ありふれた異世界で剣を振るう   作:オルフェイス

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十三話……ついに来ました。

白崎香織チャレンジです。


真実、それでも

 

 迷宮を出てすぐ、俺達はギルドへと向かった。

 

 支部長ロアに勇者の救出に成功したことを伝えないといけないし、何よりミュウとティオを待たせている。何か言いたげなクラスメイト……と、いつまでもハジメの背中に張り付く白崎を引き連れぞろぞろと進んでいる。

 

 まぁそれを終えたらすぐにホルアドを出るつもりだが……いや、うん。そろそろ現実を見よう。

 

 

「……なぁ白崎、お前いつまでくっついてるんだ?」

 

 

 流石に涙目なハジメを放っておくのは罪悪感がすごいので、白崎にそう声をかけた。

 

 少しの間を挟んで白崎はグリンッ! と、まるでホラー映画のように顔を曲げた白崎は、そのハイライトのない見開いた目をこちらへ向けてきた。

 

 ……え、怖い。

 

 

「ねぇ、聞いていいかな桜田くん?」

 

「……なんだ?」

 

「ハジメくんが女の子になってるのはなんで?」

 

「「「「「「え???」」」」」」

 

 

 白崎の言葉に、一斉にハジメと白崎の方に目線が集まる。

 

 ……いや普通に驚いた。なんでわかるんだよ。顔とか身長とか髪とか性別(偽)とか……それこそわかる要素なんて一つもなかっただろ。

 

 そう困惑していると、ユエがポンポンと背中を叩き、

 

 

「……ん、恋する乙女に隠し事はできない」

 

 

 と、説明になってない言葉を口にした。

 

 でもそういうことなんだろうなぁ。俺にはわからないが……横目でハジメを見つめる。

 

 ハジメの方も俺を見ていて視線が合う。そしてアイコンタクトを取り合い、意思を確認する。

 

 

 ─────伝えるか?

 

 ─────仕方ないから、そうするよ

 

 

 短い意思表示だったが、ちゃんと伝え合った。

 

 しかし目敏く白崎の目が光る。

 

 

「ねぇねぇ、なんでそんなに仲良さそうに見つめ合ってるのかな? かな?」

 

「……ハジメ、説明してやってくれ」

 

「名前呼びっ!? ま、まさかハジメくん、私がいない間にそこまで進んで……っ! ゆ、許せないっ、この泥棒猫! ハジメくんを女の子にした挙げ句、そ、そんなことまで……っ! あなたにハジメくんは渡さないんだからっ!!」

 

「あーいや、そういうことじゃ……そうしたいけど、そうじゃなくて……」

 

「わわわ、カオリン大暴走だよぉ……!」

 

 

 なんか、怒りの矛先がこっちに向いた。

 

 完全に思い込んだ白崎の暴走は止まらず、先程まで困惑していた天之河や八重樫も白崎が暴れ出すと一緒になって止めに入った。

 

 

「落ち着くんだ香織! 彼女が南雲な訳ないだろう! そもそも南雲は男だったじゃないか!」

 

「そうよ香織、落ち着いて。確かに彼女は私達の世界の兵器を使ってるけど……それは理由にはならないし、それにいくらなんでも性別まで変わるはずがないわ」

 

「ここ異世界だよっ!? 何があっても全然おかしくない! ハジメくんがハジメちゃんになってもっ! 私はハジメちゃんになっても全然良いけど、でも桜田くんは許さないっ!」

 

「だ、駄目、完全に暴走して話を聞いてない……」

 

 

 全然話を聞いてないので止められてないが……自分でも何を言ってるのかわかってるのだろうか、白崎は。

 

 でもこれ長くなりそうだな……仕方ない。

 

 

「シア、しばらく収拾がつかなそうだから、ロアへの報告とティオとミュウを呼んできてくれないか?」

 

「え、もっと見……ごほん、はいっ、急いで呼んできますねー!」

 

 

 結局俺も逃げるわけにはいかなかったので、シアに頼んで二人を呼んできてもらうことにした。

 

 ……なぜか走ってギルドの方へ向かっていった。そんなに急ぐ必要はないはずなんだが……それはともかくとして。

 

 

「これ、どうやって鎮めるよ」

 

「どうしようね……そもそも白崎さんはなんでわかったんだろ……?」

 

「わからん……」

 

 

 そこが一番の謎なんだよなぁ。

 

 ユエはああ言ったが……恋にしたって限度があるだろう。

 

 なんとなくだが、ハジメが好きだということはわかる。それに起因する理由……細かい仕草が同じだった、とかか? いやそれにしても演技を続けていたハジメを見抜けるとは思えないが……

 

 しばらく暴走する白崎をどうにか出来ないかと考えたが、結局止まる気配はなく……

 

