アークナイツ トロフィー「雪ウサギは春に遊ぶ」取得RTA 作:春雨シオン
とうとうメインヒロインのご登場なRTA、第23部はーじまーるよー!
前回、スノーデビル小隊と初エンカし、フロストノヴァ姉貴と運命の出会いをしたところからですね。まあもちろん、これは恋ではなく故意、つってね!(HHEM)まあそんなふざけたことを言っている間に一触即発の雰囲気です、気合入れていきましょう。
「ドクター…。死ぬ気でやれば、私一人で奴を抑え込むくらいのことは出来るかもしれない。だがまだ死ぬわけにはいかないから、何とか上手いことやってくれ。」
「敵はまだ、こちらのすべてを理解しているわけではないはずだ。攻撃をフロストノヴァに集中させて、隙をついて撤退するぞ。」
「了解!」
サクラはこのように言っていますが、タイマンならまだしもスノーデビル小隊がほぼ健在な今、勝ち目はゼロに等しいです。その上、この辺り一帯はとある仕掛けによって極端に気温が下がっています。結果、こちらの動きは鈍くなり相手の動きは相対的に速くなるため、圧倒的な不利を強いられます。ですがこれはRTA、できる限り迅速に決着をつけたい所さんです。この寒ささえ、何とかできれば…!
「それよりも先に、貴様はなぜまだここにいる?本当に氷漬けにしてやろうか。」
「おお、怖い怖い。どうやら本当に嫌われてしまったみたいだし、僕は自分の任務に戻るとするよ!君たちが砕け散るのを見られないのが残念だけどね!あははははは!!」
そう言って去っていくメフィスト、何しに来たんですかねあいつ。しかしその間黙って見ている我々ではありません!今のうちに陣形を整え、攻撃の準備が整いました!
「狙撃、術師オペレーター、構え!目標フロストノヴァ!!」
ドクターの号令で一斉に放たれる矢やら銃弾やらアーツやらの雨!これ死ぬんじゃね?とお思いの方、ん~~~やっぱりアナタはワカってない。フロストノヴァという女を…(HNYMKOR)。
「…無駄だ。」
「!! そ、そんな…。一瞬で、氷の壁が…。」
「いや…まだだ備えろ!攻撃が来る!」
一瞬にして出現した氷の壁が味方を守っただけでなく、すぐさま粉々になって破片がこちらに飛んできます!まあこのくらいの速度なら、味方を守る余裕すらありますがね。
「…ほう。」
「トラウマを刺激しやがって…。あの時に比べれば、だいぶマシだったけどなあ。」
「やはりお前、強いな。…猶更逃がすわけにはいかない!」
「姐さん!俺たちだけで十分だ!下がっててくれ!」
「そんなこと、できるはずが、グッ、ゴホッゴホッ…。」
「アーミヤ、ドクターについてろ!奴らは私が相手する!」
「ウタゲ!!『右の壁を頼む』!!」
「ハァ!?何言ってんの!?」
そしていきなり始まるスノーデビル小隊戦!ここで注意すべきことは、『殺さない』ことです。スノーデビル小隊はフロストノヴァ姉貴にとって文字通り家族のような存在です。もろちん彼女も、仲間が死ぬのは戦場の常と理解しているので逆恨みされるようなことはありませんが、心象的には不殺の方がうま味です。氷のつぶてをガードするのに使った刀は納刀、これあるとうっかり斬っちゃうからね!
といったところで戦況を確認!向かってくる敵は4人、後ろでアーツの詠唱をしているのが3人ですね。こちらはフロリ―姉貴とその他軽傷者が複数、ウタゲ姉貴はこっちに向かっていてアーミヤはドクターについています。後はドクターがさっきの言葉を理解してくれれば…
「はぁっ!!」
うおっと、いきなりの斬撃!こいつやたら足速いっすね。一太刀目をかわした後、剣を握った手に手刀をかまし得物を落とさせます!そのまま相手の手首を掴み、自分側に引き寄せて、腹の脂肪越しに胃袋に膝を突き立てる!しばらく何も食べる気しないだろうけど勘弁な!まず一人!
うめき声をあげてぐったりしたそいつを、回転の勢いをつけて別の敵にパス!思わず受け止めてしまったそれが命取りですね。すぐに後ろに回って首の後ろをトンってする奴!今度は声すらあげさせんわ!これで二人目!
続けざまに二人やられて、残りの二人にも動揺が走ったようです!一瞬ためらった後、一人がこっちに突進してきます!ギリギリまで引き付けたところで、こっそり隠し持っていた氷のつぶてを相手の顔面にシュー!ひるんだところに隙だらけの魅せ技!しゃあっ、上段回し蹴り!ちょっと敵の首が変な音立てた気がするけど気のせいです!三人目!
