やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク   作:龍造寺

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香織編プロローグ最後です。


プロローグー中学生から高校生へ。

香織と正式に付き合うことになった八幡。彼女と付き合うことになったのだから、綾音のことや弱音をはいてたこともそれを糧にして前に進むことにしたのだ。

 

「綾音や綾音、香織は香織だ。ちゃんとそれはわかってないとな」

 

今の彼女は、香織だ。もう綾音ではない。

 

そして、八幡の両親と小町に対して

 

「俺、香織と付き合うことにしたから」

 

親父が一番驚きながら八幡を見ながら

 

「八幡、お前香織ちゃんと?本当なのか?」

 

「ああ、香織から告白されて付き合うことになった」

 

親父は、八幡や母親、小町に対して

 

「今日は、八幡の香織さんとのお付き合い記念ということで、美味しいものでも食べに行くか?」

 

「良いわね、あなた」

 

「小町、回らない寿司が食べたい!」

 

「小町、回らない寿司って、大丈夫なのか、親父?」

 

「ああ、大丈夫だ。息子のめでたいわけだからな。心配すんな、ちゃんとお前のために貯金はしていたわけだ」

 

親父はそう言ってニコニコしながらお金を用意している。

 

「ありがとな、親父」

 

この日の比企谷家は、回らない寿司店で大いに楽しんだ。八幡も大いに楽しんだのだった。

 

 

次の日は、綾音の49日の法事であり、八幡と香織は学校を休んで参加した。大人達からは、学校に行くことを勧められたが、彼は、夫としての最期の努めとして、香織は、友人代表としての努めを果たせたいと言ったからである。

 

無事に綾音の遺骨をお墓に納骨し少し肩の力が抜けた感じが八幡と香織からしたのだった。

 

そんな中、八幡と香織は大人達から距離を取って話していた。

 

「綾音に俺が香織と付き合うことを伝えた」

 

「私も綾音ちゃんにちゃんと伝えたよ」

 

「香織の事は、綾音の両親にも話した」

 

「綾音ちゃんのご両親は何て?」

 

「祝福してくれた。綾音の分まで幸せになって欲しいって言われたよ…」

 

八幡は、小鳥の囀ずりを聞きながらそう言った。彼が落ち込んでいるときも、綾音の両親は支えてくれていた。だから香織と付き合うことになった時、心苦しい面もずっとあった。自分だけが幸せになって良いのかと悩みもあった。

 

だが綾音の両親や綾音の妹の綾香からも幸せになって欲しいと言われた。綾音自身も八幡が幸せになることを望んでいるのだから。

 

そして綾音の遺骨の一部を八幡と香織はもらったのだ。

 

 

そして本格的に受験の日々がやってくる。

 

雅史達や光輝達は、海浜総合高校に受験をすることを決めている。総武中学からは、大体が海浜総合高校へ進学する。

 

八幡や香織も海浜総合高校を受験すると思われたが、担任の中村先生に呼ばれた。中村先生は、生徒にフレンドリーで気さくに相談にのってくれる。だからこそ八幡は、中村先生に本当の事を話す。

 

「先生、俺は海浜総合高校には行きません」

 

「私も海浜総合高校を受験はしません」

 

「は、八幡、香織、それは本当か!?」

 

「はい、綾音が亡くなってからずっと考えてました。綾音と共に海浜総合高校へ行く事を決めてましたが、今は違います。総武高校に行く事を決めました」

 

「八幡、…お前は、学年1位で海浜総合高校からもお前は来ると思われているんだぞ?なぜ総武高校はに?」

 

「学年1位…それはともかく俺は総武高校へ行きたいのですよ」

 

「…なんで総武高校へ行きたいのか?」

 

「総武高校…総武高校には、自分の憧れの…尊敬する人が通ってるんです」

 

憧れの尊敬する人物、それは雪ノ下陽乃と城廻めぐりの2人である。八幡は、この2人の協力と助言で、文化祭を大成功させた。綾音の事も随分と助けられた。だからあの2人のように慣れたらいいなと思うようになった。

 

「尊敬か。八幡、お前の口からそんな事が出るとはな。わかった。お前の好きにするといい」

 

「中村先生、ありがとうございます」

 

「香織は、八幡を支えてやるのか?」

 

