転生狼のテラ生活   作:ゆっくり妹紅

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就活はクソゲーだも!!(2回目)

というわけで最終回です。

あと遅れた理由に関してなんですが……就活に追われてるのと後書きで買ったゲームが理由です。あ、拳を振り上げないで!




最終回・インフェルノ:結局頭を突っ込む転生狼(後編)

 

 

久しぶりに故郷の友人とあってそれなりに話してからその友人と、かつて共に地獄を走り抜けた戦友との戦いを見届けた次の日、俺は頭を抱えていた。その理由は──

 

「なあ、ひとつ聞いていいか」

 

「ん、なんだい?」

 

「なんでラップランド(お前)来てるん?」

 

俺が寝食するために借りている部屋のベットに堂々と腰掛けてくつろいでいるクレイジーサイコループスことラップランドがいるからだ。

因みに気がついたのは目が覚めたときで、なんか誰かいるなーと思って目を開けたら俺の顔を見ながら布団に手をかけているこいつの姿が映り込み、恐怖と驚愕で悲鳴を上げそうになった。結局その悲鳴も手で口を塞がれたせいで出せなかったけども。

 

「なんでって、そりゃあルークがボクのことを必要にしている気がしたからだよ」

 

「気の所為だから帰ってもろて。ほら今から帰ればテキサスに会えるかもしれないから、ね?」

 

「ボクのことなんだと思ってるの?」

 

「ストーカー……うおわっ!?」

 

そう正直に答えた瞬間拳が飛んできたので慌てて避ける。

 

「あっぶな!!」

 

「次は足で潰すからね?」

 

「おい待て、不吉な言葉を残すな」

 

笑顔で下から蹴りあげるような仕草をするラップランドを見て思わず股間を抑える。その仕草が無ければ見惚れるぐらい可愛い笑顔なのに……。

 

「……それで、マジでなにしに来た?というか、どうやってここに来た?」

 

「質問は1個ずつが基本だよ?まあ、ちょっとだけ気分がいいから教えてあげるよ」

 

ラップランドは俺が連続で質問してきたことに少し呆れた様子になりつつも、ベッドから立ち上がると部屋に無造作に置かれているあいつが持ってきたであろう馬鹿でかいギターケースみたいなものを持ってその中身を開ける。

するとそこには──

 

「俺の仕掛け武器()?」

 

「何となくキミにはこれが必要な気がしてね。どうせ厄介事に首を突っ込むなら万全の状態で挑んだ方がいいだろう?」

 

「……」

 

なんで俺が厄介事に首を突っ込もうと考えていることに気がついたのかという質問はやめておこう、考えるだけ無駄だ。

まあ、後者の意見に関してはその通りだし俺もどうやって剣を持ってこようか悩んでたところでもあるし持ってきてくれたことに関しては感謝している。だが、一つだけ見過ごせない問題がある。

 

「なあ、ラップランド。質問を重ねるようで悪いけどお前どうやって俺の部屋に──」

 

「ルーク、世の中には知らなくていいことがあるのは知ってるよね?」

 

「アッハイ」

 

俺が質問内容を言い終える前に食い気味で答えるラップランド。そして雰囲気から分かるようにその話に触れてほしくないのが分かる。

……帰ったら部屋の鍵変えられるかクロージャに聞いてみて、ダメだったらその時は諦めるか(悟り)

 

さて、気を取り直して。

 

「それで2つ目の質問に関しては?」

 

「それに関してはバレないようにここに来ただけだよ」

 

「えぇ……」

 

何やってんだこいつ、と思った俺は恐らく何も間違っていないだろう。

こいつがやったことを学生生活に例えて言えば、先生から「これは絶対にやるなよ」と言われたことを「分かりました!」と返事しながらそのやっちゃいけないことをやったことになる。

 

馬鹿なんじゃないだろうか、と呆れた目線で俺がラップランドを見つめると、その視線を向けられたラップランドは急に意地の悪い笑顔を浮かべる。

 

