転生孤児ウマ娘の奮闘記   作:しょうわ56

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第54話 孤児ウマ娘、切磋琢磨する

 

 

 

 

3月に入って、イベント出演期間も終わり、

日経賞へ向けて本格的なトレーニングを再開。

 

そんなんで間に合うのかっていう懸念はごもっとも。

でも大丈夫。

 

平日のトレーニングはきっちりこなしてたし、

イベントと言っても、丸1日拘束されるようなものでもなかったから、

身体自体はちょくちょく動かしてたからね。

 

むしろ良い気分転換になってたよ。

 

さて今年の初戦、日経賞に関してなんだが……

 

「えー! リアン先輩、大阪杯出ないんですか!?」

 

春のローテーションをスターオーちゃんに話したところ、

たいそう驚かれてしまった。

 

「3回目の対戦、楽しみにしてたんですよ!?」

 

いや、そんな逆ギレみたいな反応されても。

なんで俺が大阪杯出るの前提みたいに考えてたんですかね?

 

確かにこれまで1勝1敗だから、3回目ではっきりさせたいという気持ちはわかる。

だけど、こっちにも都合があるというかなんというか。

 

ということは、スターオーちゃんは大阪杯から天皇賞のローテなわけか。

 

「私以外に負けたら承知しませんからね!」

 

この先、君との対戦は何回もあるだろうし、そんなに目先の勝負に拘らなくても、

と言って何とか納得してもらった挙句に、出てきたセリフがこれだ。

 

なんか君最近、面倒というか、色々と重くなってきてないかい?

ヤンデレの素質があったのかいな(汗)

スターオーちゃんこそ、大阪杯で足をすくわれないよう気をつけてな。

 

まったくやれやれだぜと思っていた矢先に、もう1人の『面倒な奴』がやってくる。

 

 

 

「私は阪神大賞典に出るぞ」

 

そう言って、いきなり目の前に現れたシリウス。

日経賞の1週前、つまり、奴にとっては出走当週になってからの、

突然の行動だった。

 

リアルに「は?」ってなった俺に対して、シリウスはなおも言う。

 

「日経賞でも大阪杯でもよかったんだがな。

 本当の楽しみは大一番まで取っておくことにした。

 ファンにとってもそのほうがありがたいだろ。

 感謝してほしいくらいだな」

 

「………」

 

二の句が継げないというのは、あんな状況のことを言うんだろうな。

 

何が感謝しろだ。確かに、本番前に有力バ同士がかち合うのは、

あんまり好ましくないのかもしれんけど、当人が言うことではないだろと。

 

しかも、ファンを口実にしていることも何というか。

皐月賞を回避させるのに説得した際にこいつがほざいたこと覚えてる人いる?

もう言葉にすることすら億劫になってしまったよ。

 

「私がいないレースに勝ったところで何の意味もないが、

 せいぜい浮かれるこった。じゃあな、天皇賞で待ってるぜ」

 

言うだけ言って、手をひらひらさせながら去っていったシリウス。

おまえは大事なことを忘れている。

 

G1勝利数こそ、ふたつとみっつで俺のほうが劣っているものの、

俺のほうは年度代表ウマ娘というタイトルを持っているからね。

決して自惚れるわけじゃないけど、競走成績的には、すでに肩を並べてると思う。

 

それに何より、俺のほうが年上なんだ。ここ重要。

 

そろそろ敬意というか、周りに対しての接し方を考えたほうがいいんでない?

……無理か。それがシリウスが()()()()たる所以だもんな。

 

まったく、やれやれだぜ。

 

せいぜい負けて吠え面かくがいいさ。

とかなんとか思っていたら

 

 

『阪神大賞典はシリウスシンボリ!

 ほぼ2年ぶりの復活勝利をレコードで飾りました』

 

 

テレビの実況が伝えたとおり、勝っちゃったんだな。

おととしの春の天皇賞以来、丸2年ぶりの白星となった。

しかもコースレコードのおまけつき。

 

ずっと勝ててなかったのに、ここにきて勝つとか、なんなの?

