「ウマ娘ファンの皆様、あけましておめでとうございます。
本年もウマ娘レースと、府中ケーブルテレビ並びに、
週刊ウマ娘放送局をどうぞよろしくお願い致します」
冒頭、いつものキャスターが登場し、新年の挨拶を述べる。
今日の収録は、正月特番のためのものだ。
本放送は、元日の午後7時。ネット公開は翌0時を予定している。
「本日は、お正月に相応しい特大企画です。
なんと! 近年の年度代表ウマ娘お三方をお呼びしての、
特別な座談会をお送りします!」
年度代表ウマ娘を1度に3人も呼ぶのは、番組史上初、
それも番組始まって以来の大物たちの出演である。
否応なしに気合も入ろうというものだった。
「それでは早速、特別ゲストに登場していただきましょう。
お三方、よろしくお願いします!」
キャスターがそう言うと、画面左からフレームインしてくる、
晴れ着姿のウマ娘が3人。
「まずは、史上3人目の三冠ウマ娘にして、
シンザン以来の五冠を手にしたミスターシービーさん!」
「はーいどうも~、ミスターシービーで~す♪」
紹介されて、白と黄色を基調とした晴れ着のシービーが、
現役時代さながらのポーズをとった。
「そして史上4人目の三冠、それどころか無敗のまま
空前絶後の十冠を制した皇帝、シンボリルドルフさん!」
「あけましておめでとうございます、シンボリルドルフです」
緑をメインにした晴れ着のルドルフ、長い髪をアップにまとめている。
優雅な仕草で軽く頭を下げた。
「3人目は、おととしの年度代表ウマ娘に輝き、
昨年も大活躍した異次元の逃亡者、ファミーユリアンさん!」
「はい、ファミーユリアンです。よろしくお願いします」
薄緑色の晴れ着姿のリアンも、ぺこりと頭を下げる。
リアンもまた、髪を左側で結っていた。
「皆さんお分かりかと思いますが、番組始まって以来の
超大物ゲストが勢揃いで、ものすごく緊張しています私。
うまく進行できますかどうか……」
緊張で早くも手に汗握っていそうなキャスター、
口も上手く回っていないようで、ところどころ呂律が怪しい。
「私のことはさておきまして、座談会を始めていきましょう!
お三方、お席へどうぞ」
それぞれが用意された席へと着く。
キャスターと向かい合わせに、3人が隣り合って座る形だ。
席順は紹介された順の通りに、向かって左から
シービー、ルドルフ、リアンの順番である。
「えーそれでは始めます。
改めまして、あけましておめでとうございます」
「まだ明けてないけどね~」
「ちょっ」
キャスターが改めて行なった挨拶に、軽口を叩くシービー。
真っ先に突っ込んだのはリアンである。
「シービー先輩、それ言っちゃダメなやつです!」
「毎度のことながら、君というやつは……」
正月特番なので、収録はもちろんそれ以前。
ぶっちゃけると有馬直後なのだが、
そんなことはお構いなしのシービー。
「まあまあ抑えて抑えて」
「「誰のせいだと……」」
「お二人とも落ち着いてください」
呆れてジト目を向けるルドルフ。
他人事のような振る舞いを見せるシービーに、リアンとルドルフはさらに呆気に取られた。
キャスターも苦笑しながらなだめに入るしかない。
こんな和やかな(?)雰囲気で、座談会は始まった。
最初の話題は、終わったばかりの有馬記念へ。
「まずはリアンさん、有馬記念お疲れさまでした。
そしてレコード勝利おめでとうございます」
「ありがとうございます」
キャスターの言葉に礼を述べるリアン。
ぶっちゃけ、この収録は有馬の2日後である。
「レース前からもうほぼ確実でしたが、これでルドルフさん以来の、
2年連続の年度代表ウマ娘も確定ですね」
「まあ、はい、いただければ光栄です」
「となると、2年連続じゃないのは、アタシだけになっちゃうね」
ここで、またもやシービーが口を挟む。
ジト目で隣を見ながら、こう続けた。
「誰かさんのせいで連続は取れなかったし。
アタシだって取れてもおかしくない成績だよね~?」
空気を読んだ番組側が、テロップ表示を付けた。
『シービーさん 天皇賞(秋)、ジャパンカップ
ルドルフさん 三冠、ジャパンカップ、有馬』
王道路線のG1を2勝は、例年ならシービーの言うとおり、年度代表に値するだろう。
だがしかし、その年は三冠に加えて、クラシック級にしてG1を5勝という超怪物がいた。
これでは比べるべくもない。
「勝負の世界だからな」
ルドルフは厳しくこう応じた。
「甘いことは言っていられない。
