アークナイツ トロフィー「雪ウサギは春に遊ぶ」取得RTA 作:春雨シオン
いよいよ終わりが見えてきましたRTA、第24部はーじまーるよー!
前回、ドクターと一緒に落下することにより、フロストノヴァ姉貴と接触することに成功しました!結果、彼女を助ける、そのために『彼女を殺さないようにしながら勝つ』という目標を掲げ、現在は龍門の救援に向かっているシーンです。ロドスの所有する飛行装置…グッドガイ号に乗り込み、龍門近衛局のビルに向かっております。
状況としましては、龍門に既にレユニオンが侵攻し、支配しつつあります。このままでは完全に龍門こわれる、というところまで来ていますね。その上、ここからは『守る』ではなく『取り返す』戦いです。砦を責めるのには敵の3倍の兵力がいると言われるように、罠やら伏兵やらで、ここからは集中していかなきゃ(RPRM)。
そしてもう一つ、やっておきたいことがあります。それは目の前で医療オペレーターに怒られながら治療を受けている、ブレイズ姉貴と話をしておくことです!彼女と知り合ったことはありませんが、このRTAのラストバトルであるフロストノヴァ戦までお付き合い(♂)することになりますからね!まあ基本的には、ロドスの仲間であるというだけで全面的に協力してくれる聖人なのですが…。
『安定をとれ』という父祖biimの教えに従い、しっかりコミュニケーションをとっておきましょう!…まあまずそのためには。
「…あの、ロープ?私が悪かった…。だから、そろそろ離してくれないか?」
「…やだ。」
これです!なぜか急にサクラにしがみつき、離してくれないロープ姉貴!確かに目の前で投げられた縄を掴まず落ちるという奇行をしたものの、ここまでされる謂れはないと思うんですがねえ…。ひ、ひとまず離れていただきましょう。
「あ…!ご、ごめんサクラ!め、迷惑だったよね!?ほんとにごめん、ごめんなさい!あ、謝るから…!何でもするから…!!お願いだから、捨てないで……!!」
えぇ…(困惑)。今なんでもするって言ったよね?なんてふざけたことも言えないこの感じ、一体どうしたというのか。
「落ち着け、ロープ!大丈夫だ、捨てたりなんてしない!」
「ホント?ホントに?」
「ああ。現に、ロープはわざわざ助けに来てくれたじゃないか。本当に嬉しかったんだぞ、私たち。なあウタゲ!?」
「…あーうんうん、マジ助かったー。ありがとねーロープちゃん。」
「え、えへへ…ならよかった。でもサクラ!今度はちゃんとボクに言ってよね!絶対だからね!」
ふぅ、何とかメンタルは持ち直したようです。しかしその代わりにブレイズ姉貴とのコミュニケーションはナシになりそうですね…もう目的地が見えてきました。
あそこにそびえたつビルこそ、龍門近衛局の心臓にして今回の戦場です!まずビルさあ…屋上、あんだけど…。
『もしもーし。ポイント3から連絡―。龍門近衛局の偉い人とファウストが戦闘になってまーす。今んとこ決着はつきそうにないけど、何かエグイ狙撃してくる上に見えない奴がいるっぽいから注意ねー。』
「な…!?この声、アンブリエルか!?」
『はぁ!?サクラ、あんたなんでこんなとこいんの!?』
な、なんでこんなところにアンブリエル姉貴がいるんですかね…?ひょっとして、「別の任務」っていうのはこのことなんでしょうか。
「アンブリエルさんは龍門にて治安維持のパトロールを行ってもらっていましたから…。おそらく、騒ぎを目にして急行されたんだと思います。」
ふーんなるへそ。まあとにかく好都合です!位置バレを避けつつ、状況を報告してもらいましょう!
