よう実 最速Aクラス卒業RTA Aクラス綾小路籠絡ルート   作:月島さん

16 / 24
9

 PP稼ぎを終わらせるRTA、はーじまーるよー

 

 

 前回は、龍園君たち4人組を退学させた所でしたね。

 

 

 冬休みを迎えました。

 

 

 原作では7.5巻に当たる部分で、原作だとロリが一之瀬さんを虐めると宣言したり、本格的に軽井沢さんがヒロインと化したり、綾小路君が伊吹さんと映画を観た後に首を絞めたり(鬼畜)、龍園君と密会した直後に学君と密会して南雲兄貴についての情報を得たり、堀北さんを生徒会入りさせることにしたり、ダブルデートしたり、佐藤さんを振ったり、南雲兄貴や桐山先輩と色々話したりします。

 

 

 ですが、綾小路君がれずちゃんに依存し、龍園君たちを退学させた本走では色々なイベントがカットされることになります。

 

 軽井沢さんは既に全ての役割を終え、今後何かをする事はないですし、伊吹さんや龍園君は既にこの学校に存在しませんし、佐藤さんとデートなんてする訳がありませんからね。

 

 綾小路君とデートするのは当然れずちゃんの役割です。

 この時期は何と言ってもクリスマス。思う存分青春してあげましょう。

 

 

 とはいえ、クリスマス前にはまだやるべき事があります。

 

 

 まずは龍園君たちを終わらせた翌日の23日。

 

 この日は原作だと坂柳さんが一之瀬さん虐めを宣言したり、その後に故伊吹さんと映画を観たりする日ですね。

 

 

 綾小路君と一緒にケヤキモールに行き、神室さんを引き連れた坂柳さんと会います。それから、密談するために個室のあるお店に移動します。

 

 銀髪美ロリと正式に手を組む話をし、その後、ロリから一之瀬さんを潰す予定だ、という話を聞きます。

 神室さんがドン引きしていますが、無視して一之瀬さん潰しに同調しましょう(人間の屑)。

 

 綾小路君も、変な事せずちゃんとロリに協力するんだぞ〜? 

 

 体育祭で恐らく銀髪美ロリに宣戦布告されているであろう綾小路君は少し気まずそうにはしていますが、彼はれずちゃんに逆らえないので言うことを素直に聞いてくれます。

 変な事をしてれずちゃんに嫌われるなんて絶対に避けたい筈なのでね(依存)。

 

 そして、綾小路君を買い取るためにロリが時期に応じて用意出来るPPの目安等についての話をしてから解散します。

 

 

 解散してからは綾小路君と2人で映画を観ましょう。

 4人を退学させた1日後に普通にデートする2人は間違いなく頭おかしい(確信)。

 当然、伊吹首絞めイベントなどある筈もないためそのまま帰宅し、就寝しましょう。

 

 

 

 

 24日になりました。クリスマスイブですね。

 

 この日にあるのは、学君と綾小路君が密会するイベントです。それにれずちゃんも参加しましょう。

 

 ここで初めて学君はれずちゃんにみんな大好き南雲兄貴の話をします。学君と入学日以外ほとんど関わって来なかったからね、しょうがないね。

 

 退学者を増やしまくろうとする南雲兄貴の方針は認められない。れずちゃんは女子だが目を付けられる可能性が高い。心に留めておいてくれ。と言われました。学君には借りがありますので、了承してあげましょう。

 こう答えることで、色々渋った原作の綾小路君よりも沢山の情報を学君から受け取る事が出来ます。

 

 ついでに、妹の鈴音さんについても色々言われました。

 妹はれずちゃんを強く意識している筈。退学はさせないで欲しい。少しでいいから見ておいてくれ。綾小路君の策略である鈴音さん生徒会入りのための手助けはする、と。やっぱ妹のこと好きなんすねえ。

 

 龍園君たち4人を退学させたのは綾小路君とれずちゃんの2人ですが、学君は実際に虐めをした龍園君たちの自己責任と認識しているため(当然)、好感度が落ちたりはしていません。ただ、流石に警戒はしているみたいですね。

 

 

 まあ、堀北さんにはこれから孤軍奮闘してもらう予定なので、退学させたりはしないから安心しとけよ〜(堀虐)。

 

 

 とはいえここでは学君に、借りと比較してやる事が多い。やって欲しいならPPをくれ、と言いましょう。

 すると話がわかる学君は、3学期中に何かしらの結果を出せばPPをやる、と言ってくれます。

 

 

 ん? 今結果を出せばPPをくれるって言ったよね? 

