誰かが俺の肩を揺する感覚に、薄らと目を開けた。
「ん…。…後…」
「後?」
「……6時間…」
「寝すぎだ」
「っ…なん、だよ……ヴォル…」
ばしりと割と強めに頭を叩かれた。
頭を押さえながら起き上がれば、身体が重くて、腰が痛む。
「
腰だけじゃない、頭も痛む。
周りは俺の寝室では無く、居間のソファの上だ。覚えのないブランケットが背中からするりと床に落ちたのを拾い上げ、頭をがしがしと掻きながら首を傾げる。
「…覚えてない?」
「えー…と。ヴォルと世界征服する事に決めて…あー…ワイン…シャンパン……」
机の上にはワインやシャンパンの空き瓶が10本くらい並んだり、転がったりしていた。
昨日、久しぶりに会えて──まぁ、色々思う事はあるし、考えないといけない事も多かったのだが、とりあえず──嬉しくて、酒が進みまくってしまった。
近状報告がてら、俺が眠ってからヴォルが何をしたのかなど聞きつつ、そこそこ楽しい会話をツマミに普通に飲みすぎた。
ヴォルは、俺を眠らせた翌日からポリジュース薬を作り、そして夏休み中ギリギリにはなったらしいが──薬を完成させ、ホグワーツを訪れて教師の件を断ったそうだ。
その後はエイブリー達死喰い人を連れて、俺の信者を取り込みつつ世界各国を周り、闇の魔法を習得していったらしい。
その後、ダンブルドアの記憶で見たように、一度ホグワーツを訪れたようだ。
「ヴォル、まじで教師になるつもりだったんだ?」
何本目かのワインを開けて──今度は辛口の白ワインだ──それにあったチーズをつまみつつ聞けば、ヴォルもまた、指を振り何杯目かの赤ワインをグラスに注ぎながら首を傾げた。
「…何のこと?」
「五年前?それくらいにダンブルドアと会っただろ?その時の記憶を見たんだよ」
「……ああ…そんな事もあったね」
「ダンブルドアは、ヴォルが何か企んでるって思ってたみたいだけどさ、あれって…もしかして、俺のためだった?あの時、ヴォルが教師になってたら…俺を起こしていたんじゃないのか?」
ヴォルはくるくるとワイングラスを回し、赤ワインがゆらめくのを見ていたが、「そうだよ」とあっさり認めた。
「ノアは、教師になりたがってたでしょう。…ずっとその事が引っかかっていたから」
「やっぱり?…ふーん?優しいとこあるじゃん!」
いや、眠らせた張本人だ、優しいところなんて無いんだけど、アルコールのせいで頭はふわふわしてるし思考が働かない。けらけらと笑ってヴォルの背を叩いたが、ヴォルは特に咎める事もなく静かにワインを飲んでいた。
「あー…思い出した…あのまま寝落ちしたんだな、俺…」
頭が痛むのは久しぶりに酒を飲みすぎて、二日酔いっぽいな。
気がつけばヴォルが透明なグラスに水を満たし、俺の手に握らせていて、こめかみを指先で揉みながら回復魔法をかけ、渡された水を飲む。
「ヴォルって、全然酔わないよな?」
「まぁ……そうだね」
冷たい水を飲めば、多少思考がクリアになる。ぐっと伸びをしてグラスを机の上に置く。昨日あのまま寝ちゃったし、
指を振り服を脱いで、ふわふわと浮いている服や下着に清め魔法をかけ、ついでに自分の体も清める。
魔法の何が便利って、風呂入らなくても清潔が保てる事だよなぁ。…まぁ、湯船に浸かるの嫌いじゃないけど。平和になったら温泉とか行きたいなーって思うのは、俺の心がまだ日本での生活を忘れていないからだろうか。
「……せめて、自室で着替えなよ」
「え?…別に気にする事なんてねーだろ?」
清められパリッとした長袖の白いシャツが勝手に俺の腕に通る。沢山あるボタンがプチプチととまっていき、浮いていたパンツを履いてソファに座り足を上げれば勝手にズボンが足を通る。
