ…。チョウザ、どうだった?」
「当たった感触自体はあった…が、当てた時の感触は完全に人肌のものではなかった」
「っとなると、なんかの術か?こりゃぁ……かなりめんどくせぇなぁ」
先ほどまで応戦してた三人は、今の攻防の結果を見て、対策を練ってるようだ。
「…んっ、ありゃぁ…」
忍びの一人が呟いたので何かと思ったと同時に、後ろから何か音が聞こえてきた。
「はああああぁぁぁっ!!」
「っな!?」
それに気付いて後ろを見たら、忍びが手に超高密度の雷遁のチャクラを纏っている状態でこちらに走ってきていた。
さっきの忍か!?しかも早い!もう間に合わ…
「雷切ぃ!」
「っがああああああああぁぁぁ!?」
俺に向かって一直線に来た忍は、一気に腕を心臓の部分を突き破った。
「っがは!!」
「…」
「おいおい、対策立てる前にどうやら決着が着いたみたいだな…。」
「すげぇな、あいつ。あの雷遁。確か雷切っつったけ?。かなりはえぇ。」
「皆さん、終わりました。さて、こいつの死体を持ってって里へ行きましょうか。」
木の葉隠れの忍達は、それぞれの話をまとめ、勝負が終わったと思い、俺の死体を連れて帰ろうとしている…。
だが…
「いってぇ、心臓に穴開いちまったじゃねぇか。…この場合は貫いたって方が正しいか?どうでもいいか」
ムクッ
「「「「っなぁ!?」」」」
俺は平気な顔をして、呟きながら服の砂埃を落としながら立ち上がった。
「…ん~?少し時間、経ってるけどまだ痺れるなぁ。どうやら中々いいのを貰っちまったみてぇだな、おかげで一回死んじまったよ。
雷切っだっけ?っということは、お前ははたけカカシか…。
完全に忘れてたぜ?注意しねぇとなぁ、そろそろ大丈夫か?」
「なっ、さっきの一撃で死んでいないだと……?」
「いや、あれは完全に胸を貫いていた。死んでなきゃおかしい…。死んでなくても致命傷だぞ!?何故平気な顔をして立ち上がってこれる!?」
「うるせぇなぁ、普通に考えろよ。常識的に考えて……心臓を貫いたんだ、死んだに決まってんだろ?」
俺は上の服を全て破り、カカシによって貫かれた心臓部分の傷口を見せた。
「ほら、これみろよ、てめぇ等が先に見た通り俺の胸、思いっ切り貫いてるじゃねぇか。痛かったんだぞ?
っと、そろそろいいか…?」
俺はそう言い、傷口を見せた状態でそのまま賢者の石を使って傷口を治していった。
グジュグチュグジュジュジュジュ…
「っな…、なんだありゃぁ…」
「っげ、あれは……」
「一体あれはなんだ?不死なのか…?」
「っく!!」
「んっん~!不死ねぇ…。なんとなくは合ってる…が、俺だって列記とした人間だ。いつか死ぬぜ?
今お前達が見たように、傷は付く。感情はあるから悲しくなったりするし、喜んだりもする。五感だってしっかりある……ほら、人間だろ?
ただ、傷が治る速度が速いって思っとけよ。大分違うが……」
「…それにしたって、そのスピードで傷が治るなんて異常過ぎる。ありえない……」
「ありえない…ねぇ?そんな事は言っちゃ駄目だぜ?