『りょ、りょーかい。とりあえずこっちからはまだ手ぇ出してないからバレてないはず。あたしのアーツに引っかかるかもしんないけどどーする?起動したほうがいい?』
「いや、そのままでいて!もうすぐ私たちが到着するから!!」
『げ、まさかブレイズさんも来んのー?あの人がいると暑くなるからなー。サクラは?あんたは来んの?』
もろちん参加しますよーするする。ヌッ!理由は一つ、ブレイズ姉貴の好感度稼ぎです。ここで勇猛果敢に戦うところを見てもらえば、ブレイズ姉貴の心証も良くなるでしょうし!今の彼女のメンタルは親しかったAce兄貴などなどを喪い、若干すさんでいますからね。背中を預けるに値する人物であると感じてもらわなくてはなりません。
『りょーかい。なら早くした方がいいよ。龍門の人、だいぶ焦ってるっぽいし。切り札的なやつも使っちゃってるからさ!』
「わかりました!パイロットさん、高度を落としてください!」
「了解です、アーミヤさん!」
さあ、いよいよ臨戦態勢です!通常、降下といえばパラシュートや縄梯子でしょうが、狙撃手たちが見張っている中でそんなもん使ってたらいい的です。あ、もろちん飛行装置の風圧で矢がぶれるので、多少なら何とかなるでしょうがね。ですから我々の降下スタイルは飛び降りです!一歩間違えたらただの自殺ですね…。
「よし、ロドスの力を見せてやろう!全員、降下準備!」
いつになくテンションの高いドクターの号令でブレイズ姉貴、アーミヤCEO、そしてサクラが立ち上がります。サクラは普通に飛び降りるわけにはいかないのでロープ姉貴の縄装備です。意外と役に立ちますねこれ…。
「…ねーサクラ、やっぱりあたしも一緒に」
「まあ待ってくれウタゲ。私たちを掘り起こすので、疲れてるはずだろう?私の方は元気が有り余ってるくらいだし、それにアンブリエルもいる。何も心配いらないさ。」
「んー…まあ、そっか。ブリさんがいるなら安心か。よーし、そんなら張り切ってサボらせてもらおーっと!」
「フフ、そう来なくっちゃな。ロープも、大事な仕事を任せたい。ロープだからこそ、できることをだ。だから頼んだぞ。」
「…!うん、わかった!絶対無茶しちゃだめだからね!」
よし、仕込みはこれで十分ですね!後は戦場に降り立つのみです!
「正直、私たちの方がボロボロだと思うんだけどね。まあ、ピンチってなら助けてあげなきゃか!」
「私はブレイズさんに受け止めてもらいますが…。サクラさんは、大丈夫ですか?」
「ああ、ロープたちが支えてくれるそうだからな。まあ最悪、リーベリだし何とかなるだろう。…早速、役に立つときが来たな?ロープ。」
「任せて!絶対支えて見せるからね!」
いよいよ眼下に特殊感染者の群れが見えてきました!ここから事態はほとんどノンストップです!気合入れていきましょう!
「飛び降りるよ!アーミヤちゃん、サクラちゃん、着いてきて!」
「それじゃ行ってくる!しっかりつかんでてくれよ、ロープ!」
ロープを腰に結び、飛び降ります!といっても、スルスルと降りていくようなイメージなんですがね。私の下ではブレイズ姉貴がボイリングバーストという大技でビルそのものをぶち壊し、敵の特殊感染者たちを下に崩落させています!これで「自分がエリートオペレーターになっていいのか」と悩んでいたというんだから驚きですね…。
そろそろこっちも飛び降りていいくらいの高さになったので、ロープを離して降下します!メフィストの驚いた顔を久しぶり(数時間ぶり)に拝みにいきましょうねー!爆発の熱気がまだ残っているのか、むせかえるような空気です!改めてブレイズ姉貴のヤバさがわかりますね…。
「お前たち…!アーミヤ、それにサクラ!」
「チェンさん、ご無事ですか!?ここからは協定に基づき、私たちロドスが手をお貸しします!」
「たまげたな…。これがエリートオペレーターってことなのか。」
『ちょっとサクラ―!?なんかすっごい爆発したけどあんた大丈夫ー!?』
「ああ、問題ない!とりあえずそのまま待機しててくれ。」
圧倒的有利の状況から一気に形勢逆転されたメフィスト。NDK?NNDK?
「お前…!!ロドスのクソ鳥!本気で僕たちと敵対する気か!感染者の怒りを、その身で味わいたいっていうのか!!」
「自分が全ての感染者の代表みたいなことを言うのはやめろ。現に、フロストノヴァはもっと理知的だったしな。皆が皆、破壊や復讐を望んでいるわけではない。」
「あの女に何を吹き込まれたんだ?それにチェルノボーグを堕とすという偉業を成し遂げたのはボクの力だ!断じてあいつなんかじゃあない!!」
「あなたのやったことは、偉業などではありません。罰せられるべきことです。そして私たちが、それを正します。」
メフィストと問答をするサクラ。その前にアーミヤが出て、改めて宣戦布告です!
