SIDE一真
〜第一射撃訓練所〜
ダンダンダン!
射撃音が早朝の誰もいない射撃訓練所に鳴り響き音が消えると再び射撃音を奏でた
「3セット終了、」
「朝早くから頑張りますね」
姿が見えずに声だけが響いた…間違いない、この口調は中空知だ
しかもアナウンサーバージョン
「あのさ、出てきて喋ってくれないかなぁ」
「それは出来かねます」
「どうしてもか?」
「どうしてもです」
きっぱりと拒否されたがこんなところで諦める俺ではない。
そこでいつも教師が見学に使う2階に向かうとコードにつまづいていた中空知がいた
「ドジすぎるだろ…」
「はわっ!!きゃ!きゃらばん君!?」
「それは修学旅行だろ」
噛んで修学旅行のことを言い出した中空知に呆れながら話を続けた
「でさ、何か用があるのか?」
「いっ、いえ!!ありません!すいません!!」
「何でわざわざきたんだ?」
「そっ…それは。うぅー」
赤くなりだした中空知
「おーい大丈夫か?」
「はっはい、すいませんでした!!」
「謝んなよ、だいたい何でそこまであがり症なんだ?」
「こ、これはあれです!」
「どれだよ!」
「ご、ごめんなさい!!」
ツッコミを怒ったと勘違いしたらしく再び謝りだした
「まぁいいや、そろそろクラスに戻ったらどうだ?遅刻したらマズイだろ」
「そうですね!失礼ほんとうにごめんなありませんてした!!…わっ」
「っと!!ドジすぎ、あとテンパって言葉が支離滅裂だぞ」
いつも通りテンパって支離滅裂なことをいい始め、コードに引っ掛かった中空知を寸前で支えて地面に座らせた
「はぁ、大丈夫か?」
「すっ!?すいません」
顔がいつも以上に赤く染まる
「やっぱさ、前髪右か左に寄せた方が見えやすくていいんじゃないか?その方が可愛いし」
「か、かわいっ!?」
「素材がいいんだしさ」
「私なんて全然です!!」
一言言う度に中空知の顔が真っ赤になりわたわたし出した、もっとも原因は不明だ。と言っておこう
「まぁいいや、遅刻すんなよ」
「ふ、ふぁい!!」
赤い中空知に一言言って射撃訓練所を出た
SIDE亜瑠
僕は今無性にキンジをぶん殴りたい
なぜこうなったか、それは"キンジのために"きた白雪さんを見て僕の嫉妬スイッチがONになったからであるが、さすがに2年の最初から問題を起こす訳にはいかない…ので抑えているところだ
「とりあえず…食べてください!」
白雪さんが差し出した重箱には下手したら1時間は掛かるんじゃないかという位だった
まったく…キンジは僕の嫉妬メーターをMaxにする気なのかな?
「あっ!亜瑠君も食べてください」
「えっ!?ホントに?」
「はい、亜瑠君の分も作ってきてますから」
「ありがとう白雪さん」
「だからって軽々しく男子寮に来たらダメだろ」
「うぅ〜キンちゃん、ごめんなさい」
「まぁ、とりあえずありがとう」
「ありがとう白雪さん」
キンジと僕がお礼をすると白雪さんは礼儀正しく土下座をするような挨拶をすると黒のブラが見えそうになりテンションが上がったが、キンジが立ち上がったせいで少ししか見えなかった
仕方ないよ、"ホモ疑惑"のキンジと違って"健全な男子高校生"だもん。……し、身長はあれだけど。
そうこうしてる内にキンジは着替えて白雪さんはでていった
そうしてーー