喜ばしいとは思うけど、なんか釈然としない。むぅ……

 

まあとりあえず、来週の自分のレースに集中しよう。

スターオーちゃんとシリウスに言われたからというわけじゃないけど、

前哨戦で負けるわけにはいかないもんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さあ去年の年度代表ウマ娘の登場です。

 ファミーユリアンが今年の始動戦を迎えました』

 

日経賞のパドック。

相変わらずのファンクラブによる横断幕と、

子供たちのぴょんぴょんジャンプに迎えられて、軽く気分が和む。

 

『イベント出演などが重なって、大変忙しかったと思われる彼女ですし、

 3ヶ月ぶりの出走となります。仕上がり具合はどうでしょうか?』

 

『良い意味で平行線といった感じでしょうか。

 有記念のときと変わりませんね』

 

『安心して良さそうですか?』

 

『はい、特に問題はないように思えます。

 力は発揮できそうですね』

 

解説者の人、大正解っすな。

 

8割9割くらいの出来に抑えてあるのですよ。

あくまで本番は次の天皇賞だからね。

ここでピークに持ってくなんて真似は、しないしできませんよっと。

 

さて相手関係だが、ともにクラシックを戦ったマティリアルちゃんと、

パナレントちゃんがいる。有で顔を合わせたジェイムスユウとも再戦だ。

あとわかるのは、メジロの子が1人いるくらいか。

 

少人数で、俺を含めて8人しか出てきてない。

G2でこれだけ少ないのは寂しいが、紛れが起きにくいのは歓迎だ。

 

負けられないし、負けちゃいけないってことも十二分に承知している。

のときの二の舞だけは、なんとしてでも避けなければ。

 

話は変わるが、マティリアルちゃん、まだマイルへ回らないんだな。

自分の適距離をまだ計りかねているんだろうか。

スプリングステークスを勝ってるし皐月も2着だから、

千六から二千くらいがいいんじゃないのかな?

 

俺も今でこそこうやって中長距離を走っているが、

適性がわからなかったときは大いに焦ったものだったから、気持ちはよくわかる。

その副産物が、選抜レース全種目エントリーだからな。

 

あの頃は若かったな(遠い目)

 

『当然のごとく1番人気です。それどころか現在のところ、

 支持率95%を超えております。とんでもない数字です』

 

『これはグレード制導入以降、重賞競走では史上最高の支持率になります。

 あのシンボリルドルフのダービーをも上回っています』

 

支持率95%越えとか、キ〇ガイかよ……

 

それほど相手がいないって思われてるってことだな。

変なプレッシャーがかかるなホントに。

 

とにかく、俺は俺のレースをするだけだ。

ゲート入り完了。

 

ファミーユリアン、いっきま~っす!

 

 

――ガッシャン

 

 

ゲートが開いて、タイミングよくスタートを切る。

我ながら今回も完璧。出足の良さだけは、自慢していいかもしれない。

 

今日のペースはどうするか……おろ?

1人並んできている子がいるな。

横目でチラリと見てみたら、メジロの子だった。

 

試しに少しスピードを上げてみると、同じようについてくる。並走状態。

 

……おもしろい。

そっちがその気なら、俺もその気になっちゃいますよ?

 

今後も重賞戦線で戦っていけるかどうか、ふるいにかけてあげようじゃないの!

そ~ら、ついてこられるものならついてきな。

 

偉ぶるわけでも調子に乗っちゃったわけでもないんだけど、

ここぞとばかりにウマ娘の本能が顔を出してきた。

普通ならペースを落ち着かせるあたりでも減速せず、そのまま走る。

 

どのメジロちゃんなんだかいまいちはっきりしないけど、

いいねえ。そういう負けん気の強さ、俺は好きよ。

 

でも、共倒れになることだけは勘弁な?

だから早めに引いてもらえると嬉しんだけど、無理かな?

この分じゃ無理だろうな。名門のお嬢様がこれだけ歯を食いしばってるんだ。

相当の覚悟を持って臨んできているはず。

 

まったく、やれやれだね。

 

 

 

 

 

 

『ファミーユリアンとメジロフルマー、2人が飛ばしていきます。

 後続とは5バ身以上離れた。さらに広がる勢い。3番手ジェイムスユウ追走』

 

『かなりのハイペースと思われますがどうか。これでいいのかファミーユリアン?

 メジロフルマーも決死の逃げか?』

 

『向こう正面に入ります。メジロフルマー早くもここで苦しい。口を割っている。

 やはり苦しい、離れていく。あっというまに2バ身、3バ身広がった』

 

『一方のファミーユリアン涼しい顔で逃げる! 一人旅になった』

 

『4コーナーへ向かう。もはやファミーユリアン独走状態。

 後続は遥か後方になってしまった』

 

『ファミーユリアン1人で中山の急坂を駆け上がります!』

 

『逃げる差し脚、今年も陰りなし! ファミーユリアン圧勝、ゴールインッ!

 勝ち時計2分29秒9! 2分30秒を初めて切ってまたもやレコード更新!

