やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク 作:龍造寺
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5月に入ってから、4月よりも温度も上がり、暑くなってきている。
4月28日に八幡と雫は、互いに決意表明をしたようになった。雫も含めた彼女達は、色々と模索をやり始める。
海浜組の雫や緑子と七海は、総武高校のバスケ部、水泳部、テニス部に練習試合とかを組むように部の監督や顧問に交渉中とか。
海浜組サッカー部の雅史達も総武高校のサッカー部に練習試合をと交渉中。もちろん剣道部の光輝も総武高校の剣道部と交渉。香織とかおりは生徒会で、総武高校生徒会と交流を深めるために奮闘中。
総武組サッカー部の陽介と完二も葉山を説得している。
総武組の綾香とめぐりは、今まで以上に話してくるようになった。
ただ奉仕部は、今までと変わらないが。
雪乃は相変わらずで、結衣も相変わらずではあるが、たまに八幡を見て、申し訳ないようにしている。
そんな中、体育の授業が行われていた。総武高校の体育は、月日が変わるとやる球技も変わる。
体育の授業は、3クラス合同であり、男子総合60名である。先月はバスケット、野球で、今月の球技は、サッカーとテニスである。八幡は、すぐにテニスを選んだ。何故かサッカーの方が選んだ人数が多かったから、すんなりと決まった。じゃんけんに負けた人間がテニスの方へくる。ちなみに材木座はサッカーに組み込まれているし、陽介もサッカーのようだ。
八幡は、サッカーにしても良かったのだが、葉山の活躍を邪魔したくはなかった。
だが葉山はサッカーではなくテニスにいたのだ。
「ったく、お前はサッカーをしてろよ」
そんなことを小声で言った。そんな時材木座が
「済まぬな、八幡。我はサッカーになってしまった。こっちには陽介がいてなんとかなるが、八幡は大丈夫なのか?」
「気にするな、材木座。テニスは最悪壁打ちで1人でプレイできるからな。それに七海の練習にずいぶんと付き合った経験もあるし」
「そうか…。本当に済まない」
そう材木座は言うとサッカーの集まりの方へ行ってしまった。
テニスの方の集まりも授業が始まる。準備運動をきちんとやってから、体育教師の厚木から一通りのレクチャーを受けた。
「うし、じゃあ、お前ら打ってみろや。2人1組で端と端に散れ」
厚木がそう言うと、テニスの集まりの男子達が、ペアを組んでコートの端と端へと移動した。
あっという間に八幡がポツンの残った。
「まあ、こうなるわな…」
その光景を見た陽介と材木座が手招きをしている。つまりどさくさに紛れてサッカーに組み込むつもりのようだ。
だが八幡は、手でジェスチャーを送る。
【俺は、テニスで構わないさ。壁打ちでもしてるからよ】
陽介と材木座は、それを見てため息を吐いてサッカーの集まりの方へ行った。
別にペアなんか組まなくても、この体育の時間を潰せれば良いのだから。それがもってこいが、壁打ちなんだと八幡は言う。
テニスなら、七海とペアを組んだり、ずっと練習してたのだから。
八幡は、ラケットとテニスボールを持って、壁打ちを始める。
体育教師の厚木は何か言いたそうな感じだが八幡は無視を決めてるので、それ以上は言ってこなかった。
1人でテニスの壁打ち練習をしていると、葉山グループ(6人【4+2】)が何やら騒いでいる。どうやら2人は他クラスの人間のようである。
「あいつら、全員がテニスかよ…。ずっと一緒にいたいのかよ…」
群れることに文句は無い八幡だが、いつも一緒って言うのもおかしいだろ、と思いつつ、壁打ちをスピードを上げて練習する。
練習をしていると、葉山の打球を打ち損ねた戸部が突然
「うおーっ!やっべー葉山くんの今の球、マジやべーって。曲がった?曲がったくね?今の」
「いや!打球が偶然スライスしただけだよ。悪い、ミスった」
片手を挙げてそう謝る葉山の声を掻き消すように戸部はオーバアクションで返す。
「マッジかよ!スライスとか【魔球】じゃん。マジぱないわ。葉山くん超ぱないわ」
「やっぱそうか」
調子を会わせるかのようにして楽しげに笑う葉山。すると葉山達の横で打っていた2人組が声をかけてきた。
「葉山くん、テニスも上手いじゃん。さっきのスライス?あれ俺にも教えてよ」
金髪の戸部と大体いる大和と大岡である。
「…うるさくなったな…」
八幡は、葉山達から距離を取ろうと歩き出したら、戸部の打った打球が八幡に向かってくる。スライスどこの話ではない。
八幡は、とっさに左手にラケットを持っていたから、戸部が打ってきた打球をそのまま打ち返した。
戸部は動けずテニスボールはコートにバウンドして、そのまま金網のフェンスに辺り彼の足元まで転がってきた。八幡はイラッとしたが、笑顔で
「人に向けて打ってはいけないって教わらなかったのかな?」
戸部は、そこに八幡がいることに驚いている。大岡や大和、他クラスの山本と田中も驚いている。
「えっ!?ヒキタニ君、そんなとこにいたんだべ?」
「ああ、最初から居たんですが?」
すると他クラスの山本と田中がゲラゲラと笑いだして
「ヒキタニって存在感が無いからな。存在してます、生きてますか?」
「陰キャやネクラの分際で、隼人の邪魔するなよな!」
八幡は、イラッとはしてるが、己の事だから我慢ができる。すると戸部が
「山本くん、田中くん、それは違うしょ。ヒキタニ君は、俺の打った打球が危なかったから、注意をしただけっしょ」
「戸部、何、ヒキタニの方を持ってんだ?そんなヤツの方持ったって何の得にはならないだろ?」
「陰キャのヒキタニ、隼人の邪魔をするって意味がわからないのか?陰キャは日陰でも歩いてろ!」
すると葉山がやってきて喋り出す。
「比企谷、彼は陰キャでもネクラでもないよ。田中、山本、君は彼の何を知ってるんだい?」
葉山にそう言われ、田中と山本は、周りから孤立する形になる。葉山と戸部、大岡、大和、田中、山本の間に傷が入り始めたのだった。
葉山が八幡に近づいてきて頭を下げた。
「比企谷、済まない。山本や田中がそのあんな事を言って」
「別に気にしていない。言われなれてるからな」
「反論しないのか?」
「反論?俺が反論したところで、あの2人の言う方を信用するだろう」
八幡は、そのまま壁打ちをするために戻る。葉山は何か言いたそうにしていたが、何も言わなかった。
こうして体育の時間は終わったのだった。
雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。
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1ー雪柳綾香
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2ー吹寄制理
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3ー一色いろは