よう実 最速Aクラス卒業RTA Aクラス綾小路籠絡ルート   作:月島さん

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 この話から、一部キャラに強烈なアンチヘイトがあるためご注意ください。


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 どんどん原作が崩壊していくRTA、はーじまーるよー

 

 

 前回は、体育祭で何もしなかった所でしたね。

 

 

 体育祭が終了し、2学期のイベントとして残っているのは期末試験のペーパーシャッフルと、原作で龍園君が頑張った果てにボコられるあれですね。ついでに、この時期に生徒会長の学君が引退して、みんな大好き南雲兄貴が生徒会長になります。

 

 

 まずはペーパーシャッフルです。

 

 

 今回はいい男の真嶋先生が小テスト関連の説明を少し端折るため、私から説明させてもらいます。

 

 まず最初に小テストを行い、その結果によってクラス内で二人一組のペアを結成。ペアの基準は高得点者と低得点者の組み合わせ。そしてその後の本試験での8科目における二人の合計点を競う。200点満点中どれか1科目でも2人の合計点が60点以下になる、または2人の全科目の合計点がボーダーを下回ると退学となる。

 更に、これはクラス間の対決でもある。各クラスが作成した問題を別クラスで解き合い、40人の合計点が多い方が勝利。攻撃側と防御側にわかれており、それぞれ相手を上回った場合はCP50、逆に敗北してしまうとCP−50。攻撃防御の両方とも同じクラスが相手、つまり直接対決時には1度にCP100が増減する。

 

 試験における組み合わせは、何も手を加えなければA対B、C対Dとなります。

 

 

 勘のいい兄貴はもうお気付きですね? 

 

 

 今回も、何一つ動く必要は無いと(ニート)。

 

 

 理由は簡単。

 

 Bクラスは絡め手を取っては来ない以上、普通にすればAクラスがBクラスに負ける事は無いので。

 何もせずにCPが100手に入るだけのうま味イベントとなります。

 やっぱAクラスルートを……最高やな! 

 

 

 れずちゃん1人で退学ラインは容易に超えられる以上、ペアが誰であろうと心配する要素はありません。

 まあ視聴者兄貴たちの予想通り、れずちゃんはクラス1位の学力のためペア相手は必然的に戸塚君なんですけどね。

 

 

 ただ……1人だけ、釘を刺しておくべきロリが居ます。

 

 

 その人物が誰かというと、皆さんご存知坂柳さんですね。

 

 本チャートだとれずちゃんの活躍により、まだいい漢の葛城君が完全にリーダーとしての立場を失ったわけではないため、銀髪美ロリがいい漢にトドメを刺すために裏工作をする事があるのです。

 

 無論、こちらからするとそれはまず味そのもの。

 よって、銀髪美ロリに暗躍しないように言い付けましょう。

 

 

 

 おめえ……余計なことするつもりじゃねえよなあ? 

 もしそんなことしたらもう二度と遊んでやらないからな!! 

 

 

 

 ロリが絶望した表情をしています。

 そんな彼女に飴を与えてやりましょう。

 

 

 

 言う事聞いてくれるなら今ここで遊んでやるからよー。

 

 

 

 先程とは一転してロリが興奮しています。

 かわいいなあ。

 

 

 

 

 1学期の対決から約半年。

 坂柳さんのリベンジマッチですね。

 

 

 坂柳さんとの2度目のチェス勝負ですが、1度目よりもかなり難易度が上がっています。

 そのため、余程チェスに自信がある兄貴でもなければ、れずちゃんに全てを任せるオートプレイをお勧めします。

 れずちゃんの、これまでの経験により既にA+100を超えてしまった知能ステがあれば何の問題も無く勝つ事が出来ます。

 1学期の走者による手動のような完全ノータイムとはいきませんが、それでも難易度的に考えたらこちらの方が早い筈。

 まあ、チェスが得意な兄貴ならば更なる速度を出す事も可能なのですが、私はそうじゃないので(凡人)。

 

 ちなみに、この勝負ではPPの賭けをする事が出来ます。

 とりあえず10万PPを賭けて遊んでやりましょう。

 たかがチェス1戦に10万……絶対に負ける訳がないとわかっているからこそ賭けられる金額ですね。

 

 

 

 

 少女チェス中……

 

 

 

 

 勝利しました。

 まあ、ステ的に負ける訳がありませんね。

 

 坂柳さんから10万PPを貰います。

 目標の2000万からすれば誤差です。しかしここではクラスメイトに、れずちゃんがPPを集めようとしている、という事を強く認識して頂ければそれで大丈夫なので。

 

 早速その事実を理解した美ロリが、もっとPPを持っていってもいいと言っています。必要ならいくらでもくれてやる、と。

 

 

 ん? 今いくらでもくれてやると言ったよね? 