 2400に続いて2500でも日本レコードを樹立しました!』

 

『2着には最後方から4番が突っ込みました。

 が、大差がつきました。掲示板にもそのように挙がっております』

 

2人がハイペースで逃げる展開となり、果敢にもリアンに挑んで

途中まで競ったメジロフルマーは、完全にバテて最下位惨敗。

 

2着には最後方にいた子が追い込む形で入り、ハイペースのまま

最後まで一人旅を維持し続けたリアンの強さが際立つ結果となった。

 

 

日経賞 G2 中山 芝2500m 良

 

1着 ファミーユリアン  2:29.9R

2着 マウンテンゾーン    大差

 

通過順位 1 - 1 - 1 - 1

4F 47.2 - 3F 34.8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……ふぅ。何はともあれ、勝ててよかった。

 

あのメジロの子、メジロフルマーっていったっけ?

なかなか気骨のある子だった。さすが名門の出だよ。

 

あのペースで、3コーナー過ぎまでついてこられてたのはさすが。

だけどやっぱりきつかったね。「むりぃ~っ」って声が聞こえてきそうだった。

ダントツの最下位になっちゃったみたいだけど、懲りずに頑張ってほしい。

 

それはそうと、また日本レコードを出してしまったね。

 

当初はあそこまで飛ばすつもりじゃなかったんだよ。

フルマーちゃんに付き合って、ついついペースが上がってしまった。

 

本音を言えば、有のことがあって、

溜め逃げにそこまで良い印象がなかったのがひとつの別の要因。

直接はフルマーちゃんに競り掛けられたことだけどね。

 

まあ有では4コーナー手前で早めに取りつかれてしまって、

慌ててしまったことが敗因だから、俺本来のものとも言える、

こういうレースのほうが性に合っているのかもしれないね。

 

また慌ててしまうという可能性がないわけじゃないしさ。

なるべくそうならないような気構えは持つつもりではいるけれども。

 

「お疲れ様」

 

「あ、お疲れ様です」

 

レース確定後、控室に戻ったところで、

笑顔のスーちゃんがやってきた。

 

「今日のペース、どれぐらいだったと思う?」

 

彼女は開口一番、こんなことを尋ねてきた。

 

「ん~、1000mが59秒くらいですか?」

 

「正解。まさにそんな感じだったわ」

 

うっし、俺の体内時計ちゃん調子いいね。

逃げウマにとっては必須の技能だと思う。

自分のペースがわからなくて、どうやってレースするんだってね。

 

「……」

 

「なんです?」

 

「いいえ、なんでも」

 

「そうですか」

 

そんな俺の様子を見て、意味深な笑みを浮かべているスーちゃん。

訊いても答えてくれなかった。

悪くは思ってないみたいだから、まあいいか。

 

「次の天皇賞へ向けて、またがんばらないとね」

 

「はい」

 

何度も言うが、本番は次。

 

3000m超の長距離では、こうもいかないだろう。

菊花賞の時のような策を、また練る必要があるだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃ、お先に失礼します」

 

「ええ。気をつけて帰ってね」

 

「はい。それでは」

 

一足先に学園へと帰るリアンを見送ったスピードシンボリ。

レース後も、彼女にはトレーナーとしての業務があるので、

一緒には帰れない。

 

そして何より……

 

「……恐ろしい子」

 

リアンの前では口に出せないこともある。

 

手元のメモ用紙に目を落としながら、スピードシンボリは思わず呟いた。

その口元は明確に緩んでいる。

 

「あのハイペースでそのまま押し切るだなんて……

 一層強くなってるわね。正直、底が見えないわ」

 

メモに書かれているのは、速報値として挙がってきた日経賞のハロンタイム。

2500m戦とは思えないほどのハイペースで逃げ、一切タレることなく逃げ切って見せた。

バテていないのは、上がりタイムが物語っている。

 

それはレコードが出るし、大差にもなるよと思う。

アレだけのハイペースで逃げておきながら、一杯になることなく

34秒台で上がれるのは、驚異と言うほかにない。

 

菊花賞の時と違うのは、常にほぼ一定のペースで流れたこと。

つまり、スタートからゴールまで、まったく息を入れずに駆け抜けたことになる。

通常ならこんなことは不可能だ。ありえない。

 

一緒に逃げたメジロフルマーの惨状からも、その異常性は窺える。

途中でバテバテになってしまうのも当然だった。

 

「……でも、あの子ならありうる」

 

改めて、自分の担当するウマ娘が、普通とは違うんだということを認識させられる。

同時に、抜群の手応えと、巨大なプレッシャーも。

 

「私がしっかり手綱を握らないとね」

 

そして、決意を新たにした。

 

