やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク   作:龍造寺

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雫編59話です。


67ー59話ー綸子と杏子。

 

黒田綸子、総武高校2年生、クラスはB組。容姿は黒髪ロングの日本人形みたいな感じである。

 

成績は、比企谷八幡、雪ノ下雪乃と競い合う学力を持つ。運動能力も持ち合わせている。

 

しかし総武高校に入学して、夏休み開けに同じクラスの柳達に目をつけられ、イジメられるようになる。柳達が初めから綸子をイジメでたわけではない。柳達は別の女子生徒をイジメていたが、それを綸子が咎めたことに腹を立て、彼女に標的を変えイジメるように。

 

それからずっと綸子はイジメられていた。彼女はずっとイジメを耐え続けていた。

 

だが高校2年に進級した直後、廃工場跡地での集団暴行事件(柳達と田中と山本)が綸子に対してのやったこと。

 

その後、綸子は廃工場の管理者に発見され病院に運ばれた。彼女は大怪我を負い未だに入院していて、目を覚ましていない。

 

今、ここにいる女子生徒は、黒田綸子の双子の妹の黒田杏子。容姿も格好も姉と同じなので、杏子は姉の事を調査するために姉綸子に成りすましている。見事になり済ませており、気づかれていない。もちろん柳達にも。

 

そんな綸子に成りすました杏子は、本当なら海浜総合高校に通っている。今は綸子になりすますために総武高校に通っている。柳達を地獄に落とすためにやっているのだ。

 

杏子は、屋上から保健室に入った。担当の保険医がいないのを確認し、個室で傷の手当をする。

 

「あの連中、綸子にもあんな蹴りやパンチを!」

 

傷の手当をしながらそう言う。杏子は綸子と違い八重樫剣術道場で武芸を嗜んでおり、柳達の攻撃は受け身で流している。あまり受け流していると、気づかれる可能性もあるため、ちょっと転んだりはしている。転んだ事で柳達は綸子に対して強姦を働いたことを暴露したのだ。

 

「あいつら、笑いながら白状した…」

 

柳達は笑いながら、悪びれもなく喋っていた。許せない気持ちが杏子を支配していく。

 

すると杏子のスマホの着信が鳴る。掛けてきたのは海浜総合高校の島津義弘という男子生徒。生徒会の風紀委員長でもある。容姿は一見は魔法科高校の劣等生の十文字克人のような感じである。

 

「杏子、首尾はどうだ?」

 

「ええ、潜り込んで正解でした…姉をよってたかってイジメていた連中も特定できたし、自分で喋っていたわ」

 

「そうか、無茶だけはするなよ。他の生徒会の人間も心配してるからな、玉縄副会長とかが」

 

「ふふっ、無茶はしないわ」

 

それからちょっと島津風紀委員長と話したあとに昼休みを終える予鈴のチャイムが鳴り

 

「さてと…クソムカつく柳がクラスにいるけど…戻らないとね」

 

杏子は、治療を終えて教室へ戻ることにした。

 

 

ーー

 

放課後、葉山隼人とつるんでいた山本と田中は、柳達のところにやって来た。柳達がたむろしているのは、校舎裏の資材置き場である。ここから廃工場の方へ行ける道がある。

 

「柳、黒田とまたやらせてくれよ」

 

山本は開口一番にそんなことを言った。

 

「山本、あんた開口一番がソレなの?モノには順序があるでしょ?」

 

柳はそう答えた。山本も田中も制服のズボンの一部にテントを張っている。

 

「分かってるよ、お前達が用意してくれた肉○○黒田、良かったからな」

 

「まあ、アンタ達に差し上げたいけど、綸子のヤツ生意気になったのよ。だから今はおわずけね」

 

「生意気に?お前達が躾けてたのじゃないのかよ?」

 

「それがさ、今日の昼休みに柳や町田の言うことに反抗したねよね」

 

山本や田中の言ったあとに高井はこう発言する。柳が

 

「山本も田中も綸子のことがよほど好きなんだな。あんな陰キャラな女が…」

 

「陰キャラかもしれないが、アッチは陰キャラじゃないぜ」

 

「ああ、山本の言うとおりだぜ。アッチは陽キャ、名器、名器だぜ」

 

山本と田中はニヤニヤと笑いながらそれを言う。山本リリィは引きつった表情をして柳、町田、高井はふーんという表情をしている。

 

「そういうもんだぜ。お前達も経験すれば、わかるんじゃないのか」

 

「確かに田中や山本の言うとおりかもね」

 

「高井、あんたはわかるわけ?」

 

「まあね、前に彼氏がいたときに、彼に言われたことあったかな」

 

「ふーん、高井のそれはさておき、綸子が小生意気になってるのは、許せないことでみんなオッケー?」

 

「オッケー」

 

「オッケーだね」

 

「はい」

 

「俺らは、あくまでもお前達からのアレでやっている」

 

「また、次回に頼むからな」

 

柳達と田中と山本の悪巧みがジワジワと綸子こと杏子を貶めていく。

 

 

 

 

放課後、八幡は奉仕部の教室を目指していたら廊下のとある場所で女子生徒とぶつかる。ぶつかった衝撃で女子生徒は尻もちをつく。八幡はそっと手を差し出す。

 

「すまないな、俺がボサッとしていた」

 

「いえ、私こそボサッとしててごめんなさい」

 

女子生徒は、八幡の手を借りて立ち上がりそう言った。

 

「大丈夫か?怪我は無いか?」

 

「いえ、大丈夫です。ちょっと考えことをしていて」

 

「考え事?」

 

「た、大したことじゃないので。それでは失礼しますね」

 

そう言うとその女子生徒は、八幡の前から去っていく。

 

「さっきの女子、なんだか思い詰めた表情をしてたけど…」

 

その場にさっきの女子生徒の落とし物が落ちていた。

 

「生徒手帳…さっきの女子のモノだよな」

 

八幡は生徒手帳の持ち主の名前を調べるために中身を見る。

 

名前は【黒田綸子】クラス【2ーB】クラス番号【4】

 

「2ーBの黒田綸子か…今から行けば、間に合うだろう」

 

八幡は、2ーBへ向かうことにしたのだった。

 

雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。

  • 1ー雪柳綾香
  • 2ー吹寄制理
  • 3ー一色いろは
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