ダンジョンに勇者がいるのは間違っているだろうか   作:サンバガラス

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第27話 勇者と喧嘩

〜遠征から8日後〜

 

リュウ達は中層に来ていた。今はヘルハウンドを倒している。

 

「おーーい、来たぞ」

 

「分かっている!!」

 

「リリ後ろ!!」

 

「任せてくださいベル様!!」

 

主にリリとヴェルフの経験溜めの為に。普段ならリュウ、ベル、リリ、ヴェルフの4人であるが、此処に1人追加されていた。

 

「ハァ!!」

 

『バウッ!!??』

 

「・・・・ふぅ」

 

「お疲れさん。命ちゃん」

 

「ありがとうございますリュウ殿」

 

命・ヤマトである。前回のダンジョンで怪物進呈をしてその罪滅ぼしの為に一時的にヘスティア・ファミリアの団員になっている。

 

「それにしてもリュウとベルがレベル3になるとはな」

 

「まだ半年も経っていないのに凄いですね」

 

「そりゃねえ、深層のモンスターを倒しまくっていたからな」

 

そう2人はレベル3にアップしていたのだ。

 

「しかも師匠の耐久値だけ他のよりカンストしてましたからね」

 

「一体何があったのですか?」

 

「とあるモンスターの攻撃から全員を守ったり、後は・・・・ちょっと女性関係で・・・な」

 

リュウは所々間を空けながら言った。

 

「浮気ですか?」

 

「違うんだよリリちゃん、色々とあったんだよ」

 

そんなこんなで中層から出た。命と別れて4人は酒場をやって来ていた。

 

「ヴェルフ様、ベル様、リュウ様のランクアップを祝って」

 

「「「「乾杯!!!!」」」」

 

宴を始めていた。

 

「ランクアップおめでとうヴェルフ」

 

「ランクアップを祝って俺から良い物をやろう」

 

「おっ、何くれるんだリュウ」

 

リュウはヴェルフに水色の結晶みたいな物を渡した。

 

「・・・・何だこれ?」

 

「ミスリル鉱石だ。俺のいた所じゃあ偶に取れる鉱石だ」

 

「お、おう。ありがとうな・・・」

 

ヴェルフはミスリル鉱石を貰って困惑していた。

 

「それにしてもレベル2になると、ヘファイストス・ファミリアの上級鍛治師となれば、作る装備の価値も上がりますね」

 

「そうだな、これでますます神の名を汚す様な物は作れなくなったけどな。それにしてもベルとリュウもレベル3か」

 

「次はレベル4だな」

 

「頑張りますか師匠」

 

「勘弁してくれよ」

 

ヴェルフはそう言ってちょっと微笑んだ。

 

「それにしても命も来れば良かったな。知らない仲じゃ無いのになぁ?」

 

「用事があるからって言ってたからな仕方ないな。さてと次はリリの番だな」

 

「リリですか?」

 

リリはそう言って首を傾げた。

 

「リリにもランクアップして貰ったら、ダンジョン探索も楽になるからな。因みにどんな武器を使いたいか要望はあるか?」

 

「そうですね・・・」

 

そう話しているとリュウ達の席の後ろから1人の小人族がやって来た。

 

「何がレベル3だよ。さっきから聞いていれば」

 

「「「「?」」」」

 

4人は後ろ向いた。

 

「最速記録者か変な名前の勇者、何だが知んねんけど、インチキも程々にした方がいいぜ?」

 

「どうした小人族?話は明日聞いてやるからな。それで話を戻すんだが」

 

「話を聞け!!」

 

リュウは仕方なく話を聞いた。

 

「逃げ足だけは早い兎と勇者擬がモンスターから逃げまくってランクアップ!!それでレベル3?オイラだったら恥ずかしくてホームから出らねえよ」

 

「ほーーん。それで?」

 

「・・・見ろよ仲間は売れないヘボい鍛治師に、ちっこいガキのサポーター、インチキルーキーと勇者にはお似合いって所だな!!」

 

『『『ギャハハハハハハ!!!!』』』

 

リュウ達は笑われていたが、

 

「・・・・(^^)」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

(((ヤベェ!!!??ベル/ベル様がキレ掛けてる!!)))

 

それに対しベルはいつの間にか笑顔になっており、リュウ達は冷や冷やしている。

 

「まあそれも仕方無いか、腰抜け兎と勇者のファミリアは弱小も弱小、最下層だ」

 

(((頼むからこれ以上煽るな!!!)))

 

「威厳も尊厳も無いまるで無いあるのは胸だけの落ちこぼれ女神が率いているんだからな」

 

プッチーーン

 

(((南無三・・・)))

 

「・・・そうか言いたい事それで全部か?」

 

「・・・ハァ?何言ってんだよギャァァァァァァ!!!!」

 

ベルはビール瓶で煽って来た小人族の顔面をぶん殴った。小人族は顔面が血塗れになった。

 

「か、顔が!?顔が!?顔が!?ギャァ!?」

 

更にベルは小人族の頭を踏み付けた。

 

「・・・ごめんね。僕最近記憶力が無くてね。もう一度言ってくれないかな?」

 

「ヒ、ヒィィィ!!!」

 

「・・・聞こえなかったか?もう一度言えって言ったんだよ!!」

 

「や、やめギャァァァァァァ!!!」

 

また頭を踏み付けた。この小人族はベルが悪魔の様に見えていた。流石にリュウ達はベルを止めた。

 

「やりすぎ!!やりすぎ!!」

 

「落ち着けベル」

 

「落ち着け下さいベル様!」

 

「・・・すみません。ついカッとなってしまって」

 

「まあ気持ちも分からなくも無い。どっちにしろベルがキレ無くとも俺かヴェルフが殴っていたからな。・・・仲間を馬鹿にされて動かない奴じゃ無いのでな、掛かって来い三下ども」

 

そしてリュウ達は大いに喧嘩した。その後喧嘩を売ってきた奴らの団長が現れたが、軽く捻り潰した。後で分かった事だが、喧嘩をしたのはアポロン・ファミリアの連中だった。リュウとベルは特に気にせず、ヘスティア・ファミリアのホームで二次会を始めた。

 

 

 

 

 

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