亜瑠SIDE
退院手続きを済ました僕は教務科に向かった
内容は今回の単位についてらしい
「今回の単位か…どんだけ貰えるんだろう?」
「ゼロとかだったら笑えるッスね」
「いやいや、笑えないから……ってうわぁ!!」
いつの間に居たんだよ!?
つか、龍君?
「あ、どもッス」
「あれ?龍君も教務科に?」
「そッス、なんか今後の行動についてらしいッス。まぁ基本的には公安0課になるんスけど」
「なんか凄いね、公安0課だし。……婚約者いるし、つかリア充爆発しろ」
「ん?なんか言ったッスか?」
「ううん」
あぁ〜僕もレキさんと結婚したいなぁ…志摩レキ……ダメダメ!僕キモくなってる!!
それにレキさんが僕と結婚なんてあり得ないし、もしあり得たとしても…
「着いたッスよ」
「あ!!うん、大丈夫まだ結婚詐欺だと決まって無いから」
「バカか」
じゅっ!
「あちぃっ!?」
妄想世界から引き戻される熱さ。
あ〜綴先生のタバコか…
あれ?僕慣れちゃってる?
「おせーよ。まぁいいや」
「よかったらソレ押し当てないで下さ…「尋問体験するか?」何の御用で僕らを呼んだんですか?」
「変わり身はやっ!?」
龍君、多分僕1分持たないから。
30秒でも尋問されたら精神崩壊起こすから。
「まぁ座れ。まず島津」
「なんスか?」
「一応担当は蘭豹だけど、旧友の来訪で飲みに行ってるから……あー思い出しただけでイライラする。」
「熱いんで押し付けないで欲しいッス」
冷静すぎてこっちが焦りますから!!
何で龍君に効かないの!?
イヤ、僕も慣れたみたいだけどさ!!
「まぁいいや、お前志摩と遠山と住め。単位は1学期分は保障してやるよ」
「え!?じゃあ僕の単位も「よいしょ〜」のわぁぁ!」
綴先生に聞こうとソファーから身を乗り出した瞬間投げられた。
やっぱこの人嫌い!
「まだ話の途中だ。で、どうする島津?」
「答え決まってますよ。優那を1人にはしないッスから」
つまり、九州から通うらしい。専用ジェットでもあるのだろうか?
なんにせよ。
リア充は爆発すればいいと思う
「おーおーカッコいいねぇ。いっそ爆発しろ」
「褒めても何も出ないッスよ」
随分都合のいい耳だ
「まぁその件だが、蘭豹の部屋に住むと決まった。もう今日来てるぞ」
「は?」
「待って。よりにもよってあの蘭豹先生の部屋ぁ!?優那ちゃん大丈夫なの!?」
「騒ぐな。頭に響く」
二日酔いですか!?
じゃなくて優那ちゃんは…
「今は島津姉と一緒にいる。島津に関してはこれだけだ。外で待ってろ」
「優那のトコ行ってきちゃダメッスか?」
「外で待ってろ」
「いや、ほんのちょっとだけ…」
「外で待ってろと言ったぞ」
タバコをちらつかせながら声を低くして言った
あ、なんか7つの古傷が疼く。これ軽いトラウマになっちゃってるじゃん!!
全然慣れてなかったよ
「そんで志摩」
「な、何ですか?また僕を世紀末覇者の1人にする気ですか!?」
「してほしいのか?」
「先生!話とは何でしょうか?」
「はぁ…めんどくさいなぁ。単位だけどさぁ」
「はい」
魔剣捕まえたんだし、単位もまぁまぁ貰えるんだろうなぁ
つか今この人、生徒の単位をめんどくさいって言ったし!?
「ゼロだから」
「…はい?」
「だからゼロ」
「いやいやいやいやいや、きちんと魔剣捕まえたんですよ!?」
約束が違うじゃん!!!
「お前勝手に水門閉めたろ?あれのせいでアドシアードで来てる他校の教師に勘ぐられて対応大変だったんだぞ」
「うっ……」
確かに責任は僕が取るって言ったけど。
僕にもう一度2年をしろと?
