亜瑠SIDE
クレシアが友達の専用ヘリで空港まで行くことを聞いてヘリポートまで見送ることにした。
なんでも友達は秋葉原に行っていたらしい
「じゃあねクレシア」
「またねアル、あ!そうそうこの前借りた翻訳機返しますわ」
「ありがとう」
「それに改造して5ヵ国に翻訳出来るようにしましたわ。日本語、英語、中国語、ロシア語、アラビア語の5つです」
「な、なんかありがとう!」
バラバラバラバラ
「ん?来たみたいですわ」
「また情報が入り次第ヨロシクね」
「ええ、ではまた。
しかし驚きですわ、既に"我々"イ・ウーの存在を知っていたなんて」
そしてクレシアはそのまま帰っていった。最後に口を動かしたみたいだけど僕は読唇術はまだ使えないんだ、何て言ったんだろう?
まぁいいかと、そんな疑問は直ぐに消えて寮に退散する
〜寮、キンジとの相部屋〜
ガチャ
「天誅ぅーーッ!!」
「うるさい!風穴ぁ!!」
「あ、亜瑠!助け…」
バタン
うん、どうやら部屋を間違えたみたいだね。最近練習ばっかりしてたから少し疲れてるのかな?
えっと、番号は合ってるね
ガチャ
「この泥棒猫!!」
「なによ!あたしが何したってのよ」
バタン
幻が見えた気が、それに幻聴も…はぁ仕方ない覚悟決めるか
ガチャ
「子供は出来なかったからー!!」
バタン
ダメだ、僕じゃ対処しきれない!?
数分間考えた後にキンジが出てきたことから争いは終わったことが分かった
「で、何で白雪さん気絶してるの?」
「ああ、アリアが子供が出来なかった言ったら気絶したんだ」
なるほど聞き間違いじゃなかったのか
「何よ!!じゃあどうやったら出来るのよ!!」
「え!?キンジとアリアってヤったの?」
「そんなこと聞くな!!」
「何よ皆どうやったら子供出来るか知らないくせに!!」
「子供?それは男の、むぐぅ……」
「バカか、そんなこと言ったらアリアが赤面して銃を乱射するだろ」
と小声で言ったきた、うんそれは否定出来ない。ていうかむしろ賛成だよ
「もういいわよッ!」
アリアはそれだけ言って煙のように消えた
そしてキンジは気絶した白雪を起こして帰らせ、僕は今日掴んだ情報をキンジに伝えた
「……ということらしい」
「またイ・ウーか!」
「また?」
「ああ、理子もイ・ウーだろ。それにかなえさんにも罪を着せた集団なんだ」
「あまり敵対心抱かない方がいいよ、イ・ウーだって悪行ばかりやっていたら成り立たないから善行もきっとやっているはずだし」
「そう…かもな」
「ほら早く寝よう、ご飯食べたでしょ?」
これ以上はクレシアが言った消されるって言ってたから藍幇の事は言わなかった。
何よりもいつもより濃密だった今日に疲れて、早く休みたいってのもあるし。
次の日の放課後いつも通り射撃練習をしようと思っていたんだけど、なぜか今僕は一年生の女子に押し倒されて馬乗りにのし掛かられている。
しかも人通りの少ない競技場の裏で
一見羨ましい目で見られるかもしれない、僕だってほぼ理性が弾ける寸前になっていただろう。
彼女の目が普通だったら
「どうしたのかな急に押し倒して」
「分かりませんか志摩先輩?、私全然えっちぃこと出来ますよ?」
といって胸を擦り付けてくる、柔らかい感覚が伝わってくるが全く興奮しない
「君、なんでそんな目をしてるの?」
「目?なんのことですか?」
「とりあえず離れて、今の君には色気の欠片すら感じないよ?」
「……優しいですね、ですが私にはしなければいけない事があるんです」
彼女が再び切ない顔をする、あの顔どこかで?
「君、名前は?」
「星川です。星川春海(ほしかわはるみ)」
「やっぱり、確かC研だったね?ランクはA」
「はい、本業はダギュラでAですが」
「なるほど、それで前の事件の唯一の生き残りだね」
僕がそう言うと体を少しビクッとした、トラウマでもあるのかな?
「そうです、その主犯を捕らえて悠と潤の居場所を吐かせる」
「なるほど」
「そこで志摩先輩、私の戦兄になって下さい。志摩先輩には遠山先輩へのパイプになってもらいます」
驚きの一言だった
その一言を聞くかぎり犯人を知っていて、僕じゃ太刀打ち出来ないほどの敵だということ
でもなんでキンジなんだろ?それこそ不知火君のほうが強いのに
「何で僕なの?キンジなら直接依頼したり、不知火君のアミカや武藤君のアミカになればいいんじゃないの?」
「違いますよ、遠山先輩だからこそあの人を逮捕出来るんですよ」
「分かった、なら闘ってあげるよ。ルールは分かってるね?」
「先輩から胸のエンブレムを取ればいいんですよね?」
「うん、何でキンジか知らないけど僕をなめないでって事直接教えてあげるよ」
「楽しみですね」
彼女が笑いながら言った、っていうかそろそろ退いてくれないかな…
〜競技場〜
「行きますよ」
「いつでもいいよ、アサルトの強さ見せてあげるよ」
ダン!