あ、これろくでもないことを言う感じのパターンだ。

 

それを察したので慌ててラップランドが何か言う前に話題を変えよう口を開こうとした直後。

 

「だからもしボクがルークの部屋にいることがバレたら、状況的には君がボクをここに来させた張本人ってことになる可能性が少なからずあるって疑われちゃうよね?」

 

「お前本当にいい性格してるよ」

 

死刑宣告をしないで欲しかった。

 

 

 

 

 

****

 

 

 

 

「全く、まさか一緒に怒られるのを覚悟でドクターに言うなんてね」

 

「隠し事はなるべくしたくない主義なんで」

 

「嘘ついたくせによく言うよ」

 

あの発言から数十分後、ラップランドはどこか不満げな様子で俺の部屋のベッドで寝転んでいた。

あの後結局俺はラップランドを連れてドクターの所へ行き、ことの成り行きを一部だけ偽って説明。その場にいたCEOことアーミヤにも怒られたが、何とか拝み倒したことでロドスの用事が済むまでラップランドの滞在を許可してくれる形になった。

だからラップランドの言葉は結構痛い。

 

「まあ、いいけどさ。ところで何書いてるの?」

 

「今俺が知ってる限りの情報を文字にしてるんだよ」

 

「あー、ロドスに来る前によくやってたやつ?」

 

備え付けのテーブルにの上の紙に何か書いているのが見えたのか、ラップランドが声をかけてくる。

ただこれは厳密に言えばカジミェーシュにいたころから、もっと言えば転生する前から何かトラブルとか起こった時にやっていた事だっただが、態々訂正する必要もないので適当に「せやな」と相打ちを打ちつつ文字に起こした情報を見る。

 

そもそも厄介事に首を突っ込もうと考えたのはプラチナのことが頭に過ったからだ。

 

プラチナはプロファイルやマリアイベントやニアーライトイベントの前日談の内容から無冑盟の『プラチナ』と呼ばれるランク持ちであることが明かされている。その立場がどんなものであったのかは簡単に言うと……うん、上司と部下に挟まれてストレスで死にそうな中間管理職と言えば分かりやすいだろうか。とにかく気苦労が絶えなさそうなランクではあった。

 

さて、そんな彼女なのだがプロファイルがある、ということからプレイアブルキャラ……つまり無甲盟を抜け出してロドスのオペレーターとして働いていることになる。

そして本題はここからで、彼女が抜ける際何かしら一悶着があった……というより俺の予想では命からがら無冑盟から抜け出して来たのではないかと考えている。

というのも、無冑盟は裏切りというのを許さないらしくここに転生してから聞いた噂では組織を裏切った瞬間ほぼ100%殺されるらしい。それも最高ランクの『クロガネ』やプラチナの次に上の『ラズライト』の手によってとのことだ。まあ、これに関しては全ての裏切り者を『クロガネ』と『ラズライト』で処理するとは現実的に無理だと思うので誇張はされていると判断していいだろう。

だが、ランク持ちの殺害となれば『クロガネ』や『ラズライト』達が動くと見ていいだろう。ただの下っ端がランク持ちを倒せるとは思えないし。

 

長々と考えたが結論としては『ラズライト』もしくは『クロガネ』がプラチナを殺そうとする、という予想はあながち間違っていないだろう。

 

次に首を突っ込んだ場合のメリットに関しては、加入後にプラチナから白い目で見られなくなる、俺の気分が晴れるということだろう。

実を言うと、彼女とは全く面識がないというわけではなく、立ち寄った隠れ家的な店で席の都合上相席でご飯を食べて話した仲だ。しかもその時それなりに会話が弾んでしまったこともあって、万が一彼女が俺の事を覚えていて尚且つ俺が来ていたことを知れば少なくともいい目では見られない。