「そういう事だ。とりあえずブタ箱にぶち込んで、一週間はハイビスメシで暮らしてもらうからな!」
「私がアーツで敵の陣形を崩します!ブレイズさんはその間敵を抑えていてください!サクラさんは、チェンさんと一緒に敵の指揮官を!」
「それはいいけどさ。あの坊や2人をあの人とルーキー君に任せるのは危険じゃない?」
「ドクターなら可能だと信じています!それと、サクラさんなら!」
あ、ドクター!ご無沙汰じゃないっすか!どうやって降りてきたのか全く分かりませんが、まあきっとブレイズ姉貴あたりに受け止めてもらったんでしょう。それにしても『サクラさんなら』、ですか…。これはかなり信用されているようですねえ!俺のやる気が、どんどん高まっていきますよ!(マイナー語録)
「ドクター。聞いての通りだ、私が…いや、
「了解した。敵までの道をこじ開ければ良いわけだな。」
「フッ。サクラ!お前の方は、準備は出来ているか?」
いかにも余裕そうな態度をしているチェン姉貴ですが、この時セキショウという妖刀を抜刀した余波で、アバラが1…2くらい持っていかれるという重傷を負っています。それでもぴんぴんしてるあたり、テラの人たちはあばら骨をHPゲージか何かと勘違いしてるんですかね…?まあ何はともあれ、こっちも準備はしっかり済ませております!返答としては、軽口をたたいておくと好感度が上がりますからそうしましょう。
「大丈夫だ、問題ない。それよりあなたの方がよっぽどヤバそうだがな。何なら、私一人で二人とも相手してやってもいいぞ?」
「フッ。お前に心配されるほど、ひどいけがではない。だがそんな軽口が叩けるのなら、問題はなさそうだな。ロドスのドクター!ここからは、私の指揮も任せたぞ!」
「ファウスト!こいつら全員、僕の前から消せ!衛兵たち!こいつらを八つ裂きにしろ!!」
「了解。」
さあいよいよ始まりました、メフィスト&ファウスト戦!こちらの戦力はアーミヤ、ブレイズ姉貴、チェン姉貴、ドクター、そしてサクラ!対するレユニオンはメフィストが作った家畜たち数十名と、凄腕の狙撃手ファウスト、加えて彼の部下である狙撃隊です!
この戦いで注意すべきポイントは二つです。一つ目は押し寄せる衛兵、あらためメフィストの家畜ども!こいつらは一体一体がそれなりの強さな上、メフィストのアーツによって改造を施され、傷が自動で癒えていきます!わかりやすく言えばリジェネ持ちですね。
二つ目はファウストの部下たちによる見えない狙撃!どこから飛んでくるのかまるでわからないので、十分に警戒しなくてはなりません!その結果動きが鈍ってやられる…というのが最悪のパターンですね。
「う、う、うがあああああ!!」
「来るぞ!備えろ、サクラ!」
「させません!」
「が、あああああああ!!」
「ナイスアーミヤちゃん!それじゃ、チェーンソーの錆になりたい人からかかってきちゃって!」
アーミヤのアーツにより(おそらく)脳みその中をぐちゃぐちゃにされている『家畜』たちの中にブレイズ姉貴が突っ込み、大暴れしています!こっちは狙撃を躱しながら、たまにおもらしされた敵を始末しましょう!
「この程度のアーツで、私を殺せるものか!」
「私の方も、音さえ聞こえればこの程度…おっと!」
あっぶえ!狙撃がドクターを狙い始めましたが、なんとか防げました。いきなりキングはとれねえだろうよい。(MRK)とりあえずドクターは射線が通らない場所に隠して、チェン姉貴の部下の重装兄貴に守ってもらいましょう。
「恐れるな!奴らの刃もアーツも、お前たちの肌に傷一つつけられない!」
「あ、あ、あああああ!」
体中に源石の生えた『家畜』が一頭、こちらに突っ込んできます!まあ動きがあまりに単純、ハガネガニ以下じゃい!先ほどリジェネ持ちだと説明いたしましたが、こいつらは別に不死身というわけではありません。それこそ致命傷をもらったらさすがに氏にます。ですから、早いところ楽にしてやりましょう。
繰り出されたひっかきを落ち着いて回避し、次の行動に移る前に素早く首を落とします!常人と比べると硬いですが、まあ防具もないのでは防ぎきれませんね。ごろりと首が転がり、札人の事実を突きつけてきます。まだ爆発しないでね!しかしこうして守っているだけでは勝てません。何とかドクターが、打開策を見つけてくれれば…(他人任せの人間の屑)。
「ドクター!次はどうすればいい!」
「何とかして、奴への道を阻むあの衛兵たちを突破できれば…。」
問題はそこなんですよねえ。メフィスト自体の戦闘力はないに等しいのですが、周りを特殊感染者の衛兵が守っているため、直接奴を叩くことが出来ません。奴を引きずりだすことが出来れば、なんっとかなるのに…。
「ドクター!サクラ!何とかこの、狙撃を止めてくれ!そしたらあとは、私が何とかして見せる!」
「チェン!…わかった、やってみよう!」
「狙撃を止める?絶対に不可能だね!なんせ、ファウストの指揮なんだから!!」
ここで方針の転換、狙撃を何とかすることになりました!これはかなりおいしい展開です!というのも実は私、狙撃手たちの場所を大体は把握しているからです。原作のストーリーでも、『近衛局東ブロックの二階、南ブロックの三階』というかなり具体的な位置が判明しています。ですから大体そこらへんに攻撃を仕掛ければ、狙撃手たちをあぶりだす事も可能というわけです!