様子見で撃つ、がまさかの直撃。あれ?撃つ瞬間かなり分かりやすかったと思ったんだけどな?
「ぐぅ、」
ダンダンダン!
2発のみ着弾。1発だけ外した。僕も射撃が上手くなった
「うぐっ……」
ドタッ!
星川が倒れる、やっぱり女の子にやり過ぎたかな。
「星川さん?大丈夫?」
近付いて顔を見ても気絶してるようだった、目の下のクマも多分色んな情報を収集して寝不足になったんだろう。
C研は寝不足は厳禁なはずなのにそこまでして。
僕はそう思い、起こそうと手を伸ばした
途端に引っ張られ体制を崩しそのままマウントを取られた
「先輩、C研なめてないですか?一番危険な学科がアサルトとか言われて浮かれてるんですか?。C研は対象のすぐそばまで行くんですよ、つまり1つ間違えばすぐに死なんですよ」
「知ってるよ!!」
足を使って星川さんの首を絞める、あまりの苦しさに手を首を絞めている足に近付けた瞬間に力を振り絞ってなんとか拘束から抜け出した
そしてすぐに刃無しナイフで切りつけようとする
キィンキィン
2回金属が弾きあう音ののち、地面に突き刺し足払いをするがバックステップでかわされる
「この!」
刺したナイフを抜き取り投げ付ける
キィン
ナイフで弾かれる、が充分隙が出来た
懐の刃無しナイフを持ち思い切り腕を伸ばし突き刺そうとする
「やっぱり分かってませんね」
その腕を引っ張られ宙を舞う……っていうか一本背負い!!
そのまま地面に叩きつけられエンブレムを奪われる
「敵の近くに行くからこそ近接格闘が得意なんですよ、まぁ個人差はありますが」
「……いたたた、さすがだね参ったよ」
「では戦兄妹契約は完了ですね、早く鍵を渡してください」
「1つ聞かせてよ」
「何ですか?」
「なんでキンジなの?」
「……呆れました、そこまで一緒居たのにヒステリック・サヴァン・シンドロームも知らないなんて」
「ヒステリッ…何?」
何の事だろう?全く見当がつかない
「まぁいいや、はい鍵」
鍵を差し出すとすぐに取りこちらにも鍵を差し出した
「どうぞ、ルールですから」
「いいよ、別に君の部屋に入るようなことにならなさそうだし。一応僕は男だし」
って誰が一応だよ!!
そのまま「そうですか」と鍵をポケットにしまい直ぐに出ていった。
僕は悔しさに耐えきれなかった、唯一の得意分野の近接格闘で負けたのだ悔しくないわけがない。
そこで僕は近接格闘を鍛えるためにすぐに来てくれそうな人(暇人)に電話して近接格闘のみの組手をしてもらうことにした
案の定、彼は直ぐに来た
「よぉ亜瑠、手加減なしで行っていいんだな?」
「うん、僕は木のナイフ使うよ?武藤君も使っていいよ」
「そうか?なら俺も使わして貰うぞ、3本あるだろ?1本貸してくれよ?」
なんで3本って分かるの?
まぁいいか、さっきの鬱憤はらさせてもらうよ
ナイフを受け取った武藤君はナイフをベルトに挟み、あくまでも武器なしでやる気みたいだ
「行くぞ!!」
突っ込んでくる武藤君、それなりの身長だから迫力がある
それを冷静にカウンターを決めようとナイフを逆手にもち少しだけ腰を落とす
予想通りの右腕が来た瞬間にしゃがみブンと音をたて頭上を通過した、そのまま体をバネにして飛び右肩を掴み背後に回り込み頭にナイフを降り下ろす
「ネズミかよ!!」
「ざんね、ぬわぁぁぁ!?」
左手で首を捕まれ地面に投げつけられ激突する
「お前さ、そんな木刀でも抵抗あるのか?アサルトだったら覚悟ぐらい決めたらどうだ?」
そう、僕はナイフを降り下ろす時。
もしもを考えてしまい人にはナイフが止まる。それは実際師匠の傭兵生命を切り裂くような傷を負わせ、それがトラウマで人にナイフが振るえないんだ。
これを知っているのは一真と師匠だけだ
今年はこれが最後になります。
来年はより面白く、より分かりやすく、より読みやすく
を目標に頑張っていきたいです( ̄▽ ̄)ゞ
それでは皆さん( ´∀`)/~~