緋弾のアリア 守護者とFランク武偵   作:暇人鶯

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第12話 亜瑠のルーツ

SIDE一真

 

 

「フライトアテンダントの真似事か?理子」

 

アリアが帰る情報を聞き、武偵殺しがハイジャックをすると踏んだ俺は先にANA600便に乗り込みフライトアテンダントの変装をした理子がいた

 

 

「良く分かったねカズやん、バイトだよ」

「武偵殺しのか?」

「フライトアテンダントだよ〜」

 

フライトアテンダントの顔のままニコニコする

 

「理子、今ならまだ方法はある自首してくれ」

「カズやん何言ってるの?」

 

タン

 

理子の顔の僅か横に銃弾を放つ

 

「理子…次は当てる」

 

しばらくその場には静寂か広がるが理子は声色を変え喋りだした

 

「良く分かったな一真」

「分かったも何も武偵殺しが理子だと教えてくれたのはお前だ」

「どういう事だ?」

「300発を2発で返したのはアリアとキンジとレキとアル、後はバスジャックの被害者達しか知らない。そしてお前にした依頼でバスの中にいた奴は運転手の武藤以外は全員うつむいていたってお前が言った」

 

「私が嘘をついている可能性もあるはずだ」

「自らぼろを出すようなことしないだろ。それに全員顔を伏せていたなら、誰が顔を上げているかわかるわけないだろ?」

「チッ、もう一つ」

 

舌打ちをしたあと直ぐにこちらを見ながら聞いてきた

 

「なぜこのフライトアテンダントがあたしだと分かった」

「フライトアテンダントは身長が小さいと仕事がしづらくなる、お前の身長だと不可能なこともある。そんな奴がVIPばかりの豪華旅客機で仕事させて貰える訳がないんでな」

「洞察力はなかなかだな、なら戦闘力はどうだ」

 

理子がそう言った次の瞬間理子が撃ってきた

 

キィン

 

「悪いな、俺に銃弾はきかない」

 

俺は飛んできた弾をナイフで冷静に弾いた

 

ダンダン!

 

次は飛んできた2発を体をひねりかわした

 

「おい、あたしが女だって舐めてるのか?」

「いや、交渉だ。はなから自首しろなんて思っちゃいない」

「交渉?」

 

理子が銃を下げ、聞き返す

 

「武偵殺しは単独犯じゃないだろ、バックに何か組織がある。違うか?」

「……くふっ♪あったりぃ、で交渉の内容は?」

 

またしても急に口調を戻す理子

 

「バックの組織、イ・ウーの情報を教えろ。そうすればこの旅客機から逃がしてやる」

「う〜んとね、情報はあげてもいいけど、私が旅客機から逃げれないとでも?」

「ああ、何よりアルが居る」

「仕方ないなぁ〜何の情報?」

 

理子は渋々といった感じで俺に情報を提供してくれた

 

「そいつらはイ・ウーの特別顧問とNo.4だ、特別顧問の方は藍幇(ランパン)からイ・ウーに仮顧問として教授(プロフェシオン)が許可している。No.4は全く知らない」

「なるほど、分かった」

「No.4はともかく特別顧問はRランク級だぞ」

「心配してくれるのか理子?」

「チッ、これで情報提供は終わりだ、じゃあな」

「あぁサンキュー理子」

 

そうしてフライトアテンダントの理子は機長室に戻り、俺も空席で仮眠を取ることにした

 

 

 

SIDE亜瑠

 

「Bon soir」

 

さっきまでフライトアテンダントだった顔が剥がれて理子ちゃんの顔が出て来た。

 

「アタマとカラダで人と戦う才能ってけっこー遺伝するんだ、そしてお前は特別なんだよ。オルメス」

 

オルメス?誰の事?

僕は一瞬分からなかった、だけどアリアがびくりと反応しアリアが『オルメス』と分かった。神崎・H・アリア、Hをオルメスとは読まないはずだけど……確か『ホームズ』って一真が言ってた、そしてアリアはホームズに相応しくなろうとしてるって

 

 

「あんた…何者なの?」

「理子・峰・リュパン4世、それが理子のホントの名前」

 

リュパン……アルセーヌ・リュパンの子孫!?

 

「でもみんな酷いんだ、理子を『理子』って読んでくれたのはシュウトだけだったよ、せっかくお母さまが付けてくれたのにみんなの呼び方がおかしいんだよ」

「おかしい……?」

 

アリアが呟くように聞く

 

「4世、4世、4世さまぁ〜。みんなみんな、使用人達まで理子を4世って呼ぶんだよ。ひどくない?」

「4世の………4世の何が悪いってのよ」

「悪いに決まってんだろ!!あたしは数字か?DNAか?違う!あたしは理子だ、数字じゃないんだ!!なのにどいつもこいつも!!」

 

 

そうか、アリアと理子ちゃんは似てるけど真逆なんだ、アリアは4世に相応しくなるために。理子ちゃんは4世と呼ばれないために……

 

「そして志摩亜瑠、お前のルーツはさらにめんどくさい」

 

え?僕のルーツ?僕にルーツなんてないはずだよ

「僕のルーツ?」

「お前は源氏の一族だ」

 

源氏?源氏って源頼朝とかの?

 

「しかも義経と呼ばれた系譜だ」

 

そっちか…

 

「ちょっとまて義経は平泉で死んだんじゃねえのか?息子は殺されたとも聞いたし」

「義経の生死は知らないが、妻だった静御前と呼ばれた人物の娘の系譜だ」

「息子しか生んでないと聞いたが」

「双子だ、殺されないために嘘をついたんだ」

 

ちょっと待ってついて行けない、とりあえず整理しよう。

僕は義経さんの子孫で………いや子孫だってことなら経緯とかめんどくさいから良いよね

 

「僕が誰の子孫とか、そんなことどうでもいいよ、理子ちゃん裏切るの?」

「あぁ、お喋りはここまでだ」

 

ドン!

 

裏理子ちゃんが銃を取り出し僕に向けて撃った。

 

「ぐふぅ……」

 

腹部に衝撃が走り意識を手放した

 

 

 

SIDEキンジ

 

アリアが斬られて、アルが撃たれた……俺はその間何も出来なかった

 

「アリア!!亜瑠!」

「くふっ♪逃がすと思う?まぁ空の孤島と化したこの飛行機で出来ることは限られてるけどね」

「くっ…」

「バイバイ、アリアにキー君。アルアルは持ち帰るけどね」

 

ためらいもなく亜瑠を撃ち、加減なくアリアの頭を斬った理子。逃げ切れないか……

頭に『死』の一文字がよぎった瞬間『黒い仮面』をつけた人物が理子の両手のワルサーP99を撃ち落とし、ボイスチェンジャーを使い喋りかけてきた

 

「イマハニゲロ、カンザキヲタスケロ、ココハオレガマモル、アルモタスケル。ダカライマハカンザキヲタノム」

 

 

分からない誰だ?だが今は感謝するありがとう『黒き仮面』

 

 

 

 

 

 

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