 もう面倒になったので天之河たちに任せて鎮まるのを待つことにした。八重樫には申し訳ないとは思うが……俺が何を言っても火に油を注ぐだけになりそうだからなぁ。

 

 言い争う白崎達を遠目に、シアが急いで連れてきたらしいティオとミュウと合流し、鎮まるのを待つことになった。

 

 

「……紅郎、放っておく?」

 

「そんなことしたら地の果てまで追われそうだから、やめとくよ」

 

「……ん、なるほど」

 

 

 流石にあの白崎に追われ続けるのは、御免被りたいからなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大変お騒がせしました……」

 

 

 しばらく……そう、本当にしばらくして、白崎の暴走は止まった。

 

 顔を真っ赤にして謝罪する白崎を、八重樫が頭を撫でて慰めている。その姿は完全にお母さん。母性があるな。

 

 ……さて、これで話が進められるか。

 

 謝罪する白崎を止めて、ハジメと早退させる。

 

 

「……ハジメくん、だよね?」

 

「うん、そうだよ。白崎さん」

 

 

 改めて、白崎はハジメと向き直った。

 

 彼女の知る南雲ハジメとは似ても似つかぬ姿であるはずなのに、それを見抜いた。

 

 それは、何処までも強い想いがあるからなのだろう。

 

 八重樫から聞いたが、なんでも白崎は俺とハジメが奈落に落ちても生存を信じ諦めなかったらしい。そのために迷宮へと潜り続け、今度こそ失わないように修練を重ねたとも。

 

 そして今、彼女が信じた通りに南雲ハジメが生還した。

 

 しかし彼女の望んた結果とは違う形で。

 

 それでも、彼女のハジメを想う気持ちは変わらないのだろう。

 

 白崎はハジメを抱きしめ、泣きながら言葉を紡ぐ。

 

 

「良かった……っ、本当に良かった。生きててくれて、ありがとう……っ、ぐすっ」

 

「……ごめんね、心配かけちゃって」

 

 

 クラスメイトからの目線は、何処か複雑だ。

 

 ステータスプレートや地球にいた頃のエピソードを説明しても、未だに信じ難いと言わんばかりだった。

 

 だがそれでも、ハジメだと確信している白崎の邪魔をしようとする人間は一人もいないらしい。流石の天之河も黙って見守っていた。

 

 多分、天之河はどうして白崎がこんなことしているのか、本当に理解しているわけではないのだろうが。

 

 白崎は泣くだけ泣いたからか、ハジメから離れ目を拭っている。

 

 ハジメは……再会したばかりの白崎に向かって、突き放すように自身の想いを口にする。

 

 

「……だから、ごめん。白崎さん」

 

「え……?」

 

「あなたの想いは知ってる。その上で、応えられない」

 

「ハジメくん……」

 

 

 明言こそ避けたが、白崎にもハジメが何を言いたいのかは伝わったのだろう。

 

 ─────あなたが南雲ハジメを好きだったことは知っている。でも、応えられない。

 

 そう、伝わったはずだ。

 

 

「……それは、ハジメくんが女性になったことと関係があるの?」

 

「それも関係あるけど、訂正がある。私は最初から女性だったよ。それこそ、地球にいた頃からね」

 

「え」

 

 

 驚いたのは白崎だけではない。クラスメイトも、ハジメの言葉を聞いてどういうことだと困惑した様子を見せた。

 

 驚愕する周囲など気にせず、ハジメは語りだす。

 

 自身の過去を。そして今の自分を。

 

 

「あなたたちのところに戻るつもりはない。私達には旅をする目的がある。だから、ここでお別れ」

 

 

 突き放すように言う。それはクラスメイトだけではなく、何より白崎へ向けた言葉なのだろう。

 

 誰も、それに対して口を出さない。天之河は何か言いたげにしているが八重樫が止めていた。

 

 

「っ、それなら、私も!」

 

「……あの程度の魔物に苦戦しているようじゃ、足手まといだよ」

 

「……っ」

 

 

 白崎は、ハジメの言葉に今度こそ何も言えなくなってしまい、俯いて黙り込んでしまった。

 

 いや……黙っている、というよりは考え込んでる、という感じか。力不足による拒否について、考えているのかもしれない。

 

 しかし、これでもう何も言うことがなく終わりなら、もう用は……あぁいや、天之河は俺に何か言いたげだったか。

 

 ……面倒だしこのまま行こうかな。まさか追っては来ないだろうし……うん、そうするか。

 

 

「……行けるか、ハジメ」

 

「うん、もう義理は果たした」

 

「それなら、行くか。皆、待たせて悪かった。旅を続けよう」

 

「待て桜田! 俺の話はまだ終わってないぞ!」

 

 

 さて行くかと思っていたが、そう都合良く行けたりはしないらしい。

 

 天之河は先程の良い感じに流されていたことを再び起こしてきた。

 