それに、手を抜いたら抜いたで怒るだろう?」
「もちろんだよ」
「そういう問題じゃないですって」
真顔で頷くシービー。
あくまで自由人を貫く彼女に、またもやリアンがツッコミを入れる。
「そんなこと言い出したら、先輩とルドルフは三冠ウマ娘なんですから、
私だけ三冠取れてない仲間外れです」
「言われてみればそうだね。
や~いファミーユちゃん、ぼっちぼっち~♪」
「……」
「……」
ここぞとばかりにふざけるシービーに、
ルドルフとリアンは顔を見合わせて苦笑するしかない。
「話を進めてください」
「あ、はい……。えー、こほん」
業を煮やしたルドルフは、キャスターに進行を求めた。
わざとらしく咳ばらいをひとつ。
「リアンさん、お身体のほうはいかがですか?」
「さすがに疲れてますけど大丈夫です。異常はないです」
「何よりです、安心しました」
「最近の取材のたびに思うんですが、みなさんなぜか二言目には、
体調は大丈夫ですかって聞いてくるんですよね。なぜでしょう?」
「なぜって……ねえ?」
体調を心配されたリアンだが、少々ずれた返しをした。
思わずシービーとルドルフの反応を伺うキャスター。
もちろん2人はキャスターに同意した。
「ファミーユちゃん、自分の胸に聞いてみなよ」
「春の天皇賞、そしてサクラスターオーのこともある」
「はあ」
「えーはい。ではリアンさん、1年を振り返ってみていかがですか?」
2人からそう言われても、ピンと来ていない様子のリアン。
またしても空気を読んだ番組側が、話題を変えた。
「引き続き良い成績を収められたので満足してます。
秋の天皇賞でやらかして、負けてしまったのが心残りと言えば心残りですね。
つらい出来事もありましたし」
「サクラスターオーさんは本当に残念でした……」
再びテロップ表示。
『サクラスターオーさんのご回復をお祈りいたします』
「まだ入院中ですけど、本人は至って前向きなので、
私も前向きに考えて待ちたいと思います」
「ジャパンカップでの世界レコードが激励になりましたか?」
「だったらうれしいですね」
「あれ見て感銘受けない子はいないよ。
カフェテリアで中継見てたコ、みんな泣いてたよ」
「そうだな、私も涙腺が緩くなった」
「改めて言われると恥ずかしいので、あんまり言わないでください」
口々に褒められて、恥ずかしそうに視線を伏せるリアン。
特に、シービーとルドルフから言われたのが大きかった。
「そんな気にすることありませんよ。
それだけの立派な行いだと思いますし、
今やリアンさんの影響力はそれだけ大きいってことです」
「お恥ずかしい限りで……」
追い打ちとばかりにキャスターからも言われてしまい、
リアンは赤くなって縮こまってしまった。
「スターオーさんのリボンを鉢巻きにするというのは、
ご自分で考えられたんですか?」
「ええ、はい。
彼女のトレーナーさんに無理言って貸していただきまして」
「ということは、スターオーさんご本人には内緒で?」
「そうなりますね」
「はあ~っ」
キャスターから感嘆の息が漏れる。
もちろん良い意味で、だ。
「サプライズもサプライズな演出だったわけですね。
スターオーさんはどれだけ喜んだんでしょうか」
「とりあえず、勝手なことをするなって怒られはしなかったので、
安心しました」
「そりゃ喜びこそすれ、怒りなんてしませんよ~」
キャスターの言葉に、ルドルフとシービーも頷いている。
それを見て、リアンはさらに恥ずかしそうであった。
「そういえば、海外から来られたトニービンさんと
ムーンマッドネスさんとは、お友達になられたそうですね?」
「ああ、はい。退院したそうですけど、
まだしばらくは日本にいるそうなので、ときどき連絡は取ってます」
「有馬に関して、お二人は何か仰っていましたか?」
「トニーからは『That's what I'm talking about.Good job』と。
(さすがだ、よくやった)
ムーンは『It's aggravating, but I'll give you a pat on the back』って。
(一応、褒めてあげる)
一応満足して褒めてもらえたみたいです」
「本場ヨーロッパの超一流にそこまで言わしめるリアンさん、さすがです。
やはり英語でやり取りされているんですね?」
「まあ、はい、なんとか」
「ファミーユちゃんやるなあ」
英語で海外の娘とやり取りしていると聞いて、
シービーが手放しで褒めたたえる。