それにつけ加えるとそれなりに話が弾んだ相手が苦労するというのを分かっていながら何もしないのは気分的に最悪だし、前世の大切な友人の推しキャラでもあるため助力した方が精神衛生上いいというのが俺のメリットだ。

 

デメリットは……うん、次カジミェーシュ来たらどんな目に遭うか分からないというのと、マーティンたちの情報からしてゾフィアたちがあんまりいい顔しないことだろうか。

マリアが攫われたと聞いた時は何でそんなことをしたのか、と白目むいて倒れそうになったが、過ぎてしまったことをあーだこーだ言っても仕方ない。そして、このデメリットに関しては……うん、疎遠になるだけだからそこまで考えなくていい。仲のいい人物が減るのはもう慣れたし、ドクターの話によるとマーガレットさんは基本カジミェーシュに作る予定のロドス支部にいるとのことだし、多分あの二人も支部にいることになるはずだから顔を合わす機会はほぼないと見ていいし。

 

まあ、結論としては助けに行く感じになる。

 

だがそれをやるにしても問題はある。それは彼女がどのルートで来るか、はたまたどうやってロドスに入れたのかということだ。

あくまで予想だが恐らくロドスにそのまま駆け込んで入った、というのはほぼ100%ないだろう。そもそも入口とかでストップされるはずだし、こっそり侵入したとしても在中のゴリ……エリートオペレーターにしばかれたりしている間にラズライト達に狙撃されて殺されると思うし。

 

そう考えると……

 

「あれ、ルークどっか行くの?」

 

「ああ、出来るならお前も来てくれると助かる」

 

「おや?デートのお誘いかい?」

 

「んなわけあるか。武器をケースかなんかに入れて外に出るぞ」

 

「えー、つまらないなぁ……まあ付き合ってあげるけどさ」

 

万が一クロガネやラズライトをまとめて相手することになった場合、俺だけじゃ流石に手が余るためラップランドに声をかけるとジョークを挟んだものの了承してくれた。

ラップランドはよっこいせとベッドから降りると、俺の仕掛け武器を入れていたものとは別のギターケースを持ってドアの方へ向かう。

 

……俺の都合に付き合わせる訳だし、プラチナの件が済んだらあいつの頼み事とか聞いてやるか。

 

そして俺も椅子から立ち上がり、銃をホルスターに、腰の専用のポーチに予備弾薬をしまい仕掛け武器が入ったギターケースを手に取って部屋の出入り口へ向かう。

 

まずはドクターとの合流を急がないと。

 

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

「やれやれ……もうやり合ってるとは思わなかったわ」

 

自分たちの前に立ちはだかったグラベルとTouchを排除しようとした所で、そんな声と共に上空から音もなく着地し、突然現れた背中に鈍い銀色に輝く大剣を背負っているループスの青年に対して、『ラズライト』のモニークは先程感じたものとはまた違った気色悪い感覚を覚えると共に、その青年に見覚えがあった。

 

「おや、ルークくん。どうしてこちらに?」

 

「さっきドクターに会いましてね。応援に行く指示を貰ったので来たのですが……Touchさんも来てるなら俺来る必要なかったかなぁ……」

 

そんな風に話しているルークと呼ばれたループスの青年を見つつモニークはこの感覚の正体について思案する。そしてルークの顔、喋り方と纏う雰囲気、そして背負ってる大剣を見て思い出し、彼の名を口にした。

 

()()()()()()()()()……」

 

「……へぇ、あの時と違う格好な上にここを出て数年経ってるから忘れられてると思ってたんだけど」

 

「そりゃあ覚えてるわよ。引っ掻き回すだけ引っ掻き回してカジミェーシュ出ていったせいで仕事が増えたわけだから」

 

「……」

 

モニークの疲れたような顔を見てルークは心の底から謝りたい気持ちになった。いくら無冑盟とはいえ前世の感覚がまだ残っているルークとしては、自分が好き勝手やった皺寄せの被害が来てるとなれば申し訳なく感じてしまう。

