ありふれた異世界で剣を振るう   作:オルフェイス

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攻略、奥にいるモノ

 

「っ!」

 

 

 ドパンッ! 

 

 

 弾が放たれる音が響く。それに続いて、ぐしゃりと肉が弾ける音も聞こえてくる。

 

 

「グゥア!」

 

 

 魔物の爪撃が南雲を襲う。それを縮地で大きく移動して躱し、反撃にニ連続でドンナーを発射する。

 

 野生の本能によるものか、それを巨体に似合わない俊敏な動きで回避した熊の魔物。しかし、直撃しなかっただけで当たっている。肩と腕の端が弾丸で抉られた痕が見えた。

 

 怒りで唸り声をあげる熊の足元に物体が転がる。熊はそれを見つけ……瞬間、閃光を放った。南雲謹製、緑光石製閃光手榴弾である。

 

 辺り一帯は光で覆われ、直視していた熊は一時的に視界を見失うこととなり、パニック状態で吠えてがむしゃらに暴れ出す。それは、銃で狙い撃つには十分な隙だ。

 

 カチャリと、銃を構える音が聞こえる。

 

 

 ドパンッ! 

 

 

 そして、熊の頭部が吹き飛ばされた。ぐらりと前後した熊の死骸は、そのまま倒れ伏した。弾けた頭部からはドクドクと大量の血を流し、血溜まりを作っていく。

 

 

「ふぅ」

 

 

 両手でドンナーを構えていた南雲が、銃を降ろす。

 

 南雲はついに、この熊を倒せるほどにまで成長していた。

 

 

 

 

 

 

 あの日からさらに1日。

 

 南雲の戦闘力は、着々と上がっていた。

 

 ドンナーに加え、纏雷という技能を得たことで擬似的なレールガンを再現し、当たれば一撃で魔物が破砕されるほどの火力を手に入れた。

 南雲は、単独でこの階層の魔物を殺すことができるほどの力を得たのだ。

 

 これなら迷宮からの脱出も不可能ではない───そう確信できた。

 

 

「で、準備は万端か?」

 

「もちろん」

 

 

 魔物の皮から作ったリュックに、南雲謹製の容器に入れてある携帯用ポーションが十数本と、ドンナー専用の弾丸が数十発分。それとポーションの元である鉱石。

 元々必要なものが少ないため、これだけの準備で済んだ。

 

 本当ならば上を目指したいところだが、結局階段を見つけることはできなかった。一応、南雲の錬成で上に進むことが出来ないかも試してみたが……ある一定の場所に到達すると錬成が反応しなくなるらしく、上に進むことは不可能であると判明した。

 

 なので、これから俺達が挑むのは下の階層。

 

 つまり、迷宮を攻略することを決めたのだ。

 

 

「よし、じゃあ行くか」

 

 

 下へと続く階段───正確にはデコボコした坂道───を降りていく。

 

 上から見た階段の先は暗くて何も見えず、恐らく次の階層には緑光石がないのだと推測できた。

 それでも先に進むしかない俺達は、話し合った末に先に進むことを決めた。

 

 コツコツと、少しずつ階段を降りていく。俺が先頭で、南雲がついていく形だ。

 

 そうして進んだ先は、暗闇だった。

 

 

「……」

 

「……」

 

 

 暗闇で何も見えない。目が慣れないものかと少し待ってみたが、まったく慣れることはなかった。だが、そうなることは予想できていたため慌てることはない。

 

 緑光石を使うのが良いのだろうが……暗闇の中で光らせるなど、狙ってくださいと言っているようなものだ。

 しかし、光源がなければ進むこともままならない状況。使わざるを得ない。

 

 

「桜田くん」

 

「わかってる」

 

 

 予め渡されていた緑光石を、服に括り付けて光らせる。最初に魔力を吸収させておけば、あとはしばらく光り続けるため使いやすい。

 

