やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク 作:龍造寺
そして高校1年の夏休みが始まり、ウキウキ気分の八幡達。
ある者達は、部活動にせいを出しまたある者達は、勉学に励みまたある者達は、バイトや家の手伝いなどをしている者もいた。
それぞれが何をしようとそれはその人の自由であり青春のあり方でもある。
そんな八幡も朝は、新聞配達のバイトをやり、午前中は勉学に励んで、午後から外に出掛けたりしていた。
香織とデートの時は、午前中から準備して出かけていた。
後は、海浜の雅史達のサッカー部の試合の応援や緑子の水泳部、七海のテニス部の試合の応援したりした。もちろん総武の雫のバスケット部の応援も行った。そんな感じで夏休みも過ごしていた。
夏休みも後半に差し掛かった時、新聞配達の山本先輩(大学2年)が、由比ガ浜海岸の海の家のバイトをしないかと頼まれる八幡。山本先輩こと山本康文。大学2年生、容姿はチャラチャラしてるが、面倒見はいい先輩である。
「八幡、8月20日と21日は空いてるか?」
「山本先輩、いきなりなんでしょうか?」
「由比ガ浜の海の家のバイトをしてくれないかって。その2日がバイトの欠員が多くて、困ってるんだわ」
「まあ、その2日は別にやることもないんで、やってもいいっすよ」
「そうか、そうか。ありがとな、八幡。その海の家の経営者は、俺の叔父なんだ。これで怒られなくて済む…マジで助かったわ」
山本先輩、募集を叔父に頼まれ20日21日のバイト募集は、簡単に集まるとふんでいたが、中々人が来ず、八幡に頼んで来たのだ。
「八幡、マジで感謝だわ」
「いえ、こちらこそ感謝してます」
「当日は、ここに来て。由比ガ浜には、車で連れていくから」
「はい」
こうして、八幡は8月20日、8月21日は由比ガ浜にて、海の家のバイトをすることになった。
8月20日、夏休み後半になる。八幡はいつもよりも早く起きて、神奈川県の由比ガ浜に向かうためである。向かうために準備をしている八幡に妹の小町が話しかけてくる。
「お兄ちゃん、こんなに早く起きて新聞配達以外でどこかに行くの?」
「小町か、まあな。新聞配達の先輩に頼まれてさ、由比ガ浜の海の家のバイトを頼まれたんだよ」
「へぇーお兄ちゃんが海の家でバイトねぇ…。お兄ちゃんは、香織お姉ちゃんのためにやってるんだよね?」
「まあ…そうだな。デートするにもお金はいるからな」
「お兄ちゃんがどんどん、小町から離れていく~」
「バカ、小町から離れるわけないだろ。小町は俺の大切な妹なんだからよ」
八幡は、小町の頭をナデナデをする。すると小町が
「お兄ちゃん、小町はもう子供じゃないんだよ?いつまでも頭をナデナデされて嬉しくないから」
「そうか?そのわりには口元が緩んでるぞ」
「そこはスルーをするのが、空気読んでるんだよ」
「…はぁ、わかったよ」
そんな感じで、小町との会話をしてから、山本先輩が待つ新聞配達販売店へ自転車で向かう。
子供達のラジオ体操が聞こえる中、自転車をこいでいる八幡。昔、綾音達とラジオ体操をやっていた事を思い出しながら自転車を走らせていた。
新聞の販売店で待っててくれた山本先輩の車に乗って、神奈川県鎌倉市にある由比ガ浜海岸の海の家へ目指す。
その車中で
「八幡ってさ、彼女のためにお金稼いでるんだろ?」
「ええ、そうですね」
「…それで…やったのか?」
山本先輩は、下品な事を聞いてきた。八幡は思わず吹き出しそうになった。
「ぶっ、やったって何をです?」
「わかってるだろ?◯◯◯だよ!」
「……まだですよ…」
八幡は小さな声で言った。
「うぶだな、八幡は。そんなんだと他の男に取られるぞ?」
「と、取られるって……」
「同じ学校に通ってるんだっけ?」
「はあ、まあ……」
「油断してると寝取られるぞ」
「ネトラレ…ってか先輩はそういう経験があるんですか?」
「……うっ、それがあるんだよな……。高校2年の夏に彼女が、バスケットの部の男に…」
山本は、高校生の頃は、サッカー部に入っていた。だがサッカー部は弱小で、バスケット部が強かった。女子の人気もサッカー部よりバスケット部の方があったのだ。
「えーと、そのそんなことが……」
「ああ、今でも思い出すと涙が出てくる…」