 

「あー、その。それに関してはすまん……」

 

「そう思ってるなら仕事の邪魔しないで欲しいんだけど」

 

「いやそれも出来ねえな。流石に今の雇い主失う訳にはいかないし」

 

そう言うとルークは背負っている大剣の柄を掴んで片手で構え、そしてモニークも矢を番える。

 

「個人的にはあんたみたいに余計なこと言わずに仕事できる人は結構好感持てるんだけどな」

 

「ナンパ?悪いけど乗ってあげられるほど軽い女じゃないから」

 

「だろうなぁ……」

 

その直後にモニークの弓からとてつもない速さの矢が放たれ、そしてルークはそれを大剣を振り下ろすことで簡単に叩き落とすと同時に1番近い位置にいる無冑盟の1人に接近。大剣を背負うように背中に預けるようにすると同時にアーツを流して鞘を固定し、中にある剣を抜く。

 

「え?」

 

「はあっ!」

 

「がっ……」

 

てっきり大剣による大振りな攻撃が来ると思っていたその男は普通では考えられないことに思考が一瞬止まり、その隙をルークに突かれてアーツを薄く纏った剣で殴られて気絶。

その直後にルークに向けて一斉に矢が放たれるもルークは剣を鞘に戻して再度大剣に戻すと固定するために流しておいたアーツを放出しながら回転。淡い翡翠色の膜のような物がルークの周囲を囲い放たれた矢を撃ち落とす。

 

そしてその光景を見たモニークは軽く舌打ちをする。

ルークが『変幻自在』という2つ名は仕掛け武器という普通では無い武器を自在に使って相手を翻弄する様から付けられたものだ。片手剣による軽い攻撃が来ると思ったら大剣の重い一撃が飛んできたり、その逆の大剣と思わして片手剣による細かい連撃だったりすれば、ただの蹴りやアーツによる斬撃波が飛んでくることもあったりとルークは仕掛け武器のポテンシャルを余すことなく発揮している。

 

では、それをカメラ越しとはいえ見たことがある実力者にそれが通じるか?と言われればそれはNOと言える。

 

「本当に最近はろくな目に合わないわね……」

 

自身の部下と戦いながらグラベルとTouchと連携をとりながら片手で大剣を振り回すルークに矢を放ちつつ、Touchとルークが直線上に並んだタイミングで素早く矢を1本放つと同時に2射目を連続で放つ。

 

「っ!」

 

ルークはその放たれた矢を反射的に躱そうとした所で後ろにいるTouchの存在に気が付き、僅かばかりに反応が遅れてしまう形で迎撃の構えを取り、それを見たモニークはルークを狩ったと確信した。

それもそのはず、ルークが今振り回している「大剣」というカテゴリーに分類される武器は長いリーチと高い攻撃力をもつというメリットの代わりに、取り回しの悪さが上げられる。それは片手で自在に大剣を振り回しているルークにも言えることであり、今からアーツの衝撃波を撃とうにもアーツを大剣に纏わす時間が足りず、どう足掻いても1本だけしか弾けない。そしてそれは取り回しのいい片手剣に変える時間もないことを示している。

 

ルークの過去の試合を見たことがあり、そしてそれを瞬時に思い出して彼の戦い方の弱点を見出したモニークの記憶力と機転の良さは正に最高の一手だった。

 

もしそんな彼女に誤算があるとすれば──

 

(なんであいつ焦った表情を見せ──)

 

ルークがその弱点を克服するための手札を持っていることを想定していなかったことだろう。

 

 

──甲高い音ともにルークを貫くはずだった本命の2射目が大剣で切り落とされた1射目の矢と共に地面に転がる。

モニークは一瞬何故と思考を回すも、ルークがフリーだった左手に持っている物を見て理解し、そして苦虫を潰したような顔を浮かべた。

 

