ダンジョンに勇者がいるのは間違っているだろうか   作:サンバガラス

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第28話 勇者と神の宴

〜次の日〜

 

リュウとベルはエイナに呼び出されていた。

 

「2人ともアポロン・ファミリアと喧嘩したんだってね?」

 

「やりました。ちょっと暴れてしまいました」

 

「ごめんなさいエイナ。許して・・・」

 

2人はエイナにそう言った。そしてエイナは怖い笑顔で言った。

 

「何か言う事はある?」

 

「「やりすぎたかな?とは反省はしています。でも後悔してませんし、相手が喧嘩を売って来たから買っただけです」」

 

「はい。説教タイムね(^^)」

 

 

〜説教中〜

 

 

「はぁーーー。全く君達のアドバイザーとしては今回の件はあまり聞きたくなかったな。・・・過ぎた事は仕方ないけど、今度から気を付けてね2人とも」

 

「「ハイ、ワカリマシタ」」

 

2人はそう言った。

 

「本当に気を付けてね!!ファミリア同士のいざこざで街が戦場になる事があるんだからね」

 

「マジか・・・」

 

「嘘でしょ!?あ・・・でも魔王とかだったら有り得そう」

 

その後エイナから色々と説明を受けて、2人が部屋を出たその時だった。

 

「ベル・クラネルで間違いない?」

 

「?はいそうですけど」

 

ベルが振り向くとそこには女の子が2人いた。そして赤髪の女の子に手紙を渡された。

 

「これ貴方の神様に渡して」

 

「これは(師匠これ・・・)」

 

「(アポロンのマークだな)・・・脅迫?」

 

「脅迫じゃあ、ありません」

 

リュウがそう言うと青い長い髪の女の子にツッコまれた。

 

「うちはダフネ。こっちはカサンドラ。察しの通りアポロン・ファミリアよ」

 

「それはアポロン様からの宴の招待状です。・・・別に来なくてもけっこうなんですけどアウ!!」

 

カサンドラはダフネからチョップされた。

 

「確かに渡したから・・・ご愁傷様」

 

そう言って2人はギルドから出た。

 

「・・・厄介ごとに巻き込まれた様だな」

 

「・・・そうですね師匠・・・」

 

そして2人はホームに戻って来て、ヘスティアに手紙を渡した。

 

「・・・はぁーー。まさかこのタイミングでアポロン・ファミリアから誘いを掛けて来るとはね・・・流石に無視する訳にもいかないよな」

 

「アポロンとはまた・・・」

 

「昨日の報復でしょうか?」

 

ヘスティア、ソーマ、リリがそう言った。

 

「やっぱり神の宴なんでしょうか?」

 

「そうだね、それも普段とは違った物。アポロンとは天界で色々とあったからね。・・・この際だから行ってみるか。タケやミアハも誘って、ソーマも行くかい?」

 

「俺はいい。今日は忙しい・・・」

 

「リリも今日は忙しいのでお断りします」

 

「という事はアポロンが開く宴に行くのは俺とベルとヘスティアって事だな」

 

3人で行く事になった。

 

 

〜夜になり3人は移動中〜

 

そんなこんなでアポロンの主催している所に着いた。因みにベルは黒のタキシードを着て、リュウは青色のタキシードを着ている。

 

「久しぶりに着ましたね」

 

「そうだな」  

 

「やあ2人とも似合っているじゃないか!!」

 

「ありがとうございます。神様」

 

「それにしてもアポロンめ必ずファミリアの子を1人以上同伴させろだなんて、偶には気の利いた事も考えるじゃないか」

 

ヘスティアが少しニヤついていた。

 

「本当にすまんなヘスティア」

 

するとミアハとナァーザがヘスティアに近づいていた。

 

「服も馬車も何もかも手配してもらって」

 

「なぁにナァーザ君のためさ、偶には贅沢も必要だよ」

 

ヘスティアはそう言った。

 

「おお、ミアハさんにナァーザさん。こんばんは。似合っているぜ」

 

「ありがとうなリュウ」

 

「ありがとう、リュウ」

 

「さて多分タケさんはもう中に入っていると思うから行こうぜ」

 

リュウ達は中に入って行った。そして宴の広間に来た。すると金髪の男がこちらに向かって来た。

 

「おお、ヘスティア!!ミアハじゃないか!!」

 

「あ、相変わらず騒々しいなヘルメス」

 

「神様あの人は?」

 

ベルがヘスティアに質問すると、ヘルメスがベルとリュウの方を向いた。

 

「やあ、初めましてだね、ベル君にリュウ君!!僕はヘルメスさ。気ままに覚えていてくれ」

 

「「ど、どうも・・・」」

 

2人は戸惑いながらヘルメスと握手した。それと同時にこう思っていた。

 

(胡散臭そうな神様だ)

 

(あんまり信用しちゃいけない奴だなこれは)

 

「それにしてもタケと一緒にいたとはね」

 

タケミカヅチと命もやって来た。

 

「別に好き好んで一緒にいた訳じゃ無い」

 

「水臭いぜタケミカヅチ。俺達友達だろ!」

 

「やめろ暑苦しい!!」

 

ヘルメスがタケミカヅチに絡んでいた。そんな時だった。

 

「諸君今日はよく足を運んでくれたな」

 

広間の階段の上に赤髪の男が現れた。

 

「あいつがアポロンか」

 

「そうです。リュウ殿」

 

アポロンの後ろにはダフネ、カサンドラ、昨日軽く捻り潰した団長がいた。

 

「今日は私の一存で普段と思考を変えてみたが気に入って貰えただろうか?日々可愛がっている眷属達を着飾り、こうして宴に連れ出す事と言うのもまた一興だろう!!」

 

『良いぞ、アポロン!!』

 

『おおおお!!!』

 

アポロンの発言に周りにいる神々が声を挙げた。

 

「多くの同族、そして眷属達の顔を見られて喜ばしい限りだ。今宵は新しき出会いに恵まれる。そんな気さえする」

 

「〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!???」

 

アポロンがベルの方を少しだけ向いた。するとベルに謎の寒気が襲った。

 

「どうしたベル!?大丈夫か?」

 

「だ、大丈夫です。何故かアポロンがこっちを向いた時に鳥肌が立ちました」

 

「さあ夜は長い!!皆存分に楽しんで行ってくれ!!」

 

今ここに神の宴が始まった。不安な気持ちが渦巻いてだが。

 

 

 

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