ダンジョンに勇者がいるのは間違っているだろうか   作:サンバガラス

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遅くなりました。すみませんでした!!


第23話 勇者と地獄

50階層の安全地帯にテントを立てて、夜になった。そしてフィンがメンバーを発表した。

 

「では明日の51階層以降に進むパーティを発表する!!僕、リヴェリア、ガレス、アイズ、ベート、ティオナ、ティオネ!!それからサポーターとしてラウル、レフィーヤ、リュウ、ベルだ」  

 

他所のファミリアであるリュウとベルが発表されて周りの団員達は騒ついたが、フィンは続けた。

 

「鍛治師として椿にも同行してもらう」

 

「うむ!任された!」

 

「以上だ」

 

そして明日の行くパーティに武器が渡された。

 

「色々とあるなぁ。これ全部椿が作ったのか?」

 

リュウが椿に質問した。

 

「勿論だ!!シリーズ名はローランだ。全て、剣姫のデスペレートと同じ不破壊属性が付いている」

 

それぞれが武器を手にして感想を言っていた。

 

「凄い武器ですね。リヴェリア様」

 

「ああ。だが魔道士はああいった物にパーティの皆ほど頼れない。精進あるのみだ」

 

「・・・そうですね」

 

リヴェリアの言葉にレフィーヤは何かを思い少し暗い顔をした。

 

「リヴェリアさんとレフィーヤちゃんは武器欲しく無いのか?」

 

「魔道士には役に立たないからな」

 

「使いませんし」

 

リュウにそう言った。すると

 

「ちょっと待って」

 

そう言ってリュウは袋から2本の杖を取り出した。

 

「おい。待て」

 

「ん?どうしたリヴェリアさん?」

 

「今何処から杖を出した?」

 

「何処って袋からだけど?」

 

「その袋は魔法道具か何かなのか!?」

 

「袋と言えばこれでしょ?」

 

リヴェリアはリュウの袋にツッコミを入れた。

 

「それはどうでも良いとして、はいどうぞ」

 

リュウはリヴェリア、レフィーヤに杖を渡した。

 

「「これは?」」

 

「リヴェリアさんに渡したのがオーロラの杖で、レフィーヤちゃんに渡したのが大賢者の杖だ。どっちももう使わないからあげる」

 

「「・・・・」」

 

リヴェリアとレフィーヤはこの杖から感じる魔力に驚いていた。その後椿から説明があって、それぞれのメンバーは眠りについた。

 

 

 

〜次の日〜

 

 

59階層に向かうパーティはリヴェリアの防護魔法かかけられていた。

 

「防護魔法を掛けた。効力はしばらく持つが過信し過ぎるな!」

 

「51階層は一気に突破する。雑魚には構うな。例の新種の接近にも気を付けろ」

 

その言葉に全員に緊張が走った。

 

「ワクワクして来たなぁ!!」

 

「そうですね師匠」

 

この2人を除いて。

 

「・・・総員戦闘準備!!行くぞ!!」

 

「「「「おう!!!」」」」

 

こうして全員は51階層に走った。道中に出会うモンスターは前衛のベート、ティオナが蹴散らそうとしたが、

 

「イオラ!!」

 

『『『グギャァァァァ!!!』』』

 

「ベギラマ!!」

 

『『『グギャァァァァ!!!』』』

 

サポーター(仮)である2人も魔法でモンスターを蹴散らしていた。

 

「「・・・・」」

 

ベート、ティオナは出番を奪われた。リヴェリアは2人の魔法を怖い目で見ていた。

 

「・・・見た事のない魔法使っていたな」

 

「・・・リュウさんもベル君もう凄いですね」

 

椿とラウルは感想を言っていた。そんなこんなで52階層への入り口に着いた。

 

「52階層からは補給もままならないと思ってくれ」

 

「何故だフィンさん?」

 

リュウがフィンにそう言うとラウルが代わりに答えた。

 

「止まれば狙撃されるっす」

 

「狙撃?狙われるのですか?」

 

「此処から先は地獄っすから」

 

「「?」」

 

ベルとリュウはよく分からず首を傾げた。そして52階層に降り、全員が走った。

 

「・・・フィン。狙撃とはどう言う事だ?別段その気配も無さそうだが?」

 

椿がフィンに言った。

 

「いや、既に補足されている!!」

 

すると何処から変な音が聞こえてきた。

 

「ベート!!避けろ!!」

 

「チッ!!」

 

前方を走っていたベートが横に避けるとさっきまでいた場所に炎のブレスが撃たれていた。どうやらそれは下の階層から撃たれた物だった。

 

「西のルートに迂回する!!」

 

フィンの指示に従い、全員は走った。そしてその後ろから炎のブレスがどんどん撃たれた。

 

「これが狙撃か!!俺が思っていたのと違うな!!」

 

「言っている場合っすか!?」

 

ラウルがリュウにそうツッコんだ。

 

