やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク   作:龍造寺

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雫編61話です。


69ー61話ー夏休み前になってから。

梅雨も開け、本格的に夏本番を迎えた日々。総武高校の人間達もそれぞれの目標に向けて頑張っている。それはもちろん海浜総合高校の人間達も同じことである。雅史達のサッカー部はもちろん雫のバスケ部、バレー部は期待されている。期待されているからそれ以上に頑張っているのだが、そこであることが起きる。

 

それは、バスケ部の部室での出来事である。

 

「あれ?私のユニフォームが無いわ」

 

「雫、ユニフォームが無いの?」

 

「ええ、ロッカーの中に掛けておいたユニフォームが無くなっているのよ!」

 

雫はカバンからユニフォームを取り出して、ロッカーの中に掛けていた。ちゃんとロッカーの鍵と部室の鍵も閉めていた。だから誰かが入って盗むとは考えにくい。考えられるとしたら、同じバスケ部の部員ということになるが、他のバスケ部部員は雫に恨みとか妬みを持ってはいない。むしろカッコ良さで好感度があるほどだ。万が一好きが度を過ぎてユニフォームを盗み出す可能性はゼロではないだろうが、今回はそれでは無いだろう。バスケ部の先輩の1人である山田が雫に

 

「うーん、玉縄副会長達が春先に見つけ出した盗撮団の残党かしらね?」

 

「盗撮団の残党ですか…」

 

雫はちょっと考える。以前総武高校の盗撮事件の事を調べてると言っていた事を。それに海浜の方にも捕まっていない残党が本当にいるのではないかと思ってきたのだ。自らのユニフォームを盗まれたことも腹立たしかいが、他のみんなまで被害が被るのはもっと嫌なのだ。

 

「雫、生徒会にすぐにでも報告した方がいいわ。何か良からぬことが起きる前に」

 

「わかりました、先輩」

 

「私、部長に言ってから生徒会行くから、雫、貴女がバスケ部を見てくれない?」

 

「わ、わかりました」

 

先輩はすぐに部長に相談、雫も呼び出され部長に改めて説明をする。説明を受けた先輩と部長は生徒会室へ向かうことに。雫はバスケ部を監督する形になったのだった。

 

 

 

一方の次の日の総武高校では、平和だった日常がこの言葉で一変するようになった。

 

それは三浦優美子こと優美子が結衣にこう言ったのだ。

 

「ユイ、うちら、2時間目にさ水泳あったじゃん」

 

「うん、あったね」

 

「それがさ…」

 

優美子は耳元で結衣にしか聞こえないようにして言う。ちょっと表情は困ったように顔を少し赤くして。

 

「えっ!?な、なに優美子、パンツを盗まれたの!?」

 

「バカ、ユイ、声がデカイって」

 

「はっ!?ごめん、優美子」

 

結衣はデリケートの問題であるため、小さい声で謝っている。優美子は周りをキョロキョロして探りを入れるが、誰もそれを気にしている者はいない。誰もが誰かと話の夢中でそれどころではないのだ。

 

「えーと、その盗まれたってのは本当なの?」

 

「マジな話。あ〜し、ちゃんと変えのヤツと穿いてたヤツ、両方とも無くなったっつーの」

 

「だ、誰かが間違ったとかは無いよね…」

 

優美子は結衣をジトメで見ている。自分の下着を間違えて身に付けたりするのかって目で見ている。結衣自身もそれは無いと思ってしまう。

 

「だとしたら誰かが侵入して優美子のを盗み出したとか?」

 

「それしか考えられないし。つーか誰があ〜しのを…」

 

優美子はパンツを盗まれたことに腹を立てている。それと同時にスカートがかなり気にしている。当たり前だろう。風邪をなんかでスカートがめくり上がったら自身の大事なところが公衆の面前でさらけだすことになる。

 

 

この問題が優美子も事件に巻き込まれて行くことに。

 

 

一方の八幡は、とう巻で優美子と結衣の話を聞いていた。

 

心の中で独り言を呟いていた。

 

「(由比ヶ浜と三浦、パンツが盗られたとか言っていたが、前々の盗撮犯の仕業なのか?)」

 

昨日、雫からバスケ部のユニフォームを盗まれたという連絡を受けていた。さっきまでは、そのことについて考えていた。だが由比ヶ浜と三浦の話が偶然聞こえてきて、2人の話を聞き見を立てたのだ。

 

「(あいつら、生徒会や教職員…平塚先生にいうのだろうか?)」

 

普通なら生徒会や教職員達に相談をするだろう。だが総武高校の場合は、教職員側にも犯罪の片棒を担いでいる教職員がいる可能性も高い。なので奉仕部に相談、結衣も部員なので優美子が相談してきのだろう。盗撮の件は、吹寄が相談してきてまだ解決していないが、優美子の件や雫の件と延長線上で繋がりある可能性もある。

 

「(これ以上被害を出さないためには、俺が動き出す必要があるか…別に三浦や由比ヶ浜をたすけるためじゃねえ。雫が狙われたからやるだけだ)」

 

八幡の目は、いつものやる気がないような目つきから鋭い狼の目のように変化していた。

 

総武の狼が再び動き出そうとしていた。

 

雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。

  • 1ー雪柳綾香
  • 2ー吹寄制理
  • 3ー一色いろは
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