 

 

 今すぐには要らないから、ひとまず陣営に貯蓄を促しておくように、と言っておきます。

 こうする事で、この話を聞きつけたいい漢も自派閥の貯蓄を増やすため、学年末に不足したPPをある程度までなら補うことが出来るようになります。無人島に加え、体育祭でも3位という失態をしてしまったいい漢の派閥は既に1桁人数にまでなってしまいましたが、それでもAクラスのCPを考えたら、集められるPPはそれなりのものになります。

 

 

 銀髪美ロリを抑えるだけじゃなくて、PP稼ぎにも繋がる。

 やっぱり最高のチャートだあ……(絶頂)。

 

 

 この後、原作のようにDクラスでは色々な出来事があります。

 

 龍園君が真鍋さんたちのスパイ行為を割り出してDクラスの策士Xの見立てをしたり、綾小路君が池君や山内君と疎遠になる代わりに幸村君たちとつるむようになったり、綾小路君が佐藤さんにアプローチをかけられるもれずちゃんが居る以上ガン無視したり、堀北さんが櫛田さんを退学させるのに反対したり、櫛田さんの過去が判明したり、元生徒会長の学君の前で堀北さんが堂々と自分の意思を言うようになったり、櫛田さんと堀北さんが退学を賭けた勝負をすることになったり、軽井沢さんが櫛田さんにジュースをぶちまけたり(本走でするかはわからない)、堀北さんが茶柱先生の前で迫真の演技をしたりします。

 

 この辺りから、堀北さんが人として全く信用できない綾小路君の手から離れて行こうとしていきます。

 

 やっぱ実質成長系主人公を……最高やな! 

 

 とはいえ、綾小路君が信用できないから、まだわかりやすい櫛田さんをどうにか説得して戦力にしたいという理屈はわかりますが、流石に色々不器用すぎない? とは思ってしまいますね。まあ、そんなところもまたかわいいんですけど。そして、そんな感じでヒロインレースをほぼ完全に降りたせいで出番も減っていってしまうのは悲しいなあ。

 

 あとは、一年全員に一之瀬さんが不正にポイントを集めている可能性があるという内容の手紙が入っていると騒ぎになるものの、学校側が不正は無かったと発表したりします。

 

 

 ですが、それら全てがれずちゃんにはどうでもいい事なんでね……

 

 

 ペーパーシャッフル用の問題も銀髪美ロリといい漢の2人が頑張って作成してくれるため、れずちゃんは何もする必要がありません。

 Dクラスに少し介入する事で櫛田さんを退学させることは出来ますが、櫛田さんとほぼ関わりのない本走でロスを顧みずにわざわざそんな事をする理由もないですし。

 

 

 

 では、ペーパーシャッフル当日まではいつも通り綾小路君とのコミュ以外スキップしましょう。

 綾小路君はもうかなり完全体に近づいています。あと一押しですね。

 

 

 

 

 少女自由行動中……

 

 

 

 

 はい。ペーパーシャッフル当日となりました。

 普通に試験を受けて、結果発表を待ちます。

 

 

 当然、勝利しました(ナレ死)。

 

 

 これまで特別試験でのCP推移のマイナスが大きくなってしまったBクラスに何やら暗雲が立ち込めて来ましたね。とはいえ、無人島試験からペーパーシャッフルで約−150くらいなので、まだまだ押し込みが足りません。

 客観視してしまうと既にAクラスと1000以上差があるためもう完全に終わっているのですが、それでもまだ足掻く人が居るんですよね。2位クラスと月に貰える額に10万以上もの差があるのに諦めないって凄いですよね。

 

 Dクラスも堀北さんの迫真の演技の甲斐あってか無事勝利し、龍園君の居たCクラスとの入れ替わりを果たしました。これからは元Dクラスを堀北クラス、元Cクラスを龍園クラスと呼称します。

 

 龍園君はもうやばいですねえ。

 特別試験で1度も陸に勝つ事なく、変動したCPは−350で、現状のCPが合計142となりDクラス堕ちですから。こんなんで王? 笑っちゃうよ! となるのは想像に難くありません。

 しかも、ここから重大違反とやらで更に−100されますからね。

 月に4200円でどうしろと? 