「アタシは日本語以外さっぱりだよ。英語のテストなんかもう全然。
ジャパンカップの時も、海外の子の言ってることはちんぷんかんぷんでさあ」
「君はもう少し勉強したほうがいい。
リアンだって最初からそこまで出来ていたわけではないぞ」
自分が薦めた教材の件もあって、ルドルフはシービーにツッコミを入れるも、
やはりどこ吹く風のシービーは
「今更だね~」
こう言って煙に巻いた。
ルドルフとリアンは苦笑するしかない。
「ルドルフに薦めてもらった教材のおかげなんですよ」
「ほほう、そのおススメのもので勉強したんですか」
「ええ、移動の車内とかでずっと聞いてました」
「それもまた興味深い話ですが、次に参ります」
その教材も話に出てきたが、時間が押しているのか、
キャスターは話題を次へと進める。
「お三方の出会いについて伺いたいのですが」
「私とリアンは同級生ですので、
入学式の前日に寮で会ったのが最初でしたね」
「私のほうが先に部屋に着いてて、
ちょっと遅れてルドルフが来たんだったね」
「ああ」
キャスターがそう話を振ると、当時のことを懐かしむようにして、
ルドルフとリアンの間だけで話が始まった。
「私よりも先に来ている子がいるとは思わなかった」
「指定されてた時間よりもだいぶ早く来ちゃってたんだよ。
ちょっと張り切りすぎちゃったかな?
気合入ってるね~って寮長さんにも驚かれちゃったし」
「それに、すごい衝撃的な初対面だったから、
今でも昨日のことのように思い出せるよ。なにせ――」
「あ、あっ……詳しく言うのはやめてね?」
「非常に興味深いお話なのですが?」
リアンが慌てて止めたところで、タイミングよく切り込むキャスター。
「2人だけの秘密です」
「だそうですので」
「残念です……」
居合わせてた当時の寮長は知ってるけど、と内心では思いつつ、
証言を拒否するリアン。本人がだめだというのに、ルドルフから話すわけにもいかず、
キャスターは悔しそうに感想を漏らした。
「シービーさんとはどうだったんですか?」
「ええと、言ってもいいですか先輩?」
「どうぞ~」
「ご本人の許可もいただけたので……」
気を取り直してシービーとの出会いを尋ねる。
リアンは本人の許可を得てから、話し始めた。
「最初に会ったと言えるのは、生徒会室の前で、でしたね」
「生徒会室の前? どういうことですか?」
「えーと、あれは私が退院して間もなくのころだったと思いますが、
とある用事があって生徒会室まで行ったんですね。
そうしたら、ちょうどシービー先輩が出てくるところだったんです」
「うんうん、そうだったね」
「そしたら、先輩のほうから声をかけてくださいました」
「シービーさんは、すでにリアンさんをお知りになられていた?」
「なぜだかそのようでしたね」
話の流れから、キャスターとリアンの2人から、視線を向けられたシービーは
「まあ、その筋では有名だったからね」
こう言ってお茶を濁す。
もちろん周りは納得はできない。
「当時も不思議に思ったんですけど、何の筋なんです?」
「秘密♪」
当然、当事者のリアンからも追及を受けたが、
ニッコリ笑顔で返答を拒否した。
これには全員が苦笑するしかない。
「えーとまあそんな感じで、話をしたのはそれが最初です。
それ以降は、これまたなぜだか頻繁に顔を合わせるようになりまして、
その後に至るというわけです」
「聞いたところによりますと、シービーさんが引退後、
使っていた靴などを直接譲り受けられたとか」
「そうですね。恐れ多くて1度は断ったんですけどね」
「もう使わないからアタシが持っててもしょうがないし、
だったらファミーユちゃん以外にいないって思ったからね」
「シービーさんの目が正しかったことは、
リアンさんがその身をもって証明しましたね」
「うんうん、アタシも鼻が高いよ」
「恐縮です……」
「ご慧眼でしたね~」
後継者に指名された、という見方はキャスターからしても当然だったようで。
口々に褒められ、小さくなるリアン、再びの図。
(中略)
「シービーさんとルドルフさんといえば、カツラギエースさんを含めた伝説の、
ジャパンカップ3人同着優勝の話を聞かないわけにはまいりません。
お二方、いかがですか?」
話題は、もう二度とないであろう3人同着優勝の件へ。
「うーん、ルドルフ、よろしく」
「また君は……。当事者としましては、3人同着ともなると正直、
勝利の喜びよりも、珍しいことと驚きが先に立ってしまいましたね」