 

 

 学君はれずちゃんとのやり取りに満足して去って行きました。

 

 

 密会に参加していた綾小路君が、堀北さんはともかく、もし南雲兄貴がちょっかいをかけてきたら自分が対処するから安心してくれ、と言ってきましたね。

 うーん、これは青春ですねえ。

 

 

 綾小路君とも解散し、帰宅しましょう。

 これから綾小路君は堀北さんを生徒会に入れようとするも櫛田さんに邪魔される、というイベントがありますが、参加してもロスなだけなので。

 

 綾小路君の協力者となる桐山先輩に対しては、れずちゃんからは何もしません。綾小路君が勝手に話を付けてくれます。彼は所詮敗北者ですからね。負けてしまった今から自分で何かが出来るような人間では無いため、れずちゃん手ずからコネを作る理由は無いのです。

 

 

 

 

 

 クリスマス当日になりました。

 

 

 時間と位置の調整をする事で南雲兄貴に絡まれる(ウホッ)ことを避け、綾小路君とデートしましょう。

 

 

 この日は普通にデートするだけです。

 

 

 ただ、今日は特別な日であるクリスマス。

 

 デート中に互いのプレゼントを購入し合った結果……

 

 

 今までの甲斐あって、なんと原作では一切笑わない綾小路君が笑顔を見せてくれています。

 

 

 ついに機械を完全に脱したんやなって……(感動)。

 

 

 綾小路君ガチ恋勢が発狂してそうな状況ですね。

 実はこれ、綾小路君ガチ恋勢虐待RTAだった……!? (今更)

 

 

 

 

 

 

 

 

 3学期が始まりました。

 

 

 これから、原作8巻部分の特別試験である林間学校が開催されます。

 

 

 バス内で久方ぶりのいい男の真嶋先生がルール説明をしてくれます。

 

 

 なになに……? 

 

 学年別、男女別の6グループを作る必要がある。

 1つのグループを形成する上での人数には上限と下限がある。同一学年の男子あるいは女子生徒が60人以上であれば8人から13人。70人以上であれば9人から14人。80人以上であれば10人から15人が1グループにおける下限と上限の人数。60人を下回る場合には別途参照。

 グループ内には最低2クラス以上の生徒が必要。

 求められるのは道徳、精神鍛錬、規律、主体性。

 同学年で作る1つ1つのグループを小グループ、2、3年の小グループとも合流し、6つの大グループとなる。

 評価は大グループ全員の平均点。

 1位から3位はPPとCPが増え、4位から6位は減らされる。

 

 1位:1万PP、3CP

 2位:5000PP、2CP

 3位:3000PP

 以上の報酬を、グループの生徒1人1人に配布。

 

 4位:5000PP

 5位:1万PP、3CP

 6位:2万PP、5CP

 以上のポイントを1人1人が失う。

 

 小グループ内のクラス数に応じて報酬に倍率がかかる。3クラス構成なら2倍、4クラスだと3倍。また、小グループを構成する総人数によっては更に倍率は増加。総人数10人が1倍、11人が1.1倍。最大で15人の1.5倍。4位以下のペナルティに倍率は適用されない。

 

 最下位になった大グループにおける、各小グループの責任者には、学校側の用意した平均点のボーダーラインを小グループの平均点が下回った場合のみ退学のペナルティ。

 責任者と同じクラスの生徒は報酬が2倍。責任者は小グループで話し合い明日の朝までに決定。決定しなかった場合はグループ全員が退学。

 

 責任者が退学になる際はグループ内の1人を道連れにする事が可能。これは原因の一因と認められた生徒のみを対象。

 

 午後8時から大グループを作成する場を設けてある。

 

 本試験で退学者を出したクラスは一律CP−100、救済には更に2000万PPと300CPが必要。

 

 

 

 うーんこのクソ長ルール。

 

 

 

 しかも無意味に長い割には、計算が面倒だったか作中でCPは全く動かず、PPの描写も無し。加えて意図的ではありますが、だとしても退学周辺のルールがあまりにも不自然。

 綾小路君の活躍も無いですし、正直言って8巻が不人気な理由が良くわか……いえ、何でもありません。

 

 

 まあそれは置いておいて、とりあえずイベントに入りましょう。

 

 

 本イベントでは、1位を狙う必要は全くありません。

 

 他学年が関わり、船上試験のような即効性のある最適解も無い以上、普段より遥かに手間がかかる割には確実性のある旨みが少ないからですね。

 

