やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク   作:龍造寺

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香織編14話です。


25−14話ー海浜の文化祭。

これから2週間は、体育祭と文化祭が終わるまで、準備期間となるから授業もない。八幡達も終わるまでてんてこ舞いである。

 

そんな中、海浜から雅史達が連絡をくれる。どうやら海浜の文化祭に来てくれるかという連絡である。海浜の文化祭は、総武の文化祭の1週間前であるため、日程的には問題は無し。

 

「あとは、香織の了承を取るだけだが」

 

八幡は、香織との2人だけのチャットで連絡する。

 

【香織、雅史達から海浜の文化祭に来ないかって言われてるけどどうする?】

 

【八幡君、海浜の文化祭行くよ。向こうの友達からも誘われたしね】

 

【そっか。じゃあ行くって事でいいな?】

 

【もちろん】

 

【わかった。雅史にはそう伝えておくな】

 

八幡は、スマホのカレンダーに海浜の文化祭に行くことを書き込んだ。

 

 

それからあっという間に時間が流れ、先に海浜の文化祭が行われる。八幡と香織は、海浜の文化祭へ向かう。雅史達が招待してくれたので、断るわけにはいかない。もちろん雫とかおりと雪乃も海浜の文化祭へ行くようだ。もちろん3人で向かうようだが。

 

八幡と香織は、海浜総合高校に足を踏み入れる。

 

「結構出店があるもんだな」

 

「そうだね、八幡君は何を食べたい?」

 

八幡は出店のある方を見てみる。焼きそば、たこ焼き、クレープ屋などがあるようだ。

 

「そうだな、たこ焼きでも食うか?」

 

「うん、食べよう」

 

八幡と香織は、たこ焼き屋に立ち寄りたこ焼き2箱を購入する。近くのベンチに座ってたこ焼きを食べ始める。

 

「お、おいしい〜」

 

「そうだな。祭りやこういう時に食べるたこ焼きや焼きそばって何故だか美味いんだよな」

 

「ふふっ、好きな人と一緒に食べるモノは何でも美味しいよ〜」

 

「まあな」

 

八幡は香織とたこ焼きを食べながら、文化祭の様子を見る。すると色々なモノが見えてくる。総武にない何かが海浜にはあるように見えるのだ。別に総武の文化祭が軽いとかいい加減とかではない。ただ何かが無いと言うことである。

 

「海浜の文化祭、すごいよな」

 

「そうだね、そうだ八幡君達のクラスは、喫茶店だったよね?」

 

「まあな」

 

「八幡君はウエイターとかするの?」

 

「俺は雑用、品物の補充とかだな。で、香織のクラスは、劇だっけ」

 

「そうだよ、白雪姫」

 

「男女逆転の白雪姫だったよな。確か雪ノ下が王子役だったか」

 

「そうだよ」

 

男女逆転の白雪姫。香織や雪乃のクラスの演劇部所属の女子が、普通に白雪姫をやっても面白くないと言って、白雪姫の役、王子様役を入れ替えたのだ。つまり白雪姫役を男がやり、王子役が女がやると言うことである。ちなみに香織は、脚本係のようだ。何やら演劇部所属の女子の監督から直接頼まれたようだ。

 

「補充に区切りがつけば、演劇観に行ってみるかな」

 

「うん、観に来てね」

 

たこ焼きを食べながら、自分達の文化祭の話をしながら食べていたのだった。

 

 

たこ焼きを食べ終えたあと、展示ものや創作の漫画本などを見て回る。見て回る途中に雅史達のクラス(1ー2)へやってきた。

 

どうやら雅史達(緑子、七海、康や大輔)のクラスは、焼きそばの出店を出していた。

 

「八幡、香織、来たな。焼きそば食べていけよ」

 

「おう、いい匂いだな」

 

「たこ焼きを食べてから、時間も経つし、焼きそば食べれるよね?」

 

「まあな。時間も昼過ぎてるし、食べるかな」

 

「毎度あり、2名様ご案内!」

 

雅史に案内され、中央の席に座る八幡と香織。総武中学時代の同級生が話かけてくる。中には卒業式以来会ってない同級生もいる。八幡にも話しかけてくる者達も沢山いる。それは香織も同じだが。

 

2人は有意義な時間を総武中学時代の同級生と話していた。

 

午後からは雅史達は、バンドチームを組んでいて、体育館でライブを開くようだ。そのために先に教室から抜け出す。

 

「バンドライブかぁ、去年の中学の文化祭でもバンドライブをやったよね。去年は八幡君がボーカルを努めてたよね」

 

「ああ、そうだな」

 

去年の文化祭もバンドライブをやっている。八幡はボーカルを努めた。すべては綾音に対するラブ・ソング的なモノが多かったのだ。

 

「八幡君、綾音ちゃんに対しての想いを乗せて歌ってたよね。あんな歌を歌って貰える綾音ちゃんが、あのときは羨ましかったけどね」

 

「あのときは、がむしゃらにやってただけだった。アイツ、綾音にもう一度学生生活を送って欲しかったから…」

 

「もう一度聴きたいって言ったらどうするの?」

 

「えっ!?は、恥ずかしいから嫌だし、下手だし…」

 

「私は八幡君の歌、上手いと思う。わたしだけじゃなくて、雫ちゃん達、雅史君達だって褒めてたんだから!」

 

「香織…」

 

香織にそう言われ、去年の文化祭を思い出していた。自分達のバンドライブは、かなり盛り上げていた事を、学校全体の熱い熱が凄かったのだ。

 

午後は、体育館にて雅史達のバンドライブを観戦して共に楽しんだ。

 

楽しんでいる途中に雅史が突然に

 

「みんな、楽しんでいるかい?」

 

楽しんでいるという返答が体育館内に響き渡る。

 

「最後にこの人と共に歌って締めたいと思います。スペシャルゲストの比企谷八幡君です!」

 

突然スポットライトが八幡を照らしている。八幡自身もかなり驚いている。つまり雅史達は、八幡に壇上に上がって来てほしいのだ。

 

体育館にて八幡を知っている人間達は、八幡コールを上げる。

 

「ハチマン、ハチマン、ハチマン…」

 

八幡は苦笑いをしながら香織の方を見る。彼女は

 

「八幡コール凄いね、私は八幡君の歌が聴きたい」

 

「……お前ら…全く…観客まで煽りやがって」

 

八幡は深呼吸を入れて、意を決め、壇上に上がっていく。

 

そして八幡は壇上に上がり、雅史達に軽く会釈するとボーカルの位置に立つ。彼は去年の文化祭を思い出しながら、歌い出す。

 

去年は綾音に対して、今年は、香織に対してだ。

 

バンドライブは大いに盛り上がり、最後に八幡は、あの曲で締めに入る。

 

その曲は、去年の締めにも歌った、DEENの【夢であるように】である。

 

海浜の体育館は、最大値の盛り上がりを見せ、八幡達、観客と一体になった感じになり、アンコールを1回やり、終わりを迎えた。

 

ここ数年の中で一番海浜の文化祭が盛り上がったのは、間違いなかった。

雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。

  • 1ー雪柳綾香
  • 2ー吹寄制理
  • 3ー一色いろは
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