中村先生は、八幡と香織が付き合い出したことを知っている。だからこそそんなことを聞いてきたのだ。

 

「中村先生、はい、そうですね」

 

「そうか。2人とも総武に行っても頑張るんだぞ」

 

「「はい!!」」

 

こうして2人は、総武高校の受験のために頑張りだしたのだった。

 

 

そして八幡達の高校受験の戦いの火蓋は切られ、互いに今までの努力の成果を試されることに。

 

 

高校受験の数日後に卒業式をむかえることになる。

 

 

いよいよ卒業式の日、みんなで学校に来るのが最後である。

 

卒業式もつづかなく行われ、それぞれの旅立ちが始まろうとしている。

 

在校生代表は生徒会長になった綾音の妹の綾香が、卒業生を送る歌を歌った。八幡は卒業生代表として、さくら(独唱)を歌った。

 

後にここ25年で最高の総武中の卒業式だと言われることに。色男比企谷八幡の中学最後の晴れ舞台と後世に伝わっていく。

 

八幡は雅史達と写真を撮っている。八幡はクラスメイトに引っ張りだこになり、写真を撮っている。

 

それだけではなく、後輩女子達から告白を受けることに。

 

だが八幡は、香織を彼女にしたことを伝え、後輩女子達の告白を断った。

 

雫はもちろん緑子達は、八幡のそんな様子を見て、彼への思いをそっと心の隅にしまった。

 

雅史も告白されたが、断っている。理由は、今はサッカーが彼女みたいなものだから、今は作らないと言っている。光輝も彼女を作るのは、高校生になってからだと彼女達の告白を断っている。

 

そうして、八幡達は総武中学を卒業した。

 

雅史達は、見事海浜総合高校に合格し八幡と香織も総武高校に合格したのだった。

 

海浜総合高校を受けた何人かは、不合格通知をもらいすぐに違う高校を受験し合格をもらっている。

 

その中で、折本かおりと八重樫雫が総武高校を受験し合格をもらっている。

 

 

八幡は、香織と一緒に春休みの間、綾音と歩いた道々を歩いていた。中3の春休みは、綾音と2人で桜並木道を歩いたことを思い出していた。

 

「…あれから1年も経つんだな。早いものだよな」

 

「そうだね、私と八幡君が付き合うって去年の今頃は想像出来なかったな」

 

「そうだな」

 

「でもこれからは、一緒にいられるね」

 

「まあな」

 

「今から高校生活がたのしみだよ~」

 

「驚いたのは、雫のことさ。香織もまさか雫が海浜総合に落ちるなんて思ってなかったよな?」

 

「うん、思ってもみなかったよ。てっきり海浜総合高校に合格するって思ってたし」

 

「だよな…。あいつなら剣道の特待でもいけただろうに」

 

「うん、確かに」

 

雫の実家は、八重樫剣術道場であり、彼女や光輝は、そこの弟子でもある。学校の部活では剣道部に所属していた。光輝は、バスケ部である。

 

「まあ、香織も1人ぼっちにはならないわけだな」

 

「そうだね、かおりちゃんも総武に来るとなんてね」

 

「アイツの場合は…ただ点数が足りなかったからだろうけど…」

 

「そうなの?」

 

「ああ、テスト前に一気にやろうとするタイプなんだよ。まあそれが上手くいく試しがないけど」

 

「アハハ、そうなんだね、それにしてもあっちの方、カップルだらけだね」

 

香織が指差す方向には、カップルの集団が桜並木を見ながら歩いていく。八幡と香織は、桜並木道を歩くカップルを見て、自分達もそうみえるだろうなと思いつつ、桜の花を見ていたのだ。

 

 

八幡は春休み中、昼間は外を散歩し、夜に勉強をやって過ごしたのだった。後は、雅史達とグループチャットで会話をしていたり、香織とは、2人だけの恋人チャットで楽しんだりしていたのだ。そんな感じで、春休みを満喫していたのだった。

 

高校入学1週間前には、雅史達と花見をして楽しんだ。これも忘れられない思い出になった。




昼投稿です。

追伸ー在校生~を付け加えました。

雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。

  • 1ー雪柳綾香
  • 2ー吹寄制理
  • 3ー一色いろは
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