やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク   作:龍造寺

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雫編8話です。


16ー8話ー再び奉仕部へ。

ーー

 

奉仕部に入れられた翌日、八幡は寝坊し大幅に時間が遅れている。いつもは早い時間に家を出るのだが、昨日の奉仕部のせいで疲れていたようだ。それで寝坊してしまい、通勤通学で人が増える時間に行かなくてはならなくなった。

 

雪乃や平塚先生のせいで寝坊したようなものだと思いながら、自転車で総武高校へ向かう。

 

とある交差点で信号機待ちをしていたら、海浜総合高校へ向かう女子生徒が3人、向こう側の歩道を歩いている。

 

すると、風が一瞬、強い風が吹き抜けた。海浜の女子生徒3人のスカートも捲れる。悲鳴みたいな声をあげて、慌ててスカートをおさえる。

 

八幡は、信号機が赤から青に変わったため、自転車を走らせる。

 

「青、黄色、赤…って信号機かっての」

 

海浜の女子生徒3人の下着の色を小声で呟きながら総武高校へ向かう。

 

総武高校へ向かいながらもさっきの出来事を考えていた。

 

「そう言えば、綾音達女子達でジャレあってた時、凄いことになってたよな」

 

綾音がまだ元気だった頃、八幡の家で遊びに来てた時の話だ。綾音達女子達がふざけて遊んでいたとき、3人のスカートが捲り上がっていて、下着が丸見えになっていたのを八幡が見たのだ。

 

というか八幡は、明らかに自分自身に見せてると思ったからだ。雅史や光輝達、他の男の親友(陽介、完二、その他)がいるときは、ちゃんとガードしてたり、パンツ系を履いたりしてるが、八幡だけの時は、ガードも緩いし、スカート系ばかりな感じだった。

 

今でも雫と香織は、それらしい感じもする気もするが、八幡は視線を外すことにしている。

 

「はぁ~、あれは俺に見せるための策略だったわけだが……雫のは見てもいいんだろうが」

 

そんな考えながら自転車をこいで総武高校へ向かった。

 

 

2ーF組の教室に入ると、いつものように何組のグループがたむろしている。八幡はすぐに席に座り、教科書類を鞄から机の方へ入れる。

 

特にすぐ近くのグループがとてもうるさいから、耳に栓をはめてから寝ることに。

 

八幡が遅刻ギリギリに登校してきたから、結局寝ることもできずに授業となった。

 

 

八幡は、授業中も奉仕部の事が気になっていた。平塚先生からの圧で無視することも出来ずに、昼休みの昼食も味がしなかった。

 

そして再び奉仕部へ連れてこられた。サボれば、雪乃との勝負は、八幡の不戦敗となり、進級が不可能になるとか言われているから拒否権すらないのだ。

 

奉仕部の教室の中に入ると、昨日と同じ格好で本を読んでいる。八幡は雪乃に挨拶をした。だが

 

「………」

 

雪乃からシカトされ、ため息混じりで空いている椅子に座った。空いている椅子は、昨日のだった。

 

「雪ノ下さん、こんにちは」

 

八幡は普通に敬語を使って雪乃に挨拶をした。半分は嫌みに言ってやりたかったが、雪乃の笑顔返しにはちょっと驚いた。

 

「こんにちは。もう来ないと思ったわ」

 

「好きで来た訳じゃない。逃げたら俺が不戦敗とか進級不可能とか言われたから来ただけだ」

 

やはり笑顔の裏はそんなことだと、ため息を吐いた。雪乃はなんの悪びれもなく平然と本を読んでいる。全く八幡には興味はないという姿勢を貫いてるようだ。そして雪乃は、八幡の方を向くと

 

「あれだけこっぴどく言われたら普通は二度と来ないと思うのだけど?まさかマゾヒスト?」

 

「誰がマゾヒストだ!」

 

「じゃあ、ストーカー?」

 

「はぁ!?なんで俺がお前のストーカーにならなくてはならない?」

 

「違うの?」

 

雪乃がしれっと小首を捻ってきょとんとした表情を作った。

 

八幡は、そんな表情は正直してほしくはない。

 

綾音と容姿だけは似ている分、一瞬ドキッとして、心臓に悪いのだ。

 

だが、ストーカーの単語で、昔のことを思い出した。それも腸が煮えたぎる人物。

 

綾音をつけ回すストーカーの事を。

 

あれは中2の春先の頃。

 

あの犯罪者が、綾音に対して罪を犯した。

 

八幡にとって憎たらしい人物。

 

ストーカー男の名前は、月城 健也。中学は総武東中

 

月城健也は、総武東中では、有名な家柄であり、イケメンだと本人も有名であった。部活動もバスケット部に入り活躍していた。

 

月城健也が綾音を知ったのは、まだ綾音が総武中バスケット部にいた頃で、練習試合で総武東中に遠征に行った時に練習試合を見ていた月城健也に見られ惚れられた。

 

これからである。

 

月城健也は、綾音に一方的に好意を寄せ、挙げ句の果てには、綾音の自宅の部屋に強襲し強姦未遂事件を起こしている。この時、綾音の事を不安に思った八幡は、彼女の部屋に乗り込み、ストーカーである月城健也を殴り倒した。

 

月城健也は、綾音の両親が警察に通報され、逮捕されるがすぐに釈放されたのだ。

 

月城健也の父親は、有名な市議会議員であり、雪柳家に圧力を加えて来たのだ。綾音は、両親を苦しませないように、向こう示談に応じようか迷っていた。八幡も示談に応じるのは反対であった。だが綾音から聞かされたことは、月城健也が八幡を暴行罪で被害届を出すこともあると言われていたのだ。

 

 

だから綾音は、両親と八幡を守るために示談を受けようとした時、雪ノ下陽乃と城廻めぐりと出会っている。

 

八幡を綾音は、洗いざらい陽乃とめぐりに話したのだ。そして陽乃は、八幡と綾音を抱き締めてこう告げる。

 

【私が、八幡君と綾音ちゃんを救ってあげる】

 

【え?】

 

【お姉さん、俺達を救うって…どうやって?】

 

【お姉さんに任せなさい】

 

 

陽乃はそう言って、八幡と綾音を救うことを決意し雪ノ下家を総動員して、月城健也と父親と月城家を潰すために動いたのだった。雪ノ下家は、葉山の父親、七海の父親である高梨県議会議員と協力して、月城健也を逮捕、賄賂や不正等の件で逮捕された。

 

これは最終的な形であった。ここまで来るにも前途多難な道のりでもあった。

雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。

  • 1ー雪柳綾香
  • 2ー吹寄制理
  • 3ー一色いろは
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