ムゲンダイナとの戦いの中、突如現れた男。エヒトに加勢する形で現れた男に動揺していたのは、ユエだった。
「叔父さま……?」
「ユエ?」
彼女の様子に訝しむハジメだが、その様子を他所に向こうも彼女に気付いたようである。笑みを浮かべながら語り掛けてきた。
「おぉ……! アレーティア。あの封印から出てこれたのかね? ふむ……私のゴルーグも一緒のようだ」
「え、え? どういう事? アレーティアってユエの事なの?」
「確かに、ユエと言う名前を与えたのは僕だ。だけど……」
事態が分からず混乱する香織と、違和感を覚えるハジメ。ユエをオルクス大迷宮の奥へと封印したのは彼女の叔父。つまり目の前の男である事が推測出来た。
「(だけど何だ? エヒトは彼のことをアルヴヘイトと呼んでいた。何かが、何かがおかしい!)」
一方、突然の叔父の登場に驚いていたユエであったが、やがて睨みつける表情へと変わった。
「……貴方は誰」
「む? 何を言っているのだ? 伯父である私の……ディンリードの事を忘れてしまったのかい?」
「嘘を付くのが下手。エヒトはさっき貴方の事を、アルヴヘイトって呼んだ。それに、私のゴルーグは元は叔父さまのポケモンだったけれど……」
「ゴォルゥ……!」
「パートナーであった叔父様に対して、こんなに憎悪を向けることは無い! ゴルーグは、叔父さまの命令を今もなお守り続けているのだから!」
ハジメ達ですら聞いたことのない唸り声をあげるゴルーグ。ゴルーグが元のパートナーから命じられたのは、ユエを守る事。信頼のある関係でなければ数百年も守り続けることなど不可能である。それなのに、今のゴルーグは目の前の男に対して怒りを滲ませていた。
「ハジメとゼンセのように、貴方は叔父さまの肉体に取り憑いている! 答えて! 貴方は誰!!」
ユエの瞳が赤く輝く。対する男は、呆れたようにため息をつくと……その顔を下衆なものへと変貌させた。
「ディンリードぉ……! 余計な事をしてくれたわ! 魔物を守護につかせるとはなぁ!」
「やっぱり……!」
「ゴル!」
ユエとゴルーグが戦闘態勢を取る。そして、意外な者も彼女らの近くに降り立つ。
『手を貸そう』
「……イベルタル?」
幸利と恵里を背に乗せたイベルタル。その目には怒りが宿っていた。
『ようやっと理解したわ。俺の眠りを妨げた根本は……コイツだ!』
洗脳下にあったフリードの手で復活したイベルタル。ユクシー・アグノム・エムリットによって、意図的に眠りを妨げられたと彼は知った。その根本が、目の前のディンリード……否、アルヴヘイトであったのだ。
アルヴヘイトが神託という形でフリード達を洗脳し、破壊の繭を探し当て、そして赤い鎖擬きで駒にしようとした。それが事の真相である。
「えぇい、破壊の化身が! 貴様さえ操れていれば……!」
「手を貸すよユエ!」
「ハジメ! 采配頼む!」
恵里と幸利がイベルタルから降り、ユエと並ぶ。ハジメは頷くと大声で指示した。
「僕と香織とシアとミレディさんはエヒトを、ユエと幸利と恵里さんはアルヴヘイトを相手しよう! ザシアン、ザマゼンタもムゲンダイナの相手を!」
『『承知した』』
「プレートの力を受けし我らに楯突くとは愚か! アルヴヘイト、あの吸血鬼が依代だな?」
「いかにも。少々過程は狂いましたが、あの娘の不死の肉体を得られれば、御身はより完全へ近付くかと」
「良き。何としてでも手に入れよ!」
ハジメ達とエヒト達、両陣営が睨み合った。
その頃。ハイリヒ王国の城にて。
「ではリリアーナ王女。現段階は一時休戦の形でいこう」
「はい。ですが、これだけでも大きな進歩かと」
「うむ。まさか人間と魔人族とでこうして会談が行われるとは、先人も思いはしなかっただろう」
フリードとリリアーナの間で設けられた休戦協定。内容はとてもシンプルな物で、エヒト陣営との戦いの間は互いに戦闘しないという物である。これは極秘裏且つ、これからエヒト陣営との戦いに向かうフリード達に適用される。ムゲンダイナ出現による混乱の最中、敵対していた種族と休戦や和平を結ぶと宣言すれば、更なる混乱を起こしかねない為であった。
「いずれは、亜人族の方々ともお話をしたいところです」
「焦ってはならない。まずは目の前の問題を解決せねば」
「……そうでした。私は国民たちを纏めます。フリード将軍はどうか、ハジメさん達を」
「承知した」
会談の席から立ち上がるフリード。今なお人間たちから警戒の眼差しを受ける中、彼らの前に立ちはだかる者たちがいた。
「君たちは……」
「……俺たちの目的は、アンタ達と一緒だ」
光輝、雫、龍太郎、鈴、浩介によるポケモン所持チームであった。フリード達とはオルクス大迷宮にて一度敵対した間柄でもある。
「俺たちは考え無しだった」
「我々は盲信していた」
再び訪れる沈黙。だが互いにこれから言う事が分かるからこその状態であった。やがて両者は同時に動き出す。フリード達は足を進め、光輝達は進行方向をフリードに合わせる。
「ハジメ達はポケモンに詳しい。知識面では有利だけど、あの巨体が厄介だ」
「ならば手数で攻めるしか無いな。現場へはフーパの力を使う。不思議なリングで転移できるのだ」
「なるほど、それで此処まで来れたのか」
人間の勇者と魔人族の将軍、両者が手を組んだ瞬間であった。
〜もしハジメ君がZAの新メガシンカを見たら〜
「うわぁぁ新メガ! え、ウツボット!? ウツボットぉ!?」
「ルチャブルぅー! めっちゃレスラーっぽくなったぁぁ!!」
「カラマネロもう完全に宇宙人でしょこれ! 絶対に催眠イラスト増えるって! 18禁イラスト増えるって!」
「御三家ええええええ!! カロス御三家ゲホッゲホッガハァッ!」
「うぇ…、喉やらかした……喉……ライチュウぅぅぅぅ!! え、待ってXYシンカ!? 待って待って待っゲホッゲホッ!」
結論∶叫びまくってむせて喉が終了