やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク   作:龍造寺

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雫編44話です。


52ー44話ー八幡達の勉強会と春雪の出逢い。

ーージュネス内・サイゼリア

 

八幡達と雪乃達は、サイゼ内で中間テストのために勉強をしている。

 

八幡は、緑子や七海、かおりと変わりばんこに教えていく。雪乃は、結衣に勉強を教えながら自分の方もやっていく。

 

サイゼ内は、他のお客様の声などが響くなか、ここだけはシーンとしたようなものだ。シーンというよりピリピリした空気になっている。なぜこうなってしまったのは、緑子の一言だった。

 

【以前、八幡を泣かせたヤツって貴女達よね?】

 

【比企谷君を泣かした?何のことかしら?その前になぜ、比企谷君を泣かさないといけないのかしら?意味がわからないのだけど?】

 

緑子の言ったことに雪乃がそう言って反撃をしてきた。七海やかおりもカチンときたようで

 

「雪ノ下さんでしたっけ?貴女、自分のしたことをわからないって言うのですか?」

 

「七海の言うとおりだよね。雪ノ下さんどういうつもりなの?」

 

「お前達…あの問題はもう俺は別に気にしていない。それにこんなところでするような話じゃないだろ?」

 

八幡は、緑子達や雪乃達に言った。だが彼女達は聞く耳を持たないほど、熱くなっている。

 

「わけのわからないことを言われて、とても不愉快よ!」

 

「不愉快なのは、私達よ!」

 

「そうだよね」

 

「雪ノ下さん、まだわからないんですか?」

 

「ええ、わからないわね。一体何のことかしら!」

 

雪乃と緑子達が言い合って、ヒートアップする。結衣はあたふたして、八幡は頭を抱えてため息をはく。

 

すると、サイゼの店員がやって来て

 

「すいませんが、もう少し静かにしてください。他のお客様にご迷惑がかかりますので」

 

「て、店員さん、騒がしてすいません」

 

八幡は、店員に頭を下げる。緑子達は申し訳なさそうにして、雪乃は不愉快な表情をしていて、結衣は申し訳ない表情をしている。

 

「わかってもらえれば、良いですよ」

 

「本当にすいません」

 

そう言うと、店員は元の位置に戻っていく。何だか微妙な空気が流れる。

 

「中間テストの勉強の続きをやろう」

 

八幡がそう言うが、女子達の雰囲気は最悪な感じである。こんな感じの中で、八幡は、中間テストのために勉強を教えなければならなかった。

 

この日は1日中ブルーな気持ちで終わりを迎えた八幡であった。

 

ただ、八幡は気になることがあったのだ。妹の小町が知らない男子と歩いているのを勉強を教えているときに目撃してしまったのだ。内心では驚いていたが、緑子達に悟られまいと必死にごまかしていた。

 

【小町に彼氏ができるのは、複雑な気持ちだが、俺も綾音や綾香の父親や雫の父親から見れば一緒の気持ちだよな】

 

そんなことを考えながら、勉強会からの帰り道で考えていた。

 

ーーー

 

平塚春雪sideー

 

八幡達がジュネスのサイゼリアで勉強会を開いている同時刻、春雪は街の中を歩いていた。家に帰っても良いことがないので、ブラブラと街を歩いていると、中学時代までの嫌な連中に出くわしてしまう。

 

「うん?平塚じゃねーか、会いたかったぞ」

 

「…会いたくはなかったけど」

 

連中のリーダーの増山大喜。春雪とは小学生時代から一緒でずっと彼をいじめてきた中心的人物であり、高校は違う学校に行っている。

 

「高校行ってもボッチか?本当に可哀想なヤツだな」

 

「可哀想…別にいいだろ。1人で何が悪い?」

 

「強がんなよ!」

 

増山の3人の仲間が春雪を囲む。春雪はため息をはく。

 

「お前、変わらないな。群れなきゃなんもできないのか?」

 

「春雪のクセに生意気な!再びボコして逆らえないようにしてやる!」

 

「結局、力でしか解決できないバカじゃないか。そんなヤツに負けてたまるかよ!」

 

春雪は、構える。増山はニヤリと笑いながら

 

「やるのか?春雪のクセに!」

 

増山は、春雪に殴りかかる。しかし彼は増山のパンチを簡単に避ける。仲間の3人も春雪に対して殴りにかかる。しかしみんなの攻撃はすべて避けられる。

 

「…お前達、全然進歩してないな…。高校生にもなってもガキのまんまか?」

 

春雪がため息をはいて、立ち去ろうとすると、3人の内の1人が春雪を後ろから羽交い締めをする。

 

「離せ!離せよ!」

 

「よくやった、山田。春雪…久しぶりのサンドバッグ大会だ!」

 

「くそっ…離せ!」

 

春雪は、あの手この手で引き剥がそうとするが、山田という男は力が強い。彼は殴られる事を覚悟したが、パンチは顔に届くことはなかった。彼が恐る恐る目を開けると、そこには1人の金髪の女子高生が増山の顔面にパンチを食らわせていた。その増山は、そのまま崩れ落ちた。

 

「え…?」

 

「増山さん!」

 

3人の手下達は増山の元へかける。その女子高生は増山達に向かって

 

「お前達、大の男が1人の男によってたかってやるなんて、最低だな」

 

「なんだ、てめぇ!横からしゃしゃり出てくんなよ!」

 

「私は、あんた達みたいなのが、一番許せないのよ…」

 

「相手は女だ!すぐにやれる!」

 

「彼女だけじゃない、僕もいるからな!」

 

「ふーん、あんたオタクのヘタレじゃないみたいだね」

 

「別にヘタレじゃない。僕は…ただ我慢していただけ。周りに気を使っていただけ。そんなこと…もう気にしない!」

 

春雪は、増山の部下の1人を殴り倒した。もう2人は、女子高生に倒されていた。春雪は女子高生の制服を見て、総武高校の制服だとすぐにわかる。

 

そして春雪と女子高生は、人がいるエリアまで逃げてきた。

 

「あの、さっきはありがとうございました」

 

「うん?別に礼はいいよ。当たり前な事をしただけだから」

 

「でも…」

 

春雪がそう言うと、その女子高生のスマホが鳴り、なにやら操作をしている。おそらくチャットか何かをしているのだろう。そしてスマホをしまうと

 

「それじゃあ、またね、春雪君!」

 

彼女は走って行ってしまった。だがすぐにあることに気が付く。彼女は、春雪の名前を知っていたことに。

 

「彼女に自己紹介なんかしてない。制服からすれば、総武高校…。なんで彼女は僕の名前を知っているんだ?」

 

増山達に襲われたことよりも、助けてくれた彼女が気になる春雪であった。

雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。

  • 1ー雪柳綾香
  • 2ー吹寄制理
  • 3ー一色いろは
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