 

 対してAクラスのCPは特別試験により変動したCPが520で、合計は既に1575……私がこの学年の生徒だったら完全に諦めていますね、これ。むしろ完全服従してPPを恵んでもらうことを考えるすらあります。特に龍園クラスの場合。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうしてペーパーシャッフルを終え、これからは原作でいう7巻の、龍園君が堀北クラスの策士Xである綾小路君の尻尾を掴むために色々頑張る期間に入ります。

 

 龍園君が自クラスの生徒を使ってひたすら堀北クラスの生徒にプレッシャーをかけたり、龍園君が高円寺君や坂柳さんに喧嘩を売ったり、橋本君が龍園君に吹っ飛ばされたり(本走だと起こり得ない)、綾小路君の鬼畜父親が現れたり、茶柱先生の脅迫の嘘がバレたり、綾小路君がDクラスを介護する理由が無くなって軽井沢さんとの関係を解消しようとしたり(本走だと以下略)と色々ある人気巻ですね。

 ここから露骨に堀北さんの出番が消えるのは悲しい。いくらヒロインじゃなくなったとはいえ極端すぎる……

 

 

 れずちゃんは、この期間も当然何もしません(ニート)。

 基本的に龍園クラスと堀北クラスの争いなのでね。

 これDクラスチャートの人はどうやってRTAとして成立させようとするんですかね? 参考にしたいから視聴者兄貴の誰か走ってくれないかなー(他力本願)。

 

 

 

 ではまたしばらくは綾小路君とのコミュ以外スキップします。

 

 

 

 

 少女自由行動中……

 

 

 

 

 おや、綾小路君からメールが来ました。

 

 なになに……? 

 

 

『軽井沢を使って龍園を終わらせる策を立てた。詳しく話したいが、今大丈夫か?』

 

 

 来ましたね。悪巧みメールです。

 もう完全体にかなり近づいてしまっている我らが綾小路君は、原作と違って龍園君を躊躇なく排除しようとします。

 

 どうやら本走においても綾小路君は軽井沢さんを利用するようですね。体育祭前に頑張って彼女を駒にしたようです。まあ、原作と違って完全に使い捨てるつもりみたいですが。

 了承し、綾小路君が何をするつもりなのかの話を聞きに行きましょう。

 

 

 ふむふむ……わかりました。

 ではこちらは、当日にこういった行動を……

 ふっ、お主も悪よのお。

 

 

 話が終わったため、再び自由行動に戻ります。

 

 

 

 

 少女自由行動中……

 

 

 

 

 そして来る12月22日の終業式。

 

 

 原作においても本チャートにおいても重要なポイントです。

 

 

 原作ではこの日、軽井沢さんの過去を突き止めた龍園君が、ついにX探しに終止符を打つために軽井沢さんを屋上に呼び出し、集団リンチをかけます。

 

 ただ、龍園君はその全てを綾小路君にばっちり予測されています。そのため、龍園君の策は綾小路君に完全に利用され、逆にボコボコにされて敗北する、という原作でもトップ3に入るであろう人気イベントが発生します。

 

 

 そんなこの日にれずちゃんがするのは、実にシンプル。

 

 

 まず、坂柳さんから口が固く腕っ節に自信のある、どう見てもカタギには見えない漢の鬼頭君を借ります。

 

 次に、鬼頭君と橋本君を引き連れ、3人で帰宅途中の金田君を待ち伏せ、特別棟に連れ込みます。金田君の行動パターンは走者が完璧に把握済みなので、他人にそれがバレたりはしません。

 彼は龍園クラスには珍しくヒョロヒョロの頭脳系男子なので、3人でカチコめば逆らったりはしてきません。

 

 次に、綾小路君に金田君を確保したとメールをします。

 

 最後に、後方ラスボス感を出しながら金田君に今までやった事、これから起こる事をある程度説明することで彼を手駒に加えてしまいましょう。一連の話は鬼頭君から坂柳さんにも伝えるように言っておきます。

 

 やったねれずちゃん。共犯者が増えるね!

 

 序盤で共犯者を増やすのは少々リスキーですが、この段階まで来てしまったらもう大丈夫なのでね。れずちゃんの行動はAクラスにとっては利でしかないですし。

 

 

 

 そして、その結果何が起こるかというと……

 

 

 

 龍園君、伊吹さん、石崎君、アルベルト君の4人がまとめて退学になりました。

 

 

 やったのは当然、我らが綾小路君です。

 

 

 原作で龍園君は、責任は俺が取るとか何とか言っていましたよね? 

 そんなの今の綾小路君が許す筈がありません。

 

 そもそも、一般男子高校生に過ぎない龍園君が、一体何をどうやって責任なんか取るつもりだったんですかね? 

