ありふれた異世界で剣を振るう   作:オルフェイス

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仲間、束縛を切り裂いて

「自動再生、魔力操作、吸血鬼……上手い具合に噛み合ってるな」

 

「……ふふん」

 

 

 南雲の作った拠点に移動し、彼女から色々と聞くことになった。なんでも一瞬で塵にでもされなければ、魔力があれば自動再生で死なず、しかも吸血鬼であるため魔力が少なくなれば他者の血を取り込めば良く、さらには莫大な魔力で火力が桁外れである。それに加えて全属性に適正があるためレパートリーも多い。ここは南雲とは正反対だ。

 

 南雲は「これはチートだ……!」と戦慄していたが、お前もお前で大概チートだと思う。

 

 ちなみにそれを言ったら「桜田くんに言われても……」と困惑顔で言い返されてしまった。

 

 解せぬ。

 

 

「で、さらには俺たちよりも長く生きてる、と」

 

「……マナー違反」

 

 

 ジトーと半目で見つめる彼女は、初めにあったよりも生気を感じられる。助けたかいがあったというものだ。

 

 南雲は会話しながらも「火力不足だったから、もっと強いのを作る」と言って新たに手に入れた鉱石を使って試作している。シュタル鉱石と言うらしく、なんとあの蠍の甲殻がシュタル鉱石そのものだったらしい。

 

 なんでも魔力を込めれば込めた分だけ硬くなる性質があるらしく、それを使って銃身の長いものを作っている。ちなみに鉱石であることに気づいた南雲が「あの苦労は一体……」とへこんでいたこともあったりする。

 

 

「聞きたいんだが、この迷宮からの脱出方法ってあるのか」

 

「……わからない。私も、いつの間にかここに押し込められてたから……でも、この迷宮は反逆者の一人が作ったと言われてる」

 

「反逆者?」

 

 

 いきなり聞き慣れないワードが出てきたが、曰く神に挑み敗北した、神の眷属のことを言うらしい。その眷属は七人いて、今の七大迷宮を作り出した、とされているらしい。

 

 その話を聞いてる途中で、ピクリと直感が反応した。が、すぐに途絶えてしまったのでなぜ反応したのかわからない。

 今は気にしなくても良いだろうと話を聞き続けた。

 

 

「迷宮の最深部になら、地上に出るための道があるかも……」

 

「なるほど。なら、目指すべきなのはそこだな。助かった、ユエ」

 

「んっ」

 

 

 ユエ、と呼ばれた彼女は、それが本名というわけではない。彼女が過去の名前を捨て、今の名前を欲したから、急遽名前付け会議が始まり、最終的に『月』を意味する『ユエ』となった。

 

 ちなみに他の候補には『アリス』『エレン』『リリィ』など色々あったが、俺の思いついた名前は候補にすら上がれなかった。南雲からは「ネーミングセンスが壊滅的過ぎる」と言われるほどに駄目らしかった。

 

 

「紅郎とハジメは、どうしてここにいる?」

 

「どうして、と言われてもなぁ……」

 

 

 ユエからのぶっ込みにどう答えようかと考えていたところで、南雲が答えた。

 

 

「なんてことはないよ。ユエと同じように、クラスメイト……同郷の人に裏切られて……それで、二人一緒に落ちただけ」

 

「ざっくりだな」

 

「でも事実でしょ?」

 

 

 確かに、南雲の言うとおりだ。

 

 俺達は裏切られ、逃げれるはずの場面で奈落に落ちることになった。

 

 誰が裏切ったのか……それは、俺自身予想はついている。俺ではなく、南雲を敵視した誰か……つまりは檜山が意図的に行ったことだろう。

 

 ……それを考えてみたら腹立たしくなってきたな。一度会うことがあったらぶん殴ろう。

 

 

「……私と同じ」

 