「ラウル避けろ!!」

 

「え!?」

 

リュウはラウルを庇い、蜘蛛の糸がくっ付いた。

 

「蜘蛛!?」

 

リュウは少し驚いた。しかし蜘蛛は下からの炎のブレスに焼かれ、リュウはブレスによって溶けた穴に落ちた。

 

「ぬわぁぁぁぁ!!」

 

「リュウさん!?」

 

「師匠!?」

 

リュウは変な声で叫びながら落ちて行った。

 

「・・・あんな遠くから撃って来たのか・・・」

 

そう感心していると下から見える咆竜がリュウにブレスを撃った。リュウはブレスに包まれた。

 

「アッチィィィィィ!!!!!よくもやりやがったな!!」

 

リュウはドラゴンに怒りを感じていると

 

「リュウさん!!!!」

 

「リュウ大丈夫?」

 

「何やってんだホリイ!!」

 

ベート、ティオナ、ティオネが落ちて来た。

 

「おお、ティオナちゃん達も落ちて来たのか?」

 

「違えよ!!!癪だが、テメェを助けに来たんだよ!!」

 

ベートがイラつきながら言った。すると再び咆竜がブレスを撃って来た。それに対し、リュウは扇を取り出した。

 

「何でリュウさん扇出してんの!?」

 

ティオナはリュウにツッコんだ。

 

「同じ手は喰らうかよ!!吐息返し!!」

 

『グワァァァ!!!』

 

「「「・・・ハァ!?」」」

 

リュウはブレスを跳ね返し、咆竜は自分のブレスに焼かれ倒れ、ティオナ達は驚いていた。更にリュウは

 

「敵がぎょうさんいるな!!ライデイン!!!」

 

リュウは下にいたモンスターを全滅させた。

 

「よっしゃあ!!」

 

「リュウさん凄い魔法!!モンスターが居なくなった!!」

 

「やるわねリュウ」

 

ティオナとティオネに褒められた。だが、ベートには文句を言われた。

 

「テメェ俺の獲物を奪うんじゃあねぇぞ!!ゴラァ!!」

 

「早い者勝ちだ。次やれば良い。ん?」

 

するとリュウの近くの地面が盛り上がりそこからでかい咆竜が現れた。

 

「で、でかい咆竜・・・」

 

「階層主では無さそうだけど?」

 

「避けろ!!」

 

ベートの声に全員が避けた。すると咆竜は炎のブレスを撃って来た。リュウは上にジャンプしていた。

 

「ドラゴン斬り!!!」

 

『グワァァァ!!!!』

 

咆竜はリュウのドラゴン斬りにより頭から斬られ真っ二つになり、倒した。ティオナはキラキラした目でリュウを見ていた。

 

「凄い!!」

 

「一撃で・・・」

 

「チッ!!あん!?」

 

ベートは何かに気付いた。

 

「おいホリイ、後ろだ!!」

 

リュウの後ろには倒した筈の咆竜が立っていたが、襲う様子が無かった。

 

『・・・』

 

「・・・あれ襲ってこない?」

 

「・・・よし、君の名前はガングだ。よろしく」

 

『グオオオン!!!』

 

リュウは咆竜のガングを仲間にした。すると周りからモンスターが現れたが、

 

「おいモンスターが出て来やがったぞ!!」

 

「ガング、ブレス!!」

 

『グオオオン!!!!』

 

『『『グギャァァァァ!!!』』』

 

リュウはいつの間にかガングの頭の上にいて指示を出していた。そしてガングはモンスターを蹂躙していた。

 

「ガング。我が敵を蹴散らせ!!」

 

『グオオオン!!!』

 

「「「・・・・」」」

 

3人は黙ってこの光景を見ていた。その後フィン達と合流した。勿論リュウが仲間にしたガングに驚いていた。

 

「おお!!これが咆竜の牙!!そして咆竜の鱗か!!是非持ち帰らねば!!」

 

「悪いが、帰りにしてくれ。今は持ちきれない」

 

椿がドロップアイテムを集めていたがリヴェリアに止めらていた。

 

「じゃあアイツらは良いのか?」

 

椿が指を差した。そこには

 

「foooooo!!!ドロップアイテムが落ちてるぅぅぅ!!」

 

「色々とありますね師匠!!アイズさん魔石はガングの後ろに乗せてください」

 

「分かった!!」

 

リュウ、ベル、アイズが大量の魔石やドロップアイテムを集めていた。

 

「・・・注意してくる」

 

リュウ、ベル、アイズはリヴェリアに叱られた。そしてリュウはラウルに謝られていた。

 

「リュウさん!!さっきは本当にすまなかったっす!!」

 

「大丈夫!!大丈夫!!気にして無いから。イテテ!!」

 

「・・・リュウさん大丈夫っすか?」

 

リュウは頭にタンコブが出来ていた。そして59階層へと進んだ。

 

 

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