四人目?消化試合ですね。大上段に構えて突っ込んできたので、目にもとまらぬ速さで懐に潜り込み、抜刀の要領で刀の柄でみぞおちに一撃!そのままずるりと力が抜けましたが、こっちに寄っかかってくるんじゃねよオラァン!?セクハラで訴えるぞ!(理不尽)
「く、くらえ!!」
あれ、やっと詠唱が終わったようですね。そんなんじゃ甘いよ。アーツによって飛んでくる氷のつぶてを回避しながら左の方へダッシュ!左側にあるビルの壁に到達したので、ここでドクターの方をチェック。…おっ、こっちにサムズアップしています!それに攻撃準備をしている遠距離部隊、これはしっかり伝わったようですね!
「フロストノヴァ!そこで伸びてる奴らは任せたぞ!」
「!? 何を…。」
お別れを言ったら左のビルの壁面に埋め込まれた源石を刀で貫き、破壊します!同時に矢やアーツが右側のビルの源石を貫きました!これが下がり続ける気温のからくりだったというわけです。こいつを破壊したことによって気温が急激に上昇、するとどうなるかというと…
「何だ、煙が…。いや、これは、水蒸気…?」
「ま、まずい!煙幕になっているぞ!」
このように靄が発生し、煙幕の代わりをしてくれるというわけです!ついでにひときわ大きい音が聞こえたかと思うと、ビルの一角が崩れていきます!気温が低すぎて撃てなくなっていたメテオリーテ姉貴の榴弾ですね!その際の埃や粉塵も我々の姿を隠してくれています!これに紛れて撤退するわけですね!
「行け!行け!とにかく走れ!急いでここを離れるぞ!」
「は、はい!」
負傷者とドクターを担ぎ上げ、全力でここを離れましょう!フロストノヴァを仕留めるのは「今」ではありません。もろちん、こ↑こ↓で倒してロドスに引き込めれば大幅短縮につながるのですが、それができない理由が2つあります。この撤退の時間を利用して説明しましょう。
一つは単純にフロストノヴァからの信頼が足りないから、というものです。不意をついて気絶させ、ロドスに運び込んだとしても、内側から氷漬けにされる方が早いでしょうね。彼女から信用してもらうためには次のイベントが非常に大事になるのですが…まあ、それを経ていない今はあきらめましょう。
もう一つはこの戦場にクソヤバい奴が来ているからです。その名をパトリオット、「愛国者」という意味です。どれくらいヤバいのかというと、最強です(断言)。SCP界隈では生物系の最強をクソトカゲと定め、それ以上の強さを設定された者は「盛りすぎ」として排除されるそうですが、それと同じようなことが言えるのではないかと思います。単純に一人の人間の強さで言えば、彼を超える者は出てこないでしょうね…!
そんな彼はフロストノヴァの父代わりをしており、彼女のことを深く愛しています。それこそ、ロドスがフロストノヴァを殺したからこそ、ロドスのことを信じるわけにはいかないと言うほどに。そんなパトリオットの前でフロストノヴァをボコボコにして拉致するところなんて見られたら、ロドス最後の日は確実ですね…(震え声)。幸いさっきの戦闘が終わったあと、フロストノヴァ姉貴から「自分の任務に戻れや(意訳)」と言われてここを去るので、ここからは大丈夫です。
とと、説明していたらスノーデビル小隊に追いつかれてしまいました!瓦礫が道をふさぎ、それをどかすのに時間がかかっているためです!落地斬を使えば切り開けるかもしれませんが、血を吸えないのでまた体力をごっそり持っていかれる羽目になるためキャンセルだ。再び始まりそうな戦闘の予感、アブナイ!ですが大丈夫、頼りになる助っ人がいるからですね!
「アーミヤちゃん、いる?」
「…。」
「…。」
「…終わった。」
通信が入った途端、ロドスのオペレーターたちの間に流れる沈黙。新参の私たちには想像もできないようなハチャメチャをやったんでしょうね、あの人…。
「え、どったの皆?せっかく援軍が来るってんだからウェイウェイするとこじゃないの?」
困惑するウタゲ姉貴、何か新鮮っすね。あの人が現れてからの顔をぜひ見たいところですが、こっからフルスロットルなのでそんな暇はありません。残念!
