やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク   作:龍造寺

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雫編49話です。


57ー49話ー葉山グループの行方。①

八幡は、葉山にニヤリと笑った。彼はなぜ八幡が笑っているのかわからなかった。だか彼は葉山に別の事を聞き始める。

 

「そう言えば、戸部達以外の…田中や山本とは、近頃しゃべってないのか?」

 

「まあね。最近、山本と田中は、俺達よりといるよりか、松野達と一緒にいるみたいだな」

 

「何かあったのか?」

 

「別に何もないさ。あの2人は、俺達と話すより、松野達といる方が楽しくなったんだろうな」

 

「……あの時、あの体育の時に俺を庇ったりしたからか?」

 

「それは違う。元々は大岡の友達って感じで、そういうことで友達の友達って感じでやってたのかな」

 

田中と山本は、大岡と同じ野球部である。その繋がりで葉山とも仲良くなったようだ。

 

「そうだったのか…。友達の友達ってやつか」

 

「そうだな…」

 

「疎遠になったことに後悔しているのか?」

 

「……確かにそう思っている自分もいる。だけど君を馬鹿にするのも許せなかったんだ」

 

「……なんでお前が許せないんだ?」

 

八幡がそう言った後、葉山が彼の方へ真剣な表情で

 

「君は…俺なんかより凄い。彼女のこともそうだが、サッカーもだ」

 

「葉山…お前は俺を買いかぶりすぎだ。お前の方が凄いって」

 

「違わない。比企谷、君は凄いと思う。これは俺の素直な気持ちさ」

 

「……葉山……お前…」

 

八幡が葉山に言いかけた時にチャイムがなり、葉山は八幡が何を言おうとしたのか気になったが、聞かないことにしたのだった。

 

ーー2ーF組→奉仕部

 

そして放課後になり、メンバーは奉仕部へ集められる。開口一番に雪乃が八幡と結衣に

 

「どうだったかしら?」

 

と調査報告を求めてきた。結衣は、ははーと笑ってから

 

「ごめん!一応女子に聞いてみたけど全然わかんなかった」

 

素直に謝った。結衣としては、海老名のBLに付いていけてなかったし三浦はその手の話に話さなかった。結衣は頭を下げながら雪乃の顔を見ている。しかし雪乃は別状怒ってるわけではない。

 

「そう、それならそれで構わないわ」

 

「いいの?」

 

「逆に言えば、女子達は今回のことにさして興味は持っていない、関わっていない、ってことでしょう。そうなると葉山君のグループの男子の問題ってことになるわ。由比ヶ浜さん、ご苦労様」

 

結衣が感動でうるっと瞳を滲ませていた。抱きつこうとしたところを雪乃がするっとかわす。彼女はごちっと壁におでこをぶつけていた。雪乃は呆れた様子で、半べそかいている結衣のおでこを撫でながら八幡を見る。

 

「で、貴方の方は?」

 

「犯人は分からなかったが、1つわかったことはある」

 

「何がわかったのかしら?」

 

「それってさっき話の中で言ってた…」

 

「ああ、そうだ」

 

八幡は、雪乃、結衣、葉山を見据えながら話し出す。

 

「あのグループは、葉山のグループってことだ」

 

「はぁ~今さら何を言ってんの?」

 

結衣が思いっきり八幡を馬鹿にしたように言った。

 

「……比企谷君、君がさっき話していたやつだよね」

 

「友達の友達ってやつだな。お前のグループは、お前が中心なんだ。お前がいないと成り立たない。お前がいるときといないときにハッキリと違いが出た…」

 

「……。それはなんとなく気がついてたさ。自分のグループと君の比企谷グループの違いが…」

 

葉山は、窓の外を見ながらそう言った。

 

「君のグループは、友達の友達って様子ではない。君を中心にした本物のグループって事が、サッカーの試合で思い知らされたからね」

 

「あいつらは、俺がいなくても親友同士だからな」

 

結衣は何の話をしてるのか、ポカーンとしていて、雪乃は何かを考えている。

 

「話は戻すとして、由比ヶ浜、お前会話の中心人物がいなくなったらどうする?」

 

「あ、あたし!?うーん、気まずくなるかも。何話していいかわかんないし、スマホをいじっちゃうし」

 

「そういうものなの?」

 

由比ヶ浜の問いに雪乃は、不思議がっている。葉山はずっと黙ったままだ。葉山にとって戸部、大和、大岡は友達だが、それ以外は、葉山を通しての関係でしかない。こればかりは、葉山自身でもどうすることもできないのだから。雪乃が八幡に

 

「比企谷君、仮に貴方が言うことが正しいとしても3人の犯行動機の補強にしかならないわね。そのうちの誰かやっているかを突き止める方法はないかしら?その犯人を消さない限り事態は収束はしないわ。いっそう3人とも」

 

雪乃は顎に手をやり考え込む仕草をする。

 

八幡は、実力行使は最後の手段としか考えていない。月城事件では、実力行使を使わざる負えない事件になってしまったが、今回のチェーンメールの問題の犯人は、襲撃なんて危険な考えは持っていない。

 

「雪ノ下、実力行使は最後の最後の手段だ。葉山、お前が望めば、解決するが、犯人を捜す必要もなく、これ以上揉めることもなく、……。そして、あいつらが、仲良くなれる可能性があるかもしれない方法が」

 

「どんな方法かな?」

 

「葉山、お前が俺と組めば、良いだけのことだよ」

 

八幡はそう葉山に言ったのだった。

雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。

  • 1ー雪柳綾香
  • 2ー吹寄制理
  • 3ー一色いろは
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