やはり俺の恋のリベンジは間違ってはいない。リメイク   作:龍造寺

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香織編16話です。


27ー16話ー2年生になって。

 

八幡達は、2年生に進級し高校生での真ん中の学年になった。

 

クラスは1年の最後に発表されている。

 

八幡と雫と吹寄は、2ーF組。

 

香織はまたもや雪乃と同じく2ーJ組。

 

かおりは、2ーC組。

 

見事にみんな分かれた形になった。

 

それだけではなく、陽介が総武高校に転入してきたのだ。父親がジュネスの総武支店の支店長に就任したようで、神奈川県から千葉県へと帰ってきたのだ。クラスは、2ーC組。後輩の完二も総武高校に入学、綾香も総武高校に入学することになっている。

 

2年生になっても何も変わらないように思えたが、そうではなかったのだ。

 

新学期が始まって間もないとある日、八幡は学校を休んでしまうのだ。原因は体調を崩し2〜3日休むことになった。

 

3月に八幡は、綾香と完二の入学試験の勉強を見てあげていたのだ。その疲れがどっと出たのではないかと、医師に診断された。

 

八幡は、去年と状況が似ていることにため息をついた。去年は交通事故、今年は体調不良で欠席。再び小町やみんなを心配させることになってしまった。

 

香織は、看病を再びしてくれたのだ。

 

綾香と完二は、責任を感じてるようだったから、見舞いに来た2人には、ちゃんと責任は無いと説明したのだった。2人とも渋々納得したのだった。

 

そして体調が良くなり久しぶりに学校へ登校する。もちろん香織と一緒に。

 

途中まで一緒だった香織と分かれ、2ーF組の教室に入る八幡。新学期になってすぐに欠席したからクラスメイトの顔がわからない。わかるのは、元のクラスから一緒である雫と吹寄ぐらいである。八幡が自分の席に座ると雫が気づいてやって来る。

 

「八幡、おはよう。体調は良くなったの?」

 

「まあな。これ以上休めないしな」

 

「全く、八幡らしいというか。綾香ちゃんと完二君のためにって世話をやいて」

 

「あの2人から頼まれれば、断れないだろ」

 

「八幡、香織にあんまり無理をさせないでよ。あの子もアンタのためにって無理してたみたいだし」

 

「ああ、もう無理はさせないし、心配もさせないから」

 

八幡は雫を見ながらそう言った。雫もため息をはいて、彼の肩をポンポンと叩いた。

 

授業も隣の雫のおかけでなんとかついていく事ができた。

 

そしてその日の昼休みに現国の担任教師から呼び出される。

 

【2ーF、比企谷八幡、至急平塚のどこまで来てください。繰り返します〜】

 

「呼び出し?俺、何かしたか?」

 

八幡は、首を傾げながら考える。平塚先生から呼び出しをくらう理由を。しかしそれが当てはまらない。すると雫が

 

「あ、もしかしたらアレかもね」

 

「アレってなんだよ?」

 

「高校生活をふり返って作文のことかもね」

 

「俺、そんなの知らないぞ!」

 

「作文、八幡が休んでいる時に書いたからね」

 

「休んでるときにって…はぁ〜ちょっと行ってくるわ」

 

「頑張って、八幡」

 

八幡は、ため息をはきながら平塚先生がいるであろう職員室へ向かう。

 

職員室にたどり着くと、中から香織が出てきた。

 

「香織、職員室に来てたのか?」

 

「うん、ちょっと数学でわからないところがあったから田村先生に聞きに来たんだ」

 

「そうか」

 

「八幡君も職員室に用があるの?」

 

「放送で呼び出されたんだよ」

 

「何かしたの?」

 

香織は呼び出しの放送は知らないみたいだ。おそらく田村先生に数学のことを聞いていて放送が聞こえていないようだ。

 

「平塚先生に呼び出された」

 

「あ、雫ちゃん達が言っていた❝高校生活をふり返って❞という作文を書かなきゃいけなかったみたいだよ」

 

「ああ、本人に聞いたよ…」

 

「とにかく、八幡君、平塚先生のとこに行くんでしょ?私も付いていくよ」

 

「付いてくるって来るって…香織、昼めしは良いのか?」

 

「いいの、いいの」

 

そう言って八幡の後ろからついてくる香織。彼的には嬉しいのだが。

 

平塚先生がいるところまでやって来た2人。

 

「来たな、比企谷って白崎も来たのか」

 

「平塚先生、あの〜俺は、何故呼び出されたのでしょうか?」

 

「お前には書いてもらってなかったな」

 

「❝高校生活をふり返って❞とかいうやつですか?」

 

「なんだ、知っていたのか。だがしかし考えが変わった」

 

机で何やら作業をしている平塚先生は、八幡達の方を向き

 

「比企谷、部活は入ってないよな?」

 

「別に入ってはいないですね、1年のある時までは、サッカー部とかに興味はありましたけど。今は別に部活に興味がないですね」

 

「そうか、そうか」

 

何やら平塚先生は、うんうんと頷いている。

 

「そう言いながらも❝人助け❞を…お節介をかくのがすきと来てる」 

 

「平塚先生は、なにを言ってるんですか?」

 

「私がお前の経歴を知らないとでも?」

 

机の上には、八幡の中学時代の写真や書類が置いてある。そして去年の海浜の文化祭の写真まである。香織も驚きを隠せない。

 

「比企谷、お前には人を導く才があると見た」

 

「俺にそんな才なんかないですよ」

 

「いいやある。私が長年見てきた中でもウルトラクラスだ」

 

平塚先生は、真剣な眼差しで八幡や香織を見ている。八幡自身はびっくりしていて、香織はただ驚いているものの人を導く才があるということには賛同している。

 

「ウルトラクラスって、厨二病ですか!?」

 

「厨二病ではない、私は本気で言ってるんだ!」

 

平塚先生は、真面目な表情で八幡を見据えながら言っている。彼も恥ずかしくなってきたのか、そっぽを向く。

 

「とにかく比企谷、話しは以上だ。放課後にもう一度職員室へ来てくれ。続きはそれから話そう」

 

「は、は?なんで放課後に職員室へ?」

 

「却下は認めないぞ。そうだ白崎はどうだ?比企谷と一緒に来ないか?」

 

「私ですか?まあ、八幡君と一緒なら別に構いませんよ」

 

「そうか、そうか、なるほど……ナルホド、オマエタチハリアジュウッテワケカ」

 

平塚先生は、会話のあとの言葉は、ドスの効いた声でボソボソと言ったのだが、八幡には聞こえてしまったのだ。ちょっと冷や汗をかいた彼であった。

 

「…とにかく比企谷、白崎、放課後に職員室に来てくれ」

 

「わかりましたよ」

 

「はい」

 

こうして何故たがわからないまま、平塚先生により職員室へ行かなくてはならなくなった八幡と香織であった。

 

雫編も留美の話で終わりです。次の選択肢から次に見たいヒロインか選んでください。

  • 1ー雪柳綾香
  • 2ー吹寄制理
  • 3ー一色いろは
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