やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク 作:龍造寺
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あれからしばらく経ち、4月28日の綾音の月命日を総武中のメンバーやめぐりや陽乃が、比企谷家に集まり、彼女の冥福を祈った。材木座は、家の都合で欠席。
海浜総合高校に行ったメンバー達の現状報告や世間話をやっていた。八幡はサッカー部(海浜、総武)のメンバーと話していた。
「八幡、大丈夫か?倒れたって聞いたから、俺、あの時サッカーの練習のところじゃなかったからな」
「済まないな、康」
「雅史に行かせたから良かっただろ?オレ達がぞろぞろ行くわけには行かないだ」
「八幡、済まない本当ならすぐさまにでも駆けつけたかった。他校に練習試合に行っていたから来れなかった」
先に話したのが、一条康。黒髪のルックス、頭脳良しのイケメン。もう1人が長瀬大輔。スポーツ系イケメン。海浜総合高校のサッカー部の3英雄である。そして剣道部のイケメンの天之河光輝である。
「そっちは良いさ。俺達、総武組はあとから知ったからな」
「八幡センパイ、今は大丈夫っスか?」
「今は大丈夫だ。本当に心配してくれて、ありがとうな」
「陽介、完二、お前達も総武のサッカー部に入ったんだろ?」
「まあな、完二とここにはいないけど、葉山と戸部もいる。チームも打倒海浜ってやってる」
「総武のエース葉山隼人…」
雅史が葉山の名前を上げた。陽介も
「総武のエースだぞ、葉山は」
「それは俺も知っている。中学からずっと戦っているからな。と言うかお前達も戦ってたよな?」
ここにいるメンバーは、葉山隼人率いる総武東中と八幡も含めて戦っているのだが。
「俺は、あまり記憶に無いな…」
「八幡は1回しか対戦がないからね。その1回も僅かだったわけだしね」
雅史の話に陽介があることを話す。
「でもよ、今では八幡と葉山は、一緒のクラスじゃねーか」
陽介がそう言った途端に雅史達が驚き出す。
「八幡、マジかよ。葉山と話したのか?」
「いや、あまり無いな」
「葉山と陽介と完二、そして八幡が総武サッカー部にいてくれれば、オレ達と面白い戦いをやれると思うけどな」
「康、大輔…バカ言え…俺は中学レベルで止まっている。例えサッカー部に入ったとして、陽介達の足を引っ張るだけだ」
「そうか、俺や完二は、八幡が入ってくれるだけで嬉しいけどね」
「バカ言え。俺は奉仕部に入ってるから無理だな」
【「奉仕部?」】
みんなが口を揃えてそう言った。綾香は口をキリッとして、陽乃は、難しい表情をする。雫は厳しい表情になる。
すると緑子と七海、綾香、香織、かおりも会話に入ってくる。
「八幡、奉仕部って何なの!」
「そうよ、教えてね、八幡?」
「八幡お兄ちゃん、教えて!奉仕部って何なの!」
「ねえ、八幡、奉仕部とは何なの!前に無理やり入れされたとか言ってた部活なの?」
「雫と綾香ちゃん…気合い入ってるね」
「雫にお前達…はぁ~奉仕部ってのは簡単に言ってしまえば、魚の取り方を教えてやるみたいか。つまり…迷える羊をちゃんと導いて自立させるって事かな」
八幡がそう噛み砕いて説明した。雅史達はへぇーって頷いていた。説明を聞いたかおりが
「それって、八幡が中学んときにやってたやつと同じじゃん?」
「かおり、俺がやってたのとは違う。奉仕部は転んでも、起き方を教えるが、手は差しのべない。俺は、起き方と同時に手を差しのべるやり方だな」
雅史や光輝、康や大輔、陽介、完二が八幡の手を握る。そして感謝の言葉を述べる。
自分達は、そんな八幡に救われてきたと。世界中が八幡の敵になろうが、自分達は八幡の味方だと。
彼は、何だか材木座が言いそうなセリフだなと思った。
すると、緑子、七海、香織、綾香、小町、かおりが八幡の背中に手を置く。
自分達女子も八幡によって救われた。だからいつまでも八幡の味方だと。
そしてめぐりと陽乃も八幡の味方だと言った。
そして最後に雫が八幡にこう言う。