「以上。後で平賀の所に寄ってけよ、なんか用事があるんだとよ」
「僕は流されませんからね!!単位ですよ単位!!僕落ちちゃうじゃないですか!!」
「ならDランクの臨時試験でも受ければ?お前なら受かるぞぉ?」
「うぐっ……」
駄目だ…僕はFでなければもっと弱くなる。
僕の唯一と言っても過言じゃない力を失ってしまう
「…分かりました。失礼しました」
あー最悪。
確かに水門を閉めるのはやり過ぎたかもしんないけどさ、じゃなきゃ星伽さんも奪われてたかも知れないんだよ?
なのに単位無しだなんてさ
「ひど過ぎじゃない?」
「うん、分かったッスけど。悪いのは志摩ッスよ」
「だけどさぁ…」
「っていうか装備科に行くんだったら早くして欲しいッスけど?」
「アムドぉ?、平賀さんならこの部屋だよ。」
愚痴りながら装備科の平賀さんの居る整備室の前まで来た。
「平賀さ〜ん。亜瑠だけど〜」
ノックしながら平賀さんを呼ぶと、扉を開けて小学生のような風貌の平賀さんが……小学生のような風貌の……小学生のような………嫌な予感がするんだけど
「天使ですか!?」
龍君ってロリでコンなアレだったよ。
「あや?君は誰なのだ?」
「ちょっ、まっ。天使がいるッス!?優那に勝るとも劣らない可愛さ!!ヤバい、ヤバいッス。惚れてしまうッス!?」
「あやややっ!?亜瑠君、この人は誰なのだ?」
「ロリコンだよ」
「違うのだ!!そういう意味じゃないのだ!!」
「こ、声もなんて美しいッスか!? 凶器ッス。この可愛さ最早凶器ッスよ!!」
と、とりかえしがつかない。
まさか龍君がここまで暴走するなんて思わなかったよ……
「まずいッスよ。心臓がバクバクなってるッス!?不整脈で死んでしまうッス。簡単に言うと犯罪級の可愛さッス」
ど、どうしよう?
「あれ?龍。ウワキデスカ?」
突然聞こえた声に、龍君は壊れた機械のようにギギと振り向き。
苦笑いをした
「どうしたの龍く…ん…」
そこには優那ちゃん。
いや、ヤンデレオーラを漂わせる優那ちゃんがいた
「ウワキデスカ?龍?」
「ち、ちがっ…違います!!」
「リユウハイマカラキク。志摩さん。少し待って頂けますか?」
「は、はい」
そして龍君を廊下に連れ出した。
「な、何だったのだ?」
「平賀さん、気にしちゃ負けだよ」
「分かったのだ…」
『いや、ちがっ。つい出来心で…ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ……』
「絶対気にしたら駄目だ」
その後優那ちゃん30分後に部屋に入ってきて、龍君は顔面蒼白で帰ってきた
「ごめんなさい。平賀さん」
「いや、もう大丈夫なのだ。こういうのは慣れてなくて少しビックリしただけなのだ」
「とりあえず平賀さん。何で僕たちを呼んだの?」
「あ、そうだったのだ!?ちょっと待つのだ。」
そう言うと、なにかゴソゴソと段ボールの中身を一通り漁った後に、1枚の紙を取り出した
「鑑識科から回された書類を個人的に調べた結果なのだ」
「うん、凄い自由だね」
なんかそういうのオッケーなんだ…
まぁいいや。
渡された紙に目を通す。
その紙には例のロボットの事について書かれてあった。
具体的には装甲と鉄球についてだけだったが、あのロボは構造上ありえない技術を使っているという事が書いていた
「で、つまりどういうこと?」
「あのロボは今の技術じゃ実現不可能な域にあるのだ」
「なんでそんなものが?」
「それを調べる為にも、同じようなモノを見つけたらあややに譲って欲しいのだ。勿論、それなりの報酬は払うのだ」
ほ、報酬!?
「文の為なら任せるッス!!直接渡しにいくッス!!」
「即決!?」
ってか復活!?
「龍!」
「は、配送にしときます」
あ、鶴の一声ってこういうことか……違うか
じゃなくて、僕も報酬は欲しいけどさ…
それってさ、大丈夫なのかな?。バレて単位剥奪なんて、僕泣くよ?
「なんなら、銃器の整備改造も割引するのだ」
「任せてよ!!」
「志摩さんも即決ですか……。」
優那ちゃん、金欠の僕には生死に関わる大事な事なんだ……
そして色んな事があった白雪さんの護衛+αは終わりを迎えた。