シービーは拒否というかルドルフに丸投げ。
困ったルドルフはこう言って、当時の心境を説明した。
「長い長い写真判定の末の決着でした。
待っている間のお気持ちはどうだったんですか?」
「それはもうドキドキしましたよ。
勝てたかというよりも、負けているかもしれないという緊張感と焦燥感がね。
貴重な経験をさせていただきました」
「そう言えるのはルドルフさんだからこそなのかもしれませんね」
のちに無敗のまま十冠を手にする皇帝陛下。
それくらいの精神力を持つからこそ、の成績だったのかもしれない。
「あ、思い出した」
「おおシービーさん、良いお話がありましたか?」
「うん、番組的にも良い話だよ」
と、シービーが唐突に声を上げ、メタ発言をする。
期待して目を輝かせるキャスターに、彼女が語ったのは
「レースの前に、この3人でね、ミーティングしたんだよ」
当時のレース前、カフェテリアでの、小さくも大きな作戦会議のこと。
「この3人というと、ルドルフさんと、リアンさんも?」
「そうそう。ね~2人とも?」
「あったな」
「やりましたねぇ」
意外そうに尋ねるキャスター。同意を求められた2人は頷く。
しかしその表情は、ルドルフとリアンで対照的だった。
ルドルフは懐かしむ一方で、あれが大きかったとでも言いたげに何度も首肯する。
リアンはリアンで、またややこしい話が出てきたとでも思っていそうな、困惑顔。
「ええと、リアンさんはその時まだデビュー前ですよね?
いえ、レース前にライバル同士が一緒に作戦会議するっていうのも、
相当ですけど……どうして部外者のリアンさんまで?」
キャスターの疑問はもっともだった。
おそらくは視聴者たちも総じて思ったことだろう。
「えーとまあ、一言で言えば、たまたま居合わせる羽目になったというか、
そんなつもりじゃなかったんですけど、要は成り行きです、はい」
「はあ……」
苦笑しながらリアンが説明するも、生返事するしかないキャスター。
「偶然そうなったとはいえ、アレがなかったら、アタシたち、
そろって負けてただろうね。
エースがそのまま逃げ切ってたんじゃないかな。ねえルドルフ?」
「そうだな」
「え、え? それはまたいったい……?」
しかも、シービーがこう言ってルドルフも同意したものだから、
キャスターの困惑は頂点に達した。
あの史上空前の、伝説と化している3人同着優勝が、
このミーティングがなかったら成立していなかったというのか?
「ファミーユちゃんの分析がまた正確でさあ。
雑誌の記事を読んだだけで、よくそこまでわかるなあって」
「まったくもって感心しましたよ。
もちろん我々も、それぞれのトレーナーと事前に話し合ってはいましたが、
それと同等どころか、それ以上なんじゃないかと思えたくらいで」
「おお……リアンさん?」
「えーと……」
続けてシービーとルドルフからなされた話に対して、
キャスターから羨望と期待の眼差しと声を振られたリアンは、
これは困ったとばかりに目を泳がせる。
「誰でもわかるようなことを、ちょろっと言っただけですよ。
ホントに些細なことだったんです」
「お礼をしたときにも言ったけどさ、全然そんなことないってば。
全部ファミーユちゃんのおかげだよ~」
「そうだぞリアン。現にレースは君が言った通りの展開になったんだ。
シービーが言うように、君の発言がなかったら、
私たちは2人とも動くに動けずに、後方のまま沈んでいただろうさ」
「買い被りすぎだってば。レースは水物なんだし、
展開なんてそのときになってみないとわからないんだし……
思いがけず当たっちゃったってだけであって……」
「はあ~……」
リアンを褒めたたえるシービーとルドルフ。
あくまで謙遜するリアンに、キャスターはもう、
追及を諦めたかのように大きく息を吐きだすしかなかった。
「リアンさんも慧眼の持ち主であったと。
それが現在でも続いていて、その卓越したペース管理能力と
レース勘に繋がっているわけですね」
「ですから買い被りですってば……」
まとめるキャスター。
それでもリアンは謙遜し続け、困り顔のままであった。
(中略)
「お名残り惜しいところではございますが、
お時間が近づいてまいりました」
収録も長時間となり、キャスターがお開きを告げた。
番組の締めに入る。
「最後に、それぞれに今年の抱負をお聞きしたいと思います。
はじめにシービーさん、どうですか?」
「うーん、特にはないかなあ?