「八幡、私は貴方の彼女よ。何があっても横で支える。私は貴方に告白してからずっと誓った。だから…」
「雫、ありがとう。雫という彼女も持てて幸せだ。みんな、ありがとう。俺は果報者だ」
雪乃や結衣、総武高校の連中が否定しようが、こうやって八幡を友と言ってくれる人間がいる。それだけでも八幡にとっては、嬉しいのだから。
その後、雅史達に材木座が書いた小説を見せてほしいと言われたから、見せることにした。
みんな、真剣な眼差しで読んでいる。雪乃からはは苦痛と共に気持ち悪いとか言われ、結衣に至っては、読んですらいなかった。でも雫達は、真剣に読んでいる。めぐりと陽乃も読んでいる。
彼女達は、八幡と綾音の甘くて切なく悲しい物語だとわかっているから。読み終えたみんなに八幡は話しかける。
「どうだった?奉仕部のメンバーには、全否定されたけど?」
綾香と雫がすぐに反論した。
「全否定って…その2人は頭は大丈夫なの!」
「夢物語みたいに思えるけど、実際に八幡と綾音が綴ってきた思い出をそこまで言うなんて…」
「八幡や綾音を気持ち悪いって言われて、私も怒りがこみ上げてきたかな」
「綾香、雫、七海…」
「そうだよ、親友を馬鹿にされて、怒らない親友なんていないでしょ!」
「かおり…」
「八幡と綾音ちゃん、総武中のみんなが認めたカップルだったからな」
「八幡センパイの幸せは、自分の幸せでもあったっス」
「俺も八幡と綾音の恋のキューピッドを買って出たかいがあったなと今でも思えるからね」
「そうだな、俺と雅史で悪役買って出たかいがあったってことだしな」
「まあ、あたしは八幡にフラれたけどね」
「まあ、折本、フラれても八幡の側にいるのは、大したもんだとオレは思うぜ」
「大輔、お前…それは言ってはダメだろ?」
大輔が言った言葉に康が止めに入る。止められた彼は
「康、何でだ?」
「大輔、デリカシーが無いだろ」
「一条君、長瀬君、それって中学の時だし、今は気にしていないよ。だって今は八幡と雫が幸せそうにしてるのを見ると自分自身も嬉しいって感じになるしね」
かおりがそう言うと綾香や緑子と七海が立ちあがり
「私だって八幡お兄ちゃんの幸せであれば何も言いません。ですが八幡お兄ちゃんを悲しませることがあれば、私が八幡お兄ちゃんを奪います!」
「綾香、貴女…私も負けないわよっ!というか八幡と幸せになるんだから」
「雫、私達は貴女が一番八幡(君)を幸せに出来ると思って身を引いたのよ。もし悲しませるのなら…」
綾香、緑子、七海、かおり、香織までも名乗りをあげる中、みぐりと陽乃も
「これって、雫ちゃんのあと、八幡君の彼女に立候補の宣言みたいなものなのよね?」
「はいはい~お姉さんも立候補しちゃおうかな?」
八幡は慌てて
「陽乃さん、からかわないで下さい。城廻先輩も…ってみんなに告白されても、今はその思いに答えることができない。雫という彼女がいるため、彼女を幸せにするために頑張っていくって決めてるから。みんなには本当に心配をかけたことすまなかった」
八幡は頭を下げた。今までの苦労や心配をさせたことに対して頭を下げた。
今年は綾音の3回忌であり、気持ちの整理と区切り、そして新たな雫とのスタートをきると八幡は決意したからである。
「これが、今の俺の答えさ」
これで、八幡はもう逃げることや避けることは出来なくなった。
証人は、雅史、光輝、康、大輔、陽介、完二、の男衆と妹の小町と母親という鉄壁布陣に八幡も退路は無いと覚悟と決意をしたのだった。
そして春先の4月も過ぎていく~
みなさん、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。
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1ー雪柳綾香
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2ー吹寄制理
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3ー一色いろは