靴を履き身なりを整えてくるりとヴォルの方を振り返れば、何とも苦い顔で俺を見ていた。
「よし、ヴォルは?」
「昨日、済ませてる」
「そ。じゃあアブラクサスの家に行くか。多分…待ってるだろうし」
壁にかけられている時計が指す時刻は朝の7時前。流石にもう起きてるだろうし、朝食くらいは食べさせてもらえるかもしれない。
色々説明して、これからの事も…騎士達には伝えないといけない。彼らは俺のことを思い、信じて今までついてきてくれたんだ。
ぐう、と控えめに腹の虫が鳴った後、俺はヴォルの腕を掴みそのままアブラクサスの家──マルフォイ邸に向かった。
ーーー
「到着!」
ヴォルの腕を掴んでいた手を離し、慣れた道のりを進みマルフォイ邸のノッカーを叩く、するとすぐにバタバタと珍しく慌てたような足音が響く。いつもは静かに開くその扉が、勢いよく開かれ──少々髪が乱れたアブラクサスが現れた。
「ノア様!」
「よお、おはようアブラクサス」
「お、おはようございます…」
強張った表情をしていたアブラクサスが、ほっと表情を緩め、胸を押さえて大きくため息をつく。
その後ろからすぐに心配そうな顔をしたベインやマートル、ミネルバとルシウスも現れた。
「心配しましたよ!何の話もなく、1日戻られないなんて…!」
「また眠らされたんじゃないかって…!大丈夫?ヴォルデモート卿に何もされてない?」
「ノア様!ヴォルデモート卿と蜜月を過ごされたのですか!?」
「ノア様…ご無事で…良かったです…」
上から順にミネルバ、ベイン、マートル、ルシウスが口々に叫び俺に詰め寄る。マートルだけなんか方向性がおかしいが、いつもの事だ。
彼らは頭の先から爪先までジロジロと見て俺がいつもと変わらない状態なのを確認してはじめて、アブラクサスのように胸を撫で下ろした。
「ごめんな、昨日家で酒飲んでさー久しぶりに寝落ちしたんだ。お腹すいちゃって、なんか食べるもんない?」
「勿論、すぐに用意します」
「ヴォルも食べるよな?」
後ろを振り返りながら言えば──ヴォルは少し離れた場所で、無表情で騎士達を静観していた。
俺しか見ていなかった騎士達はびしりと固まり、場に立ち込めていた和やかな空気が一瞬にして緊張感を孕む。ルシウスなんて真っ青な顔をしてびしりと固まっている。
「ヴォルデモート卿…何故、ここに…」
アブラクサスがルシウスを庇うように立ち、強く睨む。ぴくりと手が杖を掴むべきか悩んで動いていたが──ぐっと掌を握っただけで終わった。
「ノアに聞け。…私とて、望んでここにいるわけではない」
ヴォルが低い声で嘲るように吐き捨てる。
いやいや、アブラクサスのとこ行くって説明した時、別に嫌がらなかっただろ。何でそんなに喧嘩腰なんだよ。
「俺が連れてきたんだ。ヴォルは誓いの関係で…まぁ敵意は無いし、お前達に何もしないから。なぁ?」
「………」
「そこは、イエスって言えよ…」
ヴォルは見下すように顎を少しあげるだけで何も言わない。この中で1番長身のヴォルがそうしているだけで、かなりの威圧感だ。これ、わざと威嚇してるだろ。
……俺、身長180センチは超えてるけど、ヴォルって身長何センチなんだろ。…190センチ…は、無いよな、流石に。
「アブラクサス、入ってもいいか?」
「…ええ…構いませんが…」
「大丈夫、まだ誓いは続いてる。ヴォルが苦しんで無いって事は、マジでお前達に何かしようとは考えてないって事だ」
「……ノア様の判断に、従います」
アブラクサスは淡々と頷き、道を開ける。
ミネルバ達はいつでも杖を出せるように一切警戒を解かず、硬い表情のままヴォルを見た。
先頭を歩き大広間まで足速に案内するアブラクサスの後に続こうとしたが、ふとルシウスが硬直したまま動けていない事に気が付いた。
