やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク   作:龍造寺

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プロローグ2話です。


プロローグー2人の時間。

それから時間が許す限り八幡は、綾音と一緒にいた。勉強も遊ぶときも共に。

 

八幡は、少しでも多くの思い出を作るため、出掛けたりした。ネズミランドに行ったり、近くの公園なんかでもデートを繰り返した。

 

余命半年と言われていたが、その半年を乗り越えていた。医者からの話だが、綾音が八幡への思いが生きる力を与えるのではないかと言われた。

 

正月の初詣は、振り袖を着た綾音と共に明治神宮に行ったのだ。雅史や緑子や七海を誘ったのだが、2人の邪魔はしたくはないと断れた。八幡も綾音もそんなに気を使わなくても言いと言った。

 

八幡はそのときの願いは、1日でも多く綾音と一緒にいたいと願っていた。

 

綾音も同じ事を願っていた。また来年、八幡と初詣が行けるようにと。

 

2月のバレンタインには、綾音からの手作りチョコをもらった。義理チョコを緑子や七海、雫、香織からももらった。綾音達以外の女子から結構な数をもらった。八幡自身、自分の人生で最多記録じゃね、と驚いていた。

 

雅史は、相変わらず沢山のチョコをもらっている。去年までの八幡なら羨ましがっていたが、今年は最高のチョコをもらっているからそれだけで嬉しいのだ。

 

3月はホワイトデーがあり、八幡は綾音に対して、小遣いを貯めて購入した髪飾りをプレゼントした。

 

「わぁ~私が欲しかった髪飾り!」

 

「前に2人で商店街を歩いていた時、綾音がその髪飾りを欲しそうにしてたから、ホワイトデーのプレゼントにしようと思ったんだ」

 

「八幡、ありがとう。とっても嬉しいわ」

 

綾音はその髪飾りを髪につけてくれた。綾音の黒髪と髪飾りがマッチしていた。

 

「綾音、よく似合ってるよ」

 

八幡は照れながらそう言って、横に視線をそらす。

 

「本当なら綾音の誕生日にプレゼントしたかったけどな」

 

「ふふっ、八幡、本当にありがとう。それじゃあ、私は、八幡の誕生日に欲しいものをプレゼントするわ」

 

「俺の欲しいもの?それは…綾音、お前さ…」

 

「え、ええっ!そういうのは、高校生になってからで…そ、その」

 

「ぶぶっ、冗談だよ、冗談。綾音、本当にとるんじゃねーよ」

 

「冗談?」

 

「冗談だよ。そういうのはちゃんと責任が取れるようになってからさ。それに綾音にもらえるプレゼントは何でも嬉しいから」

 

「八幡…うん、楽しみにしていてね」

 

 

桜が満開に咲いている桜道を歩きながら、高校進学の話をしている。綾音も倒れた直後は進路の事は、考えれなかったが今ではちゃんと高校進学の事も考えている。

 

「私ね、海浜総合高校に行くことを決めたから」

 

「海浜総合高校か…綾音なら絶対に行けるさ。俺が保証する!」

 

海浜総合高校は、県内有数の進学校であり、もちろんトップクラスの学校である。

 

「八幡は高校はどこに行くのか決めたの?」

 

「当たり前だろ、綾音と同じ海浜総合高校だよ。俺はお前と共に歩むと決めたからな」

 

八幡は、綾音と共に勉強をしていたため、いつの間にか学年トップ争いを繰り広げるようになっていた。

 

「八幡…ふふっ、あの八幡がくさいセリフを平気で言えるようになったのね」

 

「う、うるさい。別に似合ってないのはわかってるから」

 

「ううん、似合ってるよ…八幡」

 

八幡は綾音を抱き締める。ふと抱き締めたくなったのだ。時々不安にかられることがある。目の前の綾音がいなくなる夢を見たりする。

 

「は、八幡!?どうしたの?」

 

「綾音、俺は絶対に離さない。たとえ何があろうとも」

 

「八幡…」

 

2人で抱き合っていると、回りからクスクスと聞こえる。大胆とか、青春とか、若いな~などと言われた。恥ずかしくなった2人は、そそくさと通りすぎた。

 

そして中3になり、同じクラスになった八幡達4人。それだけじゃなかった、光輝達や折本、香織や雫達がみんな同じクラスになった。おそらく先生達が配慮してくれたのだろう。

 

だが綾音が毎日登校出来たのは、4月、5月のゴールデンウィーク明けまでだった。中頃から休みがちになった。八幡は休みがちの綾音のため授業のノートを綺麗にとった。

 

6月のある日、綾音が階段から転落して、総合病院に運ばれた。

 

八幡はすぐに総合病院に駆けつける。八幡が駆けつけた時は、綾音も意識があり、両親も安堵している。

 

「綾音、ごめん」

 

「何で、八幡が謝るの?」

 

「俺は…必ず綾音を守るとか言ったのに…俺は…」

 

「八幡もそんな悲しい顔しないの。ただふらっとして階段から転げ落ちただけだから」

 

「…綾音、俺は…」

 

八幡は、綾音を抱き締める。

 

「は、八幡!?ちょっと…」

 

「本当に心配したんだぞ。俺は、俺はお前に何かあったら…」

 

八幡は、涙を流していた。そんな姿を見た綾音は、八幡の頭を撫でた。

 

 

「うっうっ……」

 

「よしよし」

 

そんな2人の姿を見た両親は、そっと部屋から出たのであった。

雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。

  • 1ー雪柳綾香
  • 2ー吹寄制理
  • 3ー一色いろは
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