 緑光石を光らせるのは先頭の俺だけ。後方の南雲が緑光石を使わないのは、前方の俺が光で敵の注意を引き付ける役目があるからだ。

 俺ならば直感もあり、危険が迫ってもいち早く気付いて回避できる。

 

 ある程度進んだところで、直感が反応した。前方2時、その方角に向けてほぼタイムラグなしに抜刀、斬撃を放った。

 

 肉を切り裂く感触と風切音、さらに血が吹き出る音があたりに木霊する。切り裂いた正体を確かめるために近づけば、大きな蜥蜴の魔物が両断されて転がっていた。

 

 

「一体いたから、倒したぞ」

 

「……え? なんでわかったの、こんな暗闇の中で」

 

「勘」

 

 

 えぇ……、と南雲が声を漏らした。しかし長居は出来ないと南雲自身わかっているのか、行動は早かった。

 

 

「死骸は?」

 

「もう持った」

 

「じゃあ離脱!」

 

 

 即座にその場からの離脱をはかった。正面戦闘ならばともかく、視界の悪い中での戦闘は出来れば避けたかった。

 

 そうして、俺達は先へと進んでいく。視界が見えない中で、先手必勝を心掛けながら奥へ奥へと進んでいく。

 途中で見逃しがあり、暗闇に潜む魔物の固有魔法を喰らうことになりはしたが、ポーションのおかげで難を逃れた。

 

 そして南雲が喰らい得た技能によって、探索は容易になり進みやすくなった。

 

 南雲が弱かったなら、ここまで先には進めなかっただろう。何処かで俺か南雲が脱落していた可能性が高かったであろうことを、改めて実感する。

 

 休憩、消耗品補充、食事。それ以外の時間は休みなく進み続けた。そのかいあって、すぐに下に続く階段を見つけることができた。

 

 ……まぁ次の階層は、フラム鉱石という実質火気厳禁の鉱石で覆われていたため、南雲お得意のレールガンが使えないという事態に陥ることになったりしたのだが……そこは斬ったり切ったりでなんとかした。

 

 高難易度の迷宮攻略。それでも俺達は一階層ずつ、確実に攻略していった。

 

 

 

 

 

 

 ▼▽▼▽▼▽

 

 

 

 

 

 

 時に毒霧で覆われた階層に、毒の痰を吐くカエルと麻痺する鱗粉をばら撒く蛾。時に密林の階層に分裂する巨大百足と美味い果実を落とすトレントモドキ。

 さらには大量の巨大蟹が追いかけてくる階層や無限かと思うほどに増殖するキノコが生息する階層もあった。

 

 それらの凶悪な階層を、俺達は攻略してきた。

 

 毒霧の階層はポーションを口に含みながら速攻攻略したし、密林は確実に切り裂き分裂した百足を斬り殺した。トレントモドキ? アイツは実質餌だった。まさか魔物から取れた果実なのに俺でも普通に食べれるとは思っていなかった。

 

 大量の蟹は……罠に掛けたら連鎖的に引っかかったのでカモだった。しかしまともに戦えば苦戦したのは間違いない。だってアイツ硬い、めちゃくちゃ。

 キノコに至っては切っても増えて殴っても増えて逃げても増えて……南雲の作った、タールが付着し燃え続けるフラム鉱石製の焼夷手榴弾がなければやられていたかもしれない。

 

 しかし、それでも俺達は死なずにここにいる。階層を攻略できている。

 

 体感で五十階層は進んだところで、それを見つけた。

 

 

「これ、なんだと思う」

 

「……わかんない。こんな式は見たことないよ」

 

「何かしら封印されてそうだな」

 

 

 俺達の目前にあるのは、高さ三メートルの両開きの扉。その両脇には二対の一つ目巨人の像。

 それと、扉には二つの窪みと魔法陣が刻まれている。明らかにこの迷宮とは別の意思を感じさせた。恐らく後付けなのだろう。

 

 そして、わかることがあった。

 

 

「でも、こんなのがあるってことは……」

 

