ダンジョンに勇者がいるのは間違っているだろうか   作:サンバガラス

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第19話 勇者と怪物進呈

〜次の日〜

 

「イオ」

 

『『『『グギャァァァァ!!!』』』

 

「バギマ」

 

『『『グギャァァァァ!!!』』』

 

「・・・何だこれ?」

 

ヴェルフは大量のインプやオークが魔法によってどんどん倒れて行く光景見ていた。

 

「ヴェルフ様。ボーとしてないで魔石集めてください!!」

 

「ああ、分かった」

 

リリとヴェルフは大量に散らばっている魔石やドロップアイテムを集めていた。そして2人ともモンスターを倒し、魔石やドロップアイテム集めを手伝った。

 

「ありがとう2人とも」

 

「いえいえリリ達に出来る事ぐらいなので」

 

「ヴェルフもそろそろモンスター倒すか?」

 

「・・・ああ!!やってやるぜ!!」

 

ヴェルフは大剣を抜いて、地面から出てきたオーク達を倒して行った。

 

「頑張れ」

 

「ヴェルフ頑張れ、イオ」

 

『『『グギャァァァァ!!』』』

 

リュウは後ろから出て来たインプを倒していた。

 

〜数分後〜

 

「何とか片付いたな」

 

「少し休憩にしましょう」

 

「そうだな」

 

4人は休憩を挟んだその時だった。3人組の冒険者が逃げて来て、その後ろには3mぐらいな竜がこちらに来ていた。

 

「あれはインファントドラゴン!?」

 

「お、おいやべえぞ!!早く逃げ「ドラゴン斬り!!」るぞ・・・」

 

ヴェルフが逃げようとしたが、リュウが既にインファントドラゴンにドラゴン斬りで攻撃して倒していた。

 

「・・・ドラゴンと言う割には弱かったな・・・」

 

「師匠、さっきのドラゴンの爪、牙、鱗が落ちてますよ!!」

 

「おお、豊作やんけん!!」

 

ベルとリュウは喜んでいた。

 

「・・・何故あの人が勇者の二つ名を貰ったか、少し分かったような気がする」

 

そして帰りにインファントドラゴンを2体狩り、ダンジョンから出た。

 

「楽しかったなベル!!」

 

「はい!!そうですね!!」

 

「ベル様もリュウ様も楽しそうでなによりです」

 

「・・・これが続いて行くのか・・・」

 

ヴェルフはかなり疲れていた。そんなヴェルフにリリが優しく肩に手を置いた。

 

「慣れですよヴェルフ様。慣れこそが救われる道なのです」

 

「・・・」

 

ヴェルフは軽く絶句した。

 

 

〜次の日〜

 

そんなこんなで今日は中層にやって来た。

 

「此処が中層なんですね!!」

 

「俺はフィンさん達と来た事があるけどな」

 

「「へーー。・・・フィンさん?」」

 

リリとヴェルフが疑問に思った。

 

「師匠。【勇者】のフィンさんと知り合いになったのですか?」

 

「知り合いって言うか友達になった」

 

「「【勇者】と友達!?」」

 

そんな事に驚きながら、歩いていると中層のモンスターヘルハウンドが襲って来た。

 

「バギマ」

 

『『『バホォォォンンン!!!?』』』

 

ヘルハウンドは直ぐに倒された。

 

「・・・出番が無かったな」

 

「そうですね。ん?」

 

リリが魔石を拾っていると、目の前に3匹のアルミラージが居たが、

 

「ベルだな」

 

「ベル様ですね」

 

「ベルじゃねあれ?」

 

リュウ達はボケた。それにすぐさまベルがツッコんだ。

 

「あれはアルミラージですよ!!」

 

3匹のアルミラージが襲って来た。

 

「おお、ベル来た!!」

 

「せっかちですねベル様!!」

 

「随分と殺気だってどうしたベル」

 

「3人とも良い加減にして!!」

 

そう言いながらアルミラージを撃退したが、何とアルミラージ達が起き上がったが、様子が変だった。

 

「・・・襲って来ませんね」

 

「それどころかベルを見ているぞ」

 

「・・・師匠これって・・・」

 

「うん。ベルの仲間になりたそうにこちらを見ているな」

 

3匹のアルミラージはベルの仲間になりたそうに見ていた。

 

「・・・よし君達の名前はピョン吉1号、2号、3号ね」

 

『『『キュウ!!!』』』

 

その後もヘルハウンドやアルミラージの群れが襲って来たが、これを難なく撃退していた。そして何故かベルが倒したアルミラージは100%仲間になりたそうにこちらを見て、ベルは仕方なく仲間にして行った結果、一つの軍団が出来ていた。

 

「ベル様はアルミラージに好かれるスキルでも持っているのでしょうか?」

 

「知らないよ」

 

「まあ、ピョン吉達が集まっている場所にはあまりモンスターが出てこなくなったが、多すぎるぞ!?いくら何でも!?」

 

『『『キュウ!!!』』』×100

 

「取り敢えず、ピョン吉軍団って名前を付けとくわ」

 

「師匠勝手に名付けないで下さい」

 

ベル達は沢山の仲間にしたアルミラージに囲まれていると、怪我人を背負った6人組の冒険者が、ベル達の前を通り過ぎた。そしてリリが何かに気付いた。

 

「大変です!!押し付けられました!?怪物進呈です!!」

 

冒険者が逃げた道からヘルハウンドとアルミラージの群れが走って来た。

 

「「怪物進呈?」」

 

ベルとリュウは首を傾げた。

 

「要は、自分達が襲われているモンスターを他人擦りつける違反行為です!!」

 

「成程」

 

「まあ、僕達には関係ない。ただ倒すだけだ」

 

「そりゃあベル達にしてみれば関係無いが・・・」

 

ベル達はヘルハウンド達の群れを倒そうとしたが、

 

『『『キュウ!!!!!』』』×100

 

「ん?ピョン吉軍団?」

 

ピョン吉軍団がヘルハウンドの群れに突っ込んで攻撃し、見事倒した。

 

「流石モンスター。数で押しましたね」

 

「ありがとうね。ピョン吉軍団」

 

『『『キュウ!!!』』』×100

 

ベルは感謝するとピョン吉軍団はベルに見事な敬礼をしていた。

 

「こいつら、ベルに対する忠誠心が凄いな!?」

 

「本当だな。さて、今日は十八階層まで降りるか。良いか3人共?」

 

「大丈夫です師匠」

 

「リリも問題有りません」

 

「俺も大丈夫だ!!」

 

ベル、リリ、ヴェルフはそう言った。そして次の階層に行こうとするとピョン吉軍団が白布を振りながら見送っていた。

 

『『『キュウ!!!』』』×100

 

「「「「おお・・・・」」」」

 

4人は若干の戸惑いがありながらも手を振って次の階層に降りた。

 

 

 

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