緋弾のアリア 守護者とFランク武偵   作:暇人鶯

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第6話 一真の情報

SIDEキンジ

一真が大量の火薬を家に持って帰ってきた次の日

 

「理子」

 

メールで理子を呼びだしておいた通り、理子は温室のバラ園にいた

 

「キーくぅーん!」

 

ふわふわした改造制服に身を包んだ金髪の生徒が手を振っていた。

 

「キーくん腕時計してたっけ?」

「あぁ、今さらだな」

「みしてみして」

「安物だよ」

 

そうして時計を返してもらい例の話をした

 

「理子、いいか。ここでの事はアリアと一真には内緒だ」

「うー、らじゃー!キーくんこそ持ってきた?」

「これだろ」

 

そう言って紙袋を渡すといくつかのゲームソフトを選別し、いらないであろうソフトを紙袋に入れて渡してきた。ちなみにこれらはR-15と18である、さすがにR-18は恥ずかしかった

 

「これらはいらないのか?」

 

みれば2とか3とかついていたゲームソフトだった

 

「数字なんて蔑称、個々のゲームに対する侮辱だよ」

「そうか……まぁ良い、アリアと一真の情報を提供してくれ」

「あい!!」

 

「まず、アリアね。アサルトの評価ランクはS、すごいよね〜2年でSなんて10人にも満たないのに」

 

予想はしていた。思いきりのよさ、射撃技術は一真並み。簡単に間接技を決められる事があった

 

「あとイギリスでバリツって呼ぶあれ…バーリ・トゥードだっけ?あと拳銃とナイフの技術しかも二刀流」

「それは知ってる」

「2つ名は知ってる?『双剣双銃(カドラ)のアリア』」

 

二刀流はダブラと呼ぶ、カドラは四刀流の事だ

 

「笑っちゃうよね双剣双銃」

「よくわからないんだが…まぁいい次だ。アリアの実績は?」

 

すると声を少し低くしてシリアスな感じを醸し出してきた

 

「アリアはロンドン武偵局で武偵として1度も犯罪者を逃がしたことないんだって」

「1度も…失敗してないってことか?」

「うん、99回連続、しかも全部一回の強襲で」

 

武偵の仕事は言うなれば警察でも手に終えない事件の解決だ、ソレを99回なんて聞いたことがない

 

「あとは、アリアはクォーターでイギリスの『H』って家で高名なんだよ。おばあちゃんなんてディムの称号だよ!」

「ディム?」

「イギリスの王家が授与される称号。サーとか聞いたことない?」

「ってことは貴族か!?、道理で…」

 

変なコーヒーの名前を知っていたり常識が通じなかったりしたわけだ

 

「でも『H』家とは上手くいってないみたいだよ」

「なんて家だ?」

「その辺は自分でしらべなよ。理子は親の七光りとか大っキライなんだよぉ」

「ゲーム分は働け」

「カズやんの情報いらないんだったらいいよ」

「うぐっ……」

 

痛いところを付かれた、ここで情報をゲットしないとまたあの女性店員に奇異な目で見られる。あれはもう勘弁だ

 

「イギリスのサイトでもググれば分かるんじゃない」

「俺、英語はダメなんだよ」

「カズやんに頼めよぉ〜」

「仕方ない、次は一真の情報だ」

「あいさぁ!」

 

今度は一真の情報だ、最初の入学後のランク判定試験から顔馴染みだがランクが凄い、成績は学年主席、それも日本の学力順位は一桁の天才、射撃はSランク並み

 

「カズやんは『かんばら』って名乗ってるけど実は『すがわら』って読むんだよ。確か日本の学問の神様って呼ばれた人の子孫だったかな」

「菅原道真か…」

「そうそう、あとは中1のときに彼女がひとり、中3から高1の冬に1人」

「どうでもいいだろ、その情報」

 

そう言うと声を低くして言った

 

「二人とも亡くなったんだよ」

「は?」

「1人目は九州で2人目はバビロン、今のバグダードだっけ?その2ヶ所で亡くなったの」

「……」

 

絶句だった。いつも軽く笑ったりとか俺や亜瑠の事を良く考えてくれていた一真にそんな過去があった事に。そして軽い恐怖心がわいた、なぜ一真は笑えるのか……

 

「あとは水の超能力(ステルス)を持ってることと、いつも携帯してるM500は使った事がないこと、実弾の使用経歴なし、アルアルとは昔からの知り合いって位かな」

「他は?」

「ないよ、裏情報が少な過ぎるんだよ、これ以外は一般的なものしか無いの。カズやんは裏があるから気を付けてね……多分二人の彼女も関係あると思うけど。情報少なすぎてがおーなんだよぉ」

「………分かった」

「あと、今の会話もしかしたら聞かれたかも?」

「一真にか!?」

「ううん、違うよ。誰かはわかんないけど」

「そうか…なら帰る。サンキューな」

「おーう!」

 

俺は、その場からすぐに立ち去った

 

 

 

 

SIDE一真

 

遼太からキンジが俺とアリアの事を調べていたと聞いた次の日の夜

 

 

「カズ、先に食べようよ」

「アホ、飯はみんなで食うもんだ」

 

アルが突っ伏して聞いてきたが拒否をしたところでキンジが帰ってきた

 

 

「「おかえり」」

「ただいま」

「アリアは?」

「あぁ、女子寮に戻ったよ」

「そうか、飯食おうか」

 

「「「いただきます」」」

「キュー!!」

 

 

 

 

次の日、キンジの平穏は打ち砕かれ。

亜瑠は覚悟を決め。

一真は小さな亀裂を生んだ。

 

 

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