ラバウル六勇士 ~1944~ 戦場の軌跡   作:鷹と狼

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東京大空襲で命を落とした方々に、黙祷します。


第19話 帝都防空

 

 

 

2月16日、厚木基地ー

 

 

ゥウウウー

 

 

「敵機来襲~!!敵機来襲~!!」

 

 

基地に桁ましいサイレンが鳴り響き、基地所属のパイロットたちが零戦、最新鋭の紫電改、対重爆戦闘機の雷電など戦闘機に搭乗。

次々と滑走路から飛び立ち、そして各航空隊からの戦闘機部隊と合流した。

その編隊の中にはたった2機しかない、舵には黄昏色の鷹を描くマークの零戦64型を扱う桜井洋介と沖田進次郎の姿もあった。

 

 

 

「『進次郎、64型の調子はどうだ!?』」

 

 

「トチローさんの整備で万全ですよ、桜井さん!」

 

「『いよいよ、この零戦64型を試す時がきた…この空域を脅かす敵機を叩き落としてやらねば!』」

 

「桜井さんも、今日から小隊長ですから。頼んますよ~!」

 

「『言われなくとも。俺は厚木隊長の様に、小隊を誰一人足りとも、死なせはせん!!』」

 

 

そう、厚木十三大佐(二階級特進)の後釜として桜井洋介少尉が小隊長に就任。だが、彼は操縦桿を強く握り締めていたのか、機体は揺れていた。

 

「(桜井さんの機体が揺れている…まぁ、……人の事は言えんな…)」

 

重圧感なのか、どことなく進次郎も操縦桿を握り締めている右手も震えていた。

房総半島の白浜対空監視所によると、硫黄島上陸の前に、近海に滞在するアメリカ軍空母部隊の艦載機が、日本の軍事・工業施設を目指して攻撃することが目的であった。

 

 

 

 

 

横須賀沖ー

 

水平線上に1000に及ぶ敵艦載機の大編隊を確認。

 

「『隊長から全機、敵機発見!!増槽投下、攻撃開始!!』」

 

隊長機の指示により進次郎、洋介機は増槽を投下、敵味方正面から機銃を浴びせながら突っ込む最中、幾つかの機体が墜落した。

 

「日本の空に犯す敵機め!!」

 

進次郎はすぐに反転、F6Fヘルキャットの背後に取りつき、照準に入れた。

 

「掴まえた、墜ちろ!!」 ドドドドド ドカアァン  

 

「凄い…これが13ミリ機銃の威力!これなら!」

 

『「進次郎、危ない!!」』

 

洋介の言葉で進次郎が振り向くと、背後に2機のヘルキャットが取りついていた。

 

「…ぎゃぁ......!あれ……?」

 

進次郎はヘルキャットの銃撃で被弾した。だが、被弾した零戦はすぐに燃えるはずだが、零戦64型は防弾、消火装置が整えられていた為、生存性を上げられていた。

 

「桜井さん、技をお借りしますよ!!」

 

進次郎は機体を左に捻り、2機を瞬時に撃墜した。

 

『「やるなぁ〜!俺も負けてられねぇな!」』

 

舌を巻いた洋介は進次郎に負けず劣らずヘルキャットとコルセアを撃墜した。

 

 

 

正午近くなるとアメリカ軍の戦闘機部隊が引き上げた。

 

洋介は5機撃墜、進次郎は4機撃墜。二人は基地に帰投した。だが、進次郎の機体がかなりの被害を受けた為、洋介も整備員のトチローにスパナで撃たれた。

 

「痛ってぇ~!」

 

「何で俺まで~?」

 

「てやんでぃ!連帯責任だ!洋介も進次郎と共に愛機の 修復を手伝え!!」

 

「へ、へぇーい!」

 

洋介も進次郎の愛機を修復する作業に取り掛かった。

 

 

翌日、基地に再度アメリカ軍機が飛来。進次郎は愛機が収納する格納庫へ向かった。

 

「トチローさん!オレの愛機は!?」

 