強いて挙げるなら、無病息災!」
「そ、そうですか」
「元気が1番だよ!」
シービーの返答に、キャスターの顔が引きつった。
ルドルフとリアンも苦笑している。
「ルドルフさんはいかがですか?」
「生徒会長としての職務を、責任をもって遂行することですね。
少しでも理想に近づけたらいいと思っています」
気を取り直してルドルフに尋ねると、模範的な回答が返ってきた。
だからある意味、ホッとしたのかもしれない。
「ドリームシリーズもあってお忙しいとは思いますが、
トゥインクル時代からも含めていまだ無敗ですし、
引き続き無敗記録を伸ばしていってほしいところです」
「最大限努力することをお約束します」
キャスターもついつい口が回って、ルドルフもそれに応じ力強く頷いて見せた。
「では締めといたしまして、リアンさん、どうぞ」
「はい。
去年できなかったことをできたらな、と思ってます」
「というと……勝てなかったG1を勝つ、
という意味だと捉えてよろしいですか?」
「そうですね、それで合ってます」
「去年勝っていないG1というと、大阪杯と、秋の天皇賞……」
そもそも出走しなかった大阪杯と、痛恨の出遅れで敗れた秋天。
リアンがまだ手にしていない王道路線のG1は、その2つのみだ。
「その2つを勝ったら、いまだ誰も成し遂げていない、
シニア級王道路線の完全制覇ということに?」
「そうなれば最高ですね。
待たせている人もいるので、ぜひとも達成したいところです」
「むむむ!?
最後の最後に気になる情報が出てきてしまいましたが……
残念ながらここまでです」
待たせている人とは誰なのか?
キャスターの言うとおりに、最後の最後で大いなる謎が残された。
「ミスターシービーさん、シンボリルドルフさん、ファミーユリアンさん、
本日はどうもありがとうございました。
本年も変わらぬご活躍をお祈りしております」
「「「ありがとうございました」」」
締めの挨拶を行い、3人が頭を下げる。
「来年も……あ、違った。
今年もウマ娘をよろしくね~。ばいば~い♪」
手を振るシービーの笑顔と陽気な声で、番組は終了した。
今回の『ファミーユリアンちゃんについて語るスレ』のコーナー
(正月特番ネット配信リアルタイム視聴組の反応)
:皆あけおめ!
:ことよろ~
:今年もリアンちゃんを推していくぞ!
:待機
:あと10秒……
:番組ハジマタ
:晴れ着きれいだな
:3人とも似合ってる
:いつもと違う髪型いいね
:久しぶりに見るシービーだ
:シービーwww
:こらwww
:リアンちゃんのツッコミが冴え渡るw
:メタ発言禁止!
:今年の初笑いはシービーに持ってかれたw
:わいもw
:だからシービーwww
:やーいやーいw
:ぼっちリアンちゃん
:シービーは引退しても相変わらずだな
:振り回されてるルドルフというのも新鮮だ
:シービーのファミーユちゃん呼び、すこ
:俺も好き
:他にいないからな
:え、リアンちゃん?
:ツッコミ役までボケに回るとは、いったい?
:ボケてんだよね?
ツッコミ待ってるんだよね?
