今年初の投稿はやはりメインになっている女王様にしました。
今回の話は個人的に書いていたものと無理やりくっ付けた感があります・・・優しい目で見てもらえると助かります。
ナザリック:リザードマン編
メガコロニー:スレイン法国編+α
にしていきたいと思います。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、このくらいに。
それでは本編をお楽しみ下さい。
「なるほど、息抜き兼他国の偵察と。では戻って来たらもう少し本気で相手をしてやろうか」
護衛のザミエールモンはイミーナを見ながら悪い笑みを浮かべ、勘弁してよ〜と苦笑いするイミーナ。軽く雑談をしていると森の端に到着した。
「陛下から命じられている場所は此処までだ。期間は7日、7日目の昼に再び此処へ戻ること!これは陛下の決定であることを忘れるなよ?」
フォーサイトと双子はザミエールモンの発言に頷き街へと歩き出した。
「さて、私の任務も終わりだ。さっさとメガコロニーへ・・・何だ、この嫌な気配は。少し調べてから戻るとしよう」
ザミエールモンは周囲の情報収集へ赴いた。
時計の針がフォーサイトが偵察へ行く前日に、遡る。
そうそう、私がフォーサイトにメガコロニーについて説明していた時に、メガコロニーの周囲にまた侵入者が来ていた事を最近になって報告を受けた。まぁ、最近色々あったのと、シンプルに忘れてしまっていたらしい。此処を目的地として来た者ではなく迷い込んだ兵だった為、重要度を下げていたらしい。捕獲していた子に私は軽く叱り、第3階層の手伝いをする事で罰を与えた。
そして私は記憶操作を行ない情報を回収する、尋問するより私が覗いた方が早いからだ。覗いていると面白い情報を手に入れることができた。
「【スレイン法国】最強、絶死絶命・・・番外席次、か」
ーこの男がその小娘とどのような関係なのかは知らないが、中々面白い情報が手に入った。しかしー
「【人間至上主義】の国・・・か、共に歩む道はなさそうじゃな」
私は玉座の間に戻り、玉座に座り考える。
ー将来的に敵になり得る国なら、対処は早めにしておいた方が良いわね。潰さないにしろ最高戦力と呼ばれてる娘だ、消すなり攫うなりした後ダミーを作って配置しておけば敵国に気付かれる心配も無くなる。そう言えば『しんじん』と言われていたけど、まさか『新人』じゃないわよね・・・どういう意味なのかしら?まだ龍馬が回収して来た本、殆ど読み終えてないのよね・・・って、現地の人に聞けば良いじゃないー
と言うことで、あの子達が居る屋敷へやって来た。私が玄関前に転移すると、中から誰かがこちらへ向かってくる足音が聞こえてきた、恐らくアルシェだ。
私の血を飲んだことにより、私が近くに来ると守護者達と同じで察知できるようになったと話していた。戸が開くと思った通りアルシェが出迎えてくれて、私の顔を見ると満面の笑みを浮かべた。
「いらっしゃい、母様」
ー本当に、娘にして良かったー
私は抱き締めたい衝動を抑えーーー切れなかった。気付けば私はアルシェを抱き締めていた。アルシェはいきなりのこと、そして私の胸元に抱き締められ顔全体に柔らかい感触がきたことにより真っ赤になっていた。
「かかか、母様っ!?///」
「愛い、とても愛いぞアルシェ・・・っと。本題はこれではないのだが、ついな」
私は冷静さを取り戻してアルシェを解放し、本題に入ることにした。
「少々聞きたいことができたのでな。話は中に入ってからでも構わぬか?」
「か、母様が私に?私に答えられれば良いけど・・・はい。ではどうぞ」
アルシェの先導に付いていき広間へ入った・・・すると、
「まさに死屍累々の様な状態じゃな」
くく、と笑みを零す私に、苦笑を浮べるアルシェ。すると私に気付いたのか姿勢を正そうとするヘッケラン。
「へ、陛下!?す、すみませんこんな姿を」
「ふふ、良い。此処はお前達の家、どう過ごそうとお前達の自由じゃ。別に妾が来たからといって正す必要は無いぞ、特に今は」
私は扇子で立とうとするヘッケランの足を軽く叩いた。すると筋肉痛が響いたのか、身体を一瞬硬直させ、その後前のめりに倒れた。
「ほれ、見たことか。休む時は休め、無理をしても意味が無い」
私はアルシェが持ってきてくれた座布団に座り、本題に入る。
「では、本題に入ろう。アルシェ、『しんじん』と言う言葉を知っておるか?」
「『神人』?うん、知ってるよ」