「まだ修復中だべらぼうめ!我慢して別の機体に乗って行け!!」

 

「あ~昨日の被弾が凶ときたか…あ…」

 

進次郎は昨日の襲撃で被弾した箇所を修復中だった。頭を抱えていると、洋介の零戦64型を目にして、搭乗した。

 

「発動機よし…」

 

「おい、進次郎っー!!」

 

進次郎が搭乗した64型のパイロットである洋介が駆けつけにきた。

 

「おい進次郎、お前の零戦はどうした!?」

 

「今は修復中です!桜井さんの零戦をお借りします!!」

 

「黙れ!!今すぐ降りろ!!」

 

「無理ですよ、車輪止めが解除されたから発進しますよ!!」  

 

「おいっ!わわっ……」

 

進次郎が滑走路に移動した時、洋介は転げ落ちた。

 

「(あちゃ~、すみません桜井さん…)」

 

進次郎は内心で洋介に謝罪しながら離陸。大空に飛び立ち、5機の敵機を撃墜した。

 

 

 

帰還後、進次郎は洋介とトチローからお灸をすえられた。

 

「…ですが、桜井さんも単独で出撃したんではないんですか!?」

 

「…当たら数とも遠からずだな…俺はな進次郎。厚木隊長のように言動はないが、これからはお前とペアを組まない限り、空には飛ばん、ましては絶対に死なせはせん!!…そらっ」

 

洋介の忠告を受けた進次郎は、彼から投げ渡された包み紙を受け取った。

 

「っ!?これは…?」

 

「焼き芋だ、身体を養えとけ」

 

「…あ…はい!」

 

19日、アメリカ軍は硫黄島に上陸を開始した。進次郎と洋介は司令の命令により一時八丈島に転属を命じられた。

 

八丈島基地ー

 

「ここが八丈島か…ついこの間のフィリピンを思い出すなぁ…」

 

2月中旬でありながら温暖な島であった為、ついこの間のフィリピンを思い出しつつあった。だが八丈島基の飛行場は零戦12機の他に彗星12機、天山8機が滑走路の脇に並べてあった。

 

「これだけの攻撃機が並べてあるのはフィリピン海戦以来ですね!」

 

「そう…だな…」

 

洋介は不安そうに顔をしかめながら搭乗するパイロットを目にした。大半のパイロットは、まだ年端もいかない少年兵であった。

 

「またマリアナ、フィリピンに引き続き本土まで…」

 

「…全くだ…パイロットを育成するのに、どれだけの時間と金が掛かるんだ…」

 

まともな訓練を受けていないパイロットを戦場に導入しても敵にやられることは目に見えている。それ以上に、フィリピンで編成された決死隊=特攻隊であることを予想した。

八丈島に集結した部隊は御楯隊と命名された。

 

21日早朝、計32機が八丈島から離陸した。攻撃目標は硫黄島近海のアメリカ艦隊の殴り込みだった。

 

32機は敵のレーダーの発見を防ぐためにプロペラが水上に叩くほどの低空で飛行する。

 

「…おっと…下手すりゃ海にドボン…」

 

進次郎が愚痴ってると、東の空から朝陽が登った。

 

「『全機に告ぐ、朝陽を背に同高度で飛行せよ!』」

 

誘導機の指示により、攻撃部隊は指定の空域に移動する。暫く飛行すると敵艦隊を発見した。

 

「いた、敵艦隊だ!」

 

「『敵さんは相変わらず、奮発した艦艇の数だな!』」

 

進次郎と洋介は幾多の戦場でどんな物量で攻め来る敵と戦うことを平然としているにも関わらず、攻撃機に搭乗するヒヨッコのパイロットたちは、いきなりの実戦で震えがちであった。

 

「『攻撃隊に告ぐ、貴部隊を襲う敵機を一機たりとも近づけさせん!以上だ!』」

 

洋介が言ったそばから、上空には敵機の姿は確認せず、航空機どころか敵艦さえ、ほとんど島に向けて攻撃していたため、御楯隊への射撃はなかった。

 