ですがここで問題が一つあります。それが、『単純に射程距離が足りない』というシンプルなものです。スカルシュレッダー戦で飛ぶ斬撃をお見せしましたが、あれはかなり燃費が悪いです。そもそもサクラのスキルツリーはアーツにあまり振ってないですからねえ。遠距離を攻撃できるオペレーターがいれば、なんっとかなるのに…!まあひとまず、情報の共有はしときましょう。何か閃いてくれるかもしれませんし。
「…!ドクター!今何か、あっちの方から違和感を感じたぞ!一瞬、狙撃手の姿が見えた!」
「! なるほど、感謝する!ブレイズ!サクラとスイッチングだ!」
「はぁ!?本気で言ってる!?この中をルーキー君に任せるなんて、そんなの危険すぎるって!」
「いいから早く!サクラ、ほんの少しの間でいい!粘ってくれ!」
ええ…。新人オペレーターに、エリートオペレーターの代役をさせるってマジ?まあでも実際それが最善手っぽいですよね。サクラが耐えられるならの話ですけど。しかしメフィストを倒したい、という気持ちは他のオペレータ以上のものだと思うサクラ、やってやりましょう!ドクター監督を男にしたい(AKNM)。
「わかった、五分は持たせてみせよう!ドクター、狙撃手はあの辺とこの辺にいた!あとは上手くやってくれ!アンブリエル!仕事だ、私の援護を頼む!」
『りょーかーい。いつでも準備オッケー。』
「あーもうわかった!思いっきり吹っ飛ばすから、そこに紛れて代わって!いくよ!!」
チェーンソーが一際大きく唸ったかと思うと、直後に大爆発!その煙に紛れて、家畜の群れに突っ込みます!それと同時に響く銃声!今までアンブリエル姉貴を待機させていたのは万が一にも狙撃隊に狙われて負傷するという事態を避けるためでしたが、ここまで騒ぎになればそんなことも言っていられないでしょう!
砂塵が晴れたので瞬時に状況を確認します!現在の家畜の数は二十人以上?三十人以下?程度。ですがアーミヤのアーツのおかげか、動きがかなり鈍っていたり地面にうずくまったりしているやつらもいて、こちらを見据えているのはごく少数です!それでも十人くらいいますがね!
「行け!殺せ、殺せ、殺せ!!あのクソ鳥を引き裂け!!」
「ッ! お前も殺せ殺せとうるさいな!」
とにかく今は何とかしのぐことを優先します!攻撃しても、しっかり腰が入っていないので表面を斬る程度しかできず、その傷はすぐにふさがります!とにかく止まらず、飛び回ることで相手に狙いを絞らせないようにしましょう!飛んでくる矢は通常のものかアーツ込みのものかを速攻で判断、撃ち落とすか躱すかをすぐに決めます!ええい、こうなると胸の脂肪がすごく邪魔!ノンケの視線誘導したろ!と思ってたのに、全然つられないじゃないか(憤慨)。
「あ、あああ!」
「ッ!ぐうッ!」
オゥフ!久しぶりにダメージをもらった気がしますね。幸い浅い傷ですが、疲れからか動きが鈍り、黒塗りの高級車に衝突…はしませんが、傷が増えてきました。ドクー---!早くしてくれー----!(KRRN)
「アーミヤ、ルーキー!下がって、あれをやる!」
「わかりました!サクラさん、私が護衛の動きを止めます!その隙に撤退を!」
「了解!頼んだぞアーミヤ!」
アーミヤの周りに黒い雷のようなものが走ったかと思うと、護衛たちが一斉に這いつくばりました!おそらく、頭の中にありとあらゆる感情を流し込まれてぐちゃぐちゃにかき混ぜられているのでしょう。げに恐ろしやCEO。そしてサクラが下がると同時に、ブレイズ姉貴の血が振りまかれます!