「あと200メートルくらい!ちょっと後ろに下がっててね!」
「あ……ああ…ボクも今…そっちに……」
あれ、何か聞き覚えのある声が…ま、まさかね。
―――――――――
「もう一度確認するけどさ。本当に一緒に来るんだね?着地はちゃんと手伝ってあげるけど、敵は相当強いからね!」
「だ、大丈夫!…です。だって、サクラが…友達が行ってるから!ボクだって、何かの役に立ちたいんだもん!」
「…そっか!オッケー、じゃあ飛び降りるから準備して!私にしっかり掴まっててね!」
「は、はいっ!」
ロドスの所有する飛行装置の一つ、グッドガイ号。それはとっておきの兵器を積んでやってきた。大砲?爆弾?それよりも遥かに強大なものをだ。後ろのハッチが開き、
「う わ あ あ あ あ ああ ああああ!!」
…同乗者にとっては、たまったものではなかったが。
―――――――――
「十分…だと?」
言い終わるくらいの時、フロストノヴァ姉貴との間に激しい衝撃!とっておきの助っ人がやってきました!ロドスの黒い太陽!80%くらいミサトさん!ブレイズ姉貴の登場だあああ!
「ハァイ、レユニオンの皆。感染者を敵にしたくはないんだけど、ロドスの仲間たちを傷つけるってんなら、話は別だよね?」
「う、うう…生きてる?ボクまだ生きてる?」
「うーん大丈夫!抜けちゃった腰がもとに戻ったら、さっそく戦いが始まるよ!ほらロープちゃん、しっかり準備して!」
ゲェー!ロープ姉貴!?何してんすか、まずいですよ!
「サ、サクラが置いてっちゃうからじゃん…!ボクのことが必要だって言ってたクセに!」
「だからってお前、こんなとこまで来なくても」
「とにかく!危なくなったらすぐ逃げるからね!ボクと一緒に逃げるんだよ!?」
まさかこんなところで痴話げんかをする羽目になるとはこのリハクの目をもってしても…(ry。フロストノヴァ姉貴も若干困惑気味ですし。それでも意識はしっかりブレイズ姉貴に向けられているあたり、さすがと言ったところでしょうか。
「フフフ、元気でしょ?私も元気が有り余って沸騰しちゃいそうなくらいだし、あなたの冷気と私の熱気、どっちが強いか試してみよっか?」
「ほざけ…!」
ぶつかり合う熱気と冷気!悔しいですが、ここに割り込む余地はありませんね…!
「すごい力だ…!彼女は、一体…?」
「ブレイズさんはロドスのエリートオペレーターの一人なんです。あのように、熱を発生させるアーツを使用されており…うぅっ!」
おっと、いきなり止んだ押し比べ!最初のマッチアップは五分と言ったところでしょうか。
「ハァ、ハァッ…!どうして、致死性のアーツを使わないの?」
「ウッ、ゴホッゴホッ…!」
「…なるほどね。君の命を削って使ってるアーツなわけだ。」
「姐さん…!これ以上は危険だ!ここは退こう!」
「だが、奴らが…!奴らが龍門の同胞に、何をするかわからない以上!ここで逃がすわけにはいかない!」
「姐さん…。」
うっ、フロストノヴァ姉貴のアーツが急激に高まっていきます!これはちとマズいですよ!
「温度差を作り、大地を引き裂く! ~♪♪!!」
「…マジか。」
地面が地割れのように引き裂かれ、建物が倒壊してきます!ヤバいヤバい(危機感)。
「ド、ドクター!ドクターの足元が、穴になります!」
「跳んでドクター!こっちに!」
「サクラ!早くこっち来て!」
「待ってて!今、縄をそっちに…」
「誰か、ドクターを助けて!ブレイズさんがダメなら、私が!」
「ダメ!危ないって!メテオリーテ、アーミヤちゃんを投げるから受け止めて!」
「わかったわ!皆、こっちへ!」
「ダメ、ダメ!ドクター!!」
「…心配するな、アーミヤ。」
この瞬間を待っていたんだ!(SHLK)不安定な足場を蹴って、急ぎドクターのもとへ駆けつけます!しかし助けるわけではありません。そんなことのためにここまで来たわけじゃないんです!
「…サクラ!?」
「サクラ!!縄、掴んで!!!」
ロープ姉貴が必死にかぎ縄を投擲していますが、申し訳ないが救助はNG。頑なに無視します。
「ドクター…落ちるのは、初めてか?」
「…ああ。できれば、やりたくなかったな。」
「まあ心配するな。それより、落下の童貞ってやつをこんな美少女といっしょに捨てられるんだ、きっといい体験になるさ。」
「サクラ!!早く、縄を!ボクのかぎ縄を掴んでってば!!?」
「悪い、ロープ!!それとウタゲ!でも大丈夫だ。」
刀の柄をしっかり握ったまま、彼女は微笑んだ。
「―――――信じて!」
にっこりと笑ったまま、彼女とドクターは2人の前から姿を消し…
奈落の底へ、落ちて行った。
今回のサブタイトル、biim父が降りてきたと思いました(小並感)。(商標登録したほうがいい可能性が)濃いすか?ダブルミーニングに気づいてほしいのであとがきでアピールする作者の屑。
次回作、どっちがいいんすか?
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強面トレーナー、TSする。
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