「『全機、指定する目標に向かって散開』」

 

「『『『 了解!! 』』』」

 

進次郎と洋介は敵艦隊上空で錫箔を散布。艦艇が装備するレーダーを撹乱した。

 

「よしよし、散布は完了!あとは…」

 

空母から発艦したヘルキャットが御楯隊を迎撃に来襲、攻撃機を襲う敵機を撃墜した。

 

「一機撃墜!桜井さんも、また撃墜したか…あっ!」

 

指揮官機が被弾炎上、進次郎の隣で敬礼して空母サラトガに向けて体当たりを慣行。大破した。御楯隊の幾つもの攻撃機が被弾、指揮官機と同じように体当たりを行った。だが、ほとんどは敵機の迎撃と対空射撃に阻まれ、海に落下、敵艦に突入、命中したのは4隻に至った。

 

「くそっ!!」

 

「『くっ…全機集合!内地に帰投する』」

 

指揮官機を失った御楯隊は混乱しがちであったが、急遽、位の高い洋介が残存機に、内地に帰投する指示を進言し、本土に帰投した。

 

御楯隊が厚木基地に帰投後、洋介と進次郎は基地司令に報告。硫黄島守備隊からの電文では『空からの援護、感謝する』連絡を受けた二人はどこか冴えない気分だった。

 

 

 

 

半月後、3月6日。硫黄島からアメリカ陸軍の新型の高速戦闘機、P-51ムスタングが来襲した。

 

「あれは艦載機…じゃない」

 

「『硫黄島からの陸軍機だ!!気を付けろ進次郎!敵の新型戦闘機だ!』」

 

進次郎はムスタングの背後に付こうにも、速すぎて照準が定まらなかった。

 

「桜井さん!畜生、速すぎる!!」

 

「『落ち着け!!…っ!!来たか!!』」

 

洋介の背後にムスタングがとりついた。得意の木葉落としや左捻り、逆鷹戦法で対応。3機のムスタングを撃墜した。

 

「(さすが桜井さんだ…あっ!?)」

 

洋介の背後に2機のムスタングがとり憑かれ、急降下で逃げようにも逃げられなかった。

 

「桜井さん!!」 ギュイィン ダダダダダダ

 

 ドカアァン 「桜井さん!!大丈夫ですか!?」

 

「『進次郎!!助かった、ありがとう!』」

 

洋介もすぐに旋回してムスタングを撃墜した。

 

「いつも、桜井さんに借りがありますから、そのお返しです!」

 

進次郎は鼻を擦りながら、微笑んだ。

この新型戦闘機の戦いで進次郎は2機、洋介は4機、不確実で6機を仕留め損ねた。

 

「手強かったですね…」

 

「ああ…あの硫黄島に新型機が配備され、襲来すりゃ…とてつもなく被害を被る…」

 

「被害と言えば…最近、大陸とマリアナからB-29が日本に向けて飛来していると…」

 

「…うん…九州の防空部隊も必死だからな…この間の名古屋と、2日前の中島・武蔵野工も襲来を受けたな…」

 

2日前、190機あまりのB-29が来襲。中島・武蔵野工場に対する精密爆撃を慣行。

厚木基地の防空戦闘機の雷電が何とか抑え、悪天候に阻まれ、被害は少ないとは言い難かった。

この日より、アメリカ軍は日本本土の主要都市そのものを目標とした大規模空襲へと戦術を転換するのである。

 

 

 

 

 

3月9日 マリアナ諸島 サイパン島 アスリート飛行場

 

「熊井曹長、搭乗せよ!」 

 

「はい!!」

 

陸軍偵察隊員のマリー・熊井曹長は自身が搭乗するB-29に搭乗した。

 

「これから日本の首都、東京へ行くのね……(バッキーさん、トムさん、パンサー君、アイリッシュ隊長。スパロウさん、フィリップさん、ヴェン君。シャルロット、ステラ、アリシア、パウラ……あたしを見守って下さい…)」

