よう実 最速Aクラス卒業RTA Aクラス綾小路籠絡ルート 作:月島さん
本格的に依存が始まっていくRTA、はーじまーるよー
前回は、ランダムイベントを越えて5月を終えたところでしたね。
原作だと、6月はヤンキー介護イベントその2が起きる時期です。
一之瀬さんや龍園君の初顔見せもある、いわゆる『タメ』のイベントとも言えるやつですね。
堀北さんがあまりにも問題を起こし過ぎるヤンキーに完全に呆れ果てて見限ろうとする(残当)ところを須藤君に利用価値を見出した綾小路君がどうにか説得したり、佐倉さんをストーカーから救ったり、生徒会長と対峙したり、正面からやり合うんじゃなくて裏で訴えを取り下げさせる策を取ったり、事なかれ主義を謳う割には随分と積極的に動く綾小路君の闇が垣間見えたり……タメとは言っても様々な見せ場がちゃーんと存在するイベントです。
そんなこの時期、我らがれずちゃんが何をするのかと言うと……何もしません(ニート)。
こういう風に、長い原作イベントだろうと簡単にスキップ出来るのがAクラススタートの利点ですね。
まあ、介入しようと思えばいくらでも出来ます。
例えば、綾小路君が櫛田さんに連れられて佐倉さんのカメラを修理に行く日に綾小路君をデートに誘うと、れずちゃんにメロメロな綾小路君は当然のようにデートを優先するので、佐倉さんがそのままストーカーの魔の手に遭って転校することになったり。後は、Cクラスに手を貸すことで須藤君を普通に退学させたりすることも可能です。
佐倉さんは居てもいなくても何も変わらない(無慈悲)のですが、須藤君は普通に強キャラで厄介なので、ここで退学させると今月に動くことで発生するロスを帳消しにするどころか、結果的に若干のプラスにする事も出来ます。
とはいえ、本チャートにおいてこの時期にあまり原作を大きく変えてしまうと少し面倒なことになるんですよね。
なぜかというと、夏休み直前にとある爆弾イベントがあって、それは確実に的確な処理をする必要があるのですが、それまでにDクラスに大打撃を与えてしまうと時期が少し前倒しになって計算が難しくなったりしてしまいます。今のところ、それをやっても問題ないくらい順調に進んではいるのですが、念には念を入れる必要があるので。行動によるロスを考えると、須藤君を退学させることによるメリットは微々たるものですからね。リスクリターンが釣り合っていません。
それに何より、この時期にある一之瀬さんと白波さんの告白イベントを綾小路君にこなして貰うと、れずちゃんは特に何もしていないのに勝手に綾小路君が恋愛について色々考えてくれるんですが、佐倉さんをストーカー被害に遭わせたりすると告白イベントが消えてしまう事もあるんですよね。そのため、特に何もしない事が最適解となるのです。
綾小路君に協力を持ちかけられた時には、CとDの争いにれずちゃんが絡むと事態が面倒になるとかなんとか言って誤魔化してしまいましょう。今の綾小路君は、余程おかしな事を言わない限りはれずちゃんの言葉を即信用してくれるので。
実際、れずちゃんが須藤君を助けるために動くなんてこと、Aクラス組や龍園君からしたら大事件なのは間違いないですからね。
たまにはれずちゃんも常識的な事を言うんやなって。
よって、6月はいつも通りの自由行動パートのみとなります。
引き続き、綾小路君とのコミュですね。
とはいえ、6月になって今まで以上に綾小路君と行動を共にする堀北さんに絡まれるのはロスなので、6月は綾小路君を昼食に誘わないようにします。4、5月のスタートダッシュのおかげで、好感度に関してはメールと佐倉さんストーカー事件日以外の休日デートさえしておけば問題ない筈。
更に言うと、それもまた依存度上昇に役立ちます。
面倒事が起きるとれずちゃんと一緒に居る時間が減ってしまうという認識と、れずちゃんと一緒に過ごせることは幸せなんだ、無くてはならないことなんだ、という認識を綾小路君に改めて植え付けるわけですね。
それに白波さんの告白イベントが合わさることによって、れずちゃんは何もしていないのに綾小路君が勝手に重い想いを募らせていくことになります。
キャラがイキイキして自分の意思で動くゲーム、神ゲーだな!!
では自由行動、イクゾー!