「そうだな。けど、お前ほど辛く苦しいわけじゃない。気にしていないような奴に裏切られたところで、ショックでもなんでもない。南雲は?」

 

「僕も、大して気にしてない。というより、興味がない、かな。そんなことよりも、故郷に帰りたいって思いのほうが強いかも」

 

「……」

 

 

 故郷……日本か。

 

 俺はどうなのだろうか。戻りたいのか、戻りたくないのか。正直、よくわからない。

 

 何処にいようと、俺は俺で何も変わらない気がする。

 

 

「……帰るの?」

 

「僕は帰りたい。故郷には、家族を残してきてるから……桜田くんは?」

 

「俺か? 俺は……」

 

 

 ……わからない。何が何でも帰りたい、とは思えない。

 

 帰れないのなら、それでもいいかとすら思っている。

 

 

「……帰れないなら、帰れなくてもいいと思ってる。けど、南雲が帰りたいのなら、俺はその手伝いをしてやりたい」

 

「それは……いいの?」

 

「もちろん。死なば諸共、だ」

 

「それは意味が違うかなぁ……」

 

 

 あはは、と南雲は笑みを零した。

 

 ……最近、南雲の顔が女の顔に見えるようになってしまっている。ちょっと自分がおかしいのだと気付いているから、逆にどう対応すればいいのかわからない。

 

 よぉし精神統一精神統一……といったところで、ユエの口から小さく零れる。

 

 

「……私にはもう、帰る場所が……ない」

 

 

 沈んだ表情で顔を俯かせるユエ。なんと声を掛けたらいいかと考える……が、もう面倒なのでズバッと言うことにした。

 

 

「お前の居場所はここだ」

 

「え……?」

 

「俺はユエを助けた。なら、最後まで面倒は見るさ」

 

 

 他ならぬ俺の選んだ道だ。それを曲げるなんてことはしたくない。助けたのなら、最後まで面倒は見る。

 

 それに、迷宮からの脱出のためにはユエの力は必要不可欠だ。現にあの蠍もユエがいなかったら逃げるしかなかった。

 

 俺たちには、ユエが必要だ。

 

 

「迷宮の脱出のためには力がいる。ユエは頼りになる仲間だ」

 

「サソリモドキ相手に有効打を与えたのだってユエだし、うん。僕は異論ないよ」

 

「……いいの?」

 

「元から連れて行くつもりだった。ここを居場所とするのかは、ユエ次第だけどな」

 

 

 先程までの沈んだ表情とは一転して、ユエは花が咲いたように微笑んだ。

 

 思わず一瞬見惚れたが、しかしすぐに頭を振って正気に戻る。

 

 

「できた!」

 

 

 それとほぼ同時に、南雲が銃を完成させた。

 

 それは、見た目で言えば……ライフル銃と呼ばれるものだった。銃身が長く、大きい。確かにこの大きさなら蠍相手にも有効打を与えられるだろう。

 

 

「デカいな」

 

「威力重視だから。名前はシュラーゲン」

 

「……使えるの?」

 

「もちろん。そうじゃなきゃ作らないよ」

 

 

 南雲が銃を完成させたところで、早速食事の準備を始めることにした。

 

 といっても俺はポーションを一口含めばそれで終了なので、サイクロプスや蠍の肉を解体することしか出来ないのだが。

 

 

「……食べるの?」

 

「南雲がな。食べれば強くなれる」

 

「紅郎は?」

 

「俺は食べない。この水があれば生きることはできるからな」

 

 

 ゴクリとポーションを飲み干し、容器を置く。

 

 南雲は〝纏雷〟で焼いた肉に齧りつき、身体を震わせながらも黙々と食べていく。

 

 ユエは……こちらを一目見たあと、顔を赤くさせて南雲の方へと向かってしまった。

 

 

「……なぜだ?」

 

 

 後に聞いたが、俺の血は……色々と〝アレ〟らしい。ユエは血があれば栄養を取れるので、普段飲みなら南雲のほうがいいとのこと。

 