ルシウスはまだ子どもだし、あの集会で見たヴォルデモート卿と、今この場にいるヴォルデモート卿の雰囲気が違いすぎて戸惑い恐怖しているのだろう。それ程、ヴォルの視線は冷たく鋭い。この表情なら闇の帝王を名乗れるだろうなぁ。
「ルシウス、ほら、おいで」
「っ…ノア様…」
小さく震えるルシウスの肩をぽんぽんと叩けば、ルシウスは蒼白な顔で俺を見上げる。
仕方がなく、その場にしゃがんでルシウスの背中と脚に腕を通し抱き上げれば、ルシウスは青白い顔を一気に真っ赤に染めて息を飲み、一瞬逃れようとしたけれどバランスを崩して慌てて俺の胸元にしがみついた。
「暴れたら落ちるぞ?」
「そ、そんなっ!お、落として下さい!ノア様にっ…だっ…抱き抱えられる、なんて…!」
「はいはい大丈夫だからなー。…ほら、ヴォルも行くぞ」
「…魔法で運べばいいだろう」
ヴォルは何故か機嫌を損ねている。
多分、歓迎されてない様子に不機嫌なんだろう、うん。
折角頬が赤くなっていたのに、ルシウスはヴォルの低い声と視線に射抜かれてまた顔をさっと青くした。
「ルシウス軽いし、問題無いぜ?なールシウス?」
「ノ、ノア様…」
「どした?」
「──っ!!」
安心させようと思って微笑めば、ルシウスはぼっと赤面し、くたりと俺の胸に頭を預けるように気を失う。意識を失った身体は少し重さが増えたけれど、まぁ普通に運べる程度の軽さだ。
静かになったルシウスと、元からむっつりと黙ったままのヴォルだったが、俺は2人を気にせず見えなくなったアブラクサス達の後を追った。
「…それの、執事だったのか」
「それとか言うなよ。ヴォルの好きな純血魔族様だぜ?可愛いだろー?俺のお気に入り」
「……」
ヴォルは純血が好きなはずなのに、ルシウスを見る目はとても冷ややかだった。
仕方ないだろ、ヴォルの威圧感に耐えられなかったんだ、まだ13歳程度の子どもにはキツかったんだろう。
ルシウスの見た目は初めて会った時と比べて美少年らしく成長していた。きっと、将来イケメン間違いなしだ!
「ルシウス、おーい」
「……はっ!!」
「起きた?降ろすぞ?」
「は、はい…」
大広間に入る前、ルシウスに声をかければ何とか意識を覚醒させ、震えながら頷いた。
そっと降ろせば、よろめきながらも自分の足で立って、申し訳なさそうに眉を下げて俺を見る。
俺は扉を開き、先にルシウスを通す。
ルシウスが扉を通った後で少し早く歩き、大広間の中央にある長机のいつものルシウスの席に向かい、自然な動作でルシウスが座る椅子を引く。
ルシウスも何も言わずに座り、俺はいつものように斜め後ろに立つ。
「…ノアさん」
「あ。…つい、癖で」
「あっ!!も、申し訳ありません!気が動揺、していてっ…!」
ミネルバの声にハッとした。
いやーうっかりしてた。ルシウスが座るときはいつもこうやってたから、身体が自然と執事らしく振る舞ってしまってたな。
ルシウスも、執事では無い俺に執事らしく従わせてしまったことに気付き慌てて立ち上がろうとしたが、苦笑してそれを制し、俺はいつもの上座席へと向かう。
…そういや、この席。今まで気にしてなかったけど、映画でヴォルデモートが座ってたとこだな。それにこの長机も、机の上に瀕死状態のマグル学教師を置いて、ナギニにペロリとさせていたあの長机だ。
「ヴォル、…何突っ立ってるんだよ」
ヴォルは扉の前から動かず、大広間をぐるりと見渡していた。
そんな警戒しなくても、ヴォルを捕らえようと隠れている闇祓いなんて此処には1人も居ないのにな。
声をかけても動かないヴォルに小さくため息をこぼし、駆け寄ってその手を取る。…あれ、いつの間にか革手袋してる。外出するときはつけるのか?