できるのならば、イベント出演などやめさせて、競技に専念させたい。

だがそれは、リアンのレース活動の根幹を奪ってしまうことになる。

出自と生い立ちに基づくことだから、翻意させるのは不可能だろう。

 

仮に強制的にやめさせたとしたら、

当然モチベーションには大きな影響が出るに違いなかった。

 

そうなっては本末転倒だ。

適度にイベントに出させ、適度に休ませつつ、適度にトレーニングするしかない。

 

もともと身体は強くないのだし、本格化したとはいえ、

体質までは劇的に変わることはない。

自分が適切に手綱を引いて、些細な異常も見逃さず、コントロールするしかあるまい。

 

「まったく、やれやれだわ」

 

とんでもない無理難題を言ってくれる。

しかし、やらねば、やらなくてはならない。私がやらなくて、誰がやる。

私が彼女の担当トレーナーで、彼女は私の愛バなのだから。

 

それに近い将来、本当の家族になるのが確定しているようなものなのだ。

口では愚痴を零しつつも、スピードシンボリの口角はさらに上がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『サクラスターオー、有に続いて連勝! G1、3勝目!

 花と同様、桜が満開! 真冬に咲いた「サクラ」が再び満開ですっ!』

 

大阪杯は、もちろんスターオーちゃんが勝利。

ティアラ二冠のマックスビューティや、メリーナイス、

ニッポーテイオーらを寄せ付けない完勝だった。

 

特に、昨年の秋の天皇賞バのニッポーに勝った意味は大きい。

これなら、俺がいないから勝てた、そんな声は出てこないだろう。

……な~んて、少し自惚れてみたり?

 

スターオーちゃん、実は長距離じゃなくて、2000m前後が1番得意なのかな?

これだけの勝ちっぷりを見ていると、そう思わざるを得なくなった。

 

宝塚と秋天が怖くなってきたぞ……

 

いや、いやいや、今からそんなんでどうする。

戦う前から恐れちゃだめだし、スターオーちゃんにも失礼だ。

 

しっかり準備して対策して、万全の態勢で勝負しないとな。

 

『先輩先輩! 勝ちましたっ!』

 

レース後しばらくして、彼女からかかってくる電話。

当然のように大興奮である。

 

「はいはい、わかったから落ち着いて。おめでとう」

 

『ありがとうございますっ!』

 

ちょっ、スターオーちゃん、鼻息荒すぎィ!

うれしいのはわかるけど、ここまで興奮しなくてもいいじゃない。

 

『また、「京都で会いましょう」ですねっ!』

 

「はいはい、楽しみだね」

 

『はいっ!』

 

春の天皇賞で、スターオーちゃんと3度目の対戦。

正直言って怖さのほうが大きいけど、どうなることやら。

 

『それはそうと、大阪のお土産に、本場のたこ焼き買って帰りますねっ!

 豚まんに「面白い恋人」に「くいだおれ太郎」に餃子に……

 いっぱい買っていきますから、一緒に食べましょうっ!』

 

そ、そんなに!?

いくらなんでも食べきれないよ!?

 

さては、俺を『太り気味』にするつもりだな!

 

……それよりスターオーちゃん。

気持ちはうれしいけど、鼻息荒いってば。

ゴォーゴォー言ってるんだってばぁ(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の『ファミーユリアンちゃんについて語るスレ』のコーナー

 

 

(日経賞リアルタイム視聴組の反応)

 

:状態良さそうで安心した

 

:イベント出まくってたから、調整心配だったんだ

 

:余計なお世話だったな

 

:リアンちゃんさすが

 

:もちろんです、プロですから

 

:プロ競技ではない(マジレス

 

:支持率95%!?

 

:ありえねー

 

:いや、マジであり得ない数字

 

:皇帝を超えたか

 

:みんな同じ気持ちなんだな

 

:だってみんな勝負付け済んだ相手じゃん

 

:まあ普通に走れば、負ける相手ではないな

 

:こんな状態になったのも、みんなリアンちゃんを恐れて

 回避が続出したからじゃないのか

 

:なんで大阪杯行かないんだって、きっとみんな思ってる

 俺的にはどっちでもよかったけど

 

:中山記念と金鯱賞が煽りを受けたかフルゲートだった

 

:スターオーがぶっつけ大阪杯だし、そこしか受け皿がなかった

 

:先月だけど、小倉大賞典もフルだったぞ

 

:先週の阪神大賞典までフルゲートに近かったからな

 

:オープン特別に回らざるを得ない子まで出たとか出ないとか

 

:玉突き渋滞が起きている……

 

:2000から2500くらいを得意とする子にとっては、

 災厄以外の何物でもないか

 

:いいじゃないか、それくらい認められてるってことだ

 

:この時期のオープンたって、そんなに数ないだろ?

