やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク   作:龍造寺

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雫編31話です。

雪がかなり降ってますね。


39ー31話ーテニス勝負の裏側で。

ーー奉仕部

 

八幡達が戸塚にテニス練習をしてる頃、雪乃達は、奉仕部で盗撮の件について話し合っていた。

 

雪乃達が聞き取り調査や現場検証(水泳部の部室)を写真やメモの紙が机の上に置かれている。

 

「これ以上は出てこないのかしら?」

 

「うーん、難しいところよね。比企谷君から教えてもらった学校の裏サイト…」

 

「総武高校の女子達の恥態~だったかしら…おぞましいサイトだったわね」

 

「あたし、改めて見たんだけど、あれってどうやって撮ってるの?」

 

「水泳部に有ったカメラは、道具の入った箱の隣に有ったわね。周りに溶け込ます感じで置かれてたし」

 

「そうね、今はカメラ自体も小型化してるし、一見カメラとはわからないものもあるわね」

 

改めて雪乃達は、自分達のあられもない姿を盗撮されていることを思い知らされた。気持ち悪さに怖くなったのも事実である。

 

「学校裏サイトの件は、城廻会長に相談した結果、削除することが決まったわね」

 

「削除はできても、拡散されたものは、残り続けるわ」

 

「うー、それは嫌だな~」

 

「雪ノ下さん、犯人を見つけるまでやり続けるの?」

 

「ええ、犯人を捕まえない限り、盗撮や盗みの数が減らないのよ」

 

吹寄と結衣が顔を合わせて、そして雪乃に言ってきた。

 

「雪ノ下さん、この案件って本来ならもう私達が調べるものじゃないと思うのよ。警察や教育委員会がやるべきだと思うの」

 

「せいりんの言ってるとおりだと思う。ゆきのん、これ以上は……」

 

「確かにそうかもしれないわね。それは自浄能力がある場合ね…。今の総武高校にそれがあるとは思えないわね」

 

「それって、教職員側に盗撮犯の仲間がいるってこと?」

 

「可能性はあるわね。ただ校長や教頭は自分の代で問題を明るみにしたくないという保身の可能性もあるのだろうけど」

 

「そうなってくるとますます私達だけでは…」

 

「吹寄さん、由比ヶ浜さんは下りても良いのよ。これ以上は貴女達に危険な目に合わせられないわ」

 

雪乃が真剣な表情で、吹寄と結衣にそう言ってきた。

 

そんな時、外から葉山コールが聞こえてきたのだ。

 

「ふぇ~!?隼人君コール?どこから?」

 

「校舎の端…テニスコートの方かしら?葉山君がまた何かやってんのかしらね」

 

「テニスコート…あっ!」

 

雪乃は、スマホを取り出して八幡にかけようとしたが、番号を知らない。結衣と吹寄に聞いたが彼女達も知らないようだ。仕方がないので、平塚先生に八幡の番号を教えてもらって、彼のスマホにかける。彼はコール2回で出た。

 

「もしもし、比企谷君?テニスコートの方がうるさいようだけど、何かあったの?」

 

「雪ノ下、何で俺の番号を?」

 

「平塚先生から聞いたわ、でテニスコートで何があってるの?」

 

「ああ、テニスコートをかけて葉山グループとテニス勝負だよ。それでギャラリーが集まって来たようだな」

 

八幡がしゃべっているが、テニスコートのギャラリーの声援がうるさく雪乃にとっては、耳障りほかならない。

 

「はぁ~ヒッキー、隼人君達とテニス勝負?ヒッキーが勝てるわけないでしょ!」

 

結衣が何かまだ言いたそうだが、吹寄に押さえられる。

 

「葉山君と…私達もそっちに行くわ」

 

雪乃は、八幡と通話を終えると、テニスコートへ行こうとする。

 

「雪ノ下さん、私も行くわ」

 

「ゆきのん、あたしも行く!」

 

雪乃、吹寄、結衣は、八幡と葉山グループがいるテニスコートへ行くことになった。

 

 

ーー

 

一方体育館では、総武高校女子バスケ部の代表と海浜総合高校女子バスケ部の代表が練習試合等の交流を図る話し合いが行われていた。もちろん夏のインターハイのための強化試合の意味合いもある。そんな中に海浜側に八幡の彼女である雫が部長と共に来ている。何故来ているのかというと、彼女は次期海浜総合高校女子バスケ部の部長あり、エースでもあるのだ。

 

「やはり海浜の次期部長は雫になるのね」

 

「いえ、私なんてまだまだですよ。田辺先輩」

 

「そうかしら、私からすれば高校からやってそこまでやれるから凄いと思うよ」

 

田辺真央総武高校女子バスケ部部長。中学時代は総武中学のバスケ部で、綾音の仲間でもあった。ポジションはガード。

 

「雫は、海浜の希望だよ。真央、インターハイは勝たせてもらうけど」

 

鍋島綾海浜総合高校女子バスケ部部長。真央とは、総武中学時代に全国制覇を成し遂げた仲間である。ポジションは、ポイントガード。

 

「雫は凄いけど、総武高校が勝たせてもらうから」

 

「真央、大きく出たわね。まあ、それぐらいのいきじゃないとつまらないからね」

 

海浜総合高校女子バスケ部は、シード校であるため、第1回戦から登場する総武高校女子バスケ部とはすぐには当たらない。

 

「綾、あんたに最後の年くらい勝たないとね」

 

両校の部長達が気合いを入れ始めた時、外から何かの声援がこだましてきた。

 

 

「HA・YA・TO!フゥー!HA・YA・TO!フゥー!」

 

突然葉山コールの後は、ウェーブが始まった。まるっきりアイドルのコンサートのように聞こえてきた。

 

「葉山コール、これってサッカー部の葉山のコールか。サッカー部は試合でも?」

 

「いいえ、サッカー部がどこかと対外試合をするとは聞いていないわね」

 

「そう…」

 

綾と真央がそんな話をしていると、体育館の外を歩いている女子生徒達の会話が聞こえてくる。

 

「葉山君がヒキタニとか言う男子生徒と戦うらしいよ、それもテニス勝負で」

 

「へぇー面白そう、葉山君のカッコいいところを見に行こうっと」

 

「テニスコートで勝負してるらしいから行ってみようか」

 

女子達そう言ってテニスコートの方へ走っていく。

 

「ヒキタニ…?」

 

「ヒキタニってまさかあの比企谷の事?」

 

「色男の比企谷八幡しか私達は知らないわ」

 

「八幡…」

 

「雫、行ってきなさい」

 

綾が雫にそう言ったのだ。後輩の雫の表情を見てからの返事である。綾や真央からすればかなりの日々を一緒に過ごしてきた仲であるからわかるのだ。

 

「鍋島先輩、田辺先輩…」

 

「葉山が比企谷君とね…何だか因縁じみているようだけど。雫、行ってあげなさい」

 

「先輩方、ありがとうございます!行って来ます!」

 

雫はそう言って総武高校の体育館を出て、テニス勝負が行われるというテニスコートを目指した。

 

雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。

  • 1ー雪柳綾香
  • 2ー吹寄制理
  • 3ー一色いろは
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