 

「……なんだよ」

 

「なぜ彼女を……あの魔人族の女性を殺したんだ! 彼女は無抵抗だったはずだ!」

 

「お前も最初は殺そうとしたんだろ。で、殺せなかった。逆に聞くがなんでだよ。それで八重樫たちは死ぬかもしれなかったんだぞ」

 

「話を逸らすな! 俺が聞いてるのはお前の人殺しについてであって、」

 

「─────話を逸らしてるのは、そっちだろ」

 

「っ!?」

 

 

 あぁこいつ話を聞かないな。

 

 そう思ったから、一旦〝殺刃気〟で黙らせる。勿論全力でやれば気絶してしまうだろうから、今回も控えめだ。

 

 少なくとも圧に押されて黙っている。

 

 

「天之河、お前なら倒すことが出来たはずだ。仲間を救うことが出来たはずだ。なのに殺せず、逆に仲間を危機に陥らせることになった。お前が殺してたなら俺が殺す必要はなかった……お前、殺す直前に迷ったんだろ? そしてそのせいで負けた。お前はそれを認められていない。認められないから、全ての責任を俺に被せようとしている。無抵抗の女を殺した、ってすり替えてな」

 

「そ、そんなことっ!」

 

「あるんだよ。お前が自覚できてないだけでな……天之河、仮にお前が見逃した奴が大切な仲間を殺したとして、お前はどう責任を取るつもりだ?」

 

「っ、そもそも、そんなことはさせないっ!」

 

「そうなりかけたのが、今日の出来事なんだがな……いや、もういい」

 

 

 ……話にならないな。

 

 いつか、何処かで大きな失敗でもしない限り……こいつは自覚しないのだろう。自分の甘さと、自分勝手さを。自覚してないから余計たちが悪い。

 

 それだけわかれば、もういい。

 

 天之河も黙ったことだし、本当に行かせてもらうとしよう。

 

 ……あぁ、でも最後に。

 

 

「ハジメ、予備の刀あったろ。それ出してくれないか?」

 

「良いけど……何に使うの?」

 

「八重樫の武器が壊れたみたいだし、渡そうと思って」

 

「ふーん……じゃあ、はいこれ」

 

「ありがとう」

 

 

 出された刀を受け取り、八重樫の方へと近付く。

 

 ただ、ハジメからの目線が鋭くなったのが気になるが……いや、他意はないんだぞ?

 

 

「八重樫、これ」

 

「これは……もしかして、刀?」

 

「アーティファクト壊れてただろ。俺達はここを離れるから、まぁ餞別とでも思ってくれ」

 

「……そう、ありがたく受け取らせてもらうわ。えぇ、本当に」

 

「……なんか怒ってる?」

 

「別に、怒ってませんけど?」

 

 

 なんで敬語……とは、口には出さなかった。

 

 刀を餞別、辺りで不機嫌になったが、なぜだ。

 

 後ろでコソコソと「……ライバル?」「可能性は高いよ」と言ってるが、違うからな?

 

 ……じゃあ地球にいた頃は意識してなかったか、と言われればアレなのだが。

 

 そう思いつつも、ハジメから受け取った刀を不機嫌になった八重樫に手渡、

 

 

 ─────ドクン

 

 

「……?」

 

 

 一瞬。

 

 身体に電流に似た……しかし別のものが八重樫の方に流れたような……気がした。

 

 ……気の所為、じゃないんだろうなぁ。悪いものではないとは思うが……八重樫の方は気付いた様子もなく、受け取った刀を抜いていた。

 

 抜いた刀は当初こそ白い刀だったが、次第に変色していった。俺とは違う色……瑠璃色、か? というかこれって八重樫の魔力色か。

 

 俺が確か蘇芳色……だったか。刀の方は紅色だけど、どういう風に色の選別をしてるんだこれ。

 

 

「これ、色が変わるのね」

 

「そういう鉱石を使ったらしい。上手く使ってくれ」

 

「えぇ、そうさせてもらうわね。ありがとう桜田くん」

 

 

 カチンと刀を納め礼を言う八重樫。

 

 これで、本当にやるべきことは済んだ。

 

 天之河は未だに睨んできているが、今のところ何か話しかけようとする様子はない。

 

 今のうちに去ってしまうのが面倒がない。

 

 

「それじゃあ、今度こそ行かせてもらうぞ」

 

「ちょっと待って。少し、耳を貸してもらっていい?」

 

「別にいいが……なんだよ」

 

 

 内緒話でもしたいのか、天之河の方を見ながらもコソコソと話しだした。

 

 

「香織のこと、おねがいね」

 

「……ん? いや、白崎は……」

 

「いいから。香織は、あんなことで諦める子じゃないのよ?」

 

「……わかったよ。けど、ハジメや皆が許したらな」

 

 

 何か、確信があるのだろう。

 