 俺は別に、南雲と違って肉体に大きな変化など起きていないはずなのだが……なぜだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ===============================

 

 桜田紅郎 17歳 男 レベル:7■

 

 天職:剣■

 

 筋力:830

 

 体力:840

 

 耐性:610

 

 敏捷:2150

 

 魔力:1200

 

 魔耐:1200

 

 技能:剣術[+無拍子][+抜刀速度上昇][+斬撃速度上昇][+斬撃範囲拡張][+斬撃力上昇][+飛刃][+痺剣][+剣想無心][+剣閃領域][+高速抜刀][+荒御刈][+和御喰][+■■]・先読[+思考加速]・縮地[+無拍手][+幻縮地]・気配遮断・威圧[+効力上昇][+特定放射]・直感[+効果範囲拡大]・求道[+苦境踏破][+鋼心][+■■]・言語理解

 

 ===============================

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ユエが加わってからの迷宮攻略は、十階層ほど降りても順調だった。

 

 ユエの放つ魔法の威力と、そのレパートリーの多さも相まって、前ほど切羽詰まった戦いを繰り広げなくても良くなったのは大きい。

 

 しかし回復と結界などの魔法は苦手としているらしいので、いざというときに、その部分では頼れないだろう。しかし強力な新戦力には変わりないので、頼りになる。

 

 変化が起きたのは、十階層目を攻略し降りた先でのことだった。その先にあったのは樹海で、十メートルを超える木々が鬱蒼と茂っていた。

 

 この階層で最初に出くわした魔物は、巨大なティラノサウルスのような魔物だった。その威圧感は、前に攻略してきた魔物などには劣らない。

 

 ……頭に一輪の花が生えていなければ、真剣にそう思っただろう。

 

 

「花か」

 

「……花?」

 

「なんで花」

 

 

 三者三様、思い思いのままに呟いたが、敵は待ってはくれない。その巨体を活かした突進を……させる前に、頭を縦に両断した。

 

 そしてぽとりと落ちる花。

 

 

「……行くか」

 

「うん」

 

 

 とりあえず花は気にせず、先に進むことにした。

 

 したの、だが…………

 

 

「なんでどいつもこいつも花がついてんだよ死ね!」

 

「桜田くん! キャラが崩れてるよっ!?」

 

「……お花畑」

 

 

 どいつもこいつも花、花、花、花……頭に花を咲かせてとにかくうざい。

 

 しかもたくさんいるせいで倒しきれず、今現在は数百にも及ぶ花咲の魔物に追いかけられている真っ最中だった。

 

 目標が俺だけに向かうのならとにかく切れば良かったが、ここには南雲もユエもいる。二人を危険に晒すことはできなかった。

 

 だが、こんなにも多いおかげで、わかったこともある。

 

 

「いるよなっ、操ってるやつ!」

 

 

 何処かに、この大量の恐竜たちを操る魔物がいる。恐らく頭の花は操るために必要なのだ。

 花、ということは相手は植物系の魔物である可能性が高い。なら、まともな場所にはいないだろう。例えば地下にいるとか、あり得る。

 

 真正面に出てくる魔物は一撃で切り捨て、直感に導かれるがままに走り抜ける。

 

 

「こっちで合ってる!?」

 

「問題ない! もうすぐ着くぞ!」

 

「んっ! 〝緋槍〟!」

 

 

 先に進むほどに、魔物の襲撃は激しくなる。それはつまり、この先に操ってる魔物が潜んでいることを証明している。

 

 俺の剣で切り裂き、南雲の銃で粉砕し、ユエの魔法で焼き殺す。流石に激しく動き回るため、この中では足の遅いユエは南雲に任せた。

 

 左右前後から襲撃は続いた。とにかく敵が多かったが、ゴールが見えてきた。

 

 

「あれだ! 突っ込め!」

 