 

心の中で知人の名前を呟き、マリーは祈りつつ、搭乗するB-29が東京に向けて出撃した。

 

 

 

 

 

 

厚木基地

 

「うぅ…寒い!」

 

「今夜は凄い風だなぁ…明日は陸軍記念日、勇介がいればパレードに参加していたかもな…」

 

「ですが、パレードに参加できるのはかなりのエリートじゃないと無理ですよ…」

 

「ははっ、そうだな。久しぶりに将棋をやろう!」

 

「えぇっ、負けませんよ~♪…ん…もう12時か…」

 

その頃、サイパンとテニアンから飛び立った325機のB-29が東京に侵入しようとしていた。

強い北風のため、電波警戒機は正常に作動しなかった。

各B-29は全部の機銃と弾薬を降ろし、通常の約二倍、6トンの高性能焼夷弾を搭載していた。

 

『ガガ…空襲警報発令!空襲警報発令!』

 

「「 っ!! 」」

 

帝都東京の一番長い夜の悪夢が今、始まろうとしていた。

 

 

 

警報のスピーカーが発令。

進次郎と洋介、パイロットたちは飛行服と装備を纏い、それぞれの防空戦闘機に搭乗。そして、進次郎と洋介は零戦64型に搭乗した。

 

「トチローさん、零戦は!?」

 

「いつでも万端だ、べらぼうめ!!洋介、進次郎!とっとと飛んで、B公を叩き落とせ!!」

 

「はい!!沖田進次郎、発進します!!」

 

「桜井洋介、行きます!!」

 

先に月光と雷電が出撃、進次郎と洋介は離陸。全速力で東京方面に飛行している時だった

 

「これは…!?」

 

「『進次郎、東京が!!』」

 

「…東京が…燃えている…」

 

日本の首都、帝都東京が紅蓮の炎に燃え上がり、二人はその光景を目の当たりにして背筋が凍った。

火災の煙が目標を覆い隠さないよう風上から焼き払うという秩序だった投弾は不可能となった。

しかしその必要はなかった。火災の煙は高度7000メートルまで噴出し、高度2000メートルで秒速20メートルという台風並みの烈風が吹き荒れた。

 

「…東京が…厚木隊長の…故郷が……くそ…くそっおおっ!!」

 

地上の照空灯が照らされた先にB-29が飛行、進次郎はその機体を目標に向かって飛行した。

 

「くそ!!叩き落としてやる!!」

 

ギュイィン

 

「『待て、進次郎!!』」

 

「あっ!?煙で照空灯が切られてる…」

 

「『進次郎!この煙じゃ戦闘にならん、一旦東京湾に出るぞ!!』」

 

「了解!!」

 

進次郎と洋介は暗黒で雲一つない東京湾上空を飛行した。すると、照空灯が照らされた先に低空を飛行するB-29を発見した。

 

「B-29発見、あんな低空を…」

 

「『進次郎!!あいつを落とす、暴風戦法だ!!』」

 

「暴風戦法…了解!!」  ギュイィン

 

進次郎と洋介は上昇、目標のB-29に向けて急降下しながら、操縦席に向けて銃撃した。

 

「「『 墜ちろ!! 』」」 ドドドドドド ドカアァン

 

「やった!!(四挺の20ミリと13ミリはやるなぁ~!)はっ!?」

 

進次郎はB-29の機銃座から一人の搭乗員を目にした。

 

「『進次郎、次の獲物を仕留めるぞ!!』」

 

「はっ!!」

 

独立点火は北北西の強風に煽られ、次々と合流して大火炎となった。

特に浅草方面に発生した火炎は半時間の内に隅田川を越え、下町全域へ波及した。

 

0237時、空襲警報は解除されたが、火炎は延々と下町を焼き尽くした。

 

東京は日の出のように明るかった。煙の雲、煤煙、突風に吹き飛ばされる火の粉がこの帝都の空を飛びちぎっていた。

この夜、帝都東京の全部が灰になってしまったと進次郎と洋介は思った。

 