 ここで断るのもどうかと思い、条件付きでだが承諾した。勿論ハジメや皆が認めれば、だ。

 

 ハジメのあの様子からして、白崎の同行を認めるとは思えないが……

 

 駄目だったなら、流石に諦めて欲しい。

 

 

「……またな、八重樫」

 

「えぇ、また」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よろしくね、ハジメちゃん!」

 

「……良いのか?」

 

「良くはなかったんだけど……」

 

「……ん、押し切られてた」

 

「ユエはむしろ賛同する側だったじゃないか……!」

 

「……ふ、一石二鳥」

 

「この吸血姫……っ!」

 

「お兄ちゃん、お姉ちゃんたち喧嘩してるの?」

 

「……喧嘩するほど仲が良い、というやつだ」

 

「「違うから」」

 

 

 なぜだが。

 

 いつの間にか白崎は、車に乗り込んでいた。

 

 ……八重樫に言ってたのはこのことだったのか。

 

 当の白崎は俺に向かって指を突きつけ、

 

 

「桜田くん、私、あなたには負けないから!」

 

 

 と宣言した。

 

 意外にも皆の反応は悪くなかった。

 

 

「回復魔法が得意な人がいるのは有り難いから。重傷を負って毎回神水を使うわけにもいかないしね。リスクとリターンで迷ったけど……」

 

 

 現実的な判断で認めたハジメ。

 

 

「略奪愛ですねっ! 私、なんだか楽しくなってきました!」

 

 

 明らかに楽しんでそうだったシア。

 

 

「妾も付いていってる立場じゃからの。とはいえ人格に問題がないのであれば良いのではないかの?」

 

 

 と無難な反応をティオが。

 

 ユエは……

 

 

「……ん、歓迎する、香織」

 

 

 恋敵(ライバル)に対して有効であり今までにいなかった回復魔法に優れた者という、どちらかと言えばハジメよりの判断から認めていた。

 

 と、このように白崎への印象も悪くないので一緒に連れて行っても問題ないだろうということになった。

 

 俺も皆が良いのであれば構わないが……一つ懸念点があった。

 

 

「……そもそも、天之河たちはどうした」

 

「雫ちゃんが遠藤くんに頼んで連れてってくれたの。もちろん、光輝くんや皆にはちゃんと話してきたから」

 

「おい、それ天之河は認めてないんじゃないのか」

 

 

 遠藤に連れて行ってもらったってことは、隠れてここに来たということだよな? しかも思い込みの激しい天之河を説得せず、話すだけ?

 

 ……嫌な予感しかしないんだが。

 

 というか、遠くから大きな声が辛うじて拾えてしまうんだが……?

 

 

「どうせ追いつけないし、無視したほうが良いよ?」

 

「いや……なんか、天之河との溝が深まりそうだな、と」

 

「……ん、気にする必要はない。紅郎に助けてもらっておいて文句のある負け犬の遠吠え」

 

「結構言いますねユエさん……まぁ私も似たようなことは思いましたけど」

 

 

 天之河に対して、かなり辛辣であった。哀れ天之河……いや全然哀れじゃないな。完全に自業自得か。

 

 ……心苦しいが、八重樫に任せるしかないだろうなぁ。

 

 とりあえず八重樫へ冥福を祈っておくことにした。

 

 

「……わかってると思うけど、私は紅郎のことが好きだから。白崎さんへの想いには応えられないからね?」

 

「良くないけど、良いよ。あなたの心を振り向かせればいいんだから! それに私知ってるよ、地球には百合っていう女の子同士での恋愛が許される概念があるってこと!」

 

「ちょっと待ってなんで白崎さんがそんなこと知って……ちょ、今運転中……!」

 

「んふふ、ハジメちゃーん」

 

 

 ……騒がしくはあるが。

 

 案外、それを好ましいと思っている自分がいた。

 

 

 

 

「……あ、殴るの忘れてた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(良いのかなぁ、雫ちゃん)」

 

 

 香織は思う。

 

 残してきてしまった親友のことを。

 

 

「(一緒に来てくれば良かったのに……雫ちゃん、我慢しちゃうから)」

 

 

 光輝のことが心配なのだろう。

 

 けど、幼馴染だからといってずっと一緒というわけではないはずだ。

 

 好きな人と一緒にいたいと思うことを、誰にも責める権利などない。

 

 それでも雫は残った。

 

 

『また、会えるから』

 

 

 そう信じていた親友の顔は……きっと、ハジメを想う自分と同じ表情をしていたのだろう。

 

 

「(雫ちゃんを泣かせたら許さないからね、桜田くん)」

 

 

 白崎香織は、静かに決意するのだった。

 

 

 

 




Q.好きな人が女性だったら香織はどうなる?

A.百合に走る


 一旦連続投稿終了です。では、また別の日に。
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