アークナイツ トロフィー「雪ウサギは春に遊ぶ」取得RTA 作:春雨シオン
あっそうだ。いつも評価や感想くれる兄貴たち、どうもありがとナス!いつの間にか感想が70,評価が39まで行っててやだこわい……(嬉しい悲鳴)。総合評価も1000越えててああ^~たまらねえぜ。あと、ここすきを見るのが本当に楽しいのでちょっとでもつけてくれると泣いて喜びナス!
感謝を伝えるつもりが催促みたいになっちゃって申し訳ナス!完走まであと一話、それでは、ご覧ください……(悶絶少年専属調教師)。
いよいよ大詰めRTA、第28部はーじまーるよー!
前回、スノーデビル小隊の潜伏場所にやってきたところからですね。後はとにかくバレないようにしつつ、影衛たちとの戦いを眺めます。あれ、そういえばここがどこかって話、したことありましたっけ?(痴呆)
ここはスノーデビル小隊の潜伏しているビル、そこの彼らがいる階層の一個下です。もうすぐ影衛たちがやってきて戦闘が始まると思うので、これからの流れを説明しておきましょう。
まず、影衛たちとスノーデビル小隊(フロストノヴァを含む)が戦闘を行い、フロストノヴァがビルの床を崩落させるという荒業で彼らを撃退します。しかし影衛たちの任務は彼らの殲滅です。これは前回、チェン姉貴がそれを依頼するって話をしましたよね。ほんで、影衛たちが頑張って階段を駆け上がると、既に龍門近衛局が到着しており、影衛たちは活躍の場を彼らに譲ります。既にフロストノヴァを逃がすという目的を果たしているスノーデビル小隊は、最後に敵の足止めをしようと命を賭してカチコンでくる……という流れです。
我々が介入するのは当然影衛が落ちた後、フロストノヴァ姉貴を逃がした直後です。この戦いにはブレイズ姉貴やアーミヤが間に合わないため、彼女と戦うわけにはいきません。龍門近衛局よりも早く!シームレスに戦いに移行し、奴らを取り押さえます。また、この際影衛に見つかるとちと面倒です。近衛局ならともかく、よそ者に任務を横取りされたわけですし。だから、あらかじめ接触しておく必要があったんですね。
『こちらアンブリエル。黒い奴らとレユニオンが交戦開始。まだ何もしなくていいの?』
ヌッ!別のビルで見張らせていたアンブリエル姉貴から報告です!いよいよ戦闘が始まった模様ですね。
『……! 何かヤバいアーツ使うっぽい!気を付けて、サクラ!』
「うっ!急に冷えてきやがった!」
「気を付けろ!天井が落ちてくるぞ!」
フロストノヴァ姉貴がアーツによる急速冷凍で床のコンクリートを脆弱に。その隙にありったけの爆弾やアーツを使うことで床を破壊しました!ここで影衛の心の声を代弁しておくことで、メガトン構文を完成させておきましょう。
影衛「ファッ!?ンアアアアアアアア……。なんで?なんで?そんなに脆くなかったジャーン!」
まあこんなところですかね?それよりもこっからはスピード勝負です!見張りのアンブリエルからフロストノヴァが離脱したという知らせを聞いたら即!射殺してやる……(ジョニィ)ではなく、即座に突入して蹂躙します。後で楽しみにしとけや……
『こちらアンブリエル!ターゲットが連れていかれてる!このまま追跡するよ!』
「よし、段取り通りロープはアンブリエルのサポートに!私たちで奴らをぶちのめすぞ!」
イクゾおおおおお!オエッ!(YTR☆)
サクラとガヴィル姉貴を筆頭に、スノーデビル小隊に奇襲を仕掛けます!
「な、何だ!?ぐあっ!!」
「て、てきしゅ……ばっ!」
この時のために磨いた雷のアーツで次々に感電させていきます!シャレになんないくらい痛いと思うけど許してちょ!後で人質にするからしばらく寝ててね!そこのデカブツもアーツを喰ら……うおっと!氷のアーツが飛んできて攻撃を妨害されました!ナカナカヤルジャナイ(KNN)
「……なぜ、お前たちがここにいる?なぜ、あの黒き者たちは我々を攻撃しない?」
フロストノヴァほどではありませんが、かなりの冷気のアーツ!そしてこのしゃべり方からして、数少ないネームド枠のビッグベアと見た!
「悪いが説明は後だ!今はとにかく、眠っててもらおう!」
「我々は、引き下がらない!」
ビッグベア兄貴が背中の巨大なマチェーテを抜きはらい、獰猛グリズリーに大変身!その体躯でその得物はピッタリすぎだろ!