 いじめには4人全員ばっちり参加しているというのに。

 クラスのリーダーなんて勝手に名乗っているだけで、そういった役職が明確にあるわけでも無いのに。

 

 龍園君のチャレンジ精神や何度でも起き上がるというその精神性は私は好きです。ですが、暴力に頼り過ぎるそのやり方は到底褒められたものではないですし、見通しがあまりにも甘過ぎるというのもまた事実。

 まだ高校1年生の彼にそこまで求めるのは酷なのですが、それを言い訳にするなら最初からこんなことをすべきではないのですから。

 

 原作でも龍園君は、あくまで綾小路君の温情で生かされたに過ぎないです。本チャートにおける、既にれずちゃん以外どうでも良くなりつつある綾小路君にそんなものある筈が無いのでね。

 

 軽井沢さんの過去がバレる? 自分が策士だったと皆にバレる? 

 今の綾小路君がそんなことを気にするとでも? 

 これより先、軽井沢さんは完全に不要ですしね。綾小路君が陰で暗躍する理由も最早ありません。

 

 まあ、れずちゃんのせいで夏休みの試験で完全敗北してしまい、原作通りペーパーシャッフルでも敗北してしまったためクラス内での求心力を失い、早急に結果を出さねばならない龍園君が焦ってしまったのがこの悲惨な結果の要因でもあります。

 原作でも石崎君や伊吹さんに苦言を呈されるくらいには無理のある強引なやり口だったのが、更に無理矢理になったために全てが崩壊してしまったのでしょう。

 

 

 何はともあれ、

 

 

 さようなら、龍園君たち4人組。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここまでやったのには当然、理由があります。

 

 

 元々ヤンキー揃いだった故龍園クラスは、龍園君に無理やり纏められる事で一定の秩序を成していました。

 

 そのため、ただ龍園君を退学させるだけだと、ヤンキー共がヤケクソになって予想外の行動に出る事があるのです。今回の龍園君の違反退学のせいで遂にCPが0になるわけですし。

 ヤケになった民衆が最も恐ろしいって、それ一番言われてるから。

 

 しかし、暴力を使う主犯格4人を一斉に退学させる事で残党ヤンキー共に、暴力を振るってしまうとどうなるかを恐怖と共に突き付けることが出来ます。

 

 加えて、故龍園クラスの次のリーダーとして金田君を据えて裏から操る体制を整えることによって、あら不思議。

 故龍園クラスはれずちゃんの完全なる手駒になってしまいましたとさ。

 

 2年次以降の全スキップに向けて爆走していますね。

 れずちゃんは坂柳さんとのチェスと、金田君を駒にした以外2学期は特に何もしていないというのに。費やした時間なんてほとんどありません。

 

 更に言うと今の、龍園君に一切の容赦をしない綾小路君はその巧みな話術を使って龍園君たち4人からPPをむしり取っている筈。

 退学になってPPが無になるのは困りますからね。あれで一応8億PPとかいうどう見ても龍園君には不可能な目標を立てるくらいには部下想いの龍園君に対し、CPが0になってしまった故龍園クラスの人に渡すとか何とか色々言ったのでしょう。

 まあ、この状況で契約書なんて作るわけないですし、作ったとしても龍園君の退学により無意味。よって、今の綾小路君であればそれなりの額を着服するでしょうけどね。

 

 本チャートでの故龍園クラスはれずちゃんのせいでCPが大幅に下がり、思うようにはPPを貯められてはいない筈ですが、それでも大量のPPが綾小路君の手元に入ります。

 

 ……ただ実は、ここで彼が具体的にいくらPPを獲得するのかは多数のパターンがあり、その分岐条件はまだよくわかっていないんですよね。

 

 完全ランダムか? と思いきや、どうもそうではないみたいですし、ここで虐められる綾小路君の駒次第かと思ったら、同じ駒でも大量に分岐するという。

 

 もしここでロスなく獲得金額を最大値に固定する方法さえ見つかれば、やるべき事が減って時短に繋がるのですが、条件分岐が正直意味不明なんですよね。

 

 とはいえ、本走では綾小路君が4人組から得られたPPが最低値でもどうにかなるようにチャートを組んでいるため問題ありません。

 

 もし条件を解明出来た方が居たのであれば、是非私にこっそり教えて頂けると助かります。最速チャートの更新に繋がるので。

 

 そして最後の理由として……色々変わるので、次回を是非お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 それはそうと、これで故龍園クラス改め金田クラスは完全に終了し、綾小路君のAクラス移籍のためのPP貯めを大幅に前進させました。

 

 

 このRTAも終わりが近づいて来ましたね。

 

 

 これから全キャラで一番苦労するであろう金田君の未来にエールを送ったところで今回はここまでです。

 

 

 ではまた次回、サラバダー! 

 


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