「いたんだろうな。俺たちとは別に、この迷宮に来たやつが」

 

 

 それも、数年どころではなく……恐らく数百年以上は前だろうと、俺の直感は囁いていた。

 

 上から来たのか下から来たのかは知らないが、脱出できる可能性が出てきた。この扉は、俺達にとって希望を知らせる扉と言えた。

 

 

「じゃあ南雲、頼んだ」

 

「うん、任せて」

 

 

 餅は餅屋。知らない魔法陣が刻まれているのなら、錬成で開けられる南雲に任せるのが適任だ。

 そう思って任せたのだが……南雲が扉に触れた瞬間、赤い放電が走り南雲の手を弾き飛ばした。

 

 

「ったぁ!」

 

「大丈夫か?」

 

「う、うん、平気。痛いだけでなんともないよ」

 

 

 プスプスと煙を吹いている手を見て、すぐさまポーションを服用し回復させる南雲。しかし、状況はこちらを待ってはくれない。次の瞬間には、野太い雄叫びが部屋全体に響き渡った。

 

 その雄叫びが聞こえた時点ですぐさま二人で扉から離れる。音の発生源を見れば、両脇の巨人像がサイクロプスのような魔物に変化していた。

 

 それを見たと同時に、剣を走らせる。

 

 

「オォオオォォォ……?」

 

 

 両脇の左にいた巨人が首と身体を分離させ、倒れていく。片方の巨人も、不思議そうに倒れる相方を見ていた。

 先手必勝は当たり前なので、何かされる前に〝剣閃領域〟を使わせてもらった。

 

 〝剣閃領域〟とは、俺の持つ派生技能の一つだ。その効果は斬撃範囲の拡張である。俺を中心に半径十メートル以内なら、振った通りに斬撃が発生する。まぁようは〝飛刃〟の上位互換ということだ。

 それを使って、切りやすそうな首を切断させてもらった。

 

 

 ついに何が起こったかを理解したのか、残るサイクロプスが何処からか持ち出した剣を手に、怒りの形相へこちらへと襲いかかる─────

 

 前に、南雲の弾丸がサイクロプスの目玉を吹き飛ばした。

 

 

「なんか、すごい罪悪感……」

 

「気にするな」

 

 

 カチャリと剣を収め、改めて二つの窪みを見つめる。

 

 ちなみに俺の剣だが、南雲の錬成で刀身を刀に変えてもらっている。弾丸という超精密部品を何度も作っていたおかげか、アーティファクトであっても形を変えることはできるらしい。流石に改良は出来ないと本人に言われたが。

 

 窪みを見つめ、そして今倒したばかりのサイクロプスを見つめる。

 

 

「魔石か?」

 

「ベタだけど、ありそう」

 

 

 とりあえず思いついたのでサイクロプスから拳大の魔石を取り出し、それを窪みにはめ込む。

 

 その瞬間、魔石から赤黒い魔力光が迸り魔法陣に注がれていく。そして、パキャンと何かが割れる音と共に部屋全体の周囲の壁が発光しだす。

 

 思わず構えていた俺達だったが、その後も特に何も起こることはなく、そのまま構えを解く。

 

 

「……何がいると思う?」

 

「テンプレなら……魔物か、美少女かな?」

 

「漫画の見すぎ……とも言えないか」

 

 

 異世界だ。漫画よりもリアルなのだから、どんなことがあっても不思議ではない。必要なのは柔軟な対応力だ。多少の理不尽や不可思議は受け入れなくてはならない。

 

 扉の前に近付き、開いていく。

 

 中は暗闇で、俺の目では何も見渡せない。しかし危険は感じないので、南雲と交代して中を見てもらった。

 

 

「なんだか、神殿みたいだ」

 

「そうなのか?」

 

「うん。大理石で出来てるみたいだけど……あ、扉は固定しておいて。ホラー映画みたいに急に閉められても困るし」

 

 

 中を詳しく調べるため、扉を大きく開けて固定しようとした時、それは動いた。

 