「ぬうん!」
マチェーテを振り回してきますが、見切れないほどのスピードではありません。適当に躱しながら隙を見てアーツを…ムッ、好機!
「もらった!」
一振りを躱した後、手刀を背中から叩き込みます!脊髄ッッ!いただきぃッッッ!(SBKW)
「!? 何だ、
「……くらえ。」
げえっ、背中からバカでかい氷柱が何本も飛び出してきました!とっさに手を引きますがかすらせてしまい、傷口まで凍り付いています!これは……戦闘じゃな?フロストノヴァ姉貴の前哨戦代わりに、出来る限り迅速に!そして出来れば氏なせないようにしましょう!
それではビッグベア戦!イクゾー!デッデッデデデデ、カーン!デデデデ!
―――――――――
サクラが手刀を繰り出すも背中の固いものに阻まれた次の瞬間、背中の布を突き破り、漆黒の氷柱が無数に飛び出した。サクラはとっさに手を引くが、完全にはかわし切れず左手のひらをかすらせてしまった。その部分から滲んだ血は一瞬で凍り付き、ボロボロと崩れ落ちた。
「サクラ!」
すかさずガヴィルが(別の敵を殴りながら)治療アーツを飛ばすが、手の氷を融かさない限り意味はない。やはり、目の前の男はサクラのみの力で倒さなくてはならないらしい。
「……我々の戦闘術はウルサスの英雄に享受されたものだ。半端な信念では砕けない。」
ウルサスの英雄、パトリオット。その戦法を最も色濃く受け継いだのは、ひょっとするとビッグベアなのかもしれない。巨躯を活かした全てを蹂躙するかのような戦い方。その破壊の嵐は、確かに彼の中にある。
「……半端とは、聞き捨てならないな。私たちもそれなりの覚悟をしてここに来た。」
サクラは何度か左手を振るい、特に動きには問題のないことを確認し、言い放った。彼女の目的のためにはここで消耗するべきでないし、ここで時間をかけるべきでもない。
「例えお前たちが相手でも!折れはしない!」
叫びと共に気合を入れなおし、サクラとビッグベアの死合いが始まる。速度では圧倒的にサクラが勝るが、ビッグベアの振るう一合一合は重さが段違いだ。刀とマチェーテがかち合い、金属音と共に火花が散る。一見互角に見えるその戦いは、しかしてサクラの不利に傾いていた。
(……だがこの男、意外に器用だ。懐に飛び込もうにも…!)
隙を見つけて一気に距離を詰めようとしても、それを遮るように氷柱が飛び出す。下手な動きをすれば、すぐに串刺しにされてしまうだろう。スピードの差からビッグベアの体にいくつかのかすり傷が出来るが、決して勝敗を左右するようなものではない。砂を蹴り上げて目つぶしをしようにも、体格差が圧倒的だ。このまま続ければ、ジリ貧になってしまうだろう。
だがその均衡は、意外な形で破られる。
「!! ぐあっ!」
サクラがビッグベアの攻撃を受けた際、こらえきれずに吹っ飛ばされる。それでもしっかり着地を決め、両者の間に少しの間合いが出来た。だがビッグベアは、いきなり距離を詰めることはしなかった。
「……なぜ、本気で来ない。」
ビッグベアが突然、サクラに語り掛けたのだ。深くかぶったフードの奥の目は、全てを知っているかのような思慮深さをのぞかせた。彼は荘厳な雰囲気のまま、言葉を続ける。
「……お前にはまだ、何か手があるはずだ。何故それを出さない。」
「……。」
「……出せ。それでは勝てん。」
まるで厳格な父親のように彼は語る。自分が不利になることを承知の上でだ。
それに対し、サクラは答えた。
「……出せば、お前を殺さなくてはならない。」
サクラは―――本当に、悲しそうな目で答えた。
「お前たちを殺したくはない。私の目的のためでもあるし、お前たちが悪い奴じゃないからでもある。」
「だから、出させるな。武器を捨てて投降しろ。」
奇妙な静寂だった。
明らかに不利な側から告げられた降伏勧告。普通ならまともにとりあう者などいないだろう。だが彼女の真剣な口ぶりと瞳は、否応なくそれが事実だと感じさせるに足るものだった。
「……断る。」
「……死ぬぞ。いや、殺してしまうぞ。」
「……やってみろ。」
その短いやり取りで十分だった。サクラも覚悟を決めたかのように、刀を鞘に仕舞う。再び刀を抜いた時、眩い光が放たれる。
「―――落地斬・曙光。」
ただその一言だけで、彼女が本気なのだということがわかる。彼女は本気で、目の前の男を殺すつもりなのだと。
「悪いが、お前の血をもらう!覚悟!!」