 

:マジでないな

 芝の中距離だと、小倉大賞典よりも前の

 関門橋ステークス2000mしかない

 大阪城ステークスが1800だけどかかろうじてってところだ

 

:仁川ステークス……はダートだった

 

:実際どうだったか調べてみたら、

 大阪城Sフルゲートだったわ(汗)

 除外も結構いたらしい(滝汗)

 

:oh……

 

:頭抱えてるトレーナー多そうね

 

:除外された子の選択肢

 1・ダート適性が少しでもあるならダートへ

 2・適性外のレースへ

 3・自重して時期を待つ

 4・あえてリアンちゃんに挑戦

 

 さあおまえらならどうする?

 

:過酷すぎるわ!

 

:実質1と3の二択じゃん

 

:俺は嵐が過ぎるのを待つ

 

:わいも……そうやな(遠い目)

 

:それはそうと俺の今日の興味は、リアンちゃんがどういうレースをして、

 どういう勝ち方をするか、これに尽きる

 

:有もすごかったけど、最後の直線、

 いつもの走り方がいまいちだったからな

 

:リアンちゃん、ファイト~!

 

:さあ発走!

 

:好スタート定期

 

:安心と信頼のロケットスタート。……ん? メジロ?

 

:メジロフルマー何してんねん

 

:玉砕覚悟の共倒れ狙いか?

 

:いやそれならリアンちゃん引くだろ?

 セントライト記念のときみたいに

 

:名門のお嬢がそんな戦法取るだろうか?

 

:メジロも覚悟決めてきたんだな

 

:案外、今後のための試金石と厳命されたのかもな

 

:いやいやなんでお付き合いしちゃってんのリアンちゃん!

 

:ちょっ、さすがにこのペースはまずいって

 

:掛かったか?

 

:まさか、リアンちゃんに限って……

 

:引いて!

 

:番手でいいのに!

 

:あ

 

:オイオイオイ

 

:なんでメジロが先に潰れてんねーん

 

:何事もなかったかのように一人旅のリアンちゃんよ

 

:マジで涼しい顔で草

 

:これは草も生えない

 

:1人だけ異次元

 

:日本レコード

 

:3つめの日本レコードか

 

:ホントに言葉が出てこない

 リアンちゃんマジでバケモノ

 

:なんであのペースで、最後あんなに伸びるの……

 

:上がり34秒台wwwスローでもないのにwwwファーwww

 

:笑うしかない

 

:メジロ息も絶え絶え、バテバテのダントツ最下位で入線

 

:前走で重賞勝ってるから、メジロフルマーも弱くはない

 

:そんなメジロを見事撃墜したリアンちゃん

 

:セントライト記念の二の舞だな

 

:それ以上だよ

 

:「メジロ」の意図は何だったのか

 

:個人の暴走なのか、あるいは「上」からの指示なのか

 それが問題だ

 

:ちょっと聞いてみたいな

 まあ絶対に喋らないだろうが

 

:しかし、果敢に挑んでいった勇気は称えたい

 

:ここのスレ民でも、ちょっと引いてしまうくらいのえぐい強さ

 

:ちょっとじゃないぞ

 

:うん

 

:我がアイドルながら、恐ろしい強さだ

 

:全盛期来たか?

 

:むしろこれからが全盛期かもしれん

 

:幻惑どころか、これじゃ困惑だよ

 うれしい悲鳴だけどさ

 

:誰がうまいこと言えと

 

:これでメイチの仕上げじゃないってウソだろ

 

:まだ私は変身を残している、状態か

 

:どういう勝ち方するか注目ニキ、感想をどうぞ

 

:ドン引きと満足両方がせめぎ合っている

 

:だろうな、俺もだ

 

:何はともあれ、天皇賞でスターオーと再戦だ

 

:大阪杯も注目だな

 

:現状マイル中距離王者のニッポーが出てくるからな

 

:スターオーにはニッポーにも勝ってもらって、

 晴れて現役最強決定戦と行こうぜ!

 




おばあさま
「………」

メジロフルマー
「被害者の会ってまだ入れますか?」

メリーナイス
「歓迎しますよ! 随時受付中です」




95%はさすがに盛り過ぎた……
マルゼンスキー状態で少人数でのことなのでご勘弁を……

仮にリアンが海外遠征する場合、初戦は何が良いですか?

  • ドバイワールドカップ
  • ドバイシーマクラシック
  • ガネー賞(仏)
  • クイーンエリザベス2世カップ(香港)
  • アメリカ遠征
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