やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク 作:龍造寺
八幡が昼ごはんを食べ終えた後、ゆっくり本を読んでいたら、部屋のドアがノックされる。
「雪ノ下陽乃ですけど、八幡君起きてるかしら?」
「は、陽乃さん!?はい、起きてますよ」
「それじゃあ、入るわね」
陽乃はそう言って八幡の病室に入って来る。
「陽乃さん、お久しぶりです」
「八幡君、今回はごめんね。まさかうちのとね。ちゃんと慰謝料と入院費はうちが払うからね」
「別に陽乃さんが謝ることではないですよ。それに雪ノ下家から慰謝料とか取らないですよ。俺は雪ノ下家には感謝してるんですから」
八幡が何故ここまで雪ノ下家に感謝してるのは、綾音の件でずいぶんと助けられたのだから。
綾音の件、まだ彼女が元気で学校に行けている時に起こった付きまとうストーカー事件。ストーカー男の名前は、月城 健也。中学は総武東中
月城健也は、総武東中では、有名な家柄であり、イケメンだと本人も有名であった。部活動もバスケット部に入り活躍していた。
月城健也が綾音を知ったのは、まだ綾音が総武中バスケット部にいた頃で、練習試合で総武東中に遠征に行った時に練習試合を見ていた月城健也に見られ惚れられた。
これからである。
月城健也は、綾音に一方的に好意を寄せ、挙げ句の果てには、綾音の自宅の部屋に強襲し強姦未遂事件を起こしている。この時、綾音の事を不安に思った八幡は、彼女の部屋に乗り込み、ストーカーである月城健也を殴り倒した。
月城健也は、綾音の両親が警察に通報され、逮捕されるがすぐに釈放されたのだ。
月城健也の父親は、有名な市議会議員であり、雪柳家に圧力を加えて来たのだ。綾音は、両親を苦しませないように、向こう示談に応じようか迷っていた。八幡も示談に応じるのは反対であった。だが綾音から聞かされたことは、月城健也が八幡を暴行罪で被害届を出すこともあると言われていたのだ。
だから綾音は、両親と八幡を守るために示談を受けようとした時、雪ノ下陽乃と城廻めぐりと出会っている。
八幡を綾音は、洗いざらい陽乃とめぐりに話したのだ。
陽乃は、八幡と綾音を救うことを決意し雪ノ下家を総動員して、月城健也と父親と月城家を潰すために動いたのだった。雪ノ下家は、葉山の父親、七海の父親である高梨県議会議員と協力して、月城健也を逮捕、賄賂や不正等の件で逮捕された。
その経緯から、陽乃とめぐりと八幡と綾音は仲良くなった。
綾音との結婚式もお葬式にも参列していた。
陽乃と直接会うのは、綾音のお葬式以来である。
陽乃は頭を下げて
「良いのよ。八幡君は遠慮せずに受け取っていいのよ」
「俺が雪ノ下家のリムジンの前に飛び出したのが悪いのですから」
「道路に飛び出した犬を助けに入ったのでしょ?」
「そ、それは……」
「八幡君は優しいのね」
「別に優しくはないですよ」
「またまた……」
陽乃は、そう言いながらパチパチと背中を叩く。
「い、痛いですよ…」
「とにかく、八幡君は何も心配しないで良いからね」
「アハハ、陽乃さん、何から何までありがとうございます」
こうして八幡は、雪ノ下家から病院の入院費を支払ってもらうことに。もちろん八幡の両親にも話は言っている。
「八幡君は、ちょっと頑張り過ぎたんだから、入院を気に己を見つめ直すきっかけでもあると思うよ」
「…頑張り過ぎたか…。あまりそういう実感は無いですが…」
「それとも新しい彼女に癒してもらうのかな、かな?」
「陽乃さん、あまりからかわないで下さいよ」
そんな感じで陽乃と話していた。30分くらい話して、彼女は帰って行った。
陽乃が帰ってしばらくすると、海浜総合高校組のみんなが見舞いに来てくれたのだ。彼らから入学式やクラスの事を聞いた八幡は、羨ましくもあった。
雅史達とも30分くらい話して、彼らも帰って行った。
「雅史や光輝達もそれぞれの道を歩んで行くんだろうな…」
八幡は病室の外を見ていると、再び部屋の扉がノックされる。八幡は返事をする。
「はいはい、どうぞ」
「八幡君、お邪魔します」