 

 見えてきた縦割れの洞窟。小型の恐竜ならギリギリ入れそうな場所に突っ込んでいく。

 大型の魔物は入れなかったが、小型の魔物が入ってこようとしたときは南雲が頭を吹き飛ばし、すぐさま錬成で穴を塞いだ。

 

 

「これでよし」

 

「すまんな、南雲」

 

「いいよ、桜田くんが先導してくれなきゃあの大群に飲み込まれてただろうし、お互い様」

 

「……むぅ」

 

「……ユエの魔法も助かった。ありがとう」

 

「! んっ!」

 

 

 南雲に感謝を伝えればユエが羨ましそうにしていたので、こちらにも感謝を伝えれば、それだけで嬉しそうに頬を緩める。

 

 とにかく先に進むべく、3人で奥へと行くと大きな広間に出た。広間の奥にはさらに縦割れの入り口が見える。あの先に階段があると見て間違いなさそうだった。

 

 しかし、直感が強く反応している。この広間に何かいるのも間違いなさそうだった。

 

 

「南雲、ユエ。注意しろ、何か────」

 

 

 いる、と言おうとしたところで、左右前後、全方位から緑色の小さな玉が無数に飛んできた。

 

 素早く3人で死角を補うように背中合わせになり、それぞれの方法で緑色の玉を迎撃する。俺なら斬撃で、南雲は銃弾、ユエは風系魔法で。

 

 しかし、数が多い。優に百は超えてなお飛んでくる。すぐに全ての迎撃は無理だと判断した南雲が錬成で壁を作り出した。

 

 緑色の玉に攻撃力はないらしく、錬成で作られた壁が破られる様子はない。これなら…………? 

 

 そこでようやく、自分の身体が動かないことに気がついた。

 

 

「っくそ、そういうことかっ!」

 

「えっ何どうしたの!」

 

「南雲っ! 今すぐ俺たちから離れろ!」

 

 

 口は動いたので、素早く警告し南雲を離れさせようとする。南雲は状況がわかっていないながらも警告に従い、すぐに俺達から離れてくれた。

 

 迂闊だった。植物であるということなら、もっと警戒しておくべきだった。

 

 南雲が無事なのは……毒耐性だろう。あれが植物の寄生を毒と判定し、防いだのだ。

 

 

「どうし……っ、あぁもうそういうことか!」

 

「すまん! 先手を打たれた!」

 

「っ……動けない」

 

 

 身体がろくに動かない。まるで、自分の身体ではないかのようだった。しかし、口だけは動くのだから不思議だ。

 

 ……考えたくはないが、頭に花とか生えてるんだろうな。

 

 だが……これで直感が一番反応する場所がわかった。

 

 

「南雲! 三時、縦割れ!」

 

「っ!」

 

 

 南雲の銃弾が、指定の方向へ飛ぶ。

 

 そして肉が弾け飛ぶ音と、金切り声のような悲鳴が響く。

 

 しかし、未だに肉体の主導権は握ることができない。まだ仕留めきれていない。

 

 

「外したっ!? ならもう一度っ」

 

「待て南雲!」

 

 

 南雲を静止させる。本当ならこのまま仕留めてしまいたかったが、隣のユエの手が頭部に向けられたことで状況が変わった。

 

 こいつ、魔物の癖して人質を取りやがった。

 

 

「人質ってわけ」

 

 

 自身の安全が確認できたからか、縦割れから姿を表す。

 

 姿は、人型だ。他のどの魔物よりも人間に近い。しかしその肌は緑色で人間ではありえない色で、植物を操れるのか、ツルを触手のようにうねらせている。

 

 見た目は完全に人間の女だが、その醜悪な顔がすべてを台無しにしている。

 

 

「えっキモイ」

 

「直球過ぎないっ!?」

 

 

