緋弾のアリア 守護者とFランク武偵   作:暇人鶯

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第82話 師匠の人脈

亜瑠SIDE

 

 

今僕は今日のメニューが終わり、師匠のマッサージを受けている。

 

「んー、亜瑠気持ちいい?」

「うん、もうちょい下かな」

「ココ?」

「あぁ、ちょっと師匠。変な触り方やめ…んぁ!?」

「凄い黒くて太くなったわね?あぁ、こんなモノで私や色んな女の子をイジメてるのね?」

「違っ!?…あぁ!!」

「ホントに凄いわ。

 

 

この上腕二頭筋。色も良い感じで、筋肉もきちんと付いてきて細かった時と比べると大分太くなったしね」

「師匠のマッサージのお陰で筋肉痛になりにくくなったからね、筋トレも楽しくなってきたよ」

 

僕が師匠に弟子入りしたときなんか師匠から、それでドアノブを握れるの(笑)、なんて言われた。

日常生活に支障が出るほど弱くないから、と心の中でつっこんだ。

 

「でも亜瑠の戦闘スタイルを考えると…あんまり筋肉ばっかつけるのはよくないんじゃないかしら?」

「僕のスタイル?」

「そうよ。亜瑠の戦闘スタイルって近接よね?

それに、どっちかっていうとゴリ押しじゃなくてヒット・アンド・アウェイって感じでしょ。それなら腕よりも足全体の筋肉の方を鍛えたら?」

「でもさ、僕ってさ、射撃出来ないから少しでも上達ておきたいなぁって思うんだよね」

 

そう言うと、師匠はため息を吐いた。

 

「それであなたの"唯一"の"特徴"の近接戦闘をおろそかにするのは良くないわね。愚の骨頂よ愚の骨頂。むしろあなたは近接戦闘でAランク位まで伸ばすべきよ。それ以上は、本当に素質が必要だからね」

「僕にはやっぱり素質、無いのかな?」

「ないわね。」

「そんなあっさりと…」

「でも、Aまでならあなたの努力で何とかなる範囲だわ。亜瑠、普通の人ならAなんて成れないのよ?普通ならどんなに努力してもBになれるかどうかって話よ。それだけわたしはあなたの努力を信じるわ」

 

なんか良いようにに言いくるめられたような…、まぁいっか。

努力は、裏切らない……はずだからね。

 

「はい、マッサージ終了!それじゃ今日の宿題を聞かせてください」 

「今度はマッサージよろしくね。それじゃ」

 

あ、ガン無視だ

 

「寮の部屋に課題送っといたよ〜。それじゃ、合コンがあるから」

 

そう言った師匠は、すぐにトレーニングルームを出て行った。

どうせ、今回も駄目だろうな。でも言ったら模擬戦闘でボコられるからね…

 

 

そうして、部屋に戻ると一真が料理を作っていた。

 

「ただいまーって、何してるの一真?」

「ああ、亜瑠か。料理だ料理、お前ら作れねぇだろ?」

「うん、でも一真料理出来るんだ」

「まぁどっかの誰かに花嫁修行を押し付けられたことが何度かある内にな」

「へぇ」

 

モテるためか、モテるためなのかこのイケメンが!!

ん?ならこれを利用すれば、僕もモテ…

ほら、確かレキさんってカロリーメイトばっからしいから、料理出来るなら好感度アップだよね!!

 

「一真、僕にも料理を教えてくれないかな?ほら、一真だけじゃ居ない時に不便じゃない?」

「悪い、下心見え見え過ぎて教えたくない」

 

なん…だと!?

 

「はは、そんなことないよ。気のせいだよ」

「そんなどうでもいいことは置いといて。封筒来てたぞ?」

「手紙?誰から?」

「え〜と、たしか森なんとかだったぞ」

「あ〜たぶん師匠だよ」

 

テーブルの上においてあった封筒を開けると、師匠からの依頼と手紙があった。

さっき会ったときに渡せば良かったのに

 

「えー、『今回はこの依頼をやってもらいまぁーす。ちなみに菅原君と遠山君も強制参加でぇーす』だって一真……ってえぇ!?」

「いや、驚きたいのはこっちだ」

 

出来た料理をテーブルに置きながら淡々と言う一真。

全然驚いてないじゃん

 

「なぁ亜瑠。お前この人に余計な事言ってないよな。例えば相部屋の俺達の仲、特に俺と遠山の仲が悪いとか?」

「言ったけど、それがどうかしたの?」

「その人が変な気まわして、俺達の仲を改善させようとしてるな」

 

え?そうなの?

と言う顔をしていると、一真が溜め息を吐いてエプロンをはずしながらめんどくさい、と呟いた

 

「一真。この依頼書に緑の変なマークがついてるんだけど?これ松?」

 

そして、それを見た一真は一度驚いた後に三度溜め息を吐いて言った。

 

「これ緑松校長のマークだ。つまり拒否権はねぇってことだな」

「マジで…」

「お前の師匠の人脈にビックリだ。それで依頼内容は?」

「えーと、あったあった。なになに『宝探しゲーム!!』「ちょ、ストップ!!え?宝探し?依頼が宝探しなのか!?」

「一真、こんなのにイチイチツッコミ入れていると体力持たないよ」

「そ、そうか」

「んじゃ続き、…『鉢柿組、栗島会、粟野組にお宝(組の金)を発見せよ!!』……って組の金ぇ!?てか3つとも過激派じゃん!?」

「ツッコミ入れねぇんじゃねぇのかよ…」

 

一真さん、堪えきれませんでした

 

「ごめん、続き読むね。『ちなみにそれらを傘下に持つ三浦組には注意すべし(笑)』」

「「(笑)なんか腹立つ!!」」

 

結局、ツッコミました。

 

 

「それで、わざわざ3人集まって宝探しするのか?」

「そんな嫌そうな顔しないでよ。師匠直々の指名なんだよキンジ」

 

それでもキンジは露骨に嫌そうな顔していた

 

「はいはい。振り分けも指定されてるよ。

キンジは女性組長で有名な栗島会。一真は中国と中東からの密輸で有名な粟野組。僕は…少数精鋭で有名で組員が僅か13人と幹部2人の過激派」

 

ちなみにもしもに備えてキンジには金一さん+α、一真には時斗さん+α、僕には師匠が先に潜入してるらしいけど…

 

「なぁ菅原、お前は納得しているのか?」

「聞くまでもねぇよ。多分亜瑠の師匠は俺の過去を知ってる。今のところお前らに教える気はないがな。要は参加だ」

「僕は師匠からの宿題みたいなものだからね、参加だよ。キンジは?」

「俺はそこまで空気を読めない奴だと思うか?参加する」

 

 

そして、3人の潜入が決まった

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