「元とは言え騎士が『銃』を使うなんて……騎士らしくない武器を使うのね」

 

「携帯性抜群だし、慣れればすぐに攻撃できるからな。それに騎士らしくない、ってところは元々だよ」

 

モニークの指摘に対してルークは苦笑いを浮かべながら答えて、迎撃に使ったトンプソン・コンテンダーを回しながらホルスターにしまい、ハンドガン──ベレッタ92Fを左手で()()()()()()()()()()()()()ホルスターから抜く。

 

仕掛け武器と銃という明らかにミスマッチしている装備なはずなのにらその2つを携えてモニーク達を見据えるルークからは得体の知れないモノがあり、モニークを初め無冑盟のメンバーは攻めの手を思わず止めてしまった。

 

「……電話鳴ってるぞ」

 

「こちらのことはお気になさらず出てください。通話中に攻撃を仕掛けるなんてことはしませんので」

 

「ちっ……」

 

そのタイミングで鳴った電話にモニークはイラただしげに出ると、その通話相手と話を始める。だがルーク達……特にこの中で最も何をしてくるか予想しにくいルークに注意を割きながら話しているため、Touchはああいったもののモニーク以外の無冑盟を倒そうと思っていたルークは大人しく大剣を肩に担いだ状態で待つ。

 

「……第三小隊撤退よ」

 

「え……」

 

「グズグズしてる暇があったら早く下がりなさい」

 

「わ、分かりました!」

 

電話の向こう側の相手と言葉を数度交したあとモニークは不機嫌そうに指示を出し、慌てて撤退を始める第三小隊から彼女は目を離してルークたちの方を向く。

 

「あんたたち、一体何をしたの?」

 

「さあな。まあドクターあたりが根回ししたんだろ」

 

「……次会うときは覚悟しておきなさい」

 

「……ああ、そうしておくよ」

 

ルークの真剣な声音で返したのを耳にしたモニークはより一層の不機嫌そうなオーラを出し、最後は舌打ちをしてその場を去った。

 

「……ふぅ、バレなくてよかった」

 

「あら?バレなくてよかったってどういうことかしら?」

 

「あ、いえラズライトが撤退したことに関してじゃないですよ?多分それに関してはドクターかTouchさんがやったことでしょうし」

 

「ルークくん、私としてはそんなことよりもキミのバレなくてよかったの方が気になります。説明してくれますよね?」

 

「分かりましたよ……」

 

ルークは思わず独り言を漏らしてしまったことに内心悪態をつきつつも説明を始めた。

 

実はルークはモニークの2連射撃に対して反応が僅かに遅れた影響で、狙いを合わせなくても迎撃できるであろう散弾を装填してあったトンプソン・コンテンダーの方を使ってしまっていた。そのせいであの時ルークが持っていてなおかつすぐに使える武装は仕掛け武器とライフル弾を装填したコンテンダーとベレッタ92F、そして投げナイフ3本であったこと、万が一装甲が厚い敵が出た場合や狙撃手に対処できるようにライフル弾を込めていたことが仇となってしまい、万が一散弾でないと対処出来ない場面なってしまった場合どうしようもなかったこと。

そしてそれを悟らせないためにも敢えて大袈裟にコートを翻させることで腰にもう一丁のコンテンダーがあることを見せ、余裕そうな笑みを浮かべて2度同じ手は通じないようにアピールしていたことを明かした。

 

「……よくバレなかったわね」

 

「まあ、恐らくラズライトも少なからず動揺していたんでしょう。冷静だったら普通にバレてたと思います」

 

「……肝が座ってるのね」

 

「それは過大評価ですよ」

 

ルークは苦笑いを浮かべながら、そこで話を強引に切るように「さあ、ドクターたちと合流しましょう」と提案して歩き始めたのだった。

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「そういえばカジミェーシュにいた時は色々あって聞けなかったけど、ルークってプラチナとは話したの?」