「八幡君、昨日の今日でごめんなさいね」
「香織も雫も担任から八幡にって頼まれモノがあったんしょ?」
「あ、ああ、そうだったよ」
香織は学校指定の鞄を開けて色々な資料を八幡に渡す。
「なんだ…資料…?」
高校生活とは何かと書かれた資料や家庭調査表や高校入学後の学力テストの問題用紙と解答用紙。4月の予定が書かれた紙等を渡された。
「ま…いつもの資料だよな」
「まあ、中学の入学時と同じだよね~」
「というか…香織って違うクラスだよな?なんで香織が俺の資料を?」
「元々は、3人の担任の先生に雫ちゃんとかおりちゃんが頼まれてたんだけど、私が持って行きますと言ったんだよ」
「そうなのか」
「香織ったら、八幡の彼女だから自分が持っていく義務があるって言ったんだよね~」
「かおりちゃん、それは言わないで~」
香織とかおりがそんな会話をしながら楽しんでいる。雫が八幡にあることを言う。
「まあ、私達のクラスの事は、報告してあげるから、不安にならないでいいから」
「ああ、頼む」
4人が会話していると、部屋の扉がノックされた。
「失礼します。ここのお部屋は、比企谷八幡君のお部屋でしょうか?」
「そうですが、あなたは?」
「私は、雪ノ下雪乃と申します。この度は謝罪とお詫びをするために参りました」
「雪ノ下…!?と、とにかく部屋に入って下さい」
八幡は、雪ノ下と聞いてビックリしている。それはそうだ。雪ノ下といえば陽乃だとしか結び付かない。彼女から妹がいるとは聞いていたが、まさかこんなところで会うとは思ってもいなかった。雪乃は扉を開けて入って来る。そして深々と頭を下げて謝罪をしてきた。
「…この度は、私共の不注意により、比企谷八幡君をこのようなお怪我を負わせてしまい本当に申し訳ありませんでした。お詫びは必ず致しますので」
雪乃はずっと頭を下げたまま、上げようとしない。
「雪ノ下さん、頭を上げて下さい。別に貴女が悪い訳じゃない。それにお詫びなんて貰うわけにはいかない」
「ですが、それでは私の気がすみません」
「うーん、これ以上雪ノ下家から何かしてもらうのは、欲張りってものだろうから」
「え…!?」
「貴女のお姉さんである陽乃さんから、入院費諸々をもらってるから」
「比企谷君は、姉をご存知で?」
「まあ、そうですね」
「姉さんがよく話してくれた、“八幡君”って貴方なのかしら?」
「ええ、そうなんでしょうね」
今まで黙っていた香織、雫、かおりが会話に入ってきた。
「雪ノ下さん」
「貴女は、白崎さん?白崎さんがここにいるのかしら?」
「香織だけじゃなく雫とあたしもいるのだけどね~雪ノ下さんと香織は、同じクラスだったっけ~」
「まあね」
「私達、雪ノ下さんが来る前から、いたんだけどね」
「それにしても、雪ノ下さんと香織が同じクラスなんだな」
「そうだよ、ねえ、雪ノ下さん」
「え…そうね。比企谷君、本当に私は何もしなくて良いのかしら?」
「雪ノ下さん、気持ちだけ受け取っておくよ。どうしてもと言うなら、俺や香織達と友達になってくれないか?」
香織は、えっ?って表情になる。八幡が雪乃に友達になってくれと言ったのだ。これだけでは別状なにもおかしいところは、無いのだが彼自身がこんなことを言うのは珍しいことなのだ。
「友達…それで良いの?」
「いいよ、香織も雫も折本も良いよな?」
「うん、構わないよ。これから仲良くしようね、雪乃ちゃん」
「私もいいよ」
「よろしく~雪ノ下さん」
八幡、香織、雫、かおり、雪乃は友達になるのだった。
雪乃とは、友達としていきますね。
雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。
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1ー雪柳綾香
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2ー吹寄制理
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3ー一色いろは