再び始まる戦闘だったが、その違いは歴然だった。今までサクラのつける傷はほんの軽度なかすり傷であったのに、白く輝く刃がつける傷は大きさがまるで違い、ほんの少し触れただけでもビッグベアの体からは鮮血が噴き出した。
「……!!」
このままではマズいと考え、ビッグベアは氷を展開する。これを躱した隙に、一度距離を取るつもりだったのだ。
「逃がさん!」
「何……!?」
だがその目論見は、氷と共に脆く砕け散った。今までアーツで展開する黒氷を躱すばかりだったサクラが、刀を一振りするだけで、氷柱たちを一掃してしまったからだ。結果ビッグベアはただ消耗しただけで、サクラはより深くに潜り込むことに成功した。そしてそれは同時に、この戦いの決着を意味した。
「ぐうっ……。」
うめき声を漏らし、一歩二歩と後ずさるビッグベア。マチェーテを握っていない左手で抑えた腹部から、ボタボタと鮮血がこぼれる。サクラは刀を濡らす赤を払うと、ゆっくりと鞘に仕舞った。屋内だというのに降り積もった雪の上に、目を引くような一筋の赤い線が引かれた。
「ここまでだ。心配しなくても、内臓は傷つけていない。そのままじっとしていれば、そのうち医者が来る。」
サクラはビッグベアの腹を横一文字に切り裂いたが、ウルサス人の厚い脂肪のおかげで腸まで傷つけずに済んだ。落地斬を使った時点で相手を斬らねばならないのは確定していたが、ここまで軽微なものに抑えられたことに、サクラは安堵せずにはいられなかった。
「……傷ついていない、だと?」
ビッグベアから発される声。自分の傷が不安なのだろうと思い、安心させるように声をかける。
「間違いない。斬った感触がまるで違うからな。」
「……傷ついていない、そんなはずがない。」
「……何?」
サクラの顔から勝者の余裕が消え、一気に警戒態勢になる。ビッグベアの足に力がこもり、アーツの流れが感じられるほどに力が高まっていたからだ。
「我々は、傷ついてばかりだ!誰も彼も皆、不当な暴力にあえぎ、身を刺す寒さに耐えている!ならば、ならば!俺が止まるべき場所はここではない!」
気迫と共に吠えるビッグベア。その声が力強いのは、彼の声が彼だけのものではないからだろう。それは、全ての感染者たちの叫び。全ての虐げられた者たちの怒り。だがサクラも、引き下がるわけにはいかない。
「……ッ! それを止めるために私たちがいる!私たちロドスが、全ての悲しみに終止符を打つ!」
「ならば超えて見せろ!俺ごときを超えられねば、それは戯言でしかない!」
より一層高まるアーツの奔流。周囲の冷気を凝縮したかのように、大寒波が周囲を襲う。
「超えてみせる。私が!斬ってみせる!救ってみせる!!」
サクラも再び刀を抜き、アーツを集中させる。紫電が辺りを眩く照らし、派手な音を立てながら終結する。目を見合わせる二人に、言葉はもはや必要なかった。
「「うおおおおおおおおっ!!!!」」
同時にアーツが放たれ、同時に叫び声が上がる。冷気と雷とが衝突し、物凄い音と風圧が生じる。ほぼ互角の押し合いをしているその二つを見ながら、ビッグベアは薄れていく意識の中で思った。
ああ、やはりダメなのだと。
ビッグベアのアーツはフロストノヴァには及ばぬまでも、仲間の中では突出したものだった。そんな彼が、自分の残りの命をすべて使い切る覚悟で放ったアーツは、少しずつだが雷を押し返していた。おそらくは内臓が破裂したのであろう。彼は体の内部から激痛と炎に灼かれるような熱さを感じていた。だがそんな事はどうでもよかったのだ。彼にとって、自分を救ってくれたフロストノヴァに報いることと、同じ虐げられている感染者たちを救うこと。その二つが全てだった。
(故に、彼らに期待した。彼女に期待した。)
ひょっとしたら、自分たちが為しえなかったことを為すのではないかと。ひょっとしたら、彼女が叫んでみせたように、フロストノヴァを救ってくれるのではないかと。
(だが、足りぬ。俺すら超えられぬようでは、足りぬ。)
失望と共に、彼は何とか意識を保っていた。もうすぐ自分のアーツが、彼女を氷漬けにするだろう。その様子を、その死に様を、せめてこの目に焼き付けること。それが彼にとっての責任の取り方だった。
もっとも、それは全く必要のない憂慮だった。
「な…に……!?」
かすんでいく目を見開き、彼ははっきりと見た。アーツによって形作られた刃が、