 

「……だれ?」

 

 

 掠れているが、声が聞こえた。南雲でも、俺でもない第三者の声。思わず奥を見つめ、その正体を確かめる。

 

 暗い中でもなんとか見れるようになったおかげか、奥に何があるのか視認できた。

 立方体の大きな結晶……とでも言えばいいのか。それに埋め込まれるように、人の形をした何かがいる。声を出したのは、その何かだろう。

 

 しかし見えづらいことには変わりないので、よく見ようと足を中に踏み入れ───ようとする前に、南雲が扉を閉めようとしたので扉を掴み抑える。

 

 

「南雲、なぜ閉めようとする」

 

「明らかに怪しいから、つい」

 

「危険はないぞ」

 

「危険はなくても何か起こりそうじゃないか……」

 

 

 この迷宮で培った危機感知能力が働いて、奥にいる存在を怪しんでいるのだろう。彼女───声からして女だ───に何かする気はなくとも、何かトラップが仕掛けられている可能性は十二分にある。

 

 しかし直感が反応しないので、恐らく問題ない。

 

 問題があるとすれば──────上の方だろう。

 

 

「聞きたいこともある。もしかしたらこの迷宮に関して、何か知ってるかもしれない」

 

「それは……確かに」

 

 

 危険だとわかりながら踏み込むか、踏み込まないか。結局選べるのはこの二択だ。ならば俺は、新たな変化が起きる前者をえらぶ。

 

 

「先に俺がいく。南雲は後方待機」

 

「……わかった。けど危険だとわかったらすぐに引き返して」

 

「わかってる」

 

 

 コツコツと、奥に進んでいく。

 

 直感は働いていないと言うことは、奥には危険はないのだろう。奥ではなく上に反応がある、ということは魔物が潜んでいるのは上の方。今は何のアクションもないので放置している。

 

 奥へと進み、立方体の結晶に近付き……それに埋め込まれた少女の姿を見た。

 少女もまたこちらをじっと見つめ返し、しばしの間、静寂が場を支配する。

 

 

「桜田紅郎」

 

「……?」

 

「俺の名前だ。お前は?」

 

「私は……」

 

 

 少女は口を閉じ、言いたくないとばかりに首を振った。覚えていないではなく、言いたくない。思い出したくない、といったところだろう。

 

 名前に関心はなく、無理に聞き出す必要もない。

 

 

「なんでこんなところにいる。明らかに普通の状態じゃないが」

 

「……裏切られた」

 

「そうか。なぜだ」

 

「……私、先祖返りの吸血鬼で……すごい力を持ってて……死なない、から」

 

 

 簡潔な説明だ。しかし、それ故にわかりやすい。

 

 ようは強くて死なないから扱うには手に余り、殺せないから封印された、ということか。しかも吸血鬼であるということは、数年前に封印されたとか、そういうわけでもないらしい。

 

 

「お前自身に非はない、と。そういうことだな?」

 

「……その、はず」

 

「そうか」

 

 

 ……嘘はついてない。少なくとも俺の直感には反応がない。全て彼女の主観ではあるが、自分に非はないと思っているようだ。

 

 改めて、彼女を拘束している立方体の結晶を再確認する。

 

 これ自体に外へ及ぼすような力はなさそうだ。内側のものを閉じ込め、外からの干渉を防ぐ効果があるのだろう。

 つまり南雲の錬成でも、この拘束を壊すのは難しい。出来ないわけではないだろうが……大量の魔力を消費するだろう。俺の直感もそう言っている。

 

 ならば、最も簡単に拘束を壊す方法は…………

 

 

「よし」

 

「?」

 

「切るぞ」

 

「!?」

 

 

 ぎょっとしたような顔をされたが、すぐに脳内から弾き出す。

 

 居合の構えを取り、集中する。

 

 新たに獲得したこの派生技能は、今の俺では長い時間集中することでようやく発動できる技だ。いずれは片手間に放てるようになりたいが、今はいい。

 