初代火影の柱間だって、あの異常的な超再生があった!忍びの世界で唯一木遁が使えた!それにありえないと思えるくらいの実力を持ってる六道仙人だっていた…
だからこそ、ありえない…なんてことはありえない!」
俺はそう言いきり、両手を大きく開いた。
「っち、お前等、なんにしてもとりあえず拘束すんぞ!」
「できるなら…な?。残念だが、こっからは覚悟してもらうぜ?」
俺は不気味な笑みを浮かべながら一気に体の表面全てを硬化させ、どんどん見た目を変えていった。
「あ~…、ハッキリ言うと、俺はこの形態が少しイヤなんだよなぁ…。顔がこえぇし格好わりぃ…。
まぁ、こちらの能力はあまり見せたくないんで、もうばれているコレで行かせてもらうぜ?。木のハの忍…」
忍び達は俺の変化した姿を見て、驚きながらも戦闘体勢に入った。
「…一気に変わったな」
「そんな事ぬかさないで構えろ、来るぞ…」
俺が強欲で全身を覆い、どちらも構えをとる。
最初に飛び出したのは俺だ。
「おっらぁ!」
四人は皆避け、まずカカシがこちらへと攻撃を始めた。
クナイを使い、素早く斬りつけてくるが、俺はそれを防御せず、手で殴りつけた。
「かはっ!」
カカシの肺からは空気が一気に出て行き、そのまま殴り飛ばした。
「はあぁっ!」
「ジャマだな…」
後ろからチョウザは、腕を先ほどより大きく倍加させ、俺を叩き潰そうとする…。
その腕を俺は掴み、そのまま勢いをつけて後ろへと力一杯投げ飛ばした。
「おらあぁ!!」
「くっ!」
どうやら地面には叩き付けられず、なんとか体を立てなおした。
俺はそれを見て、攻撃をしようとしたが、
「…なに?」
「影縛りの術…成功っと、カカシ、チョウザ、囮役ありがとな…」
「っち!、クソがっ!」
ちくしょう!、影真似の術で動けねぇ…あれは心転身の術か!。さっさと抜け出さないとヤバイな…。
「こんなジュツで…俺を縛れると思ってんじゃねぇぞ!」
「な…、急激にチャクラが増えやがった!?」
俺はチャクラを解放し、力技で影真似の術から抜け出した。
「すまねぇ…いのいち、せっかく捕まえたのに影縛りの術から抜け出されちまった…」
「いや、大丈夫だ。気にするな…。
だが、さっきのチャクラの量は一体なんなんだ!?あの量…普通じゃありえないぞ…」
俺は、基本的にチャクラや体力は切れない。賢者の石から次々と無くなった分を引き出す事が出来る。一度に出せる量自体は決まっている。
それでも俺が出せるチャクラはかなり多いが。
「いくぞ!!」「応!」「あぁ!」
猪鹿蝶の三人は影真似の術が効かないのを見て、すぐにそれぞれの戦闘体勢で武器を取って俺に攻撃を始めた。
辺りに金属同士が当たる音、そして掛け声などが響き始める。
「はあああぁぁ!!」
チョウザが俺の一瞬のスキを見て、体中に力を入れた渾身の一撃を俺に当てようと狙う。
この一撃は大振りなため、避けようとすれば避けれる。しかし俺はワザとそれを真正面から受け止めた。
「だから何回もイうが…、この状態では、そんなんじゃ全然効かねぇ…ぞおおおぉぉ!!」
「クソぉ…!?がっ、ぐはっ!!」
「「チョウザ!!」」
俺はその一撃を貰って、すぐにチョウザが下がる前に腕を捕まえて素早く何発も拳を浴びさせた。
「仲間の心パイをする暇があるなら……こっちをミな!!」
「!?、か…っは……!」「っち!、いのいちぃ!!」
俺は余所見している二人に腹に穴をあける様な勢いで腕を振り下ろし、いのいちが当たり木まで吹っ飛んだ。
どうやら、いのいちは完全にチョウザに気が行っていたようだが、シカクはなんとか避けた。
「さて、アトはお前だけか…」
「…さて、どうするかねぇ…。影縛りは効かねぇし、詰み……か?」
俺はいのいちだけに狙いを定め、勝負を終わらせようとした…。
「はあああぁあぁぁぁあ!!油断は大敵でしょ!!」
「んあぁ?」
先程に倒したと思っていたカカシが、後ろから雷切を発動しながらトップスピードと思われる速度ですぐそばまで来ていた。
そして、そのまま俺の脳味噌一直線に腕を突き出した。
「雷切っ!!」
「まぁ、残念だったな…。」
「っなに!?」「くそがっ、雷切も駄目か…。」
しかし、雷切攻撃は硬化させて効かずに弾かれた。
それを見たカカシはすぐカカシは後ろに下がって、思考に移る。
大方、雷切で死んだらよし、もしも再生するとしてもさっさと影真似などで拘束する気だったようだが、この状態の俺にはまったく効かない。
「くそ、土遁じゃぁ無かったのか!?」
「…まぁ、土遁、土矛で体の一部が変わるなんで聞いた事ねぇもんな…。こっちはあまりもう動けねぇし、こりゃ、本当の本当に詰みか…?」
カカシは土遁だと思っていた様だが、シカクはある程度予想していたようだった。そしてその予想が当たってしまったのを見て、どうするかと深く考え始めた。
「っ!?忍が何人か来てる…。こりゃまた増援か…?」
これ以上長いしてたら、どんどん増えて面倒な事になりそうだ…。
「面倒だ…、ここは引くか…」
「ふぅ…」「っ…」
二人は安堵しているようだが、それでも警戒は解いていない。
カカシの方はどうやら俺を討ち取れなく、悔しそうに顔を歪める。
「仕方無いから今回は見逃してやる…。まぁ今回は誰も殺さず見逃してやったが、次も容赦しないで…それこそ、今度こそは殺すぞ?」
「はぁ……こっちの方は御免だな。もうお前とやるのはごめんだな…」
「くそ…、次は…絶対に……」
俺は後ろの二人の言葉を聞きながら、素早く森から離れた。