「えーと、先輩にそんな辛い影があるなんて…」
「…先輩からのアドバイスだと思って心に留めとけ」
「わかりました」
そんな会話をしながら由比ガ浜海岸までの車の旅を楽しんだ。
由比ガ浜海岸、神奈川県で有名なスポットの1つである。そして夏休み後半ということもあり人々が集まってきている。そのぶん海の家も忙しくなるのだ。
由比ガ浜海岸に到着した八幡と山本先輩は、スタッフルームに入る。そこで経営者の先輩の叔父から説明があり、他のスタッフの紹介もされた。
そして八幡が見知った顔の人間もいたのだ。その人物は八幡に話しかけてきた。その人物は、チャラチャラしていて、ニヤニヤニヤしている。山本先輩とは、違うタイプではあるが。
男女別の更衣室へ向かいそれぞれ海の家のスタッフの服装に着替える。八幡が着替えていると、彼の存在に気がついた陽介が話しかけてきた。
「あれ~八幡じゃないか、千葉県からわざわざ来たのかよ?」
「お前、陽介か?お前も海の家に?そう言えば鎌倉に引っ越してたか」
「まあな」
花村陽介は、中学3年の途中まで総武中に在籍したが、父親の仕事…大型商業施設【ジュネス】の鎌倉店の副店長に就任するため、引っ越して行った。本人は残りたかったようだが、鎌倉と千葉では越県しないといけないため反対された。
千葉市から柏とか市原とかなら許されただろうが。
「ジュネス鎌倉店の縁あって海の家でバイトさ。まあオーナーと親父が知り合いでさ、それで行かされたわけ」
「ふーん、そうなのか」
「おいおい、八幡、久しぶりにあった親友に冷たくないか?」
「そうか?」
「……こんなこと言っていいのか、わかんないけど、綾音ちゃんのことはなんとも言えないけど、まあ元気出していこうぜ!」
陽介は八幡の背中をバチバチ叩いた。
「イテ、お前、力入れすぎ…」
「元気出せってことだよ!」
陽介は、さっさと着替えて更衣室から出ていく。
「……陽介、俺は綾音のことでウジウジはしてないぜ。新しい彼女もできたしな」
八幡はそんなことを言いながら着替えて更衣室から出るのであった。
開店前から忙しい雰囲気を醸し出していた。八幡や陽介は大変だろうなと心から思うのであった。
海の家の開店と同時に由比ガ浜海岸には、大量の人々が押し押せて来ている。家族ずれやカップル、男達の集団、女達の集団とわんさかである。午前中は、あれやこれやで過ぎていく。
そして昼休み、八幡は陽介と女子1名と休憩に入る。
「はぁ~マジで息つく暇すらなかったな…」
「そうだな」
「ジュネスの焼きそばのバイトより大変だぜ…」
「そうなのか?」
「そうだぜ」
八幡は、焼きそばを食べながら陽介の話を聞いている。するとバックヤードに一緒に休憩に入った女子が入ってくる。
「お疲れ様です、比企谷君に花村君」
「お疲れ様、蓮池さん」
蓮池雪奈、鎌倉の高校に通う1年生。容姿は軌跡シリーズのエマ・ミルスティンを黒髪にした感じである。高校に通ってるときは、メガネにお下げ髪みたいにしているが、今はメガネを外して髪も綺麗にセットしている。
「蓮池さん、大変じゃなかった?」
「ええ、色々と覚えるのが大変でした。花村君や比企谷君はどうでしたか?」
「俺達?俺はジュネスのバイトで慣れてるしね」
「俺は新聞配達のバイトしか知らないから、覚えるのは大変だな」
「お二人共、他にバイトなされてるんですね」
「俺は親父に言われるままにやり出したんだけどな」
「俺は…まあお金がいるからな」
「八幡、金欠なのか?」
「金欠ってわけじゃないけどな。まあお金は必要ってわけで」
八幡はニヤニヤとしながら答えた。陽介もそれを見て、何か悟ったようで
「八幡君、その新しい彼女のために……」
「……まあ、うん、そうだな」
お互いにそんなことを言いながらお昼を食べていたのだった。
雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。
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1ー雪柳綾香
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2ー吹寄制理
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3ー一色いろは