次の獲物のB-29を仕留めようとした。

 

カチカチカチカチ  「弾切れか…」

 

「『こっちも弾切れだ、基地に帰るぞ!』」

 

ギュイィン

 

「はい!」

 

ギュイィン

 

進次郎は洋介に引き続き厚木基地に帰投した。

 

厚木基地ー

 

二機は基地に帰投、白い何かに覆われる滑走路に着陸した。

 

「なんだ?雪か…いや…灰だ…!?」

 

洋介は機上から降りて、トチロー整備士の元に行った。

 

「トチローさん、弾薬と燃料の補充を急いでくれ!!」

 

「落ち着け、洋介!」

 

「おれからもお願いします!トチローさん!」

 

進次郎も洋介に続いてトチローに直訴した。

 

「べらぼうめ!この煙と灰が舞い散る空で、飛行機を飛ばせるかぁ!!見てみろ!」

 

トチローが指差す空を二人は見上げると、東京の空は煙と灰に覆われていた。

 

「…陛下…申し訳ありません……厚木隊長…すみません…」

 

進次郎と洋介は両膝を滑走路に着け、涙を流し、帝都に向けて謝罪した。

 

洋介も、あの42年4月18日の空襲で戦ったにも関わらず、防いきれず悔やんだ。

 

二人の上官であり、トチローの戦友の厚木十三の東京が焼かれて謝罪しても謝罪し切れなかった。

 

空襲は大阪と名古屋、神戸まで至り、夥しい死者が出た。

東京大空襲から翌日。空襲で被災した帝都東京の所沢に進次郎と洋介が撃墜したB-29が不時着の情報を聞き入れ、三人はトラックで赴いた。

 

 

所沢 ー

 

不時着したB‐29の周りに鍬や竹槍を所持した民間人が囲んでいた。

 

「民間人の皆さん、我々は海軍航空隊です!!」

 

「どけどけーっ!!」

 

洋介は機体内部に突入、生きている搭乗員を背負い出した。

 

「桜井さん!」

 

「進次郎、憲兵を呼べ!!」

 

「え?なんで…?」

 

「どうしたってんだ軍人さん!殺すんじゃないのですか!?」

 

「民間人の皆さん、敵に関わるとスパイと間違われて捕まりますよ!!」

 

軍刀を手にした洋介が述べたのは、憲兵隊の通報だった。進次郎と民間人が疑問を感じ、数分で憲兵が到着、捕虜一人を連行した。

 

「桜井さん、なんで?たたっ切るのではなかったのですか…?」

 

「殺せるか、あいつは女だ?」

 

「えっ!?」

 

「さて、基地へ帰投するぞ!」

 

「はっ!!」

 

捕虜収容所 ー

 

「…助かったのね……(………アイリッシュさん…バッキー…トム…スパロウさん…キャサリンさん…フィリップさん……ヴェン…パンサー…エマちゃん…エミリーちゃん…ステラ…シャルロット…アリシア…パウラ……)ありがとう……」

 

日本軍の捕虜となったマリー・熊井曹長は安堵した。

 

厚木基地へ帰路に着く洋介とトチロー、進次郎は東京の焼け野原を目の当たりにした。

 

「何もねぇ…」

 

「…あぁ……」

 

「…銀座の周囲がきれいさっぱりだ…いずれ、戦争が終わったら、必ず復興をさせねばななんねぇぜ!!」

 

「「 はい!! 」」

 

進次郎は心底誓った。必ず戦争で生き残り、必ず復興させると。

厚木基地に戻った後、 桜井洋介少尉、秋山敏郎兵曹長、そして沖田進次郎一等飛行兵曹は転属命令が出された。

転属先は、鹿児島の鹿屋基地へ

 

 

 

 




母国に帰還してもなお、新型の零戦に搭乗し、帝都の空と島の一部に侵略する敵から守るために戦うのであった。

君は、生き延びることができるのか…?
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