 

 ですので、グループ決めの際の注意点は3つ。

 

 

 1つは橘先輩の居る大グループには絶対に入らないこと、2つ目は一之瀬さんの居るグループにも絶対に入らないこと、最後に自グループに堀北さんを誘うこと、です。

 

 

 1つ目の理由は簡単ですね。

 橘先輩を陥れるためのやり取りに巻き込まれるのは面倒なだけなので。

 

 2つ目も同様。

 坂柳さんによる一之瀬さん虐めは、遠くから眺めて楽しむだけにしておきましょう(人間の屑)。

 

 最後の理由も簡単です。

 イブに学君に言われたやつですね。ここで堀北さんと組む事で、後ほど学君からむしり取れるPPが増えます。

 

 

 という訳で、堀北さーん、あーそびーましょ! 

 

 

 言われた瞬間、堀北さんが驚愕した顔をしました。かわいい。

 直後に、何故自分を誘うのかと聞いてきました。

 

 

 おめえ、オラと戦いてえんだろ? なら、せいぜいオラのことを良く見ておくんだな! 

 

 

 堀北さんが決意を宿した表情に変わりました。かわいい。

 

 

 一応確認しますが、同じグループに一之瀬さんは居ないですね? 

 完璧だ! 

 

 他のメンバーは話しかける予定も皆無なため誰でもいいです。

 責任者も自分以外なら誰でもいいです。流れに身を任せましょう。

 

 れずちゃんと堀北さんがいて、虐めの標的となる橘先輩も一之瀬さんも居ない以上、このグループが1位になる確率はそれなりに高いのですが、わざわざ責任者を引き受けて他人を介護しなければならないというロスを賄えるほどの旨味はないのでね。

 

 

 

 グループ決めが終わりました。

 では、午後8時まで待ちましょう。

 

 

 

 午後8時になりました。

 

 大グループ決めのお時間です。

 とりあえず、橘先輩さえ避ければ後はどうでもいいのでパパっと決めちゃいましょう。

 

 橘先輩を嵌めるために2年生と3年生が何やら色々していますが、当然無視します。

 

 男子組では今頃南雲兄貴がブラフのために学君に形だけの挑戦をしている筈ですが、これもれずちゃんには関係ありません。

 

 

 はい、決まりました。

 同じ大グループに2-Aの朝比奈先輩の姿が見えますね。

 どうやら1位グループになりそうだな? 

 

 

 まあ、何度も言うように今更数万のPPなんて得ても雀の涙でしかないですし、1位になる確率が高そうとはいえ、足を引っ張られて2位以下になる確率は未だ健在なので責任者にはならないのが正解なのですが。

 

 

 

 という訳で、本日は就寝となります。

 

 堀北さんのお隣をばっちりキープし、かわいらしい寝顔をきっちりスクショしましょう。

 

 

 

 

 

 朝になりました。

 

 決まった責任者を報告していますね。

 

 

 ここからは、基本的にオートとスキップとなります。

 モブを介護する趣味は無いのでね。

 

 

 

 少女林間学校中……

 

 

 

 

 お、何やら橘先輩のいるグループが露骨に不甲斐無い結果を出していますね。

 一体何が起きているんだろうねー。

 

 それを確認し、再びオートとスキップをします。

 

 

 

 

 少女林間学校中……

 

 

 

 

 夕食の時間になりました。

 

 林間学校では男女が基本的に分離されていますが、1日に夕食時の1時間だけ、男女共に食事を取る時間があります。

 

 

 そこで学君にお手紙を渡しましょう。

 

 

 橘パイセン狙われてますけど大丈夫っすかね〜? 

 無理だな(確信)。

 

 

 学君が驚愕したような表情をしてれずちゃんを見てきましたね。

 この頃の、まだ南雲兄貴は約束を守る男だと信用しているピュアな学君は、れずちゃんの言葉を瞬時には信じられない……いえ、れずちゃんが正しいとはわかっているものの、それを信じたくない。といったところでしょうね。

 

 

 いいから動かなきゃいけないんじゃないの〜? 

 

 

 学君が自分の食事を適当に切り上げ、動き出しました。

 彼は自らのお腹が空くのを我慢して、この短い時間で女子生徒たちに賄賂しに行くのでしょう。がんばえ〜! 

 

 

 

 

 

 

 

 学君が去った所で、周りを見渡してみると……

 

 

 お、何やら一之瀬さんが辛そうにしていますね。

 

 

 一体誰がこんな酷いことを……! 