少女自由行動中……
お、綾小路君から来るメールが普段のものと比べて少し変わりました。
なになに……?
『須藤の件だが、訴えを取り下げさせることに成功した。これからは昼が空くから、また一緒に食べないか? 弁当を作ってもらっている俺から言うのもおかしな話かもしれないが……』
うーんこれは青春ですねえ。
もちろん了承します。
良い返事をあげることによって、色々あって色々考えた綾小路君のれずちゃんへの依存度がぐんぐん上昇していきます。
恋愛したいだけなら、こちらから告白してしまえば5月から既に可能なのですが、再三言うように本チャートでは綾小路君をれずちゃんに依存させる必要があるのでね。
現実世界でも同じだと思うのですが、感情の振れ幅は付き合う前の方が圧倒的に大きいのです。
え? もう付き合ってるとしか思えない行動してる? 何を今更(ハート)。
では、自由行動に戻ります。
少女自由行動中……
はい、6月が終わりました。
4月5月と比べて特に何もありませんでしたね。
しかし何もしていないのに、むしろそれによって都合の良い事が起きていく。この期間を見るだけでも、再三言っているスタートダッシュの重要性を示せたと思います。ご都合主義を自らの手で作り出していくのです。
そして、問題の7月。
この時期は、原作では夏休みの無人島イベントまでの、とある1つの会話イベント以外全く何も無い時期です。
強いて言えば期末試験があるのですが、原作のキャラたちにも、そして満点が確定しているれずちゃんにとっても大したイベントではありません。
原作ではさらりと流される時期。
ですが、勘のいい兄貴ならもう察しているとは思いますが、先程述べた1つの会話イベントこそが本RTAにおいて最大級に重要なイベントとなります。
そのイベントとは、通称茶柱脅迫イベントです。
具体的に何が起きるか解説します。
まず、茶柱先生が自分の夢であり、過去に失敗してしまったAクラスへの下剋上が現実的なものとなったと理解します。そして、それには綾小路君の協力が必要不可欠だと考えます。しかし、綾小路君はあまり積極的にAクラスに上がる動きをしてくれません。よって、茶柱先生は綾小路君の鬼畜父親の件を引き合いにして、協力しないと退学にするという脅しをかけるのです。
自分の夢の為に生徒を脅迫するなんて、教師の屑がこの野郎……!!
一応フォローすると、茶柱先生自身脅しながら自分は今一体何をやっているんだろう……と自省するくらいには焦った末の行動であり、2学期の綾小路父との対面以降はこのことを悔やんで綾小路君の心強い味方となり、綾小路君の父という日本有数の権力者から彼を守ることを決意するくらいには良い人ではあるんですよね。
ただ、自分がかつて高校3年生だった時の失敗といい今回といい、極稀に感情に任せて動いてしまい、その結果大失敗を引き起こしてしまうことがあるという、起こした行動の結果だけ見てしまうと無能そのもの。
そのため、私個人は茶柱先生は大人の含蓄があって好きなのですが、ヘイトが集まっても仕方ないキャラだろうなあ、とは思います。
なお、そんな大事な綾小路君がれずちゃんに堕とされる本RTAでの夢の結果は(察し)。
ちなみに、原作の櫛田乳揉みイベントで綾小路君を脅した櫛田さんですが、あのイベント発生時には悪い顔をして綾小路君を脅すはいいものの、その後特に無茶な要求をしたりとかしないのでイベントブロックに成功さえすれば後は放置です。もう少し出番あげたら軽井沢さんの立ち位置を確保出来るようなヒロインにもなれたでしょうに。
解説に戻ります。
このイベントの何が問題かというと、脅しに加えて綾小路君が父のことや昔自分がいた施設のホワイトルームを思い返す事で、機械度が爆発的に進行する、まさしく爆弾イベントな点です。
このイベントそのものには介入の余地はありません。どういうプレイをしても確実に発生しますし、綾小路君と鬼畜教師の会話に割り込む事も不可能。
強いて言えば、時期をずらす事なら可能ですが、本チャートにおいてそれをするのは先程述べた様に計算がずれるマイナスでしかないです。
なので出来る事といえば、イベント後の綾小路君の精神ケアだけなのですが、そこで今までの行動の集大成が出ます。
このイベントまでに一定以上好感度を上げ、極力機械度を進行させないようにしなければ、綾小路君は機械小路君になることが確定し、もはや修復不可となるのでリセット確定です。
ですが逆に、このイベントは上手く行けば依存度を爆発的に増加させるという、良い意味での爆弾イベントとなります。
ほんとに良い意味か?