 そんな感想が飛び出ていた。コミカルな感じだが、追い詰められているのはこちらだ。

 迂闊に飛び出して、殺しにいけない。いや南雲の銃弾なら一発KOだろうが……仮称・エセアルラウネがユエを自身の目前に移動させたことで、よりやり辛くなった。

 

 俺を動かしていないのは……俺に殺させるつもりか。

 

 

「……」

 

「紅郎、ハジメ……ごめんなさい」

 

 

 ユエの謝罪。彼女だって、操られて足手まといになっているのは悔しいはずだ。現に、その口元からは血が流れている。鋭い牙が唇を傷付けているからだ。

 

 スッと、自身の感情を引っ込める。

 

 感情的になったところで、こいつは殺せない。俺が殺すには、刃を振るうしかない。しかし身体を動かせず、そもそも剣を抜けない。どうしょうもない状態だ。

 

 ─────そんなこと知るか。無理にでも押し通す。無理矢理に、動かない身体を動かそうとする。

 

 身体が震えだし、痙攣しだす。肉の筋が切れ、皮膚が裂け、骨が軋み、血が散る。痛みが全身に走るが、しかし動かせる証拠だ。腕が、少しずつ剣に伸ばされる。

 

 あともう少しで、こいつを切れる。

 

 

「桜田くんっ」

 

「やめて、紅郎!」

 

 

 二人の止める声が聞こえるが、それでも止めない。

 

 エセアルラウネも、自身の支配が効いていないことに焦りを顔に出している。それは、こいつの想定外にあるということ。

 

 肉が、腕が、指が動き……柄に、届く。

 

 それを握りしめ、振った。

 

 エセアルラウネも避けようとしたのだろう。しかし、不自然にピタリと動きを止めて。

 

 そのまま、斬撃を喰らって真っ二つとなった。

 

 

「……よし」

 

「「よしじゃない!」」

 

 

 こちらに駆け寄ってくる二人。ユエの頭から花は枯れ落ち、俺の頭からも花は落ちていた。支配から脱することが出来たらしい。

 

 と、安心してしまったせいか身体が崩れ、膝立ちのまま立てない。思ったよりも傷が深かったらしい。

 

 

「ほら飲んで! 流石にその傷は治さないと!」

 

「すまん、カッとなってやった」

 

「……わかるけど、無理はしないで欲しかった」

 

 

 ポーションを手渡され、それを口にする。

 

 口にした途端、倦怠感も疲労感も消え身体の痛みが引いていく。流石にポーションを飲めば大抵の傷は治るか。

 

 

「……でも、どうやって動けたの?」

 

「……わからん。気付いたら動けた」

 

「えぇ、わからないんだ……」

 

 

 自分のことなのにわからないのかと言われそうだが、わからないものはわからない。

 まぁ困るわけでもないのだし、良いのではないかと思う。

 

 南雲はふと思い出したようにエセアルラウネの死体を見つめる。

 

 そしてエセアルラウネに近付くと……

 

 

「まぁ念の為」

 

 

 ドパンドパンと2発、心臓と頭を弾けさせた。

 

 

「……死んでなかった?」

 

「植物だし、復活してきそうだったから、つい」

 

「それは確かに」

 

 

 この迷宮のことだ、死んだと思わせて奇襲なんてこともあり得る。というか頭を吹き飛ばしても生きてる魔物なんかもいたからいるのだろう。

 

 

「……相変わらず容赦ない」

 

「お前が言うな」

 

 

 ユエの言葉に反論する。お前、ここに来るまでに散々魔物を燃やしていたことを忘れていないからな。時にはオーバーキルして死体が残らなかったことも覚えてるぞ。

 

 ……その後、少し拗ねたユエの機嫌取りをしなくてはならなくなったり、南雲が苦笑しながら止めに入ったりしたのだった。

 

 

 




【■■】
現状、わかることはない。
しかし、死闘を遂げた先に、この力は形となるだろう。
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