 

「……思い返してみたらなんやかんや話せてないですね」

 

「あーやっぱり」

 

「その反応はなんですか……言っときますけど彼女とはたまたま飯を一緒に食べたことがある程度ですよ」

 

「いや、そういう訳じゃなくてさ。プラチナがキミにお礼を言いたいって言っててさ」

 

「……何でですか?」

 

「いや、だって彼女を助けるために態々ラップランドに仕掛け武器を持ってこさせて、その上何も飲んでないってのを予想して経口飲料水を用意してたんでしょ?そりゃあ感謝のひとつは言いたくなるもんだよ」

 

「……別に善意で助けたわけじゃ──」

 

「でも助けたのは事実でしょ?」

 

「……」

 

「……へぇ、ルークってそんな顔もできるんだね」

 

「からかわないで下さいよ……」

 

「あー、あともう1つ」

 

「今度はなんですか……」

 

「ラップランドがプラチナに対してルークとどういう関係かすごい問い質問してたから気をつけてね」

 

「?は、はぁ……」

 

後日、ルークはベッドの上で死んだようにぐっすりと寝ていた。あの後ラップランドの地雷をたくさん踏み抜いてしまい、デートという名の模擬戦を死ぬほどやる羽目になったからだ。

 

ルークはこの後バレンタインやホワイトデー、エイプリルフールでも地雷を踏み抜いてえらい目に会うのだが、この時の彼はそんなことになるとは全く思っていなかった。

 

 

 

 

 

 

 




追記:リア友が鬱になってたので買わなかったFE風花雪月をミスドが閉まってたせいでドーナッツ買えなかったので代わりに買いました。もしいつになっても投稿しなかったら……あとは分かりますね?

解説

ルーク:本来の装備での戦闘シーンを書いてないことに今更作者に気が付かれる不憫な奴。ラップランドとは顔を合わせた時点で縁が出来てしまったから逃げられない。基本お人好し。

ラップランド:添い寝しようとしたがバレてしまったお人。剣を持ってきた理由は小説内で言っていた通り。ニュータイプかお前は。ちなみにベッドごろごろでルークの匂いを堪能してた。それとヤンデレ化したらどんな感じのタイプになるんやろうな。束縛・執着タイプかしら。

プラチナ:どうやってロドスに来たんやろ?と思ってたら予想以上にハードで驚きました。ルークとはちゃんと話せて今では普通に話す仲に慣れた模様。因みに作者の初めて高レア狙撃は彼女だったり。

モニーク:かっこうつくしい。

グラベル:恐らく殆どの方がお世話になったであろう星4高速配置。声真似が得意というちょっとした小ネタが判明。結構色んなこと出来るんですね、この人。

Touch:頼むからあんたまで死ぬなよ……

ゴリ……エリートオペレーター:お世話になったことが多いであろう、星六の前衛フェリーンの人。一度指相撲やった際にルークの手を粉砕しかけたことがある。


FE風花雪月:リア友を壊した。そしてそろそろ作者も壊れそう。因みに推しはエガちゃんとイングリットです。

ルークの秘密その1:実はむっつりスケベ


p.s.イングリットとエクシアの声優さん同じという事実にガチで驚きました。声優さんってやっぱりすげえ(小並感)

p.s.のp.s.就活失敗おじさんトレンド入りおめでとうございます!!なおそんなおじさんは耀騎士二アールと水着チェンで完封できる模様。可哀想に……

感想や批評お待ちしております。

貴方が想像するラップランドは……

  • 愛が激重なヤンデレ系
  • 愛は重いけど甘々系
  • 愛は重いけど可愛い子犬系
  • 愛は重いけどカッコイイスパダリ系
  • 愛が激重インフェルノですぐ嫉妬する系
  • 普通にやべーやつ
  • 可愛い(脳死)
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