無理矢理ヴォルを机の側まで引っ張る。
あ、どこに座らせよう。流石に警戒心バチバチな騎士達の隣に座らせるのはなぁ…。
上座の席は、一脚しか無いし。──ま、いいか。
俺は指を振り、椅子を一脚浮遊させ俺の隣に置く。ヴォルに座るよう顎で指せば、無表情のまま、その席にちゃんと座った。…よしよし、とりあえず同じ席につけば、いきなり乱闘が始まる事はないだろう。
「ノア様、昨日何があったのか…お聞きしても?」
「うん、その説明の為に来たからな…」
何から話そうか、と沈黙し、誰もが真剣な顔で固唾を飲む中──俺の腹の虫が「ぐう」と控えめに鳴った。…デジャヴだな、これ。
ちらり、とアブラクサスを見れば、少し呆れたような──それでいて、ほっとしたような顔で手を叩く。すると静かにハウスエルフが現れ、アブラクサスの囁きに耳を傾けていたが、軽く頷くと指をパチンと鳴らした。
途端に机の上に豪華な朝食やティーセットが並ぶ。
俺はすぐに手を伸ばしたが、残念ながら俺以外は全く手をつけなかった。
「ノア、食べながらでいいから教えて。…昨日……ヴォルデモート卿と
「ああ、話せたし、ヴォルはもうマグルの虐殺をする事は考えてない。…それが俺に対する攻撃だともう理解したからな。ほら──血の誓いで、俺が姿を見せられなかっただろ?それと同じ状況なんだよ」
「そうなんですね…じゃあ、とりあえず…死喰い人達はもう何もしないのですか?…何もしないで、今更……終わる事が出来るのですか…?」
ベインはとりあえず納得はしたようだ。きっと俺が血の誓いにより苦しんだ光景を思い出したんだろう。
おずおずと言うマートルに、ベイン達も同じように頷く。大人ではなく、世間を知り、賢い彼らも──今更死喰い人が止まる事など無謀な事だと理解している。
「このままだと、無理だな。だから俺は──」
サンドイッチを食べ終わり、美味しい紅茶を飲んだ後言葉を切る。
ヴォルは、俺の考えを理解してくれた。それは単に──ヴォルが特別であり、世界を支配したい気持ちがあるからだろう。
騎士達はそんなことを考えていない。勿論ミネルバなんかは魔法族が隠れ住むことなく平和に暮らす事が出来れば良いとは思っているが、それはあくまで机上論だ。現実的ではないと、思っている。
そんな彼らが、俺が今からする事を──俺の騎士だとは言え、理解してくれるだろうか。
「俺が、世界を統治する。ヴォルには昨日説明したんだけど…。…俺の存在に強い呪いをかけて、世界中の人々を呪う」
呪う。という言葉に騎士達は流石に動揺していた。世界を征服するとは、既に伝えていたが方法まではその時明言しなかったからな。
1月11日に何をするつもりなのか、俺は全て彼らに話した。
魔法族と、マグル──世界の人々に服従の呪文をかけて呪い、理を無理矢理に変え、まやかしの世界を作り上げる。その後マグルに魔法の存在を周知し、それを認めさせる。
勿論リスクも伝え、それを望まない人間も居るだろう事、俺がどれだけ罪深い事をしようとしているのか、それもちゃんと伝えた。
服従の呪文は1人に使うだけでアズカバン行きなんだ。アズカバンに行くつもりはないが、それだけの罪を俺は背負っているのだとちゃんと考えなければならない。
説明が終わり、一息をつく。
騎士達を見れば、彼らは──驚愕し、言葉も出ないようだった。
「ノアが…神様になるの?」
ベインがぽつりと呟いた。
神様。まぁ、マグルにとっちゃそれに近い存在になるだろう。
「そうだな、──俺は新世界の神になる」
デスノートは持って無い、俺がもっている武器は圧倒的な魔法と、世界一の美貌だ!