「『神人』とは、【スレイン法国】で信仰されている神々『六大神』の血を引くと言われいる者で、その中から更に神の力に目覚めたものを『神の人』、神人と言われています」
「うん、ロバーの言う通り。だけど、本当に居るのかは不明」
「そんなのが居たら、間違いなく周辺国家で最強の国でしょうね。まっ、此処を知った私達が言える口では無いと思うけど」
イミーナの軽口に笑うフォーサイト面々。
【六大神】:600年前に降臨し、スレイン法国の基礎となる部分を作り、強大な他種族との生存競争に敗れ滅びつつあった人間種族を救った。と記されている。
歴史の本には神人は出てこなかったけど、この六大神や八欲王と呼ばれた者達が出てきた・・・殆どが100年事に。
ー六大神や八欲王って、もしかして私と同じく転移してきたプレイヤー・・・?でも、同時の転移でこんなに時間の差が出るのが気になるけど、今は考えた所で答えが出ないから後回しねー
「じゃあ、陛下の血を直に飲んだアルシェは『神人』以上の存在ってことじゃねぇか?」
「ふふ、確かに。スレイン法国に居るとされる『神人』にさえ、勝てるのではないですか?」
「ふぇ!?ちょっ、2人とも!?」
「ふふ。そうかもしれぬがお前達同様アルシェも修行中の身、仮に性能的に勝てるとしても実戦経験が少ない。暫くは妾の子供達と模擬戦を繰り返し経験値を積む、さすれば少なくともこの世界の人間に負ける事はなかろうて」
優しくアルシェを撫でながら私の考えを述べる。アルシェは嬉しくもあり、なれるのかなぁ?少々不安めいた表情をしていた。
「とにかく、『神人』がどういった者なのかは分かった。感謝するぞ、お前達」
要件が終わった私は立ち上がり玉座の間へと転移した。玉座に座り考えているとナイトメアが宙から降りてくる。そして私の顔を見るやニヤニヤとした表情を浮かべる。
「おやおやぁ、御母様。何か悪巧みをしている時の御顔ですわねぇ?何を企んでいるのですか?」
「母親に向かって悪巧みと申す口はこれか」
私は近付いてきたナイトメアの両頬を軽く掴みムニムニとする。ナイトメアは「んん〜」と嫌々とするが、口角は上がっていた。
単なる母と娘の戯れである。
私は手を離すと、ナイトメアはわざとらしく両頬を擦る。
「酷いですわ、御母様。折角御母様から頂いたお顔が変わってしまいますわ〜」
「仮に変わったとしても、妾の愛は変わらぬよ。それと、先程の質問だが正解じゃ。【スレイン法国】へ秘密裏に行こうと思っておっての」
擦る手を止め、右手を整った顎の下へ添えるナイトメア。
「【スレイン法国】?確か龍馬が持ち帰った文献に書いてありましたわね。【人間至上主義】の国で他種族を認めないとか何とか」
「正解、妾達とは相容れない国じゃ。遅かれ早かれ敵対する国・・・故に、打てる手を打とうと思うてな」
「と、申しますと?」
「最近報告が上がってきたのじゃがな、どうやら【スレイン法国】には『神人』と呼ばれる切り札があるようでな?それを奪い、ダミーでも置いておこうと思うてな」
この時の私は悪い顔をしていただろう、ナイトメアの眼がそう言っている。
「キヒヒ、それは素晴らしい。いざ戦いになった際には既に切り札は此方にあり、敵はいつ奪われたのか分からず、更に何処から情報が漏れているのか分からない。国のお偉い様は疑心暗鬼のオンパレード!ゾクゾク致しますわぁ」
「だが、仮にも法国最強と呼ばれておるらしいからのぉ。妾は無論行くとして、共に誰を連れて行こうか・・・」
私は右手でウィンドウを出し、色んな子達の情報を確認する。すると、ウィンドウ越しに眼を輝かせるナイトメアの顔が写っていた。
「ふふ、来たいのか?」
「もちろんですわ。それくらい強ければ私の遊び相手は務まるでしょうし」
「かもしれぬな?では、あともう1人連れて行くか・・・」
ー油断大敵、慢心ダメ絶対・・・ってやまいこさんも言ってたしあの子も連れて行こうー
「ダークフェイスを共とする。
私が
「ダークフェイス、ただいま参上致しました!」
「急ぎではないと言うに、忙しない子じゃな」
可愛く思えた私はダークフェイスを撫でる。ダークフェイスは嬉しさのあまり震えており、ナイトメアは羨ましそうに眺めていた。
「明日に
私の問い掛けに頷く2人・・・さぁて、法国最強と謳われてる子はどれ程の力なのかしら?
今回はフォーサイト達が7日間外出している間の話になります。
7日間にしたのはリザードマン編で経つ日数だからです。故に暫くはフォーサイト達は登場しないと思われます。