「……待ってた。やっぱ、最後の最後はお前だな。」
「あったりまえでしょ。ちょーっと目離したら何かやってんだもん。ちゃーんとあんたの事見とかないとね?」
二つ目の刃。その正体は、別の敵を倒し終えて駆けつけたウタゲが作り出したものだった。サクラもウタゲも、同じ師のもとで学んだ者同士。才能の種類に差はあれど、同じ技を扱えることは当然だった。形勢は一気にサクラ有利に傾き、ビッグベアの冷気は少しずつ解けていった。室内の温度もわずかにだが上がり始め、勝負の決着は明確に、そしてすぐそばにあった。
「……。」
ビッグベアの瞳は、確かにその二人を捉えていた。姿形は違えども、手を取り合って同じ技を使い、自分の全てを乗り越えて見せた。ビッグベアはその姿に、自分と彼女を重ねずにはいられなかった。かつて共に戦い、やがて遥か先に行ってしまった彼女を。体を大切にしてくれと、無理をしないでくれといいたくとも、彼女の力なくては立ち行かぬために、その力を酷使させてしまった彼女を。
「救ってくれる、のか……?」
答えの代わりに、冷気の弾が弾ける。室温はすぐに元に戻り、まるで春になったかのようだ。―――自分はきっと、ウルサスの地で死ぬのだと思っていた。あの渇き果て、雪と氷に覆われた大地で、枯れ木のように朽ちるのだと思っていた。
……だが、現実はもう少し優しかったらしい。今は雪解けのような気温の中、希望を託して死ねる。例えコンクリートに包まれた廃ビルの中だとしても、美しい花畑の中で眠りについたような気分だ。死とはこんなにも、こんなにも希望にあふれていたのか。
「……姐さん。」
思わず彼女の呼び名を呟いた。彼女はもう連れていかれてしまった後だろうか?それもいいだろう。最期の時を、敬愛する父と過ごせるのなら。彼女がこんな気分で眠りにつけるのなら。
でも。ひょっとしたら。目の前の剣士に救われて、たくさんの新しい友人と共に生きていけるかもしれない。誰からも差別されることなく、笑顔に満ちて暮らせるのかもしれない。もしそうなったら、どんなに素晴らしい事だろう。
ビッグベアは目を閉じた。夢の続きを見るために。彼女の幸福を、神様にお願いするために。
「……お疲れさま。後は私たちに任せろ。」
サクラは、崩れ落ちた敵に向かって呟いた。間違いなく強敵と言える相手だった。手加減したままでは負けていただろうし、彼女一人なら誰も救えていなかっただろう。
「ん?サクラ何か言った?」
……頼れる仲間は、どこかとぼけた顔をしていた。戦闘中は誰もが恐れるような威圧感のある顔をしているのに、オンオフのはっきりしたオペレーターである。
「いや、何でもない…。それより、よく駆けつけてくれたな、ウタゲ。体力は大丈夫か?」
「もち~。そもそも、この後が本番なんでしょ?」
そうだ、これで終わりではない。今までの全ては、次の戦いのためにあったのだから。
「ウタゲ。倒した奴はどうした?」
「サクラの言う通り、他の人呼んで縛ってもらったよ。2,3人いればいいんでしょ?」
大きく頷き、今度は通信機に電源を入れる。
「アンブリエル。ターゲットの動きは?」
『もちろん把握済み―。あたしはもういいとこ着いてるから、いつでもオッケー。』
これにも頷き、チャンネルを切り替える。
「ロープ。皆に連絡は?」
『もうドクターとかアーミヤとかに座標を送ったよ!あと3分で行くって!』
そこまで確認し、ようやくサクラは満足げに頷いた。全てが彼女の作戦通りに進んでいる。サクラは自分の頬を叩いて気合を入れなおすと、ガヴィルに声をかけた。
「ガヴィル!ついて来てくれるか?」
「あん?一体どこに行くってんだよ。」
それを聞いて、サクラは微かに笑って答える。
「寂しがり屋の白兎に、春が来たのを告げに行く!」
ついに完走一歩手前まで来ました。ここまで来られたのは皆さんの応援会ってこそです。本当日本刀、ありがとナス!
ありがとついでに自分、次回作のアンケートいいっすか?ウマ娘のトレーナーTSもの、とパワプロRTA北雪高校ジゴロチャート、どっちがいいすかねえ?
次回作、どっちがいいんすか?
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強面トレーナー、TSする。
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