ダンジョンに勇者がいるのは間違っているだろうか   作:サンバガラス

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第37話 勇者と人造迷宮編③

リュウがベートの所に着いていた頃、場面は変わり、アイズは赤髪の怪人レヴィスと戦っていた。本来ならアイズはレヴィスの力と呪詛が付属された剣によって、苦戦するのだが、ここにいるアイズは勇者とベルによって鍛えていたので当然ながらこの戦いでもアイズはレヴィスを圧倒していたのだ。なお、アイズは全ての職業の特技を使えるので呪詛の武器で攻撃されても『おはらい』で呪いを無効化するのだ。

 

「クソ!!!!ここまで魔石を食らって来たのにアリアには勝てないのか!?」

 

「・・・だから私はアリアじゃなくてアイズ。アリアは私のお母さんの名前」

 

そんな会話が続いていた時だった。アイズの近くの壁がいきなり崩れたのだ。出て来たのは

 

「広い空間に出たな。ってアイズさん?」

 

ベルであった。ベルはアイズに近づいた。そんなこんなでベルはアイズと一緒にレヴィスを攻撃した。早く決着を着けたかった2人は自信に魔力覚醒を使ってから、テンペストとライジングを使った。そしてその風と雷は凄まじい威力を宿していた。

 

「な、何っ!?大精霊の『風』と『雷』だと!?」

 

レヴィスが驚いている一方、ベルとアイズも自身の力に驚いてた。

 

「凄い!!」

 

「あれ?魔力覚醒を使ってここまで上がるものだっけ!?」

 

そんな事を驚いているとロキ・ファミリアのメンバーがアイズとベルの元に集まって来ていたのだ。ついでにリュウも。

 

「2人とも無事か?(なんか蔑ろにされた様な気がしたんだけど)」

 

「「師匠!!」」

 

「お前は!?」

 

「ん?お前は何時ぞやに出会ったタフな奴か?なんでここに?」

 

そうリュウが質問した時だった。突然巨大な牛の様なモンスターが壁を壊しながらこちらにやって来ていたのだ。

 

「デッカ!?ってあれ『精霊の分身』じゃあねえか!!」

 

「どうしますか師匠!?」

 

「怪我人が多い。取り敢えず今一旦逃げる!!という事で、ベルは先に逃げ道にいる敵をアイズと一緒に殲滅しとけ。俺はアイツとちょいと遊んでくる」

 

ベルにそう言って、リュウはロキ・ファミリアに向けて言った。

 

「フィンさんに代わって言わせてもらうぞ!!全員逃げろ!!以上!!」

 

そう言って、リュウは『精霊の分身』足元を攻撃した。たが

 

「うーーん。やっぱり大したダメージが入ってないな」

 

リュウの攻撃で『精霊の分身』は止まった。

 

『イタイ・・・遊ビタイノ?』

 

「こいつも喋れるのか・・・悪い奴じゃなかったら仲間にしたかったんだけどなぁ・・・」

 

リュウは少し残念そうな感じで言っていた。すると『精霊の分身』は狂気の笑みを浮かべた。

 

『・・・ナラ遊ビマショウ』

 

「まあ、注意をこっちに向かせるのが目的だからな。ほんじゃあ遊びましょうか」クィクィ

 

リュウは『精霊の分身』に手招きをして挑発した。一方その頃、怪我人を背負っていたベル達はクノッソスの入り口にいたリヴェリア班と合流する事が出来て来たが、呪詛の武器で攻撃されていたレミリアとクレアが死に近づいていた。アキはレミリアを必死に励ましていた。

 

「アキ・・・さ・・・ん」

 

「レミリア!!しっかりして!!もう大丈夫だから、すぐに回復して皆で家に帰れるから・・・」

 

だが、アキの励ましももうレミリアには意味が無かった。

 

「・・・いいの。み・・・んな・・・が無事・・・な・・・ら」

 

「レミリア!!」

 

「・・・でも怖い・・・・帰り・・・たい・・・帰りたい・・・よぉ。ま・・・だ・・・・・・・・・」

 

そしてレミリアは死んだ。そしてクレアも死んでしまった。アキが悲しみの顔になった時だった。

 

「ザオリク!!ザオリク!!」

 

レミリアとクレアの体が光に包まれて、そして

 

「「・・・あれ?い、生きている?」」

 

生き返ったのだ。これにはアキも驚いていた。そしてもちろん周りもだ。

 

「え?」

 

「「「「「「え?」」」」」」

 

そして全員は呪文を掛けた人を見た。勿論その人とは勇者の弟子であるベルだ。

 

「よし。これでレミリアさんとクレアさんは生き返ったと!!次は毒状態になっているアークスさんにキアリー!!最後にフィンさんにおはらい。これで全員無事ですね。じゃあ僕は再び素材集めに戻りますね!!!」

 

ベルはビルドハンマーを持って再びクノッソスに入って行った。その場にいたロキ・ファミリア(アイズを除く)は呆然としていた。

 

 

 




ボツ。

第15話にて

ボルスの持って来た。開錠薬によって死体の身元が分かった時の事だった。

「セーブスル?」

「「「「「・・・え?」」」」」

宿にいた全員が声のした方を向いた。そこにはいつのまにか神父がいたのだ。

「ドクノチリョウ?」

「え、えーーと。ど、どなたですか?」

レフィーヤが勇気を出して言ったが、

「ノロイヲトク?」

「む、無視された!?」

「気にするな、神父は大体こんな感じだ取り敢えず。このハシャーナを生き返らせて欲しい」

リュウがとんでも無い事を言い出した。

「な、何言っているんですか!?そんなの「デキルヨ。ソコノヤツハ、ダマッテロ」ぇぇぇ・・・」

レフィーヤは神父の毒舌に少しビビった。

「シンデカラ、ジカンガ、タッテイルケド、イキカエラセラレテルヨ」

「本当か!?」

そして神父の言葉続いた。

「タダシ、チュウトハンパナ、ジョウタイデ、ヨミガエルケドイイ?」

「・・・中途半端な状態で・・・」


〜それから10分後〜

「それで蘇ったハシャーナが・・・」

「あれです。リヴェリア様」

レフィーヤとリヴェリアが蘇ったハシャーナとそれに声を掛けているファンを見ていた。

「えーーと。ハシャーナ?」

「私は結果だけを求めてはいない。結果ばかり求めていると人は近道をしたがるものだ。近道をした時真実を見失うのかも知れない。やる気も次第に失せていく。大切なのは真実に向かおうとする意志だと思っている。向かおうとする意志さえ有れば、例え犯人が逃げたとしてもいつかは辿り着くだろう。向かっているのだから。違うかいアバッキオ」

「・・・・あの、僕はアバッキオをじゃ無いんだけど・・・」


以上     完
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