「燃え上がれ、敵を炙り出せ!」
宣言と共に発火!今見ると完全に血〇術ですねこれ。あっちと違って何でもかんでも焼き尽くすので、不用意に近づいてはいけませんが。
「―――!迷彩が、破られた…。」
「光学迷彩か何かってところかな。悪くないけど、私の前じゃ形無しだね。…ほら、チェン!狙撃手たちは無効化したよ!さっさと何でもやっちゃって!」
「…ああ。感謝する、ロドスの諸君。『赤く染まる―――』抜刀!」
チェン姉貴が赤い刀を抜きはらった瞬間、目の前の衛兵十数人が一太刀で切り裂かれました!傷口から一滴の血も流れないのがなんとも悲哀を誘いますが…今は感傷に浸っている場合ではありません!急ぎ、メフィストを始末しにかかります!
「す、すごい…!これは、一太刀で?」
「とりあえず、あんまり触れない方がいいっぽいかもね。それより今大事なのは、もうあの子たちに逃げ場はないってこと!」
「アンブリエル!そこから白髪の奴を狙えるか!?」
『ゴメンサクラ、こっからじゃ炎のせいでなんもわかんない!あんたの言ってる奴っぽいのは見えないよ!』
アンブリエル姉貴の狙撃で始末する線は消えましたね…。かくなる上は、やはりサクラがやりに行くしかないようです!
「な、ぼ、僕の衛兵が…!!」
「メフィスト、急げ!撤退だ!」
「逃がさん…!セキショウ!」
「!! 危ない!」
とっさにファウストがかばい、代わりに浅い傷を負います!今はそんな傷ではなく、とにかく奴の首を引き裂かなくては!!
「もう逃げ場はない。」
「…それはどうかな。」
「何?」
次の瞬間、ファウストがバクダン矢を射撃、チェン姉貴の目をくらませます!ほんへではこの機に乗じてまんまと逃げられましたが、今回はそうはいきません!必ずここで氏んでもらいます!少なくともメフィストには!
「え、ちょっと、サクラ!?」
ビルから飛び降りて降下しようとする二人!ギリギリ一太刀浴びせられるかどうかの瀬戸際です!もう飛び降り覚悟の踏み込みで行くしかありません!ビルのへりに足がかかり、跳び出します!ここまで来てしまったらもう100%落ちますが、なりふり構っちゃいられません!刀を握る右腕を前に、握っていない方の左腕を後ろに…!こうすることで右腕をさらに前に出せます!とにかくメフィストを、頃さなくては…!!あの白い首を、白い首を斬る。白い首を―ー―!
……って、黒?
「――――!」
「! クソォ!!」
何という事でしょう!あの降下体勢から、ファウストがこちらに文字通り一矢報いてきやがりました!サクラの姿を認めてから、ほぼ反射的に引き金を引きましたね。さすがにそこまでされたら、攻撃どころか防御するので精一杯です。
こうなると次はこっちのピンチです。なんせ今、サクラは落下していくところなんですからね。このままでは地面に激突して、道端のガムの出来上がりです!マズいですよ!…と思われたかた、ご安心ください。
「…すまん、ロープ。お前の頑張り、無駄にしてしまった。」
「はあ、はあー…。いいじゃん別に!サクラが生きててくれれば、それでいいんだって!」
刀を持ってない方の腕、左腕を見れば、手首に見慣れたかぎ縄が。実はグッドガイ号にいるロープ姉貴からこのかぎ縄で捕まえられていました。おかげでこうやって空中で宙ずりになっているわけです。いつされたのかというと、サクラがちょうどダイビングしようとする瞬間ですね。後ろに伸ばした左腕に上手いこと巻きつけてくれた辺りはさすがとしか言いようがありません。この無茶はロープ姉貴がいたからこそできたことです。何が何でも、決めに行きたかったんですが…。
えー、ここで皆さんに重要なお知らせがあります。本RTA、ここでかなりの大ロスが確定いたしました…!それはもろちん、『なぜここまでメフィスト頃しにこだわったか』の回答でもあるのですが、その詳細は「今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。(本家リスペクト)
次回はロープ姉貴視点の話になる予定です。ストーリーさっさと進めろやという兄貴は窓際行って…シ〇れ。
次回作、どっちがいいんすか?
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強面トレーナー、TSする。
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パワプロRTA北雪高校モテモテチャート