ねじれちゃんと舞夏の試合が始まるのであった。
「いっくよ〜!まいまいちゃん!はああああああああっ!!」
ズギュウウウウウウウンッ!!
「っ!!?」
舞夏はねじれの放つ捻れる波動を見て、咄嗟に建物の陰に隠れて、ねじれとの距離を測る。
すると、プレゼント・マイクの実況が始まる。
『さぁ試合は始まったが、ここでルールを確認しとくぜ!今回の試合のルールは、緑谷 舞夏は ねじれちゃんをくぐり抜けてゴールまで逃げ切れたら勝ち、逆にねじれちゃんは緑谷を制限時間30分まで潜らせなければ勝利だ!どっちが勝つかは分からねぇぜ!!』
「姉さん、大丈夫かな……?」
「相手は雄英高校最強の一人、油断は出来ない。」
「舞夏さん、頑張れ!」
「……。」
舞夏とねじれの試合を観に来た出久達、A組B組共に固唾を呑んで見入っていた。
体育祭優勝の舞夏と雄英高校最強紅一点のねじれ、どちらが勝つのか、その結果を別室で見ている生徒達は2人の試合の行方が気になっていた……。
◆◆◆
「えええええい!!」ギュルルルルルルルルルッ!!
ドゴオオオオオオオオオオッ!!
「危なっ!?(あの力、かなり厄介。これじゃあゴールまで逃げ切れないよ。けどまぁ、やれないわけではないけどね。)」
舞夏は礫を拾うと、ねじれに向かって投げると、ねじれはその礫を波動で弾き、そのまま舞夏を狙う。
それを見た舞夏は、近くに転がっていた瓦礫を ねじれに向かって蹴り飛ばす。
「効かないよ!!」
「っ!!!」
瓦礫を波動で壊した ねじれだったが、舞夏は既に駆け出していた。
「あ!まいまいちゃん!待て待て〜!」
「飛べるって厄介だね!全く!」
「逃さないよ~!」
「よっと!」
「あ!待て待て〜!」
舞夏は ねじれから逃れようと、フィールドを駆け回りながらゴールまで走っているが、ねじれは逆にゴールに行かせまいと空を飛びながら追い回す。
「逃さないよ~!まいまいちゃん!」
「簡単には捕まんないよっと!」
舞夏は目の前が行き止まりになっているのを見て、壁に足を付けると、思い切り跳ね返って跳んだのだ。
「およっ!?」
「「「「「「マジか!!?」」」」」」
舞夏の身体能力の高さに改めて驚かされる出久達。
ねじれは壁に壁にぶつかりそうになるも、真上に飛んで舞夏を追う。
舞夏とはかなり距離を離されており、ゴールのゲートまで確実に舞夏は迫っていた。
「行けぇぇぇぇぇぇ!!姉さぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
「舞夏!!頑張れ〜〜!」
「緑谷姉……!!」
誰もが舞夏のゴールを確信していた。
そして、ねじれが舞夏を掴む寸前の所で舞夏が、ねじれを引き離してゴールしたのであった。
「「「「いよっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」」
「姉さん凄いよ!!」
「舞夏凄い!BIG6の1人に勝っちゃった!!」
「すげぇ……!」
クラスメート達が興奮を露わにする中、走り疲れた舞夏はフィールドに寝転んで、空を見上げていた。
「はぁ……空が綺麗。」
「まいまいちゃ〜〜んっ!!」
「あぶ!?な、なにさ ねじれちゃん!?」
「凄かったよさっきの動き!!あんなの誰も予想出来ないよ!!まいまいちゃんカッコよかった!!」
「あはは、ありがとう。あたしも上手く行くとは思わなかったよ。」
「まいまいちゃん!私、まいまいちゃんとお仕事がしたい!だから、リューキュウの所に来て!」
「あはは。それは考えさせてね。」
舞夏は ねじれに抱きしめられながら今後の事を考えるのであった……。
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