やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク   作:龍造寺

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雫編26話です。


34ー26話ー戸塚彩加。

ーー

 

穏やかな風に吹かれた昼休みの時間、八幡達と吹寄と由比ヶ浜は話していた。

 

「俺達、普通に会話してたが、吹寄と由比ヶ浜は、雪ノ下と話して何かあったからここに来たんじゃないのか?」

 

すると、吹寄と結衣があっと思い出したように

 

「あ、ゆきのんとのゲームでジャン負けしてー、罰ゲームってやつ?それで負けた人がジュースを買ってくるって」

 

「…それ、吹寄さんもやったんですか?」

 

「私も雪ノ下さんに負けたわね」

 

「……雪ノ下、えげつない女…」

 

八幡は、自分達クラスの委員長までパシりに使うとは、どんだけのヤツだと思ってしまった。ただ吹寄も気にしてはいないみたいだから、それ以上はなにも言わなかった。

 

「ゆきのん、最初は自分の糧は自分で手に入れるわ。【そんな行為でささやかな征服感を満たして何が嬉しいの?】とか言って渋ってたんだけどね」

 

「まあ、あいつらしい答えじゃないか」

 

「そこに結衣が、雪ノ下さんを挑発するような事をを言ったから、彼女のスイッチが入ったみたい」

 

雪乃は、クールな女子だが、勝負事は熱くなりやすい。つまり負けず嫌いな性格も含まれているようだ。陽介と完二は、ポカンと聞いている。

 

「でさ、ゆきのん勝った瞬間、無言で小さくガッツポーズしてて、もうなんかすっごい可愛かった」

 

「あ、左様ですか…って前々からやってたんじゃないのか?」

 

「うん、前にちょっとね」

 

「私は初めてだからね」

 

でも吹寄の表情も結衣と同じく何だか嬉しそうだ。

 

「それじゃあ、比企谷君、花村君、巽君、私と結衣は行くね」

 

「ヒッキー、それに、また後でね。花村君、巽君、じゃあね」

 

吹寄と結衣は、雪乃から頼まれていたモノを買うために八幡達の場所から離れていく。

 

2人が行った後に陽介と完二が

 

「八幡、あの2人の胸…マスクメロンが4つじゃねーか」

 

「ま、マスクメロン!?」

 

「か、完二…お前、鼻血出すなよ……って陽介、お前もそんなことを言ってんじゃねーよ」

 

「八幡は、良いよ。彼女の八重樫や綾香ちゃんや山岸達に頼んだら見せてくれるんじゃねぇ?」

 

「そんなわけないだろ!」

 

八幡はため息を吐く。八幡も男だから恋人の雫や吹寄や結衣の胸に目が行くのは否定はしない。だが陽介のように堂々と言うのはどうなんだと思う。

 

すると、ジャージを着た誰かに話しかけられた。

 

「陽介君と完二君と、あれ、比企谷くん?」

 

「なんだ、戸塚じゃねーか。今から練習か?」

 

「戸塚センパイ、昼休みだけの練習ってキツイッスね」

 

「内の男子テニス部は弱小部だから。どうしても女子テニス部に優先度があるんだ」

 

総武高校のテニス部は、女子テニス部の方が好成績を残して、男子テニス部は、弱小部なので、練習時間も女子の方が好条件の恩恵を受けている。

 

「比企谷くん、テニスうまいよね」

 

「まあね、とある幼なじみの練習に付き合ったら上手くなってたんだよ」

 

「それって、海浜総合高校の高梨さん?」

 

戸塚はそう言いながら、八幡の顔を覗き込んできた。その表情が女の子のように見えたので、ある意味ドキッとした。

 

「……!と、戸塚、えっと七海を知ってるのか?」

 

「うん、知ってるよ。海浜総合高校に練習試合に女子テニス部合同で行ったことがあるんだ。その際に高梨さんと話をする機会があったんだ。そのときに比企谷くんの事を聞いたんだよ」

 

「そうなんだな」

 

「比企谷くん、総武中の色男って呼ばれてたんだね」

 

「そんなことまで、聞いたのか…」

 

「うん、そうだね」

 

「まあ、総武高校では、そんなこと聞かないけどな」

 

「比企谷くんは、十分に目立ってるよ」

 

「……ぼっちの陰キャの俺が?」

 

「本当にそうなら、陽介くんや完二くんとも高梨さんとも友達じゃないんじゃ?」

 

「全く、そうだよな~」

 

「八幡センパイは、もっと自信を持って欲しいッス」

 

「自信…ね…」

 

八幡達はそんな話をしていると、学校内にチャイムが鳴り響く。最初のチャイムは、昼休みが後5分で終わるという予鈴である。

 

「さて、教室へ戻るか、戸塚?」

 

「うん、比企谷くん」

 

「陽介、完二、また後でな」

 

「おう!八幡、戸塚!」

 

「八幡センパイ、戸塚センパイ、それでは」

 

八幡達は、それぞれの教室へ戻って行く。

 

 

一方校舎裏では、不良とまではいえない生徒達が集まっていた。

 

「近頃、パンチラスポットが全て封じられていないか?」

 

先にこんな事を言い出したのは、このグループのリーダー的存在の沢田孝。3年生。容姿は、中の上でロン毛スタイル。モデルになるならば、最遊記の沙悟浄みたいな感じ。

 

「仕方がないですよ、それ内のクラスの吹寄が、生徒会長に申告したみたいですし…」

 

こいつは、八幡や吹寄達と一緒のクラスの松野安史。クラスでは、葉山グループの次のグループである相原グループにいる。一見は眼鏡をかけておりオタクっぽい。

 

「あ~あ、アイツ言いそうだよな。俺達の楽しみを奪うなって!」

 

こいつは、八幡達の隣のクラスの山形謙介。ザ、スポーツマンのような容姿で、水泳部に所属している。あと2人いるのだが、今回は来ていない。

 

何か閃いた沢田が松野に

 

「サッカー部のイケメン葉山なら、見せてもらえそうだよな?」

 

「いやいや、いくら葉山だからって、それを言ったらヤバいっしょ?」

 

「そうですよ、沢田先輩、夢見すぎですよ…?」

 

「やはりダメか……」

 

そして予鈴のチャイムが鳴り

 

「さて、教室に戻るとするかな」

 

「かったり~授業を受けるか」

 

「そうだな」

 

沢田、松野、山形は、それぞれの教室へ戻って行くのであった。

雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。

  • 1ー雪柳綾香
  • 2ー吹寄制理
  • 3ー一色いろは
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