どうすればそうなるのかを解説します。
ここまでに先の条件を達成していた場合、イベント後に綾小路君から連絡が来るのですが、そこでれずちゃんのステが一定以上あれば綾小路君が脅迫を受けた事、ホワイトルーム関連の話こそは語らないものの父との確執があること、までを相談してくれるのです。れずちゃんをただの一番仲が良い女の子としてだけでは無く、誰よりも頼りになる女の子とも見做すんですね。
そこで可哀想な綾小路君に温かい言葉をかけてやることで、これまでの依存度に高い倍率がかかります。加算ではなく倍率なので、このイベント前に依存度もしっかり上げておく必要があったのです。
その結果、綾小路君はもはや何をするにしても最初にれずちゃんに報連相をするようになります。例えば、無人島イベントにおける策の全貌を事前に語り、Aクラスの獲得するポイントが減るがやってもいいか、等の許可を求めるようになったりします。更に、余程綾小路君が不利益を被らない限りはほとんどの指示に従ってくれるようになります。
では、自由行動をしながら、茶柱脅迫イベントの発生を待ちましょう。
少女自由行動中……
お、来ましたね。
綾小路君からのメールに変化がありました。
『いきなり悪い。怜山に相談したい事があるんだが、今から少しだけ会う事は出来ないか?』
無事に(?)茶柱先生に脅迫されたみたいですね。時期もバッチリ。
そしてご覧の通り、既に無意識的にれずちゃんを頼る綾小路君になっています。
まずは第一関門突破といったところ。
もちろん、了承します。
『ありがとう。可能なら人目に付かない場所がいい。個室のカラオケはどうだ?』
もちろん、了承します(天丼)。
ちなみに、ここでれずちゃんの部屋に呼ぶか、綾小路君の部屋にしようと提案することでR18展開にすることも出来るのですが、このゲーム全年齢版なのでね。やりたいならR18版を購入してください。
そして、その展開だとめちゃくちゃ爛れた高校生活を送ることになるために当然RTAとしては成立しないのですが、綾小路君ガチ恋プレイヤーにはお勧めです。
綾小路君は性への好奇心旺盛な思春期男子ですからね。何せ不意打ちで放たれたオレンジジュースを完璧に避けられる異次元の反応速度と身体能力を持ちながら、櫛田さんになすがまま胸を揉まされたわけですから。あの時の綾小路君は胸を揉みたかったとしか考えられません。
RTAプレイヤーの私は普通にカラオケ屋に行きます(当然)。
少女移動中……
カラオケ屋に着きました。
綾小路君が、愛しのれずちゃんが自分の相談のためにここまで来てくれた事実に対して嬉しそうではありますが、幸せ絶頂高校生活の最中にまさかの教師に脅迫されたことに加え、退学はれずちゃんとの別離も意味していることを察して暗い雰囲気を出してもいます。
さて、今から待ちに待った重要コミュをする訳ですが、まさかここで血迷って冷たい対応を取る走者はいませんよね? (0敗)
まあ、冷たい対応を取った時の綾小路君の絶望の表情と、その後の闇堕ちは一度見ておく価値が十分あるものですが。
今回そんなことをする筈がありません。
ではコミュを開始します。
ほら堕ちろ!
少女コミュ中……
堕ちたな(確信)
綾小路君がそれはもう幸せそうにしています。
機械から人の道に引き摺り込む……れずちゃんはいい奴だな!
これで、本チャートにおける目標達成のための第一段階、綾小路君の依存化が達成出来たわけですね。
とはいえまだ完璧ではありません。
その後更に色々する事で、綾小路君が何よりも、具体的にはクラスのみならず自分の自由や安全等よりもれずちゃんを最優先するようになり、れずちゃんにだけは絶対に危害が加わらないように、不利益を被らないように、何も指示しなくても自分で勝手に動いてあらゆる物を排除し尽くしてくれる、完全依存自発的傀儡化綾小路君が誕生するわけですが、それは今後のお楽しみに。
ではまた次回、サラバダー!
追記:須藤暴力事件は6月末に発生する。1ヶ月ずらすだけなので物語の本筋には全く影響無いが、原作を可能な限り準拠するために気が向いたら修正をする。