:リアンちゃんも天然の気があるのか
:ほか3人のジト目が……w
:なんか本当にわかってないっぽいぞ
:鈍感力
:スターオー……
:元気らしいのはリアンちゃんがブログで発信してたけど、
前向きになってくれてるのはうれしいな
:そら(世界レコードでの圧勝見せられたら)
そう(元気にならざるを得ない)よ
:スターオー勝負服のリボンを頭に巻いたのが、また……
:トレセン学園内でもそんな雰囲気だったのか
:サプライズだったとは
:自ら演出していくスタイル
:うわあ、こりゃスターオーも頭焼かれるわ
:ただでさえ信仰していると言っていいほどだったのに、
こんなことされたら……
:稀代の演出家を名乗ってもいいレベル
:世界の強豪とも着々と人脈を作るリアンちゃん
:凱旋門賞バを愛称で呼べる凄さよ
:日本では唯一だろうな
:リアンちゃんのコミュ力すごい
:世界の超一流に認められているという実感が
:誰か訳して。聞き取れんかった
:トニービン「さすがだ、よくやった」
ムーンマッドネス「一応は褒めてあげるわ」
:トンクス
:きれいな発音だったのに
:聞き取れなかったニキは耳鼻科へゴーだ
:すまん、俺も無理だった
:わいも
いきなりあんな綺麗な発音で英語話すとは思わなかったから、
聞き逃しちゃったよ
:改めて翻訳感謝
:まさかのス〇ードラーニング?
:他にもあるし、似たり寄ったりだから断定はできん
:ちゃんと勉強してるんだなあ
:薦めたのがルドルフというのがまた
:こういうこと見越して始めてたのかな?
:ということは海外志向あり?
:海外遠征期待!
:お、出会いの話は初出?
:そうだな
:部屋でってことは、リアンちゃんとルドルフって同室なの?
:ルームメイトってことか
:ほほう、これまた有益な情報が出たな
:衝撃的な初対面ってなんだ?w
:聞きたいw
:残念
:その筋とは?
:まあシービーの言うことだし、真に受けてはいけない
:シービーの変な信頼感w
:うむ、その目は正しかった
:この話は、リアンちゃんモデルの靴売り出した時にも出てたな
:今や押しも押されもせぬトップウマ娘だからなあ
:ダービーでも片鱗は見せてくれたけど、
ここまでになってくれるとは思ってなかったよ
:おお、ジャパンカップの話
:ぶん投げるシービーw
:フリーダムもいい加減にせいw
:ルドルフとリアンちゃんの「こいつ……」って顔w
:そうか、負けたかもって気持ちのほうが大きかったのか
:無敗記録かかってたしなあ
:お?
:おや? シービーの様子が?
:キャンセル……するわけない!
:さてどんな話が飛び出る?
:レース直前にライバル同士で作戦会議とか
:手の内さらすようなもんじゃん
:シービーはつくづく破天荒だな
:それに応じる皇帝陛下の懐の深さも見逃せない
:なんでリアンちゃんまで参加してたんだ?
:どういう経緯でそうなったのか
:くそっ、もっと深く聞きたいぞ!
:リアンちゃんどんなアドバイスしたんだ?
:2人がこれだけ言うくらいだから、
相当大きなこと言ったんだろうな
:もどかしい……
:あー、俺もその場に居合わせたかった!
:シービーの抱負www
:それ抱負じゃないw
:一方で大真面目な皇帝陛下
:普通はそうだよ
:普通が全く通用しないウマ娘、ミスターシービー
:完全制覇とな?
:うおお、そいつはすげえ
:達成できたら、本当に日本ではやることなくなっちゃうな
:そこで海外ですよ!
:正直、初めて海外G1を勝つのはリアンちゃんだと思ってる
:それが凱旋門だったら最高だな!
:待たせている?
:誰だ? どういうことだ?
:おおい、聞いてくれよ!
:なんてこった、元日から眠れない夜になっちまう!
:もう日を跨いで2日ですよ
:とんでもない初夢が見られそうだ
:何はともあれ面白かった!
:今年も頼むぜ府中CATV!
:今年もリアンちゃんについていくぜ。
そうだろみんな!
:もちろんですとも!
:みんな今年も1年よろしくな!
仮にリアンが海外遠征する場合、初戦は何が良いですか?
-
ドバイワールドカップ
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ドバイシーマクラシック
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ガネー賞(仏)
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クイーンエリザベス2世カップ(香港)
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アメリカ遠征