やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク 作:龍造寺
ーーーテニスコート。
こうしてテニス勝負は幕を閉じた。テニス勝負は、八幡と雫が勝った。だが完全勝利とはいかなかった。葉山と三浦のイチャイチャが全てを持っていった。
「HA・YA・TO!フゥーHA・YA・TO!フゥー」
祝福のファンファーレ代わりに昼休みの終了の前の余鈴が鳴り響く。このままキスして終わりって感じになる。
葉山ギャラリーは、娯楽大作映画を見たような、上質な青春ラブコメを読み終えた後のような、奇妙な達成感を一種の脱力感に包まれた。そのままわーしょいと胴上げしながら校舎の方へ消えていった。
残ったのは八幡達を応援した者達だった。
八幡と雫の勝利を祝福するための拍手が鳴り響く。先程の葉山ウェーブをかき消すかのように。
葉山は三浦の頭を撫でた。八幡も雫の頭を撫でるつもりで、彼女に近づいた。
だが雫は、撫でられる前に八幡に近づき、彼の唇に自分の唇を重ねた。八幡はその行動に驚き、八幡のファン、綾香とその親友達、陽介と完二は、祝福のヒューヒューを送る。戸塚は顔を真っ赤に染め、材木座も祝福を送る。
雪乃、結衣はそんな光景をポカーンと見ているだけだった。吹寄は、苦笑いしやがらも祝福していた。
後々に雪乃と結衣は、八幡に雫のことを問い詰めるのだがそれはまた別の話で。
葉山と三浦は、そんな光景を校舎の窓から見ていた。
雫と八幡が昼休みの総武高校のテニスコートでキスをしたことは、総武中OB・OGネットワークを通じて、海浜総合高校にいる香織達、個人的ネットワークを持つ陽乃、自分の目で見ていためぐりに伝わっていった。
このテニス勝負を得て、八幡の評価が少しずつ上がり始めることになる。
そして八幡が部活の勧誘を受け始めていくのであった。
ーーー
あのテニス勝負からしばらくしてから、森崎は女子テニス部に仕掛けたカメラを回収したのだった。
「さてと、撮れているのかな」
森崎は回収した小型カメラのデータを見る。そこには女子テニス部の部員の着替えが綺麗に撮れていた。
「撮れてる、撮れてる…」
森崎は、小型カメラの中のデータとUSBメモリーの中身のデータを自分のパソコンの中にコピーをする。
作業をしていくうちに、八重樫雫と三浦優美子が綺麗に撮れている。
「これは、高値で売れるだろうな。まあ値段をつけるのは、自分ではないけど」
雫の下着姿、同じく三浦の下着姿、テニス部のユニフォーム姿、その他諸々のやつなどをおさめたデータは、松野に渡すことに。
森崎は、雫の写真を何枚か自分のものにした。これは報酬のつもりであろう。
そして彼女達の写真は、裏で買われるようになる。
ーーー
八幡達のテニス勝負からしばらく経ったとある日、総武高校の夕日に照らされた屋上にて、1人の男と1人の女がいた。
「春雪、私、他に好きな人出来たから別れてほしい」
「え…?どういうこと?」
「どういうこともないわよ。貴方が私なんかと釣り合うわけがないわよね。陰キャの貴方と私が」
「そんな……。僕が陰キャラだからって…」
男は、屋上の床に崩れていく。
「大体、今まで付き合ってもらっただけでもありがたく思いなさい。それと…貴方からもらったプレゼント返すわね」
女は男からもらったプレゼントを男に投げつける。
「……」
「そんな安物のプレゼントで私を満足させようと思ったのでしょうが、お門違いだったわね。それじゃあね…」
女はそう言って去っていく。男は屋上に床に涙を流す。
「……プレゼントもちゃんとバイトして買ったのに…そんな言い方はないだろうに…」
プレゼントが入っている袋が悲しげに太陽に照らされ、風に揺れている。
「もう、良いや……。僕は彼女のためにこれまで生きてきたけど…」
男は屋上のフェンスまで近づき下を見る。
「……ここから飛び降りれば死ねるかな?」
男はそんなことを言い出した。彼にはもうこの世に未練はない。だから死にたいしても何の抵抗もないのだ。
「………結局はイケメンが勝つんだよな。僕なんかが彼女を持てた事が間違いだったんだ。こんな不公平な世の中に未練はない」
世の中におさらばするためフェンスをよじ登ろうとしたら、誰かに押さえられる。
「こんなところで死んだら、一生負け犬なままだぞ!悔しくないのか、諦めるのか?」
男を取り押さえたのは、とある女性教師であった。
雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。
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1ー雪柳綾香
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2ー吹寄制理
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3ー一色いろは