ポケットモンスター トータス   作:G大佐

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レジェンズZAが発表されましたが、発売は来年……。その間に何か来るのでしょうか? 個人的には……
・ディアルガ&パルキアにオリジンフォルムが出たなら、ゼルネアスとイベルタルにメガシンカが来る?(映像がメガシンカのアイコンと効果音で締め括られている)
・上記でメガシンカして、生と死のエネルギーで生態系がヤバくなるのを抑えるためにジガルデ参戦?
・コトブキ村みたいな感じで、旧ミアレシティから他のエリアに行く感じになる?
・ポケモンとの共存や都市再開発の参考として、生態系調査のためにポケモンを捕まえていく?
・過去の話のため、ヒスイポケモンのように「昔はよく居たけど現代では滅多に見ない姿」のポケモンが追加される?

と考えています。


迷宮へ導く者

 見渡す限りの雲海。ハジメの操縦する飛行船は、シュネー雪原の上空を進んでいた。

 ハルツィナ大迷宮にて試練をクリアし、プレートと新たな仲間を得た彼らは、フェアベルゲンにて一夜を明かした後に旅を再開した。飛行船内では各々が新しい仲間とコミュニケーションを取っている。

 

「ワゥン?」

 

「他の場所は初めて見るのかい、イワンコ? この雲海の下は猛吹雪になっているんだ」

 

 シュネー雪原。そこは魔人族の領土に近く、またその気候は猛吹雪が常に発生している。この曇天が晴れるのは極稀なのだそうだ。探索するにはかなりの困難を極めるこの雪原のどこかに、大迷宮はある。

 

「(ゼクロムとレシラムが言うには、あそこには虚無の竜……キュレムが待ち構えている。だけど他の迷宮でレジ系列のポケモンが出ていたのなら、あそこにはレジアイスも待ち構えている筈だ)」

 

 首に掛けている、フリージオを模したペンダントを見る。雪原に入った辺からほんのりと青白く発光し始めた。今は光が少し強くなっている。まるで、迷宮への道を示しているかのようだった。

 

「(プレートの共鳴も起き始めている。もうそろそろ着陸を……!?)」

 

 その時だ。ズキンと頭が痛み出した。突然の不調に気付いたのか、イワンコが吼える。

 

「うっ、ぐっ……!」

 

「ッ! ワン、ワン!」

 

「おいおい、一体どうし……ハジメ!? おい、大丈夫か!」

 

 イワンコの鳴き声を聞いて操舵室に来た幸利が、片手で頭を抑えながら膝を着きそうになっているハジメに肩を貸す。幸利の大声に他の仲間たちも異変を感じて駆け付けた。

 

「ハジメ君!? ハジメ君!」

 

「天之河、操縦を頼む!」

 

「分かった!」

 

 香織がハジメに治癒魔法をかけ、幸利は彼をゆっくりと寝せる。その間の操縦を光輝が担当することになった。ハジメは苦悶の表情を浮かべている。

 

「嘘……。何これ……」

 

「何かわかったのか?」

 

 香織は技能の1つである『浸透看破』で、ハジメを診察する。魔力を相手の体内に流し込む事で、相手の症状をステータスプレートで診ることが可能なのだ。香織のステータスプレートに表示されていたのは――

 

「『生命力過多』? どういう事だ?」

 

「文字通りなら、たぶん生命力が多過ぎて体調を崩しているのかもしれないけど……」

 

 今までこの様な事が無かった為に、香織や幸利は戸惑いを隠せない。サブカル面で強い幸利は、生命力が多いなら何故体調不良が起きるのかと疑問に思う。生命力が多いということは、それだけ活力や頑丈さに優れているというイメージが彼にはあったのだ。

 

「どうしちまったんだよ、ハジメ……」

 

 

 

 

 

 その頃、光輝は飛行船を操縦していたのだが問題が発生した。

 

「何処に降りれば良いんだ……!?」

 

 そう。ハジメの持つ『キュレムへの道標』の光と、所有するプレートと大迷宮のプレートとの共鳴によって飛行できていたのだが、2つを持っているハジメが操舵室から離れたことで、迷宮の場所が分からなくなったのだ。

 辺りは広い雲海。その下は猛吹雪。着陸場所を誤れば最悪の場合、墜落もあり得る。

 どうすれば……。光輝が困り果てていた時だった。

 

 

「ヒョオォォォォォン!!」

 

 

 甲高い鳥のような鳴き声。それと同時に、飛行船の前に一匹のポケモンが現れた。

 尾羽がしなやかに揺れ、翼を大きく羽ばたかせながら滞空するその姿。何処か神秘的な雰囲気を放つそのポケモンに、光輝は目を奪われた。

 

「確か前にもこんな事あったな……。そうだ、サンダーと戦った時の! ということはもしかして、あのポケモンは……!」

 

 そう。ファイヤー、サンダーに並ぶ三鳥が一体……フリーザーである。

 ファイヤーとサンダーは、迷宮に挑む前に力試しとして襲い掛かってきた。つまりフリーザーとも戦闘する流れ……の筈だった。

 

「…………」

 

「え?」

 

 飛行船に背を向け、前へ前へと飛び進めるフリーザー。光輝は突然のことに思考が止まっていたが、フリーザーはその事を気にしない。それどころか、距離が離れると再び滞空して飛行船を見つめてくるのだ。

 

「……ついて来いと言ってるのか?」

 

 操縦桿を握り飛行船を進めると、フリーザーは再び背を向けて羽ばたいた。

 




ハジメが不調に。果たしてどうなるのか……?

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