「ノア様が…神様に…夢でも、妄想でもなく…」
「世界を統べるとすれば…ノア様、貴方様以外に相応しい者は存在しません」
「ノアさんなら、不可能は有りません。何だって…そう、世界ですらもその手に入れられる事でしょう」
騎士達は、静かに言い、俺の考えを否定も、咎めもしなかった。
正直、非難されると思ってたから──信じられなくて、黙り込んだのは俺の番だった。
「…ついてこいとは、言わない。…沢山の人の運命を変えるんだ、その罪の重さを俺はよく、わかってる」
「ノア。前に言ったよね。僕らはノアの騎士、君に忠誠を誓う。ノアがそれを望むのなら、僕らは…何だってする」
確かな意志と僅かな狂気を目に宿し、騎士達は頷いた。
意志は固く、変わる事がない。彼らの心を、つい見てしまったが──そこに一欠片もの嘘はなかった。
彼らは
変わらない忠義と、狂気の眼差しに安心したような──薄寒いような。
「…ありがとう。…絶対に、守るよ」
誓いを込めて呟けば、アブラクサス達は少し笑った。
「守らせて下さい。その為の騎士ですから」
「そうだよノア。君主に守られるって…どうなんだい?」
「あー…でも、私は守ってもらわないと…その、強くないので…も、勿論ノア様の為に頑張りますが!」
「ふふ、そうですね。守り、守られる…それでいいのでは?」
守り、守られる。
俺は人に守ってもらわなくとも、生きていけると思っていたが──そんな事、あるわけが無いんだと、今気付いた。
いや、守られっぱなしだ、俺は。
世界一の力を持とうが、1人では生きていけない。きっと、騎士達が俺の
騎士達が居なければ俺は目覚めた時、何もわからず、世界に飛び出していた。
その先の未来がどうなったのかわからない、
いや、そもそも。俺にとって大切な存在で、守るべき者がヴォルだけなら──きっと、俺はヴォルと共に彼が望む世界を作り上げていただろう。預言の子が生まれる前に、ポッター家を滅ぼし、戦士が生まれる前にその芽を踏み潰していた。
闇の帝王となるヴォルの運命に付き添い、俺は2人きりで完結した関係を維持する為に、心を痛める事なく、殺戮を繰り返していたかもしれない。
俺がその道を選ばなかったのは、ヴォル以外に大切な存在がいて、彼らの世界を守りたかったからだ。
ヴォルのように特別ではない、普通の魔法使いである彼らの事も愛したから──きっと、俺の手は血に染まる事がなかった。
世界はたった一つの現象により、無数の可能性を秘めている。
例えば、俺がヴォルと心から語り合い、友情を育み、闇に染まらずホグワーツで共に教師をする未来。
例えば、ヴォルと共に世界を圧倒的な災いにより、支配する未来。
例えば、ヴォルと決裂し、俺がヴォルを倒さなければならなかった未来。
例えば、目覚めた時にヴォルが肉体を失い、英雄であるハリー・ポッターが生まれた後の未来。
分岐点は幾つもあった。
その数多くある未来の中で、俺が今居るのは、方舟の騎士達と、ヴォルと──魔法族の世界とマグルの世界の認識を統一する世界なんだ。