ダンジョンに勇者がいるのは間違っているだろうか   作:サンバガラス

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第11話 怪物祭

 

アイズの10日間の修行から5日後、ベルとリュウはやる事が無くそこら辺をうろうろしていた。すると

 

「おーい!リュウさん、白髪頭、頼みがあるニャー」

 

アーニャが声を掛けて来たのだ。

 

「「頼み?」」

 

アーニャはベルに財布を渡した。

 

「おミャン達はこの財布をおっちょこちょいのシルに渡すのだ!!」

 

「「話が見えないんだが?」」

 

2人が疑問に思っているとリューがやって来た。

 

「アーニャ。それでは説明不足です!クラネルさんとホリイさんも困っています」

 

「リューはアホニャ。店番サボって怪物祭を見に行ったシルに忘れた財布を届けて欲しいニャンて一々言わなくとも分かる事ニャ」

 

「と言う訳です」

 

「「成程」」

 

「無論シルはサボった訳ではなく休暇を取って祭り見物です。今頃財布が無くて困っているでしょう」

 

「分かった」

 

「分かりました」

 

2人は承諾した。

 

「最近ここに来たばっかりだから怪物祭て何だ?」

 

リューは怪物祭について説明した。怪物祭とは、ガネーシャ・ファミリアが主催する年に一度のお祭りである。闘技場を丸一日借りて、ダンジョンから連れて来たモンスターを観客の前で調教する祭りである。

 

「要は、偉くハードな見せ物って訳だニャー」

 

「ほーん。なら今日はシルを見つけて怪物祭を楽しむか」

 

「そうですね」

 

2人は怪物祭に向かった。一方その頃とある喫茶店の2階にロキとアイズ、そして美の女神フレイヤがいた。

 

「こんな所に呼び出して、今度は何を企んどるんや?また何処ぞのファミリアの子供を気に入ってちょっかい出そうとしてのか、この色ボケ女神」

 

ロキの言葉にフレイヤは微笑んだ。

 

「で、どない奴なんや、お前が気に入った子供ってのは?」

 

「・・・2人よ。とても強くて、色々な色が平等に混ざり合っていながら無限の輝きを持っていた。私が今まで見た事のない色をしていた。見つけたのは本当に偶然。たまたま目に入っただけ」

 

そう言ってフレイヤは立ち上がった。

 

「どないしたんや?」

 

「ちょっと急用が出来たわ」

 

「は?」

 

「また会いましょう」

 

フレイヤは喫茶店の2階から出て行った。

 

 

 

場面は変わり、ベルとリュウは怪物祭を楽しんでいた。

 

「中々、美味しい屋台がいっぱいあったな」

 

「美味しかったですね」

 

その時だった。

 

「ベル君、リュウ君!!」

 

すぐ近くにヘスティアが来ていたのだ。

 

「神様!!」

 

「ヘスティア。何故ここに」

 

「それはもちろんベル君に会いたかったから」

 

「俺はついでか!!」

 

そう言って、ヘスティアはベルの手を掴んで屋台を回った。

 

「・・・良いなベルはモテて・・・」

 

そう言ってリュウは辺りをぶらぶらした。その頃ベルはヘスティアに連れられていた。

 

「ち、ちょっと神様!!」

 

「デートしようぜベル君!!」

 

ベルはヘスティアとデートする事になった。

 

「神様!!僕人探しを頼まれているんです!!」

 

「そうなのかい?じゃあデートしながら探せば良いよ。一石二鳥だね」

 

「いや、そう言う事じゃ無くて・・・」

 

ベルは内心焦っていた。

 

(やばい!!神様とデートしている所をアイズさんに見られたら、嫌われる!!)

 

そんなこんなで色んな屋台を巡っている内にシルも見つけたその時だった。

 

「キャァァァァ!!」

 

「モンスターだ!!モンスターが出たぞ!!」

 

声のした方を向くとそこに白毛の3mぐらいの猿。シルバーバックがいた。

 

「神様を見ていますね。知り合いですか?」

 

「モンスターの知り合いなんて居ないよ!?」

 

『キキキィ!!!』

 

シルバーバックはヘスティアを襲おうとしたが、すでにベルが剣を抜いて、シルバーバックの胴体を斬り、シルバーバックは倒れた。

 

「べ、ベル君。つ、強いね・・・」

 

「ベルさん。すごいです!!」

 

「神様とシルさんはここから逃げて下さい。他にも逃げたモンスターがいるはずです!」

 

そう言ってベルはモンスターのいる方へ走り出した。そして鹿みたいなモンスターを倒していると

 

「ベル!!」

 

「アイズさん!!」

 

風を纏っていたアイズが上からやって来た。

 

「アイズさん他にモンスターは?」

 

「もう居ないはず」

 

その時だった。地面が割れた大きな音が聞こえた。

 

「アイズさん!!」

 

「分かってる!!」

 

音の方へ2人は走ったすると再び大きな音とモンスターの声が聞こえた。そして

 

「ベギラマ!!!!」

 

『『『グッワァァァァ!!!!』』』

 

「今のは師匠の声!?」

 

そして2人が着いた先にはリュウがいた。周りには煤が広がっていた。

 

「師匠!!」

 

「おお。ベルとアイズ。遅かったなもう倒したぞ!」

 

「早いですね。と言うか何で煤が?」

 

「いや、植物型のモンスターが出て来てな」

 

「それでベギラマを?」

 

 

「そう。ベギラマを撃ったら思いの外威力が強すぎてな・・・」

 

「そうなんですね」

 

「師匠はすごいね」

 

こうして怪物祭は終わったが、事件はまだ解決していなかったのだ。

 

 

 

 

 

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