 これならば、この拘束も無力化できる。

 

 剣を抜き放ち、その技の名を呟く。

 

 

「〝荒御刈(アラミガリ)〟」

 

 

 鞘から抜刀され、放たれた斬撃。それはスルリと目前の彼女ごと結晶を切り裂いた。

 

 

「……え?」

 

 

 そして、ズルリと弾かれるように結晶から抜けていき、解放され呆然とした彼女を受け止める。彼女の身体はとても軽く、幼い見た目相応の体重しかないのだとわかった。

 

 改めて見てみれば、美しい容姿をしているのがわかった。やつれて本来の美しさが失われているが、それでも美しいとわかる程度には残っている。

 

 

「大丈夫か?」

 

「……大丈夫」

 

「そうか」

 

 

 受け止めた彼女をそっと立たせ……裸であることに気付いたので、上着を脱いで彼女に被せる。

 服で視界が遮られたせいか、少し藻掻きながら上着を退かそうとしている。

 

 とりあえず、まずは南雲を呼んで作戦会議を───といったところで、服から抜け出したばかりの彼女を抱え、今いる場所から離れるため〝縮地〟する。

 

 

「いきなり……でもないか」

 

 

 瞬間、真上から落下してくる物体───否、魔物。

 

 2本の尾と4本の腕を持つ巨大な蠍。見るからに硬そうで、削るのに苦労しそうだ。

 

 こちらを逃さない気が満々の殺気を放ち、4本腕を掲げて威嚇する蠍は─────扉を背にしていたせいで、南雲の〝焼夷手榴弾〟をまともに喰らった。

 

 

「ギジャァァァァ!?」

 

「後ろがお留守だよ!」

 

 

 ドパンッ! 

 

 

 南雲の〝ドンナー〟から放たれた弾丸は、燃え移ったタールを剥がそうと暴れる蠍の甲殻に到達し───そのまま弾かれた。

 

 

「えぇ!?」

 

「引け南雲!」

 

 

 見境なく暴れる蠍に向かい、驚愕する南雲と交代するように前に出る。

 

 暴れているせいでしっかりとは狙えないが、関節を切断するように───切る。

 

 

 ガキィィン! 

 

 

「切れないか!」

 

 

 関節であっても刃を通すことすら出来ず、甲高い音を響かせる。すぐに俺のいる場所に腕を振り下ろしてきたので即座に離脱し、状況を整理する。

 

 

「硬いな」

 

「ドンナーでも跡すら出来てない。これが無理となると……」

 

「俺でも切れん。俺の技能、単純に硬い敵とは相性が悪いな」

 

 

 今は焼夷手榴弾で蠍を留まらせているから相談する時間もあるが、戦闘が長引くと不利なのはこちらだ。

 先程のように、彼女の拘束を『斬った』要領で斬ることは不可能だ。〝荒御刈〟は確かに対象を切り殺すが、刃が通るならともかく、通らないのでは使えない。

 

 俺の技能は刃を通せることが前提であるため、殆ど役に立たない。

 

 俺の今現在のステータスは───

 

 

===============================

 

桜田紅郎 17歳 男 レベル:60

 

天職:剣鬼

 

筋力:560

 

体力:580

 

耐性:400

 

敏捷:1450

 

魔力:800

 

魔耐:800

 

技能:剣術[+無拍子][+抜刀速度上昇][+斬撃速度上昇][+斬撃範囲拡張][+斬撃力上昇][+飛刃][+痺剣][+剣想無心][+剣閃領域][+高速抜刀][+荒御刈][+和御喰]・先読[+思考加速]・縮地[+無拍手][+幻縮地]・気配遮断・威圧[+効力上昇]・直感[+効果範囲拡大]・求道[+苦境踏破][+鋼心]・言語理解

 

===============================

 

 

 こうなっている。

 

 この中に硬い敵に対して有効な技能はない。

 

 

「……さて、どうしたものか」

 

 

 

 

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