緋弾のアリア 守護者とFランク武偵   作:暇人鶯

28 / 97
第26話 VS司馬

一真SIDE

 

 

「優姫を離せ、正々堂々戦え!」

「ふふふ、相変わらず熱いですね、それでは貴方の武器の頭が使えないのでは?」

「甘いな、頭位なら普通に働いてる」

 

だが確かに熱くなりすぎていたかもしれない

 

「優姫を離せ、勝負をしろ」

「そうですね、まぁ目的は別ですが」

「別の目的?何の事だ」

 

俺は司馬を仇だと思っている、勿論それは司馬もわかっているはずだ…それが交渉か?

目的は防人の謎か、兄さんへの脅迫か、

 

「イ・ウーに来てください」

 

は?

イ・ウーにこい?

何故俺がイ・ウーに?

それほどの価値と思われたのだろうか?

 

「何故俺だ?」

「さぁ、プロフェシオンに聞いて下さい。私は近々イ・ウーを抜けますし。おっとこれは秘密でしたね」

「ふざけてるのか?」

「まさか、真面目ですよ大真面目」

「俺がそんな命令聞くとでも?」

「相変わらず面白い、だが貴方に拒否権は無いですよ。拒否すればこの娘が死にます」

 

笑顔で言っているみたいだが殺気が漏れだし伝わってきた

 

「分かった、ついていくだから優姫から離れろ」

「安直ですねぇ、離した瞬間に拳銃でも撃つ気ですか?でも口で言っても駄目だったみたいですから。私は戦いでも構いませんよ」

「………」

「はぁ、仕方ありませんね妹さんは離しましょうといって部下に預けるだけですが」

 

司馬が右手を上に上げてそれを合図に部下らしき人が気絶している優姫を抱える

 

「行くぞ」

「いつでもどうぞ」

 

そして両手にコルトを握り狙いを司馬に定めた

 

 

 

 

ダン!

 

邂逅から30分ほど。何発撃っただろうか?

俺が撃った弾は再び空を切る

 

 

「お前、真面目に闘えよ!」

「ふふ、すいませんね。必死な貴方が実に滑稽で」

 

相変わらずの笑顔には恐怖すら感じてしまう

実力もかなり高く未だに一発も当たっていない

 

「そろそろコルトも弾切れか…」

「おやおや、それでは4年前とかわりありませんね」

 

一瞬で目の前に移動した

 

「格闘も変わらないみたいですし」

 

蹴りが来る、そう思い腕をクロスさせ防ごうとするがあえなく吹き飛ばされる

 

「つまらないですよ、何故あなたなのかプロフェシオンに問いたいですよ」

「意味が分からねぇんだよ。プロフェシオンって誰だよ!!」

「だからイ・ウーに来てくださいと言ってるじゃないですか」

 

イ・ウー?今はそんなことどうでもいい。ヤツを、司馬をぶっ殺す

 

50%解除

 

ダンダン!

 

「ふふふ、跳弾狙いは良いですがこの川では岩にしか跳弾しないでしょう?」

「ああ、そうだな」

 

そうだ、だが跳弾が狙いじゃない。一発目で岩の割れ目を撃ち砕き、もう一発で砕いた岩を石の雨として敵にぶつける

 

「なるほどそう来ましたか。ですが所詮目眩まし程度に過ぎませんよ」

「悪いな、過小評価はしない主義なんだよ」

「なるほど、二重の罠ですか…」

 

司馬の体にはワイヤーが巻き付き、後ろの大木にもう一本のワイヤーが引っ掛かりミシミシと音をたてていた

石礫は只の注意を引き付けるだけのもの

 

 

「二重の罠?悪いが本来の狙いがこれだ、性格がひねくれてるからそう勘違いするんじゃないのか?」

「ですね、でもいつまでそちらを見ているんですか?」

 

ズドォォォォン!!

 

 

大木が倒れるのと同時に脇腹に重い衝撃が伝わる

 

何だ?蹴られた?司馬か?いつの間に?

頭の中が疑問符で埋め尽くされるがすぐに振り払い吹き飛ばされながら司馬にコルトの照準を合わせる

 

「何ですか?まるで人が瞬間移動した様にでも見えましたか?」

「司馬ァ……」

「はぁ、いい加減隠してるモノ使って下さいよ。コルトとリボルバーには飽きました」

「チッ。良いだろう、本気でやってやる」

 

俺は銃をホルスターに戻した

 

 

 

80%解除

ステルス強化

 

目の前が青いフィルターを被ったように青くなる、

 

 

「行くぜ『水球』!!」

 

 

川の中からサッカーボール大の水の塊が司馬を襲い、直撃し吹き飛ばす

 

バシン!!

 

「やれやれ、せっかくの服がびしょびしょですよ」

「なっ!?、ふざけんなよ、岩なら余裕で砕けるぞ」

「楽しくなってきましたよ」

 

 

アイツには何もさせない

 

「『水槍』」

 

川の上にいた司馬の足元から2メートルほどの水の槍が突き出てくるが上に飛びかわす

何で3メートルも跳べるんだよ

 

「空中で身動き取れないだろ?『水球』」

 

バシャン

 

水球は司馬に届かずはじけ俺に降りかかった、軽い痛みが走る。異物でも混じっていたのだろう

 

 

「まるで水の花火ですね」

「チッ、『水天球』」

 

半球30メートルほどの半球が司馬と俺を包んだ

 

「ほぅ、これでほぼ全方向から狙われるというわけですか」

「貫け『水鋭球』」

 

鋭い棒手裏剣の様にいくつもの水が司馬めがけ飛ぶ

 

バシャン

 

しかし勢いを失い再び只の水に還る

 

「ああ、気持ちいいシャワーですね」

「てめぇ何の手品だ」

「手品と思ってる内は分かりませんよ」

「いいだろう、切り裂いてやる『水鋭斬』」

 

今度は半球の中に一つの剣が生まれ、目にも映らぬスピードで切り裂いた

 

 

はずだった。

そこに司馬がいないのだ、消えた。さっきと同じ

 

「ふぅ、中々に楽しめました」

「まだ終わっ……」

 

そう言いかけた瞬間、身体中が麻痺した様に動かなくなる

 

「麻痺針ですよ即効性なのに結構かかりましたよ」

「い…つ?」

「さっきの水の塊がはじけた時に刺しました」

「くっ……うぐっ」

 

 

同時に頭にも頭痛が走り気が遠くなってくる

 

 

「優……姫…」

 

 

そして意識を失った

 

 

「何故、立てるんです!?」

 

最後にそう聞こえた

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。