 

 

 はい。これはもちろん我らが銀髪美ロリの坂柳さんの仕業です。

 前回鬼頭君を通して坂柳さんに色々教えたり、冬休みに密に密会をした(意味深)結果、彼女はれずちゃんと綾小路君の行動方針を理解し、原作以上に張り切って一之瀬さんを虐めにかかります。

 

 こうする事で、学期末前の一之瀬さんの絶望堕ちに繋がるんですね。

 

 もちろん、我らが綾小路君は一之瀬さんを救ったりなどしません。当たり前だよなあ。

 一之瀬さんに関しても、龍園君同様にれずちゃんが手を汚す必要は一切無いです。いや、むしろ金田君への交渉のようなことすら必要ないため、支払う労力は龍園君の時以下となります。

 

 

 まるでモナリザのように綺麗な手だ……(恍惚)。

 

 

 

 

 

 

 

 一之瀬さんが予定通り、原作より遥かに辛そうにしているのを眺めて満足した所で部屋に戻り、就寝。そして林間合宿に戻ります。

 

 

 

 少女林間学校中……

 

 

 

 橘先輩グループの一部の女子が足を引っ張るのを止めていますね。学君の頑張りが見えます。

 

 

 堀北さん? 見てるか? 実際に交渉したのは確かに学君だけど、この状況を作ったのはれずちゃんだよ?? 

 

 

 れずちゃんが学君にお手紙を渡す所を見ていた堀北さんはそれを理解して、れずちゃんに熱い視線を送っていますね。

 実は堀北さんもれずだった……!? 

 

 これで、学君からの2つ目の頼みも無事完遂ですね。一石二鳥とはまさにこのこと。

 

 

 という事で、その後は特に何もなく、迎えた最終日。

 

 

 試験も何の問題無く突破し、れずちゃんの所属する大グループは無事1位になりました。

 

 

 橘先輩の居る大グループは最下位ではあったものの、学君の頑張りの甲斐あってボーダーを下回る事はありませんでした。

 

 

 この後に女子からの報告を受けた南雲兄貴は、れずちゃんの事には気付きすらせず、自分の計画を見抜いて一見手遅れの状態からどうにかした学君はやっぱり凄い……(恍惚)となります。

 わざわざ生徒会特権を用いて明らかに無理矢理で不自然なルールを作ったのに、それを学君は見事打ち破ったわけですから。今はれずちゃんの存在にまで頭が回らないのも仕方ない事。

 後になって落ち着いたられずちゃんが学君に手紙を渡していた事に行き着くかもしれませんが、どうでもいいです。

 

 彼の相手をするのは綾小路君なのでね。れずちゃんとは関係ない場所で存分に盛り合ってくれ。

 

 

 

 これで林間学校は終了となります。

 くぅ〜疲れました(実はいつも通りほぼ動いていない)。

 

 

 

 

 

 林間学校を終えた数日後、綾小路君と一緒に再び学君と密会しましょう。

 

 

 ほらほら、君の依頼、2つとも早速こなしたよ? 

 早くPPを寄越しな! 

 

 

 学君はれずちゃんに感謝の言葉を述べて、交渉の必要すらなくPPをたっぷりとくれました。

 まあ学君目線からすれば、南雲兄貴を抑えろ、鈴音を頼む、という依頼をした次の瞬間にいきなり明確な結果を残されたわけですからね。

 

 加えて、橘先輩が退学処分となった場合に支払う事になった筈の2000万PPと400CPを考えたら、ここでれずちゃんに渡すPPをごねる筈が無いのです。

 

 

 

 これで、今までの貯金と綾小路君の貯金、坂柳さんから貰える現時点でのお金を合わせて余裕で2000万PPが貯まりました。

 

 順調に計画が進行したため、いざという時の予備としていたいい漢陣営の貯金を使うまでもありませんし、綾小路君が龍園君からむしり取った額も最低値よりもまあまあ多かったため、だいぶ余裕があります。

 

 

 ですが、ここではまだ綾小路君を買い取りはしません。

 彼を買い取るのは、堀北クラスに居る間にやるべき事を全て終えてから。

 綾小路君本人も納得していますね。彼はれずちゃんの前でだけは普通に笑顔を見せるくらいには依存が進行しているので、既に自分の望みよりれずちゃんの都合を優先するようになっています。

 

 

 面倒だったPP稼ぎから解放された所で今回はここまでです。

 

 

 ではまた次回、サラバダー!




 次こそ投稿遅れそう

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。