ダンジョンに勇者がいるのは間違っているだろうか 作:サンバガラス
とある世界に1人の転生者がいた。その転生者は様々な世界を救って来た英雄である。その英雄の名は、リュウ・ホリイ。そんな英雄は暇を持てあそばしていた。
「あーーーーーー。ひーーーーまーーーーだーーー」
世界を救ったリュウだが、世界を救った事によりやる事が無くなってしまった。
「魔王達は倒したし、金は有り余る程ある、アイテムも全てコンプリートした。錬金のレシピも埋めたし、やる事が無くなってしまった・・・・」
リュウはため息をついてしまった。
「・・・・こんな事を言っても仕方ないし、どっか行くか・・・」
装備を整えてリュウは、外に出た。ちなみに装備は
頭:バンダナ
体:勇者の服
腕:皮のこて
ズボン:勇者のズボン
足:勇者の靴
お守り:エルフのお守り
武器:ロトの剣
盾:オーガシールド
「そうだ!!久しく使って無かった呪文でも唱えてみるか。パルプンテ!!!」
パルプンテ。それは古代魔法の1つで、一体何が起こるか、わからない魔法である。
「ん?今回はルーラぽいな」
そしてリュウは自宅の前からいつの間にか、森の中にいた。
「・・・何処だここ?」
辺りをキョロキョロしていると
「あの、何してるんですか?」
後ろから声をかけられた。振り向くとそこには、目が赤色で白髪の子供が居た。
「何って、辺りを見ているんだよ少年」
「・・・迷子って事ですか?」
「そうだよ。人生も道も今迷子なんだよ」
「えっ!?そんな、冒険者の格好しているのにですか!?」
「冒険者だって、迷子になるんだよ。そうやって人は成長するんだよ」
「そうなんですか!?」
「そうとも言えるし、そうでないとも言える」
「?」
「つまり、お前をからかっているんだよ」
「酷くないですか!?」
リュウが子供をからかっていると、何かの足音が聞こえて来た。
「「「「グギャギャ!!!」」」」
いつの間にかモンスターに囲まれて居た。
「うわっ、ご、ゴブリンだ!!!??」
「見た事のない魔物だな。新種か?」
少年は恐怖し、リュウは呑気にモンスターを見ていた。1匹のゴブリンは恐怖していた少年に襲い掛かった。
「シャガァーー!!」
「う、うわっぁーーー!!」
少年は目をつぶった。殺されると思ったが
「俺を無視かいな!!」
「グギャ!?」
リュウがゴブリンの首を斬った。
「スライムと同じぐらいか」
そう言って、ゴブリン達に剣を向けた。
「さあ、掛かってこい!!」
「「「「シャガア!!!!」」」
ゴブリン達はリュウに襲い掛かったが、避けられ、首を斬られ、体を真っ二つにされ、死んでいった。
「す、すごい!!」
少年はリュウの戦っている姿に夢中になっている。リュウは周りにいたゴブリンを倒し、剣を納めた。
「ふん、こんなものか」
リュウが何処かに行こうとした時だった。
「あの、待ってください!!」
少年の声がリュウを止めた。
「何だ、少年?」
「あの、ぼ、僕をあなたの弟子にして下さい!!」
何と弟子にして欲しいと言ったのだ。それに対してリュウは
「良いよ」
「た、大変失礼だと思いますが、ど、どうか、ぼ「だから良いよって」・・・良いんですか!?」
「うん。ちょうど暇だったから、全然大丈夫!!」
「そ、そうなんですか・・・」
「そういえばお前の名前は?」
「ぼ、僕はベル・クラネルです」
「ベル・クラネルか。良い名だな。俺も名乗ろ」
リュウは大きな声で言った。
「俺の名は、リュウ・ホリイ!!魔王や破壊神から世界を救ったロトの称号を持つ勇者である!!!」
「ゆ、勇者!!!」
「そして、お前を新たなる勇者にする師匠だ!!」
こうして、リュウはベルを弟子にした。
〜それから数年後〜
「喰らえ!!ギガスラッシュ!!!」
「グワァァァ!!!!こ、この竜王が敗れるとは!!!!??」
「ふっーーー!!あーー疲れた・・・・」
リュウの弟子となったベルはこの数年で大きく成長した。そんなベルは不思議な地図のダンジョンで竜王と戦っていた。
「あっ!!レベルがMAXになった!!」
ベルはレベルがMAXになったのを喜んでいた。
「師匠の所に帰ろ。リレミト!!」
ベルは呪文を唱えて、ダンジョンから出て、師匠の家に帰った。
「師匠ただいま戻りました!!」
「おう、お帰り。どうだった?」
「レベルがMAXになりました」
「マジか!?おめでとさん!!」
「ありがとうございます!!」
リュウはベルを誉めた。
「(マジで、強くなったベル。お前は俺の誇りだ!!)お前も強くなったし、そろそろ行ってみようかな?」
「行くって、もしかして!!」
「ああ、オラリオへ行こうぜベル!!」
「ついにですか!!!」
「ついにだ!!今日は前祝いだ!!飲むぞーー!!」
「やったーー!!!」
ベルとリュウは盛り上がった。
〜次の日〜
「き、気持ち悪いぃぃ!!!」
「ふ、二日酔いだ!!調子乗りすぎだ!!ゲロォォォォォォ!!」
結局家を出たのは、2日後だった。